2010.12/17(Fri)

Op.81 「メリー・クリスマス」 by ホセ・カレーラス

一週間後はクリスマス・イヴ。
かつてはこの時期には街中ではクリスマス音楽が流れ
ウキウキとした活気に満ちていたような気がします。
気が付きましたら街の商店街を歩いていましても
クリスマス音楽を耳にすることがなくなりました。
街中からクリスマス音楽が消えてしまいました。
物足りなさと一抹の寂しさが交叉する街になりました。
それとも当地だけなのでしょうか。

クリスマスに因んだクラシック音楽で第一に浮かぶのは
J.S.バッハの「クリスマス・オラトリオ」でしょうか。

毎年、この時期になりますと「クリスマス・オラトリオ」を
聴いてみようかと思うのですが・・・。
思うだけで一向にディスクを手にすることがありません。
ですが、今年は「クリスマス気分が盛りあがります」
とのコメントをいただきました。
「クリスマス・オラトリオ」をYou Tubeで鑑賞することもできました。

もう一つのクリスマスは
ありふれた?クリスマス・ソングを聴いています。
ホセ・カレーラスの「メリー・クリスマス」です。
「三大テノールのクリスマス」以外では
カレーラスだけのクリスマス・ソングのCDは今年初めて手にしました。

先日、ミュージック・バードでクリスマスに向けてのOAがありました。
ドミンゴの「クリスマス・イン・ウィーン1997ライヴ」他でした。

今年はこの2種のクリスマス音楽で。


                  「メリー・クリスマス」
                     by
                 ホセ・カレーラス


         メリー・クリスマス~ホセ・カレーラス


先に、ミュージック・バードOAの
「クリスマス・イン・ウィーン1997」から少しだけですが。
ドミンゴがホスト役を務めるウィーンのクリスマス・コンサートだそうです。
毎年ゲストが豪華とのこと。

この年1997年のゲストはサラ・ブライトマンだったそうです。
他に、
ヘルムート・ロッティ
リッカルド・コッチャンテ

サラ・ブライトマンは名前しか耳にしたことがありませんでした。
他の歌手陣も全く知りません。

ドミンゴとウィーン国立歌劇場少年少女合唱団からは
本当に楽しいクリスマスの雰囲気が伝わってきます。
2曲目に「ひいらぎ飾ろう」などは
聴いていまして気分がウキウキとします。

次曲の「クロージング・オブ・ザ・イヤー」は
ドミンゴ、少年合唱もパンチが効いていて溌剌として
いかにも楽しいクリスマスです。
が、加わりましたゲスト歌手の歌が雰囲気を壊すような・・・。
生き生きとしたクリスマス・ソングに水を差すかのようにしか感じられず残念でした。
ホスト役のドミンゴ、そして少年合唱は
やはり素晴らしく楽しいクリスマスの歌を聴かせてくれました。


さて、カレーラスの「メリー・クリスマス」。
録音年月日がブックレットに記載されていませんが
1992年に発売されたCDのようです。
カレーラスにとって初めてのクリスマス・ソングだそうです。

前述のドミンゴとは対照的?に
生真面目に歌うカレーラス。
楽しさを排除したかのようなクリスマス・ソングで
いかにも歌曲という印象です。
カレーラスらしいクリスマス・ソングでしょうか。
余りにも真摯な歌声に聴いていまして少々、緊張も。
ですが、すべて素晴らしいもので心に染み入ります。

1曲目のクリスマスの定番「聖しこの夜」は
ドイツ語、スペイン語、英語で歌われファンへのサービス満点でしょうか。
こちらのアルバムには、お気に入りの「アデステ・フィデレス」が収録されていました。
カレーラスの歌で聴くことができまして・・・言うことなし、の心境です。
とても懐かしい調べとして伝わってきました。

クリスマスとは別に
ブラームスとシューベルトの子守唄も収録されていました。
この2曲は私には嬉しいクリスマス・プレゼント。

クリスマス・ソングの代名詞は「ホワイト・クリスマス」でしょうか。
この曲から歌詞の一部を引用させていただきます。

      夢に見るのは
      雪の降るクリスマス
      今度のクリスマス・カードに書く言葉は
   
      「あなたが幸福で光り輝く日々を過ごしますように
      雪のクリスマスを迎えますように」


     
  少し早いのですが 素敵なクリスマスを!




