2017.11/18(Sat)

Op.414 モーツァルト:「弦楽五重奏曲第5番」 by ウィーン弦楽五重奏団

テンプレートを一時、変更をしての約1週間の仮住まい。
気に入ったテンプレートに出合うことができて新居(?)に引越しをしてきた気分です。
今まで8年以上お世話になってきたテンプレートは自分でとても気に入リ愛着もあります。
大家さん(テンプレートの作者さん)のご都合での引越しには多々の想い出、愛着のある「家」との別れのようでもあり、寂しさを感じつつ、新居からの初発信です。


小塩節著「モーツァルトへの旅」を読んでいて聴きたくなった弦楽五重奏曲
と言うと曲に熟知をしているようですがモーツァルトの6曲の弦楽五重奏曲のすべてを聴いた訳でもなく、私にとってはどの曲も初めて聴くようなものです。
CDラックで長年、眠り続けていたディスクを出して聴いてみました。
ウィーン弦楽五重奏団の演奏で第5番を。


             モーツァルト弦楽五重奏曲第5番
     ウィーン弦楽五重奏団モーツァルト 弦楽五重奏曲全集より


           414モーツァルト 弦楽五週奏曲第3番&5番 ウィーン弦楽五重奏団 モーツァルト弦楽五重奏曲全集よりウィーン弦楽五重奏団
                   ↑
手持ちの全集は20年程前に求めたもので現在発売されている全集とはジャケットデザインが違いますが一応、貼ってみました。

                 (収録曲)
                 モーツァルト

             弦楽五重奏曲第3番 ハ長調 K.516
             弦楽五重奏曲第5番 ニ長調 k.583

               ウィーン弦楽五重奏団
 トーマス・クリスティアン(1st.Vn);ペーター・ヴェヒター(2nd.vn)
 ハインリヒ・コル(1st.Vla);ハンス・ペーター・オクセンホファー(2nd.Vla)
 ミヒャエル・ヘル(Vc)
               (録音:1992年4月)



        第1楽章:Larghetto 3/4拍子―Allegro 2/2拍子
        第2楽章:Andante ト長調          
        第3楽章:Menuetto Allegretto ニ長調 3/4拍子
        第4楽章:Allegro ニ長調 6/8拍子


作曲されたのは1790年12月、モーツァルトが亡くなる1年前だそうです。
弦楽五重奏曲第3番を書いてから3年程後にモーツァルトは再び弦楽五重奏曲に取り掛かったそうです。
翌1791年に作曲された 第6番変ホ長調K.614 とともに、この2曲はモーツァルトの室内楽作品における最後を飾る曲とのことです。

第5番は最も古典的とも言えるニ長調で書かれており
規模は抑えられ、純化された形式と楽想において優美様式と厳格様式の2つの書法が見事に融合しているそうです。

1783年5月にアルタリア社から第6番とともに出版されたそうです。
尚、「ハンガリーの音楽愛好家のための作品」との添え書きがあるとのこと。
同年5月18日付けのウィーン新聞に掲載された広告には或る音楽愛好家に促され曲が書かれた、との趣旨が伝えられているそうです。
このハンガリー出身の音楽愛好家でモーツァルトの支援者でもある人物が誰なのかは不明とのことですが、メーレン地方出身の富裕な大商人、ヨーハン・トスト(1755年頃-1831年)ではないかとされているそうです。
ヨーハン・トストは自身、優れたヴァイオリニストだったとのことです。
ハイドンはトストに1789年及び1790年に各6曲の弦楽四重奏曲を献呈しているそうです。


ウィーン弦楽五重奏団で聴くモーツァルトの弦楽五重奏曲第5番

チェロが奏する ラーラララ と上行する和音で語りかけ
ヴァイオリンが応答する弱音の静かな序奏で始まる第1楽章。
序奏に漂う瞑想的な雰囲気。印象的な調べとして感じられます。 
主部に入ると一転して明朗な趣に。
弾むように奏される各楽器の溌剌さ。
ヴァイオリンの愉しげに舞うかのような軽やかさに優雅な舞を連想していると
緊張を帯びた雰囲気に。
楽章が進み終わり近くに姿を表す冒頭の静かな瞑想的な趣に。
力強さを伴い閉じられる第1楽章。

第2楽章は声部のグループ分けと応答を特徴としているそうです。
5声部は3声部づつに分けられ、協奏風の華やかなものではなく「16世紀の5声マドリガルに見られるような3声の応答」をみせているとのこと。
交響曲第41番の「ジュピター」の緩徐楽章に比されることが多い楽章だそうです。

伸びやかに始まる第2楽章。
歌うかのような清澄な調べの第1主題。
翳りを帯びたような第2主題。
再び静かな趣になり冒頭の旋律も現れ、軽やかな趣のメヌエットも現れた後に
チェロが力強く奏され緊張が感じられるよう。
活躍する第1ヴァイオリン。
各々の楽器たちがカノンで奏され静かに閉じられる第2楽章。

