2009.09/28(Mon)

Op.6 シベリウスの交響曲byアシュケナージ

MUSIC BIRDの放送で楽しみにしているのが
日曜日の「オーディオ・ファイル」と
月曜日から金曜日、夜放送の「ニュー・ディスク・ナビ」です。
と言っても、関心のある作曲家、作品しか聴くことがないのですが。

「オーディオ・ファイル」担当は、大のお気に入りのオーディオ評論家の菅野沖彦氏。
読んだことはないのですが「ステレオ・サウンド」誌上で取上げられた優秀録音のCDを一枚一枚紹介。
オーディオの観点からの話ですので、いつも興味深く聞いています。

今回は、シベリウスの交響曲全曲を
アシュケナージ指揮、北欧のロイヤル・ストックホルムPO.の紹介でした。
指揮者、オーケストラへの関心よりも
大のお気に入りのエクストン・レーベルでしたので、
やはり「音」として興味がありました。

シベリウスの作品は時々、耳にはするのですが特に共感することなく・・・でした。
    「聴いてみたい!」と思う作曲家ではありませんでした。
ですが、シベリウスの作品に対する音楽愛好家のお話に出会うと
    素晴らしい作品みたいと
思い込み、惹かれるのです。
然しどうも、実際聴くまでに至らずでした。
交響曲の第2番がお気に入りという話を耳にすると
  「一体、どのような作品?」
と、先ずは興味が先立ちます。

と言うわけで、好奇心にそそられ今回シベリウスの交響曲全曲のオン・エアを機に。
菅野氏のお話は、あくまでも録音重視で本当に面白いです。
この番組を聞いていると菅野氏には
  いつまでもお元気で!
  楽しく面白い話をたくさん聞かせてください! 
と常々、願う日々になっています。
菅野氏が番組のエスコートでなければ聞くこともないような。



        シベリウス交響曲第2番



紹介されたCDは「シベリウス全集シリーズ」の4枚。
放送時間内で7曲の交響曲だけが紹介されました。
  
  第1集:交響曲第1&3番、組曲「恋する人」  OVCL 00279
  第2集:交響曲第4&5番 フィンランディア    OVCL 00282
  第3集:交響曲第2番 タピオラ トゥオネラの白鳥 OVCL 00292
  第4集:交響曲第6&7番 組曲「カレリア」    OVCL 00293
2006-7年、ストックホルム・コンサート・ホールでの録音。

菅野氏に依ると
録音場所のコンサート・ホールはデッドになってしまうそうです。
すべて江崎友淑氏をチーフ・プロデュサーとするエクストン・スタジオで編集、リマスタリングにより
整音され残響を加えての仕上がりになっているそうです。
殊に第4,7番は素晴らしい仕上がりとのこと。
シベリウスの作品の持つ空気の清涼感が発揮され
透明な温度差もよく表現された録音の仕上がり。
力強く、重厚なシンフォニーとしての風格が再現されている。

 第2番を聴く目的が・・・第2番は単なる音の羅列として耳を素通り。
第7番!・・・広大でメリハリのあるシンフォニーの世界に初めてシベリウスの作品に目覚めました。
ですが、まだまだシベリウスの「詩情」が伝わってこない自分の感性の鈍さを痛感しています。

デッドなホールでの録音も、確かに残響豊かに再現されています。
編集やリマスタリングのお陰で「良い音」で作品を堪能できるのは本当に嬉しいこと。
なのですが、録音をされたホールでの演奏が、そのままCDに再現さるのではなく、
人間の手を入れ、加工され・・・。
本来の演奏の「音」は、CD化された「音」以下?
音も人間の操作で如何様にも創り出されるこのご時世を喜んで良いものやら
という気もしてきます。

或るオーディオ・マニアのお話。
より良い音を求め、オーディオをグレード・アップし
探し求めている音が再生され
   「生より良い音がしている!」と。




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