FC2ブログ

2009.12/01(Tue)

Op.17 川井郁子女史のベスト・アルバム~【Appasionato】&【Nature】

bd雪だるま

先週は、ほとんど聞く事のなかったミュージック・バードでした。
昨夜のOAプログラムに川井郁子女史の名前が掲載されていましたので、聴く事に。
本年9月2日にリリースされた彼女の2枚のアルバム紹介。

川井郁子女史については、あまり知識がなかったのですが、
高松市出身のヴァイオリニスト、作曲家、大阪芸術大学教授そしてまた、女優とか。
幅広くご活躍をされていらっしゃる御方なのですね。
川井女史のヴァイオリン演奏はレギュラー司会をしているTV番組で、
時折聴いていましたので、邦人ヴァイオリニストでは私の最も関心の高い演奏家。

昨夜紹介されましたCDは、
タイトル、【Appassionato】 と 【Nature】
【Appassionato】の方は、躍動 の「動」の世界に対し
【Nature】は、「静」の世界。
対極的な世界を味わえる2枚のCDだそうです。
過去に発売された8枚のCDよりピック・アップしたもので構成される、
イージー・リスニング・ジャンルの2枚のベスト・アルバム。



Appasionato

アッパッショナータ川井郁子

        「普遍的なメロディを斬新なアレンジに乗せて
         ドラマティックな心の世界にお連れできたらと思います」
         と川井女史のお言葉

こちらのCDは、クラシックのメロディをアレンジしての演奏が盛り沢山。
1曲目の、チャイコフスキー「白鳥の湖」から始まり
ヴィヴァルディ、J.S.バッハ、ロドリーゴ、パガニーニ他の14作品。
どの演奏も「斬新」さが、いっぱい。
アレンジでとても面白い作品に変身をしているようです。
オーケストラ、パーカッション、邦楽器やら多様の楽器が混じっての演奏で、
エキゾティックな雰囲気も漂っているようです。
特に興味をそそられましたのは、
3曲目の、ヴィヴァルディの「四季」から「夏」をアレンジした「サマー・ストーム」。
5曲目のヘンデルのラルゴとバッハの「主の人の望みの喜びよ」がミックスされた「サンクトゥス」。
この曲ではコーラスも入っています。
etc. etc. Passionが 此処かしこに散りばめられた世界のようです。
但し、最後の14曲目、ドヴォルザークの「新世界」からのアレンジは、しみじみと心誘われるものがあります。



Nature

ナチュール川井郁子

      「自然がくれたインスピレーションから生まれたメロディで
       地球の息吹を感じてください」(川井郁子) 

収録曲、15曲の内4曲の新録音と、書き下ろしの1曲から、
女史が自然に因んだ作品を選んだベスト・アルバムだそうです。
15曲の中に含まれている「浜辺の歌」「宵待ち草」。
本当に「静」の世界です。
第1曲「水百景」・・・のどかな、優しい旋律です。
第13曲目の「コバルト・ムーン」は、ステップを踏みたくなるような・・・楽しさも。
川井女史のヴァイオリンに、そっと寄り添うピアノの音色の何と優しいこと!
CDの宣伝(?)内容に「癒しや入眠を求める人にうってつけの内容」と記載されていますが、
「静」の世界のあまりの素晴らしさに 入眠 などとは勿体ないような。
静寂の中に響くヴァイオリンの音色に、スッカリ目覚めて聴いておりました。
    
静寂を音楽にしたら、きっと【Nature】の一曲一曲 かも
と、感じるような・・・。
優しさいっぱいの演奏のように感じられました。
川井女史が作曲された一曲一曲から、そのお人柄が偲ばれるようです。
日本にも、まだ素晴らしい御方がいらっしゃったのですね。



にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ

テーマ : クラシック - ジャンル : 音楽

タグ : ミュージック・バード 川井郁子 Appassionatoアッパショナート Natureナチューレ アレンジ サンクトゥス

20:20  |  クラシック音楽  |  TB(0)  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

2009.10/23(Fri)