歌うような調べで始まる第3楽章
素朴な愛らしさをも漂うメヌエット。
徐々に音量が上がり優雅さと力強さが融合したような調べ。
カノンを見せる楽器たち。
トリオになり第1ヴァイオリンとチェロの応答には力強さも。
再び第1主題が顔を出し歌うような趣を漂わせつつ力強く閉じられる第3楽章。

素早い動きを感じさせる活き活きと始まる第4楽章。
この第1主題の生き生きとした躍動感。飛翔をするような息吹。
溢れるような快活さは、一つの光明に向かって突進をするかのような快活さ。
第2主題ではヴァイオリンとともにチェロも活躍。
展開部で現れるフーガでもたらされる高揚感が印象的。
速い動きで力強く迎える曲の終わり。


聴き応えのある曲。
演奏も溌剌として各楽器が音符を言語化しているよかのような明晰な演奏に感じられます。
各楽器の音色自体も明るく、明朗な旋律を奏しつつ緊張感も醸し出し好演のように想われます。
この曲だけでなく全集の一曲一曲が好感を抱かせる演奏。
第5番以外は超スピードで聴いてきた曲たちですので、改めてじっくりと耳を傾けたいと思います。
目下、お気に入りの演奏です。

ウィーン弦楽五重奏団は第1ヴァイオリンのトーマス・クリスティアンを中心にウィーン・フィルハーモニー首席ヴィオラ奏者のハインツ・コルたち、各々ウィーン・フィルの首席奏者たちにより1988年に結成されたそうです。
ミヒャエル・ヘルはミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団のチェロ奏者とのこと。
このモーツァルトの弦楽五重奏曲全集は1991年から1993年、丸2年をかけて録音された演奏をまとめたものだそうです。


               

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2017.08/26(Sat)

Op.402 モーツァルト:「ピアノ協奏曲第23番」 by カーゾン;ケルテス&ロンドン交響楽団

8月も最後の土曜日。
今年の夏、8月7日の立秋を過ぎてもモーツァルト一色の当拙ブログでした。
モーツァルトの作品を聴くシリーズ」も今日で一先ず、お休みを。

一区切りの今日はモーツァルトピアノ協奏曲の中でも想い出深い第23番。
モーツァルトピアノ協奏曲は未だに曲番と旋律がなかなか一致しません。
前回、第20番を聴きその際にお寄せいただいたコメントを拝読して
数年振りに第23番を聴いてみました。
第2楽章を聴き想い出しました。有名ですねこの第2楽章。
モーツァルトピアノ協奏曲で最初に惹かれ好きになった第2楽章。
懐かしく、そして今でもお気に入りの楽章です。
お気に入りでありながら曲番を失念している有様ですが。

カーゾンのデッカ録音全集に第23番は4種が収録されていました。
こちらのBoxも既に廃盤になっているようです。
カーゾンの第23番はセルとの共演が名盤だそうですが。
ケルテスロンドン交響楽団との共演盤を繰り返し聴いています。

                 モーツァルトピアノ協奏曲第23番
                   カーゾン~デッカ録音全集より


             402モーツァルト ピアノ協奏曲第23番 カーゾン.ボックス
                         (収録曲)
                         モーツァルト

                 ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488
                 ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K.491

                    イシュトヴァン・ケルテス指揮
                    ロンドン交響楽団
           (録音:1967年10月 ロンドン キングズウェイ・ホール)


                   第1楽章:Allegro イ長調4 /4拍子
                   第2楽章:Adagio 嬰へ短調 6/8拍子
                   第3楽章:Allegro assai イ長調 2/2拍子


作曲されたのはモーツァルトの自作品目録によると1786年3月2日だそうです。
モーツァルト、30歳頃でしょうか。
この年の2月には「劇場支配人」がシェーンブルク宮殿で初演され
5月にはブルク劇場で「フィガロの結婚」が初演。
大成功を収めたとのことです。

このピアノ協奏曲第23番が書かれた1786年には以下の3つの協奏曲が
作曲されたそうです。
第23番K.488 第24番K.491 第25番K.503。
年を遡り、1784年に作曲された6曲
1785年に作曲された3曲のピアノ協奏曲。
これらのピアノ協奏曲は古典派の最高峰に位置する作品とのこと。
形式、楽器の使用法、旋律、和声の点でハイドンの技法を継承しているとのことです。

また第23番に戻ります。
1786年には、3月から4月にかけ3回の予約演奏会が開かれたそうです。
この年の四旬節の演奏会のために作曲されたのがピアノ協奏曲第23番と
第24番とのことです。
尚、第25番番は冬期演奏会のために作曲されたそうです。

