2015.02/22(Sun)

Op.275 J.S.バッハ:「パルティータ」 by アンドラーシュ・シフ

J.S.バッハの音楽に暫く耳を傾けることのないままに
日々が過ぎてしまうこの頃です。
バッハが恋しくなり聴いてみたのが初めて耳にする曲「パルティータ」です。

アンドラーシュ・シフのピアノが気に入っていた当時(今でもお気に入りですが)に
求めてあった「バッハ、鍵盤楽器のための作品集」からです。

今のところ6曲のパルティータのうち第4番がお気に入りになっています。
いつものようにゆっくりと聴き込む時間がなくなってしまい
初めて耳を傾けた時に感性を揺り動かされたのが第4番でした。

                バッハ:鍵盤楽器のための作品集
                          by
                     アンドラーシュ・シフ


                275:鍵盤楽器のための作品集 アンドラーシュ・シフ

                   第1番 変ロ長調 BWV 825
                   第2番 ハ短調 BWV826
                   第3番 イ短調 BWV827
                   第4番 ニ長調 BWV828
                   第5番 ト長調 BWV829
                    第6番 ホ短調 BWV830

                   アンドラーシュ・シフ(P)
                    (録音:1982-91年)


J.S.バッハが作曲した全4巻のクラヴィーア練習曲集のうち
第1巻に含まれているのが「パルティータ」BWV825-830 だそうです。
パルティータは7曲残っているそうです。
第7番ロ短調は第2番ハ短調が原曲になっているとのことです。
尚、第7番は1735年完成のクラヴィーア練習曲集第2巻に
「イタリア協奏曲」ともに含まれているとのこと。

最初の6曲のうち
第1番が1726年に完成し
他の曲も1731年までにすべてライプツィヒにおいて完成したそうです。
第3番と第6番は1725年のアンナ・マグダレーナ・バッハのための楽譜第2巻に
原型的なものが認められるとのことです。

この「パルティータ」の特徴は
当時の普通の組曲と比べ、個々の曲の配列法を自由にしており
また、舞曲だけでできているとは限らない、とのことです。
今までバッハが組曲で使わなかった狂詩曲、スケルツォや
ブルレスカなどの曲も含まれているそうです。

初めて聴いた「パルティータ」。
第4番中心になってしまいますが。
第4番は全パルティータの中で最もスケールの大きなものに属するとのことです。
とても気に入ったアルマンド。
優しく穏やかに夢想するような部分と、朴訥に呟くような回想的な部分が
混じり合い惹かれます。
このアルマンドを聴いて第4番が大好きになりました。
続くクーラントの快活で弾むような美しさ。
そしてアリアでは軽快で楽しげなピアノの歌。
メヌエットの愛らしさ。
心に残る曲です。

前後しますが
第3番ではJ.S.バッハが組曲としては初めて取り入れたという
ブルレスカとスケルツォに興味を抱き聴いてみました。
ゆったりとしたサラバンドに魅了されていると突如ブルレスカに。
愉しげなブルレスカ、そして続くスケルツォ。
この曲も印象的です。


6曲のパルティータ。
音楽を流していても存在感を強調して心の邪魔をすることなく
音符たちは自由に室内を舞っているようです。
これらの曲に包まれているとリフレッシュされるようです。
森林浴ならぬ、音楽浴?でしょうか。

シフのピアノは聴いていてホッとさせてくれるものがあります。
ありふれた?・・・特に主張をすることのない演奏のようにも。
シフ愛用(?)のベーゼンドルファーの音色も
落ち着いた美しさを醸し出しているようで
私にとっては魅力いっぱいの演奏になっています。

忘れていましたが
グールドのコンプリート・バッハ・コレクションを思い出しました。
「パルティータ」を取り出し第4番のみですが聴いてみました。
例の特徴あるグールドの演奏で聴くと
とても生き生きとした音楽に変身をしているようです。
愛らしく、またお茶目な趣をも感じてしまいます。

繰り返し聴いてみたい気分になるのはシフの演奏になりそうです。
駆け足で聴いただけですが
いずれ、じっくり、ゆっくりと聴いてみたいものです。
末長く聴いてゆきたい愛聴曲、愛聴盤になったように思います。

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タグ : J.S.バッハ パルティータ シフ グールド クラヴィーア曲集

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