Op.11 ウィーン古典派チェロ協奏曲集 by ソル・ガベッタ

bd:どんぐりとリスと落ち葉

ミュージック・バードの「ニュー・ディスク・ナビ」で紹介されたソル・ガベッタのチェロ。

ホフマン、ハイドンそしてモーツァルトの3作品。
タイトルは「ウィーン古典派チェロ協奏曲集」。
     

               ウィーン古典派チェロ協奏曲集:ソル・ガベッタ


            ホ-フマン:チェロ協奏曲ニ長調 Badley D3
            ハイドン:チェロ協奏曲第1番ハ長調 Hob.VIIb:1
             モーツァルト:チェロ協奏曲ニ長調 K.314 


        ソル・ガベッタのVc
        指揮とFpがセルジオ・チオメイ & バーゼル室内管弦楽団
        ホーフマンとハイドンが2008年9月
        モーツァルトが2009年4月 
        チューリヒのアルトシュテッテン教会でのセッション録音

 
モーツァルトのチェロ協奏曲は原曲のオーボエ協奏曲をフルート協奏曲第2番として編曲。
その編曲をジョージ・セルがチェロとオーケストラのために編曲をしたとのことで
興味津々です。

そもそもモーツァルトは当時、未発達?だった楽器、フルートを好きではなかったそうですが。
1777年に故郷のザルツブルクを旅立ち、マンハイムに到着。
マンハイムで音楽家達と交流しその中にいたオランダ人、ド・ジャンというフルートの達人の素人音楽家と知り合ったそうです。
そのド・ジャンの依頼で仕方なく(経済的理由とか)2曲のフルート協奏曲、3曲のフルート四重奏曲を作曲。
ところが、モーツァルトが好んで作曲したわけでもないフルート協奏曲もフルート四重奏曲も傑作作品としての出来あがり。
どの作品も軽妙なタッチで、天衣無縫なモーツァルトが感じられます。

ジョージ・セルの編曲に依り変貌をしたチェロ協奏曲ですが
やはり印象としては・・・フルートで親しんできた作品ですので
地味、という印象も拭えないのですが、
ガベッタ嬢のチェロはモーツァルトの歌心を優しく歌っているようで地味ながらも好感が抱けるものでした。

一曲目のレオポルト・ホーフマンという作曲家は初めての名前でした。
ハイドンと同時期のウィーンの作曲家だったそうで8曲のチェロ協奏曲を遺しているとか。
このCDに収録されている作品を聴き、
      他のチェロ協奏曲も聴いてみたい! と思わせるものでした。
チオメイのFpが素朴ながらも可憐な音色で加わっています。
ハイドン、モーツァルトもすっきりとした爽やかな味わいでしょうか。

ソル・ガベッタ。
    21世紀を担う若き女流チェリストの新星
とか。 
デビュー・アルバムが2006年リリースのようですから、三年目。その真価は?
こちらのディスクは彼女の第5弾アルバム。
デビュー・アルバムが チャイコフスキー「ロココの主題による変奏曲」「アンダンテ・カンタービレ」etc.とのこと。
ヴィヴァルディからハイドン、モーツァルトそしてチャイコフスキーやストラヴィンスキーに至るまで
幅広く演奏をしているようです。
使用しているのは1759年製のG.B.グァダニーニだそうですが。
名器とのこと・・・残念ながら ワカリマセン。
因みに、レコード芸術誌10月号の「新譜月評」での評価は
「推薦」ではなく「準推薦」でした。


今回、「ウィーン古典派チェロ協奏曲集」のOAを聴き
ソル・ガベッタの他のCDにも興味が。
探して出会いましたのが、タイトル「カンタービレ~オペラ・アリアと歌曲を弾く」というCD。