モーツァルトはピアノ協奏曲を作曲するときに大抵はピアノ・パートを先ずスケッチ。
その後に初めてピアノ・パートを入念に仕上げているそうです。
ですが、この第23番ではピアノ・パート全体を最初から完全な形で書き記し
細部に至るまで入念に仕上げられてい入るとのことです。
ほとんどのピアノ協奏曲では自筆総譜にはカデンツァは本来の場所に
書き込まれていないそうですが、この曲では第1楽章のカデンツァも完全に
書き込まれているそうです。
第2楽章、第3楽章にはカデンツァはあらかじめ置かれることなく
絶え間なく華麗なパッセージが現れているためカデンツァを差し挟む余地が
与えられていないとのこと。
以上のことから、この作品は極度に力が集中され創られていることを示しているそうです。

初演は1786年の四旬節の演奏期間中、3月に初演されたと考えられているそうですが
詳細は不明とのことです。


カーゾン;ケルテスロンドン交響楽団で聴くモーツァルト、ピアノ協奏曲第23番

この曲の楽器構成はトランペットとティンパニを除き、オーボエの代わりに
柔らかな響きのクラリネットを加えているとのことです。
解説:構成はトランペットとティンパニを欠き、オーボエの代わりに一層柔らな響きのクラリネットを加えている。

第1ヴァイオリンたちが奏する優雅な旋律で始まる第1楽章。
第1主題の始まりの第1ヴァイオリンたちが奏し終わり
反復をする木管楽器。
木管の響きが素朴な色彩を感じさせるよう。
オーケストラの出番。この曲でもシンフォニックなオーケストラ。
やっと独奏ピアノが現れ陽光が射すような。   
第2主題を奏し始めるピアノ。
その旋律を反復をするオーケストラ。
ヴァイオリンたちとピアノの活発な趣の掛け合いの中でも
カーゾンのピアノはあくまでも落ち着いた風情が感じられます。
展開部になり新しい主題の出現。
ピアノと木管の掛合いが印象的。  
再現部ではピアノの装飾に気を奪われます。
迎えるカデンツァ。
カデンツァは30章節、書き示されているとのことです。
木管楽器が活躍しつつ閉じられる第1楽章。
この楽章では木管楽器たちの活躍が印象に残ります。

静かに呟くようなピアノの調べで始まる第2楽章。
この冒頭の独奏ピアノの調べには強い印象を受けます。
記憶に刻み込まれる印象的な主題。
ピアノが奏するこの主題の静けさの中に漂う悲哀とも感じられる調べは
琴線に触れ心に染み入ります。
静かに、ゆっくりと、消え入るように呟くピアノ。
ピアノの呟きが終わり、オーケストラに。
またすぐに現れるピアノ。美しい調べ、の一言。
中間部に入りフルートとクラリネットの音色が耳に。
たゆまず奏し続けられるピアノ。
木管とピアノの掛合の後、ピアノが奏する冒頭の主題。
この旋律を聴くうちに回想が心を占めてくるようです。
多々の想い出が走馬灯のように脳裏に浮かんできてしまいます。
静かに閉じられる第2楽章。

前楽章から一転してピアノが奏する明朗なロンド主題で始まる第3楽章。
軽快で明るい主題。反復をするオーケストラ。
オーケストラからは怒涛のような雰囲気が感じられるようです。
現れる第1副主題も軽快に。反復するクラリネット。
新たな副主題の登場。
軽やかに奏される木管と第1ヴァイオリン。
活発な動きのピアノは活発。
副主題や新たな主題が現れ目まぐるしく進む楽章。
溌剌とした生命力に溢れた躍動する旋律の連続。
華々しく軽快にロンド主題が現れ
オーケストラとピアノが華麗に奏され力強く迎える曲の終わり。


こちらのBoxに収録されている第23番の4種は以下になっています。
ボイド・二ール&ナショナル響響楽団(1952年 モノラル)
クリップス&ロンドン交響楽団【1953年 モノラル)
セル&ウィーン・フィル(1964年)
ケルテル&ロンドン交響楽団(1967年)

録音は1967年とのことでカーゾンは60歳頃でしょうか。
一方、ケルテスは38歳頃。親子とも言えるような共演。
ケルテスの指揮に触れる機会はほとんどありませんでしたが
この演奏を聴き43歳で逝去されたことに・・・無念さを感じます。

カーゾンのピアノからは煌びやかな響きは感じられませんが
重心の低いどっしりとしたタッチに好感を抱きます。
いぶし銀を感じさせるような、落ち着いた打鍵。
一音一音、力強さを感じさせるタッチ。
第1楽章再現部にあらわれる装飾的に奏されるパートであっても
一つの音を丁寧に弾き込んでいるように感じられます。
曲を聴き終えた後に滋味を感じさせるピアニズムとして心に残ります。
ケルテス&ロンドン響もがっしりとしたオーケストレーションで
時には怒涛のような雰囲気を醸し出し雄々しさを感じます。


