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2011.02/20(Sun)

Op.89 ESOTERIC復刻のワーグナー管弦楽曲集 by カラヤン&ベルリンフィル

最近は音楽に距離を置いてしまっている日々ですが
久し振りに生き返った気分を満悦することができました。

至福のひと時を与えてくれましたのが
ESOTERICの名盤復刻盤シリーズから
カラヤンベルリン・フィルワーグナー管弦楽曲集でした。
昨夕、ミュージック・バードでの再放送です。

こちらのCDのOAにも特に関心を抱くことができませんでした。
2月13日、一回目のOAをスルーしてしまいましたが
昨日の再放送を聴いてみる気持ちになりました。
東条碩夫氏の解説
カラヤンの演奏。
聴いて本当に良かったと思います。

こちらの演奏は嘗て1957年?録音のLPで聴きました時に
私には無縁でしたワーグナーの世界の扉を開いてくれたものでした。
当時「マイスタージンガー」前奏曲を初めて聴きまして
カラヤン(ドレスデン国立管弦楽団)の全曲盤を
早速求めましたほど衝撃が強い演奏でした。

ESOTERICの復刻盤はどのような?
興味深いものがありました。

    詳しくはコチラに→ESOTERIC


                ワーグナー:管弦楽曲集
                     by
            カラヤンベルリン・フィル(1974年)



          ワーグナー管弦楽曲集byカラヤン&ベルリン・フィル


         「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲
         「タンホイザー」(パリ版)より 序曲とヴェヌスブルクの音楽
         「ローエングリン」第1幕への前奏曲
         「ローエングリン」第3幕への前奏曲
         「さまよえるオランダ人」序曲
         「トリスタンとイゾルデ」より 第1幕への前奏曲と「愛の死」

          ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
          ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
          ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団

         (録音:1974年 ベルリン、フィルハーモニー)



「マイスタージンガー」が鳴り響き渡りました途端に
この音は ?!!
驚愕、絶句です。
想像以上の素晴らしさです。

完全に感激の嵐の渦に巻き込まれてしまいました。
音に感激?
「タンホイザー」でお気に入りのパートでは危うく感涙。

とにかくスケールの大きい演奏です。
豪壮雄大。
音像はとてもリアルでありつつも豊かです。

東条氏はディスク紹介の時に
  CDではLPで聴くよりも音がドンシャリになってしまっていたが
  こちらの復刻では音がLPのイメージに近い
と、ご感想を述べられていらっしゃいました。

因みに、昔求めましたLPを聴いてみました。
「ローエングリン」第3幕への前奏曲が入っていない他は
収録曲目は同じです。
録音年月日の記載が残念ながらありませんが
多分1957年の録音のようです。

思い出深い懐かしいLP盤です。
久しくターンテーブルに乗せることもなく過ぎてしまいました長い年月。
1957年?の録音ですし、1974年録音に比べやはり音質は劣るものの
いざレコード針を下ろしますと昔と変わらない・・・感激の坩堝。

当時とは再生装置もアナログ・プレイヤー以外はすっかり入れ替わりましたが
感動は何一つ変わらずです。
例えノイズがありましても
レコード盤を途中で裏返す手間がありましても
例え録音が古くても
やはり アナログ・レコードには抗い難い魅力の再認識を。

アナログ・レコード賛歌になってしまいました。

ESOTERICのこちらの復刻CDですが
CDでもこれほどの音が聴くことができるのかとの認識を遅まきながら抱きました。
本当に驚嘆に値する素晴らしさの一言に尽きます。


演奏終了後に東条氏は
  カラヤンの重厚で、豪壮雄大な演奏
  このようなワーグナー演奏 そして 録音は
  今後、出ることはないだろう
  記念碑的なディスク
と仰っていらっしゃいました。

最近は購買意欲をそそる声楽曲以外のCDに出合うことが少ないのですが
こちらのCDだけは例外になりそうです。


                       ぱたぱた:bird2すずめ(左)S
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タグ : ワーグナーESOTERICカラヤンベルリン・フィルLPアナログ・レコード

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