 
               カンタービレ:ソル・ガベッタ

こちらは、デビュー3弾目のアルバム。
オペラ・アリアと歌曲を集めたアルバム。
グノー、ロッシーニやチャイコフスキーなどなど。
オペラ・アリア、歌曲をチェロの音色で・・・。
チャイコフスキー「エフゲニー・オネーギン」からのアリアや歌曲
ロッシーニ「セビリャの理髪師」からのオペラ・アリア
普段、チェロではあまり聞く機会がないので嬉々とするものがあります単なる好奇心だけですが。



    にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ

テーマ : クラシック - ジャンル : 音楽

タグ : ミュージック・バード ウィーン古典派 チェロ協奏曲 ソル・ガベッタ ホーフマン ハイドン モーツァルト レコ-ド芸術 グァダニーニ

19:53  |  クラシック音楽  |  TB(0)  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

2009.08/02(Sun)

Op.1 指揮者 若杉弘氏に思う

本日からこちらのブログでスタートをしました。 
今まで、某クラシック音楽サイトでブログを綴らせていただいていましたが、7月31日にて、閉鎖になりましてこちらに新しく開設を致しました。
クラシック音楽の知識も無きに等しいながら、引き続きおこがましくも綴っていきたいと思います。
気楽に、のんびりと、時には音楽以外の話題なども・・・。
よろしくお願いいたします。

今日がブログ誕生日の第一歩。「Op.1」ということになりますでしょうか。

   
若杉氏につきましては、某有名邦人指揮者のように目立つ派手さもなく、あまり報道される機会にも恵まれず、クラシック音楽専門雑誌で時折・・・私にとりましては、お名前を存じ上げるだけで、あまり身近な指揮者ではありませんでした。これは、私がいかにクラシック音楽界に疎いものであるかの「告白」にもなってしまいますが。
以前の音楽サイトでのブログ仲間さんが若杉氏の訃報に接しましてのブログを拝読しまして、人となりを初めて知りました。
その時から、初めて若杉氏に目を向けるキッカケになりました。
      
   ~N響アワー - 若杉弘さんをしのぶ ~
7月21日に74歳で亡くなったN響正指揮者の若杉弘さんを追悼する。2006年のN響定期公演から「交響曲 第9番 ニ長調 第4楽章」(マーラー)ほかを放送。
2009年7月21日に74歳で亡くなったN響正指揮者の若杉弘さんをしのぶ。若杉さんは東京藝術大学を卒業後、NHK交響楽団指揮研究員として活動を開始。ドイツと日本を中心に国際的に活躍し、1995年にN響正指揮者、2006年にびわ湖ホール芸術監督、2007年には新国立劇場オペラ芸術監督に就任し、文字どおり日本の音楽界をけん引した。若杉さんが最後にN響を指揮した「弦楽のためのレクイエム」ほかを紹介する。

今日、21:00の「N響アワー」は是非、観たかったのですが・・・。
是非とも録画を!
ですが、 最近、DVDレコーダーの調子が良くありません。
案の定、「N響アワー」録画がされておらず泣くに泣けない心境です。ガッカリ。
放映最後のマーラー交響曲第9番4楽章の途中から、指揮なさる若杉氏のお姿からTVを観られましたものの。
とても、残念でした。

若杉弘氏の事。
音楽上の特徴
「プログラミングの時点で演奏会は始まっている」との信念のもと、時代背景・調性・文学・演奏機会といった観点から、世界に二つとない凝りに凝ったプログラム作り、あるいは聴衆に聴かれる機会の少ない作品をコンサート・オペラハウスで取り上げるのが特徴である。「マーラーと新ウィーン楽派」(1988年 - 1990年)、「ブルックナーとメシアン」(1996年 - 1998年)といったツィクルスを組んだことでも知られる。フランス物などの隔たりのない選曲が特徴である。