                  

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20:06  |  モーツァルト  |  TB(0)  |  CM(4)  |  EDIT  |  Top↑

2017.08/19(Sat)

Op.401 モーツァルト:「ピアノ協奏曲第20番」 リヒテル;ヴィスロッキ&ワルシャワ国立フィルハーモニー交響楽団

すっかりモーツァルトピアノ協奏曲とは疎遠になっている昨今。
モーツァルトピアノ協奏曲では第20番の第2楽章が印象に残っています。
今回は第20番を。
モーツァルトピアノ協奏曲の手持ちのディスクから未聴だったリヒテル
取り出してみました。
リヒテルヴィスロッキの指揮、ワルシャワ国立フィルハーモニー交響楽団
指揮のスタニスラフ・ヴィスロツキは初めて耳にします。


                モーツァルトピアノ協奏曲第20番
            リヒテル~デッカ、フィリップス、DG録音全集より


             (401)モーツァルト ピアノ協奏曲第20番 リヒテル スヴィヤトスラフ・リヒテル デッカ、フィリップス、DG録音全集(51CD
                        (収録曲)

            モーツァルトピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466
                 (スタニスラフ・ヴィスロツキ&
                  ワルシャワ国立フィルハーモニー交響楽団
                                   録音:1959年)
            ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 Op.37
                 (クルト・ザンデルリング&ウィーン交響楽団 
                                   録音:1962年)

               第1楽章:Allegro ニ短調 4/4拍子
               第2楽章:Romanze 変ロ長調 2/2拍子
               第3楽章:Allegro assai ニ短調 2/2拍子


曲の完成はモーツァルトの「自作品目録」によると1785年2月10日だそうです。
ウィーン市立集会所、ツア・メールグル―べの予約演奏会のために作曲された
とのことです。

モーツァルトのピアノ協奏曲の内、2曲が短調だそうです。
この第20番が短調による最初の作品で他には第24番ハ短調とのこと。
第20番はモーツァルトのピアノ協奏曲の中でベートーベンが最も熱愛した作品で
ベートーヴェン自らカデンツァを作曲しているとのことです。
モーツァルト自身のカデンツァは残っていないそうです。

モーツァルトのピアノ協奏曲の中で短調で書かれた作品が極端に少ない理由として
当時の協奏曲は独奏者のテクニックを殊更に誇示するために華やかな性格の長調が
好まれ、暗い感じのする短調はあまり歓迎されなかったそうです。
これは当時の協奏曲としての絶対条件でもあったとのこと。

この作品が書かれた1785年に作曲された3曲のピアノ協奏曲。
第20番 K.466 そして 第21番K.467 、 第22 番K.482 は大作「フィガロの結婚」の
完成を控えたモーツァルトの創作力が絶頂に向かう時期だったそうです。

モーツァルトのピアノ協奏曲について音楽史家のアルフレート・アインシュタインは
次のように語っているそうです。
「ピアノ協奏曲においてモーツァルトは、いわばコンチェルト的なものとシンフォニー的なものとの融合の決定的な言葉を語った。
この融合は、より高い統一への融合であって、それを越えてゆく進歩は不可能だ。
完全なものは正に完全だからである」

初演は曲が完成した翌日、1785年2月11日にモーツァルト自身のピアノにより
ウィーン市立集会所、ツア・メールグル―べにおける予約演奏会にて行われた
そうです。
モーツァルトの父レーオポルドはこの初演が行われた日にウィーンに到着し
4月25日まで約1ヵ月間に渡りウィーンに滞在したそうです。
レーオポルドは息子の音楽活動のうちで最も輝かしいものとなった2月11日の
演奏会を目の当たりにすることができたとのこと。

この演奏会の翌日、モーツァルトの家でハイドンを主客とした弦楽四重奏の演奏が
行われモーツァルトがハイドンに献呈した6曲の弦楽四重奏曲「ハイドン四重奏曲」の
後半の3曲が演奏され、ハイドンはレーオポルドにモーツァルトを激賞した次の言葉は
有名とのこと。
 「私は誠実な人間として神かけて申しますが、あなたの息子さんは私が個人的に
あるいは名前の上だけで知っている作曲家の内で、もっとも偉大な方です。」


