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2009.10/30(Fri)

Op.12 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集 by 内田光子&ザンデルリング

                                        bd:どんぐりを持つリスS
「祝 デイム受賞!&来日記念 内田光子特集」として
ミュージック・バード内田光子女史のCDが5日間に渡りOAされました。
5日間ですので合計30時間の放送。
OAの初日から3日間はモーツァルトを中心に。
4日目のメインはベートーヴェン
5日目の最終日はシューベルトを中心に新ウィーン学派の作品。

デイム賞というのが、知識の浅い私には「?」だったのですが
DBE(Dame Commender of the Order of the British Empire)大英帝国勲章であることを知りました。
内田女史はDBE賞を2001年には第3位
今年2009年6月には日本人女性として初めて2位を受賞したそうです。
そのDBE受賞と本年11月の3年振りになる来日公演を記念しての内田女史の特集番組でした。

内田光子女史のピアノはまだ一度も耳にしたことがありませんでした。
最近、「シューベルトのピアノ・ソナタ21番。内田光子がお気に入り」とのお話を伺い
一度彼女の演奏を聴きたいと思い始めていたところでした。

今回はベートーヴェンピアノ協奏曲全曲をクルト・ザンデルリングとの共演ということでしたので
是非とも、傾聴をしたくなりました。


         ベートーヴェンピアノ協奏曲全集;内田光子ザンデルリング

                ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集 内田光子&クルト・ザンデルリング


                ピアノ協奏曲第1番ハ長調 op.15
                ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 op.19

                ピアノ協奏曲第3番ハ短調 op.37
                ピアノ協奏曲第4番ト長調 op.58

                ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 op.73『皇帝』
                創作主題による32の変奏曲ハ短調 WoO.80

        内田光子(p)
        クルト・ザンデルリング指揮 
        バイエルン放送交響楽団(1、2、.5番) 
              (1997年、1998年、ミュンヘン、ヘルクレスザールでの録音)
        コンセルトヘボウ管弦楽団(3、4番)
              (1994年、アムステルダム、コンセルトヘボウでの録音)


全曲から受ける印象は、ピアノ協奏曲第1・2・5番のバイエルン放送SO.がかなり軽い音。
良く言えば、すっきり。
単刀直入に言えば、ベートーヴェンには不向き?
5番に至っては・・・。
コンセルトヘボウOR.をバックにした3・4番で、何とかベートーヴェンらしさの復活と言うところでしょうか。
特にピアノ協奏曲での大のお気に入りが3番でしたので、コンセルトヘボウORで私的には (^_^)v です。

オーケストラに比し内田女史のピアノには覇気があり堂々とした響き!
他を寄せ付けない自信に溢れたピアノ・タッチと言うべきでしょうか。
彼女のピアノに惹き付けられ最期まで鑑賞することができる 
と言うのは語弊があるかもしれませんが。
指揮者のクルト・ザンデルリングは内田女史が敬愛する指揮者とのことで
女史からの希望で共演が実現し録音に至ったそうですし。

録音時の1990年代半ば、ザンデルリングは80歳代半ば。
2002年に90歳で引退・・・。
敬愛するザンデルリングの引退前にベートーヴェンのピアノ協奏曲ツィクルスを録音でき
女史にとっては忘れられない記念すべき録音でしょうか。
また、ザンデルリングの引退公演ではモーツァルトのピアノ協奏曲第24番での
ピアノ演奏が内田光子女史だったそうで。
女史とザンデルリング、音楽での強固な絆を感じさせるベートーヴェンのピアノ協奏曲全集と言うべきかも知れません。

蛇足ながら、ミュージック・バードでの内田光子特集、最終日の今日は
シューベルトのピアノ・ソナタ第19、20、21番
そして、シューベルトの3大歌曲集の中では一番のお気に入りの「美しき水車小屋の娘」。
テノールのイアン・ボストリッジのピアノ伴奏が内田光子女史。
とても楽しみです。




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タグ : ベートーヴェン ピアノ協奏曲 内田光子 ザンデルリング ミュージック・バード コンセルトヘボウOR バイエルン放送SO シューベルト 美しき水車小屋の娘 イアン・ボストリッジ

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