                        ぱたぱた:bird2すずめ(左)S
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21:36  |  声楽  |  TB(0)  |  CM(4)  |  EDIT  |  Top↑

2009.11/08(Sun)

Op.13 フリッツ・ヴンダーリヒのCD(2)~ラスト・リサイタル

                                           bd:コスモス
  

フリッツ・ヴンダーリヒ
    稀有のテノール
    20世紀最大のテノール
と評するのは過言・・・でしょうか。
遺された数々のCDを聴くうちに、
    20世紀最大のテノール・・・と評するのは決して過言ではない
と思うようになりました。

最近、シューベルト美しき水車小屋の娘」をいろいろなテノール
また、いろいろなバリトンで聴き始めました。
それらの中で、一番光り輝いているのがヴンダーリヒの「水車小屋」です。
「水車小屋」に限らず、鑑賞をするCDのすべてが輝いています。

オペラ、リートは勿論のこと、
イタリア民謡からポピュラーに至るまで
ヴンダーリヒは「歌」そのものに変身をしているようです。
彼の存在、そのものが「歌」 。
このような素晴らしい歌唱の持ち主との出会いは初めてです。


ヴンダーリヒ、エディンバラ音楽祭でのライヴ・レコーディング
    そして
最期のリサイタルとなった一枚のディスクに出会いました。

               ヴンダーリヒ:ラスト・リサイタル
  
              ヴンダーリヒ:ラスト・リサイタル

             
                     <収録曲目>
     *ベートーヴェン 1 アデライーデ
                2 諦め
                3 うずらの鳴き声
                4 五月の歌
                5 くちづけ
     *シューベルト
                6 一人住まい
                7 夜曲
                8 リュートに
                9 双子座に寄せる船人の歌
                10 シルヴィアに
                11 ます
     *シューマン* 
              12-27 歌曲集『詩人の恋
                28 蓮の花
    
      シューベルト   29 『美しき水車小屋の娘』から第7曲「焦燥」 
      R.シュトラウス  30 私は恋を抱いて
      シューベルト   31 音楽に寄す          
          (1966年9月4日 アッシャー・ホールに於けるライヴ・録音)


フリッツ・ヴンダーリヒ 
1930年9月26日 生誕。
1966年9月17日 歿。 35歳

このディスクに収録されたのは
ヴンダーリヒが亡くなる2週間程前の
1966年9月4日 エディンバラ音楽祭でのリサイタル。
生前、最期のリサイタルとなったものだそうです。

ここでの、ヴンダーリヒの歌唱について次のように評価されています。
          
       ヴンダーリヒの歌唱は、いつもの気品に満ちた美しい声に、
       実演ならではの高揚感が伴ったみごとなもので、
       その情感表現の真実味、心の底からの喜びや憧れ、
       悲しみや諦めの表現の純度の高さは比類の無いものです。

この評は、CDを聴いた自分自身の気持ちそのものでした。
ヴンダーリヒのピアノ伴奏のフーベルト・ギーゼンとも呼吸がピッタリです。
歌唱とピアノの一体化から生まれ出る「歌」の数々。
どの作品もヴンダーリヒの歌唱により
存在感が増し、光を放つ「歌」に生まれ変わるようです。

美しい声の持ち主は、数多く存在するでしょうが
ヴンダーリヒは美しい声だけに留まらず
曲想に合わせ変幻自在に歌いこなしてしまいます。
テノール・リリコ、時にはリリコ・スピントを思わせる歌唱も。
情感の豊かさは天性。

このディスクにも収録されているシューマンの歌曲集『詩人の恋』。
日常、素通りをするだけの『詩人の恋』でしたが、
ヴンダーリヒの歌唱で初めて、『詩人の恋』に胸を締め付けられる感動を覚えました。