リヒテルヴィスロッキワルシャワ国立フィルハーモニー交響楽団で聴く
モーツァルトのピアノ協奏曲第20番
 
弦楽器が低音域を弱く奏して始まる第1楽章。
この第1主題は暗澹として不安を感じさせるようです。
木管楽器が現れ力強さが加わり微かな明るさが射し込むよう。
シンフォニックに奏されるオーケストラの響きには雄々しい趣が感じられます。
低音で打たれるティンパニも力強く。
第1楽章冒頭からのリズムが印象的です。
やっと独奏ピアノが現れ呟くように奏され。加わるオーケストラ。
この楽章の印象的なリズムを背景にピアノは細やかに奏された後
力強く奏される第1主題。
第2主題が現れピアノは明るい趣で。
ピアノから第2主題を受け継ぐ木管楽器。
軽やかな独奏ピアノと木管の会話には愛らしさ、美しさが漂っているよう。
雄弁になるピアノの独奏がひと際目立つように感じます。
展開部に入り第1主題の冒頭を奏する独奏ピアノ。
合間にはピアノは独り言のように奏され。
後半になりピアノの力強さ、目まぐるしさ。
激しく進み再び第1主題の冒頭が緊張感を。
再現部を経てカデンツァに。
カデンツァの始めの対照的な右手と左手の音色が印象的。
左手のアルぺジョに乗って右手の美しい調べ。
コーダでオーケストラとピアノが力強く奏された後、音力を弱めて閉じられる第1楽章。

呟くようにピアノが奏され始まる第2楽章。
この主題の柔和な優しい歌。強くj印象に残る主題です。
オーケストラに受け継がれる主題。
ピアノに移り暫し歌われる調べ。
オーケストラの優しい響きも印象的です。
弦楽器の伴奏に乗って奏されるピアノ。
弦楽器の穏やかさとピアノの柔和な調べ。
トリオになり柔和な優しさから一転。
独奏ピアノは力強く。木管楽器たちも現れ活気、躍動を感じさせるトリオ。
第1部の再現になりホッとした気分に。
呟くように奏されるピアノにオーケストラは静かに寄り添い閉じられる第2楽章。

8分音符で素早く奏される独奏ピアノで始まる第3楽章。
ピアノの素早い打鍵が終わり現れるオーケストラ。
ここでもシンフォニックな力強さを湛えたオーケストラ。
再びピアノが現れ加わるオーケストラ。
奏される躍動感のある旋律。
第2主題では激しさを感じさせるようです。
新たな旋律が現れ明るい軽やかさで。
この楽章では展開部はなくそのまま再現部、とのこと。
カデンツァのピアノを経て木管が愛らしく奏され
オーケストラ、ピアノで雄々しく力強く閉じられる曲。


耳に馴染み深い第2楽章。
今回ほど繰り返し聴き続けるのは初めてのこと。
美しく、優しく・・・。

リヒテルのピアノから感じられる優しさ。
ヴィスロッキの指揮も穏やかに感じられるオーケストラ。
第1楽章のシンフォニックな力強い趣でさえもが
柔らかいベールで覆われているような優しさ。
第2楽章でのピアノとオーケストラの響きの優しさも印象的。心に残ります。

この曲に対して「デモーニッシュ」との言葉で表現されるようですが
「デモーニッシュ」さを感じないのですが・・・鈍感?なのかも。
至って、優しい美しさだけが曲を聴き終えて心に残ります。
などと綴ると、軟弱な演奏のようですが
フィンフォニックな部分で芯の強さを感じさせつつも
意気込み、力味を感じさず、ピアノとオーケストラの意気投合した一体感。
繊細であり且つ自然な流れの演奏のように感じられます。

モーツァルトの室内楽はお気に入りでしたが
ピアノ協奏曲もまた良いものですね。


いつもの蛇足。オバサンの井戸端会議。自分のメモとして。
今回聴いたモーツァルトのピアノ協奏曲第20番。
指揮者のスタニスラフ・ヴィスロツキ(Stanislaw Wisłocki)について知りたくなりました。
Wikipedia を参照しつつ。
ヴィスロッキ(1921年7月7日-1998年5月31日)はポーランドの指揮者とのこと。
パリのスコラ・カントルムで作曲と指揮、ルーマニアのティミショアラ音楽院でピアノを学んだそうです。
ジョルジュ・エネスクの薫陶も受けたとのこと。
1945年、ポーランド室内管弦楽団を組織
1947年-1958年、ポズナニ・ナショナル交響楽団の首席指揮者
1961年-1967年、ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団の常人指揮者を歴任
1978年-1984年、ポーランド放送交響楽団の首席指揮者を務める

1948年に指揮法の指導者としてボズナニ音楽院の講師に。
1955年、ワルシャワ音楽院の講師に転出。
1958年、ワルシャワ音楽院の指揮法の主任教授として後進の指導に当たる。
主な弟子にヤツェク・カスプシクなど。

今回聴いた作品が録音された1959年にリヒテルとの共演で録音をした一連の
演奏は良く知られ、特にラフマニノフのピアノ協奏曲第2番は名高いとのこと。

1998年5月31日にワルシャワで死去。
                  (以上です)