世界初演リスト
シェッフェル:ヴァイオリンとオルガンとオーケストラのための『協奏曲B-A-C-H (1984)』
日本初演リスト
ベルリオーズ:「ロメオとジュリエット」、「トロイアの人々」
ワーグナー:「リエンツィ」、「ラインの黄金」、「ジークフリート」、「神々の黄昏」、「パルジファル」(以上全曲)、「妖精」、「恋愛禁制」(以上抜粋)、「使徒の愛餐」[2]
グリーグ:「ペール・ギュント」(全曲)
ヤナーチェク:「イェヌーファ」
マーラー:交響詩「葬礼」(交響曲第2番の原型)
R・シュトラウス:「ナクソス島のアリアドネ」、「ダフネ」
ツェムリンスキー:交響詩「人魚姫」、詩篇第23番、抒情交響曲、メーテルリンクの詩による6つの歌曲
シェーンベルク:「ペレアスとメリザンド」、「グレの歌」、「今日から明日まで」、「期待」
バルトーク:ピアノ協奏曲第1番
ベルク:「抒情組曲」からの3楽章
プーランク:「ティレジアスの乳房」
バーバー:ピアノ協奏曲
メシアン:「彼方の閃光」
ブリテン:「ベニスに死す」、「カーリュー・リヴァー」
ペンデレツキ:ルカ受難曲
ブーレーズ:「ル・マルトー・サン・メートル」、「ノタシオンⅠⅣⅢⅡ」(1987年版)
ツィンマーマン:「軍人たち」

来歴1935年5月31日、アメリカ合衆国:ニューヨークに生まれる(実父が当時、外務省駐米ニューヨーク総領事を務めていた為)。

慶應義塾大学経済学部へ入学し、経済学を学びつつ混声合唱団楽友会に所属、音楽への思いを断ち切れずに中退し、1963年に東京芸術大学に入学し直して指揮科で伊藤栄一らに師事。

卒業後すぐにNHK交響楽団指揮研究員となり、カイルベルト、ロイブナー、マタチッチ、サヴァリッシュ、アンセルメ、マルティノン、エレーデなどの薫陶を受ける。

1963年3月に東京交響楽団を指揮してデビューした。

1977年にケルン放送交響楽団首席指揮者就任。以後は海外に活躍の場を広げ、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、バイエルン放送交響楽団、ボストン交響楽団、モントリオール交響楽団などに客演したり様々な要職を得るなど、クラシック音楽の中心地とも言えるドイツ語圏でアジア人指揮者の地位確立に貢献した一人である。

オペラ指揮者としての経歴は、ドイツにおいてライン・ドイツ・オペラ(デュッセルドルフ/デュイスブルク)音楽総監督(GMD)、ドレスデン国立歌劇場およびドレスデン・シュターツカペレ常任指揮者、バイエルン国立歌劇場指揮者などの要職を歴任した。

日本では東京室内歌劇場芸術監督、新国立劇場芸術参与、滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール芸術監督を歴任するなど、世界でも一流のキャリアを持つ。ドレスデン国立歌劇場における常任指揮者の最後の1年は国立歌劇場音楽総監督(GMD)も務めたが、任期途中での解任により本人の主要プロフィールには載せられていない。

2007年9月より新国立劇場の芸術監督に就任(任期は2010年8月まで)。

コンサート指揮者としては、前述のケルン放送交響楽団首席指揮者のほか、1965年に読売日本交響楽団常任指揮者、1986年から1995年まで東京都交響楽団音楽監督(1987年より首席指揮者兼務)、1987年から1991年までチューリヒ・トーンハレ協会の芸術総監督(1988年よりチューリヒ・トーンハレ管弦楽団の首席指揮者兼務)などを務めた。

芸術選奨文部大臣賞、日本芸術院賞、朝日賞、毎日芸術賞、サントリー音楽賞、N響有馬賞ほか受賞多数。

2009年7月21日、多臓器不全のため東京都内の病院で死去[1]。享年75(満74歳没)。
      ---以上、Fresh eye ペディアから---
                     
                   若杉弘:指揮姿

番組の最後に、西村朗氏が若杉氏につき 作曲家の魂を聴衆に伝える介在者 とのような風に仰っていた言葉が印象的でした。 (合掌)





テーマ : クラシック - ジャンル : 音楽

タグ : 指揮者 若杉弘 N響アワー

23:30  |  クラシック音楽  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑
 | BLOGTOP |