また、このCDに寄せられたヴンダーリヒの末娘、バルバラ嬢のコメントがライナー・ノーツに記載されています。
『父が最期に公衆の前に現れたアッシャー・ホールでのリサイタルは特別なもの・・・』 と書き始められ、
最期のリサイタルでのヴンダーリヒについて語る、バルバラの母の言葉や
ピアノ伴奏者のフーベルト・ギーゼンが語った言葉など、
感慨を抱きつつ読みました。

こちらのCDをヴンダーリヒ、最期のリサイタルと思って聴くせいでしょうか、
殊更に胸の奥に染み入るようです。
入手可能な限りのディスクを手にして、聴き入りたいテノールです。
唯一の・・・素晴らしいテノール。
存在する彼の歌唱のすべてがCD化されることを願って止みません。



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15:20  |  声楽  |  TB(0)  |  CM(4)  |  EDIT  |  Top↑

2009.10/02(Fri)

OP.7 ジョゼッペ・ディ・ステーファノ~ナポリ民謡集

明日、10月3日は中秋の名月。
童謡の「十五夜」の歌が思い浮かび、「十五夜」との呼び名に趣が感じられます。
この時期に収穫をした農作物でサトイモやサツマイモを供える事から「芋月」の別名もあるのですね。
月見行事には、十五夜、十三夜、十夜があり
この3日間が晴れると良いことがあるとか。
子供の頃には、野原でススキを採り、月見饅頭で迎えた十五夜が懐かしい思い出。
ススキもすっかり見かけることがなくなりました。

「秋」にまったく相応しくない(?)ナポリ民謡
四季に関係なく、お気に入りのナポリ民謡はカンツォーネと共にしばしば聴いています。

  ジョゼッペ・ディ・ステーファノナポリ民謡集。


    ディ・ステーファノ:ナポリ民謡集


ディノ・オリヴィエリ指揮
スタジオ・オーケストラ
1953年4月ー1957年5月 録音
収録曲は以下の21曲。
ナポリターノの定番ばかりです。


   1. ディ・カプア:オー・ソレ・ミオ
   2. トスティ:マレキアーレ
   3. ファルヴォ:彼女に告げて
   4. デ・クルティス:泣かないおまえ
   5. ディ・カプア:あなたの口づけを
   6. カルディッロ:カタリ・カタリ
   7. デ・クルティス:帰れ、ソレントへ
   8. ラマ:静けさに歌う
   9. ナルデッラ:キオーヴェ
  10. ダンニバーレ:太陽の土地
  11. マリオ:遥かなるサンタ・ルチア
  12. ディ・カプア:マリア・マリ
  13. ペルシコ:鳩
  14. 作者不詳(ベルリーニ編):光さす窓辺
  15. チオフィ:五月の一夜
  16. デ・クルティス:夜の声
  17. デ・クルティス:秋
  18. テオドーロ:サンタ・ルチア
  19. ヴァレンテ:情熱
  20. デ・クルティス:孤独
  21. タリアフェッリ:プジレコの漁夫

ディ・ステーファノを聴くのは初めてでした。
ステーファノと言えば、マリア・カラス。
この図式が、ステーファノに対しての抵抗感にもなっていました。
それはさて置き、とにかく聴いてみました。
1回聴いても・・・数回聴くうちに
歌い方、発音に惹かれ始めました。
「甘ったるい歌い方」との評もあるようですが・・・。
一音一音、テヌートで。 
ステーファノにとっては母国語であることは当たり前なのですが、
”l”(エッレ)の発音は決して真似のできない独特で聞き惚れてしまうもの。
”d” や ”t” についても純粋な発音です。
   「これぞ、イタリアーノ!!」
と久し振り? 否、初めて聞き惚れてしまうイタリアーノに出会いました。