                   

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2017.08/12(Sat)

Op.400 モーツァルト:「交響曲第41番『ジュピター』」 by ベーム&ベルリン・フィル

モーツァルト交響曲第41番
大昔、学校の音楽の時間に鑑賞曲として「聴いた」というよりも「聴かされた」想い出が
あります。
モーツァルトにも目覚めていない時代。
否応なく授業で出合ったモーツァルトの初めての作品。
授業の後、レコード店に足を運び初めてモーツァルトのLPを求めたものでした。

             モーツァルト交響曲第41番ジュピター
   ベームモーツァルト、ベートーヴェン、ブラームス 他交響曲全集より


            400モーツァルト:交響曲第41番ベーム&ベルリン・フィル
                       (収録曲)

                      モーツァルト
            交響曲第39番 変ホ長調 K.543
            交響曲第40番 ト短調 K.550
            交響曲第41番 ハ長調 K.551「ジュピター

                   カール・ベーム指揮
             ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
         (録音:1962年3月 ベルリン イエス・キリスト教会)

           第1楽章:Allegro vivace ハ長調 4/4拍子
           第2楽章:Andante Cantabile ヘ長調 3/4拍子
           第3楽章:Menuetto Allegretto ハ長調 3/4拍子
           第4楽章:Molto Allegroハ長調 2/2拍子


作曲されたのは1788年。
モーツァルトの「自作品目録」へのモーツァルト自身の記入によると8月10日に完成
したそうです。
1788年に作曲された「三大交響曲」と呼ばれる第39番、40番、41番の3つの交響曲は2ケ月足らずのうちに作曲されたとのことです。
「三大交響曲」は18世紀の交響曲の最も高い峰を築いたとのこと。

「三大交響曲」は長い間、作曲の動機、目的、連作としての意図、演奏された可能性など謎に包まれていたそうです。
音楽学者のアインシュタインは
「注文もなく、直接の意図もない。あるのは永遠への訴えだけ」と語ったとのことです。

今日では当時に筆写譜が幾つか残されていることや
当時これらの交響曲が演奏されたらしいことが判明しているそうです。
何らかの予約演奏会が企画され、そのために作曲されたのであろうと
推測されているようです。

モーツァルトの死まで残すところ3年。
交響曲群ではこの第41番が最後の作品になったそうです。

英語の「ジュピター」は古代ローマ神話の神ユーピテルを語源としているそうで
この交響曲に「ジュピター」との呼称を与えたのはモーツァルトと同時代のヴァイオリニスト、作曲家でもあったヨハン・ペーター・ザロモンとのことです。

             400モーツァルト 交響曲第41番 ザロモン
                 Johann Peter Salomon
             (1745年2月20日-1815年11月25日)


ベームベルリン・フィルで聴くモーツァルト交響曲第41番ジュピター

力強いオーケストラで始まる第1楽章。
力強さから軽快で華麗な雰囲気に。
克明なリズムと華麗な旋律が交互に現れ進む第1主題。
付点音符で切れ味良く始まる第2主題。
第2主題も第1主題同様に切れ味の良い旋律と穏やかな旋律が
交互に現れての進行。
力強さと華麗さが融合し閉じられる楽章。
凛とした勇壮な佇まいの楽章でしょうか。

ゆったりとしたヴァイオリンの静かな美しい調べで始まる第2楽章。
ヴァイオリンに続いて管楽器が柔和な調べを。
内省的に物想うかのように進行する旋律。
悠として奏される弦楽器たちと管楽器たちの穏やかな佇まいの対話。
静かに閉じられる第2楽章。

滑らかな主題で始まる第3楽章。
このメヌエットも悠とした雰囲気を感じます。
現れる管楽器たちの調べが印象的です。
愛らしいトリオ。
次第に力を増し悠として奏されつつ閉じられる第3楽章。

音量を落としたヴァイオリンで静かに始まる第4楽章。
すぐに音量を上げ力強く。
再び現れる第1楽章の第1主題の雄々しい旋律。
活躍をするティンパニを背景に力強く奏され。
この楽章でも雄々しさと華麗さが。
展開部での管楽器たちが印象的。
華々しく力強く閉じられる曲。


云十年振りに聴いた第41番。
聴いているうちに旋律を想い出しておりました。

ベームが目的でディスクを求めたのは過日、お寄せいただいたコメントを拝読して
モーツァルトの管楽器のための協奏曲他が収録されていBox でした。
そのBoxを聴く日々。いつの間にかベームに惹かれるようになっていました。
またベームではモーツァルトの交響曲もお気に入りとのコメントを拝読して
今回のこちらのBoxに出合いました。
ベートーヴェン、ブラームス、モーツァルト、シューベルトの交響曲全集とのことで
お気に入りの作曲家ばかりの交響曲が収録されており
私にとっては嬉しい限りのBoxです。
Boxが届き、モーツァルトがお目当てながらも、真っ先に聴いてしまったのは
ベートーヴェンでしたが。
ベームで聴く初めてのベートーヴェンの交響曲でした。

