2010.11/26(Fri)

Op.78 ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第5番 by タネーエフ弦楽四重奏団

今年も終わりに近付き、
今年は家電製品の故障はパソコンだけで済みホッとしていた矢先。
パソコンのテレビが急に映らなくなりました。
パソコン購入店に電話でお話を。
内蔵されているチューナーの故障らしいのです。
購入して、ちょうど7カ月目。
もう、故障!?
まさか・・・でも、やはり故障・・・。
機械物には、当たり外れがあるとは言え、7カ月目での故障は初めてのことです。

PCメーカーでインストールしているテレビのソフト、
Smart Visionには最初はびっくりしました。
勝手にPCが起動してしまうことです。
また、テレビ番組表の受信中にはPCが一時的にフリーズ状態に。
問題のあるSmart Visionなどを組み込んでいるメーカーに疑問を呈する声もあるようです。

テレビのためにPCそのものが第2になってしまっているような使いにくさ。
アンインストールを考えたほどでした。
今回は思い切ってアンインストールを電気店の御方にお話を。
もし再インストールになると、また大変とのことで・・・。
迷います~。考えます。

内蔵のテレビ・チューナーの故障とは言いましても、
何か壊れかけのPCを使っているような、気分です。
壊れかけと言えば壊れかけている・・・。

いつでも心の最大の助っ人は音楽。
今日も前回に続きまして大好きなベートーヴェンを。



         ベートーヴェン弦楽四重奏曲全集~第5番 イ長調 Op.18-5
                       by
                  タネーエフ弦楽四重奏団


              ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集byタネーエフ四重奏団

                     (録音 1982-88年)



とにかく明るく、軽快で聴いていまして心が踊り
また、ホッとした気分にもさせてくれる作品です。
ベートーヴェンの「七重奏曲」にも似て、
ヴァイオリン・ソナタの第5番「春」から受ける印象にも似て、
共通する明朗さが感じられます。


初期の弦楽四重奏曲はあまり重要視されていないのでしょうか。
第5番を聴きつつ、とても残念な気持ちになりました。
ウィーン時代の若きベートーヴェンを援助したロブコヴィッツ公爵に
献呈された6曲からなる作品18の弦楽四重奏曲
6曲の初期弦楽四重奏曲は1798年頃から1800年頃
30歳を迎える年の頃に
短期間で一気に作曲されたそうです。

こちらの第5番の作曲は1799年6-8月だそうです。
この同じ時期には「七重奏曲」、交響曲第1番も作曲されたそうです。
「七重奏曲」も娯楽音楽的と称されるようですが、
初期弦楽四重奏曲に関しましても娯楽的色彩があるようですが
初期作品を聴いていますと、ホッとするものも感じます。

この当時、リヒノフスキー公邸で催される「金曜音楽会」というものがあったそうです。
ベートーヴェンにとり「金曜音楽会」は
ハイドン、モーツァルトそしてエマニュエル・フェルスター(1748-1823)の作品を聴く機会になったとのこと。
弦楽四重奏曲を得意とした作曲家のフェルスターをベートーヴェンは尊敬し
直接、弦楽四重奏曲の作曲法をも学んだそうです。
ベートーヴェンの弦楽四重奏曲に於ける師であるフェルスターの作品を
耳にしたいとの不可能な願望も芽生えます。


第1楽章 Allegro
    第1ヴァイオリン、チェロはスタッカートで軽快にリズムを刻みます。
    ヴァイオリンはトリルを伴って楽し気に優雅に歌っています。
     
第2楽章 Menuetto & Trio
    第1ヴァイオリンの奏でる主題は作品全体の中では
    穏やかでありつつも一抹の悲哀、翳りを感じてしまいます。
    第1ヴァイオリン奏者(Vladimir Ovcharekと記されています)の
    ヴァイオリンの音色が落ち着いていますので余計に翳りのような
    物を感じるのかも知れませんが。

第3楽章 Andante cantabile
    主題を歌う第1ヴァイオリンの素朴さ。
    ヴィオラとヴァイオリンの語らい。
    そして、華やかな変奏を聴かせてくれる第1ヴァイオリンとチェロ。
    第1ヴァイオリンから低音域の楽器にグラデーションのように移り行きます。
    変化に富み、惹かれる楽章です。
    タネーエフのメンバーの演奏も見事かと思います。
    
第4楽章 Allegro
    溌剌とした息吹、人生の春を連想させる楽章です。
    流麗な第1主題。 
    第2主題はピアノ・ソナタ「悲愴」の終楽章の主題と類似していることで有名とか。
    華々しく活き活きとして迎えるフィナーレ。
    

タネーエフ四重奏団は今回初めて聴きました。
今回はこちらのタネーエフと先日届きましたCDで
ブダペスト四重奏団の演奏を交互に聴いておりました。
タネーエフ四重奏団はチェロがしっかりと低音域を支えているようで、
活力や生命力、骨格の太さを感じます。

一方のプタペスト四重奏団(1958年録音)は和気藹々、
こじんまりとした印象でしょうか。
別の表現をすると、繊細な上品さ?
音域もこじんまりとしてしまい、中期以降の作品では物足りなさも感じられそうです。
第5番を含めた初期作品では、
ブダペスト四重奏団からは愛らしさが伝わってくる好演奏のように感じられました。

対照的なタネーエフ四重奏団ブダペスト四重奏団
タネーエフ四重奏団では中期以降の弦楽四重奏曲でこそ
本領発揮でしょうか。




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タグ : ベートーヴェン 弦楽四重奏曲 タネーエフ四重奏団 ブダペスト四重奏団 Smart Vision

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