大のお気に入りのトスティマレキアーレ
多くのカンツォーネ歌手も歌っているこの曲
切れ味の良い歌い方に、また一つ好きな「マレキアーレ」が増えました。
ファルヴォ「彼女に告げて」は、とてもドラマティック。
まるでオペラ・アリアを聴いているようです。
そして、このディスクで一番聴きたかったガエタノ・ラマ「静けさに歌う」は
叙情豊かな曲が更に叙情性を深め、絶品の作品に。
この21曲をベルカントで朗々と歌われるのですから、
ディスクが終了し・・・現実の世界に引き戻され・・・。


オペラであれ、ナポリ民謡であれ
何でも歌いこなしてしまう天性の素質は
フリッツ・ヴンダーリヒと共通するもののような気がしています。
最近のテノール界にはこのような人は・・・思い浮かびません。
すべてに於いて 「昔は良かった」 と痛感する日々です。



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20:09  |  声楽  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2009.08/10(Mon)

Op.2 フリッツ・ヴンダーリヒのCD(1)~オペラ・アリア集

感動をした楽曲に出会うと、その作曲家のことを知りたくなります。
  作曲家の人生に共鳴すると他の作品を聴きたくなります。
    
心に響く声楽家に出会うと、その声楽家の人となり を知りたくなります。
  声楽家の 人となり に共鳴すると、他のCDを聞いてみたくなります。

いつも、このようなことばかりですので・・・
目下、聴いてみたい楽曲、聴いてみたい声楽作品はかなり膨大になってきました。

現在、心と耳を捉えて離さないのが、テノールのペーター・シュライアーであり、フリッツ・ヴンダーリヒ。
最近、購入したCDの中で専ら聴いているのがドイツのテノール歌手、フリッツ・ヴンダーリヒです。
ドイツのテナーでシュライアーを聴いて以来、ドイツのテナーに惹かれ始めヴンダーリヒを初めて聴きました。

先ず、ヴンダーリヒのオペラ・アリア 他 歌曲を集めたCD.

            ヴンダーリヒ : 不滅の声~オペラ・アリア集  (COCO-84633)

           Amazon画像ヴンダーリヒ オペラアリア集2009.8.9

1. モーツァルト:なんと美しい絵姿だろう~オペラ≪魔笛≫より タミーノのアリア
2. モーツァルト:魔法の調べのなんという力強さ~オペラ≪魔笛≫より タミーノのアリア
3. ドニゼッティ:人知れぬ涙~オペラ≪愛の妙薬≫より ネモリーノのロマンツェ
4. ヴェルディ:あれかこれか~オペラ≪リゴレット≫より マントヴァ公爵のバラータ
5. ヴェルディ:風の中の羽根のように(女心の歌)~オペラ≪リゴレット≫より マントヴァ公爵のカンツォーネ
6. プッチーニ:冷たい手を~オペラ≪ラ・ボエーム≫より ロドルフのアリア
7. プッチーニ:妙なる調和~オペラ≪トスカ≫より カヴァラドッシのアリア
8. プッチーニ:星は光りぬ~オペラ≪トスカ≫より カヴァラドッシのアリア
9. プッチーニ:泣くな、リュー~オペラ≪トゥーランドット≫より カラフのアリア
10. プッチーニ:誰も寝てはならぬ~オペラ≪トゥーランドット≫より カラフのアリア
11.プッチーニ: 愛の家よ、さようなら~オペラ≪蝶々夫人≫より ピンカートンのアリア
12. マスカーニ:ローラよ、お前は花のように美しい~オペラ≪カヴァレリア・ルスティカーナ≫より トゥリッドゥのアリア
13. フロトウ:夢のように~オペラ(マルタ)よりライオネルのアリア
14.J.シュトラウスⅡ世: 気楽な若者だったころ~オペレッタ≪ジプシー男爵≫より バリンカイの登場の歌
15. J.シュトラウスⅡ世:さあ、ゴンドラへ(ゴンドラの歌)~オペレッタ≪ヴェネツィアの一夜≫より カラメッロの歌
16. J.シュトラウスⅡ世:何と素敵な眺め~オペレッタ≪ヴェネツィアの一夜≫より 珊瑚礁のワルツ
17. レハール:また一人ぼっち~オペレッタ≪ロシアの皇太子(ツァレヴィッチ)≫より 皇太子のアリア
18. レハール:友よ、人生は生きる価値がある~オペレッタ≪ジュディッタ≫より オクタヴィオの歌
19. リスト:素晴らしいことにちがいない S.314
20. チャイコフスキー:ただ憧れを知る者のみが 作品6-6
21. ディ・カプア:オー・ソレ・ミオ
22. アウグスティン・ララ:グラナダ