さて、目的のモーツァルトの交響曲。
昔の想い出の第41番を先ず聴いてみました。
ベルリン・フィルの演奏が大人しく感じられるようです。
と言うか、ベームの指揮の控え目とも感じるような穏やかな印象を受けます。
自己主張を感じさせないベームの悠然として自然な流れ。
一歩一歩、地に足をしっかりと付け、堅固で着実に淡々と進み行く演奏でしょうか。
じっくりと耳を傾けてしまうベーム&ベルリン・フィルのモーツァルト。
長い間、疎遠のままになっていたモーツァルトの交響曲。
この第41番も然りです。
こうして耳を傾けていると「凄い曲」だった、と・・・遅まきながら感じています。
ベームは晩年にウィーン・フィルとの録音もあるようなので
機会がありましたら聴いてみたくもあります。

こちらのBoxはまだまだ聴き始めたばかりですが
ブラームス、シューベルトも楽しみです。

                 

テーマ : クラシック - ジャンル : 音楽

タグ : モーツァルト 交響曲第41番 ジュピター ベーム ベルリン・フィル

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2017.08/05(Sat)

Op.399 モーツァルト:「フルート四重奏曲第1番」 by ニコレ&カントロフ、メンデルスゾーン、藤原( モーツァルト弦楽三重奏団)

モーツァルトの作品を聴くシリーズ」。
相も変わらず飽くことなく今回もモーツァルトです。
モーツァルトの作品で最初に記憶に刻まれたのはフルート四重奏曲第1番でした。
LP時代、昔々のことです。
LPで初めて聴いたのはJ.P.ランパル、I.スターン、A.シュナイダーそして
L.ローズの演奏でした。

CD時代になり他の演奏者のディスクを求め聴いてみました。
記憶の中にある演奏とはかなり隔たりがあり「こんな曲だった?」と
少々幻滅気味の気分になり改めて他のディスクを購入。
ニコレモーツァルト弦楽三重奏団によるディスクです。
記憶に刻まれている演奏とほぼ同様で「そうそう、この曲」。
ランパルと同様にニコレの演奏もお気に入りになっています。
今回はフルート四重奏曲から最もお気に入りの第1番を。


                モーツァルトフルート四重奏曲
               ニコレモーツァルト弦楽三重奏団

             
           399:モーツァルト:フルート四重奏響 ニコレ
                       (収録曲)

                      モーツァルト
            フルート四重奏曲第1番 ニ長調 K.285
            フルート四重奏曲第2番 ト長調 K.285a
            フルート四重奏曲第3番 ハ長調 K.Anh.171 (285b)
            フルート四重奏曲第4番 イ長調 K.298
            
                (モーツァルト弦楽三重奏団)
              オーレル・ニコレ(Fl)
              ジャン=ジャック・カントロフ(Fl)
              ウラディミール・メンデルスゾーン(Vla)
              藤原真理(Vc)
       (録音:1983年3月 武蔵野音楽大学ベートーヴェン・ホール)

              第1楽章:Alllegro ニ長調 4/4拍子
              第2楽章:Adagioro ロ短調 3/4拍子
              第3楽章:Rondeau ニ長調 2/4拍子


作曲されたのは1778年。
自筆楽譜への記入によると作品の完成は12月25日となっているそうです。
モーツァルトが父宛ての1777年12月18日付けの書簡に
「・・・この本当に人情暑い人のための四重奏曲は、もうそろそろ出来上がります」と
記されているとのことです。
4曲のフルート四重奏曲はフルーティストの貴重なレパートリーの一つとして
協奏曲とともに愛好されているそうです。

モーツァルトの室内楽のうちでもフルート四重奏曲は娯楽的な作品になるそうです。
手軽に演奏をして楽しく、聴いて楽しめる作品になっているとのこと。
明るい音色と繊細な感情表現能力を持つフルートは18世紀には特に
愛好された楽器だったそうですが改良される以前のモーツァルトの
時代には機能性に欠けるところがあり正しい音程を得ることが難しかったそうです。
そのためにモーツァルトはフルートをあまり好まなかったとのことです。
1778年2月14日付け父宛ての書簡でモーツァルトは次のように記しているそうです。
「ご存知の通り、耐え難い楽器(フルート)のために作曲をするときには、
僕はうんざりしてしまうんです」と。

そのようにモーツァルトを悩ませた(?)楽器、フルートであるにも関わらず
このマンハイム滞在中に一連のフルートのために書かれた作品は
2-3ヶ月の間にフルート協奏曲が2曲、フルート四重奏曲が3曲だったとのことです。

この作品は過日、聴いたフルート協奏曲第1番と同じ年に作曲されたとのことで
その際の記事と重複しますが。

1777年夏、ザルツブルクの宮廷音楽家としての職を辞した21歳のモーツァルトは
新たな職探しを始めたそうです。
母のアンナ・マリアが付き添いパリへの旅行に発ったとのことです。
10月には「音楽家の天国」と謳われたマンハイムにマンハイムに到着。
モーツァルトの就職は叶わなかったそうですが
マンハイムの宮廷楽団に所属する名フルーティスト、ヨハン・バプティスト・ヴェンドリングとの親交を得たそうです。
ヴェンドリングとの交友を得たモーツァルトは彼の名人的演奏に刺激を受け啓発され
フルート作品を書く筆を進めたようです。


               396:モーツァルト フルート協奏曲第1番 Johann Baptist Wendling
                 Johann Baptist Wendling
              (1723年6月17日-1797年11月27日)

ヴェンドリングは12月の始め頃、モーツァルトにオランダの裕福な商人で
音楽愛好家フェルディナント・ドゥジャンからの作曲依頼を仲介したとのことです。
ドゥジャンは自身もフルートを吹いたそうです。
彼はフルートのために、小さくて軽く短い協奏曲を3曲と四重奏曲を何曲か
作曲してくれるようにモーツァルトに依頼したとのこと。
旅先で手元不如意に陥っていたモーツァルトはこの気前の良い依頼を受け
早速、作曲に取り掛かったとのことです。
この依頼で作曲されたのがフルート協奏曲第1番と旧作のオーボエ協奏曲の
編曲であるフルート協奏曲第2番、そして3曲のフルート四重奏曲だったそうです。
         

ニコレ&モーツァルト弦楽三重奏団で聴くモーツァルトのフルート四重奏曲第1番

フルートが流麗に奏され始まる第1楽章。
第1主題での弦のリズミカルな伴奏に乗って軽やかに明朗に奏されるフルート。
云十年を経ても忘れられない記憶に刻み込まれている主題です。
第2主題も華麗に歌い続けるフルート。
新しい主題も顔を出しフルートの華麗な歌は続き。
楽章中、ほとんど休むことなく歌い続けるフルート。
フルートと弦楽器で華麗に閉じられる第1楽章。
清明な華麗さを湛えたお気に入りの楽章になっています。

音楽学者のアインシュタインは第2楽章を次のように評したそうです。
「グルックの『精霊の踊り』を除けば、かつてフルートのために書かれた最も
美しい伴奏付独奏曲」

弦楽器によりゆっくりと爪弾かれるピッツィカートを伴奏に
フルートもゆったりと物想うかのように奏され始まる第2楽章。
フルートの調べに漂う美しい哀愁。
伴奏の弦楽器はヴァイオリンでしょうか
常にフルートに寄り添い規則正しいピッツィカートは
まるで通奏低音にように響いているのが印象的です。
間を置いて現れるチェロのピッツィカートは
歌い続けるフルートにコクのある深い味付けをするかのよう。
フルートが歌い続けそのままアタッカで次の楽章に。

前楽章から一転して明るく軽快な調べで始まる第3楽章。
このロンド主題の明るさ。 
ヴァイオリンの主奏にフルートも加わり。
再び現れるロンド主題。
3つの弦楽器たちとフルートの雄弁で愉しげな応答。
フル―ト同様に活躍をする弦楽器たち。
3度目の出現をするロンド主題。
明るく生き生きとした弦楽器たちとフルート。
曲の終わりにまたロンド主題が現れ生き生きと華麗に迎える曲の終わり。


聴いていて心が寛ぐ楽しい曲。
第1楽章の第1主題の旋律にはふと口ずさんでしまう親しみを感じます。
楽しげな第1楽章と第3楽章の間に挟まれた第2楽章では
しみじみとフルートの歌に耳を傾けてしまいます。

ニコレのフルートから伝わる明るさ、華麗さ。
今回、演奏を聴くまで迂闊にもニコレは昨年、2016年1月29日に
他界をされていたことに気付きませんでした。

弦楽器たちのカントロフのヴァイオリン、メンデルスゾーンのヴィオラ
そして藤原真理のチェロ。
3人の存在感の大きさ。
ニコレとの一体感、息の合った演奏。
生気を感じさせる演奏。
楽しく清々しい気持ちで耳を傾けてしまう「フルート四重奏曲」。
今後も聴き続けてゆきたいお気にいりの演奏の一つになりました。

                  

テーマ : クラシック - ジャンル : 音楽

タグ : モーツァルト フルート四重奏曲 ニコレ カントロフ メンデルスゾーン 藤原真理

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