第1曲目、モーツァアルとのオペラ「魔笛」より タミーノのアリア~何と美しい絵姿だろう
  この曲はテノールの有名なアリアとのことで初めて聴いたのがシュライアーでした。
  耳にした途端に魅了されるアリアで、すっかり虜になりました。
  今まで関心のなかったモーツァルトのオペラに急接近。
  モーツァルトのオペラ全集を後先を考えずに購入するキッカケになった張本人がこのアリア。
  であると同時に、シュライアーのなんと素晴らしいこと!!
  
  このアリアをヴンダーリヒはどのような感動を与えてくれるのかと・・・。
  「現代最高のモーツァルト歌い」とされるヴンダーリヒだそうですが。
  「現代最高のモーツァルト歌い」 
  シュライアーとヴンダーリヒが「現代最高」では一歩も譲らないように感じるようになりました。 
  
このCDに収録されている22曲の中で
殊更に心を奪われるのが、16曲目のJ.シュトラウスⅡ世のオペレッタ「ヴェニスの一夜」より第3幕で歌われる、「何と素敵な眺め」。
楽しげな中にも、郷愁を感じさせる旋律。
ヴンダーリヒの声に潜む素朴な響きには、いつまでもこのアリアを聴き続けていたい気持ちにさせられます。
そして21曲目「オー・ソレ・ミオ」
当時のドイツではオペラは現地語で上演されることが一般的だったそうで、このCDに収録されているアリア集もすべてドイツ語。
大衆的なナポリターノ「オー・ソレ・ミオ」では・・・勿論、イタリア語。
ドイツのテナーがイタリア語で歌うと、どうも・・・ピンとこないのですが。
シュライアーもイタリア語になると、発音の甘さ(特に[ r ]のロールタング)が気になるのですが
ヴンダーリヒは
決まっています! 本場のパヴァロッティも顔負け!?
そしてこの曲を聴くと
   歌曲、アリアから娯楽音楽までレパートリーを広く歌いこなす 
と言われる、ヴンダーリヒをまざまざと知ることができます。
素晴らしいアルバムです。
録音は1957年ー59年。
ヴンダーリヒ 27-29歳 の時の素晴らしい声に満ち溢れています。
もしも・・・今も健在であったなら・・・。
その思いは拭いきれません。
フリッツ・ヴンダーリヒ。
1930年生まれ。 36歳の誕生日を数日前にしての死。
1966年、メトロポリタン劇場へのデヴューを数日後にしての死。
テノール歌手としての頂点で人生を絶たれ。
ナチス・ドイツ時代に生を受けたフリッツ・ヴンダーリヒ。
チェロ奏者であった父親はナチスにより追い込まれ自殺。
運命の悪戯?とはこのようなこと?
2オクターブ超のテノール・リリコに恵まれたヴンダーリヒ。
現代、存命をしており名を馳せるテナーで思い浮かぶのが
ファン・ディエゴ・フローレス
なのですが。
ペーター・シュライアー にしても
フリッツ・ヴンダーリヒ にしても
「往年」の声楽家の声には 品格、気高さ があったように思います。
そのようなものが失われつつあるようで・・・。
20世紀最大のテノール・リリコ。
ドイツのテナーで、最も重要な歌手の一人。
それが、ヴンダーリヒ であり シュライアー であったのではないでしょうか。
ルチアーノ・パヴァロッティは
歴史上最も傑出したテナーとして
「ヴンダーリヒ」
と。
パヴァロッティが亡くなった時、
「もう、二度と心をひきつけるテナーは 存在しない」
と思っていました。
シュライアーとヴンダーリヒに出会いテノールの世界に抱くことのできる心の輝きが蘇ってきました。
  

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