♪クラシック音楽 さんぽみち♪〜第1楽章:CD&MUSIC BIRD

クラシック・ビギナーのCD及びCS-PCM放送のミュージック・バードを主とした音楽便りです。 敬愛する作曲家はベートーヴェン。 古典派〜ロマン派を中心に聴いています。 時には日常の雑感も。また、時には家族のコザクラインコの話も。ゆっくり、のんびりと。

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Op.72 J.S.バッハ:チェンバロ協奏曲第5番 by アンドラーシュ・シフと懐かしいCDとの再会

バロック音楽がマイ・ブームになってきている昨今です。
「バロック名曲集」と、ありふれたタイトルのCDが目に留まりますと手に。
一つの作品の有名な一部分だけの収録にも拘らず、結構楽しんで聴いております。
収録曲の中で気に入った旋律に出合いますと、
全楽章を収録されているCDに手が伸びてしまいます。
そうこうします内に、バッハが多くなってまいりました。
バッハチェンバロ協奏曲第5番第2楽章の馴染み深いラルゴを聴きまして、
チェンバロ協奏曲5番他、収録のCDを取り出しまして久々振りの再会になりました。

               J.S.バッハチェンバロ協奏曲第5番
                        by
                  アンドラーシュ・シフ


               バッハ:クラヴィーア協奏曲byアンドラーシュ・シフ

               クラヴィーア協奏曲第1番 ニ短調 BWV1052
               クラヴィーア協奏曲第5番 ヘ短調 BWV1056
               クラヴィーア協奏曲第4番 イ長調 BWV1055

                   アンドラーシュ・シフ(P)
                   ジョージ・マルコム指揮
                   イギリス室内管弦楽団

                   (録音、1979年デジタル)


          ぱたぱたアニメ館:ライン音符


アンドラーシュ・シフのピアノでバッハチェンバロ協奏曲第5番第2楽章の、
有名なラルゴを聴きまして、この作品を他の演奏で聴きたくなりました。
ゴソゴソと以前求めましたCDを久し振りに取り出してみることに。

チェンバロ協奏曲第5番は嘗て、
  リヒター(指揮、cemb)&ミュンヘン・バッハ管弦楽団、
  ブルクハルト・グレーツナー&新バッハ・コレギウム・ムジクム
で聴いておりました。
お気に入りの作品でしたが、いつしかCDの存在すら忘れ・・・。

こちらの作品の原曲は紛失したヴァイオリン協奏曲ト短調とされているそうですね。
耳に馴染み深いこの作品の第2楽章を、
ピアノ演奏では、今回シフで初めて耳にしまして新鮮なものを感じました。
チェンバロで聴き飽きたという訳ではないのですが、
チェンバロよりも、シフが弾きますモダン・ピアノに依る演奏から、
情感の豊かさが、しみじみと伝わってくるようです。
愛らしく親しみを感じられるこの旋律ですが、より一層の愛らしさが際立っているようです。

気分を転じまして、昔から馴染みのリヒター盤を久々振りに聴いてみました。
チェンバロに寄り添う弦楽器のピツィカートが素朴さを加味してくれます。
こちらもまた、魅力的な演奏です。
壮大な趣を呈する第3楽章。
オーケストラが「雄」を以って「悠」に響き渡り、
シンフォニックの世界のようです。
聴いておりまして、やはりリヒター&ミュンヘン・バッハ管弦楽団の演奏は魅力的です。
こちらの録音は1960・1972年だそうで、アンビエント・リマスターと記載されています。
「豊かな音場と空間性をもって甦ります」と説明されていますが、
本当に50年前の録音とは思えない素晴らしさです。
改めまして演奏と音質の素晴らしさを堪能できました。
長い月日を経まして、お気に入りのCDの仲間入りになりました。

シフの演奏から始まりました今回のチェンバロ協奏曲の旅路の次のCDは、
ブルクハルト・グレーツナー指揮、
新バッハ・コレギウム・ムジクムの演奏。
2枚組CDにチェンバロ協奏曲の第1.2.3.4.5.7番の他に、
2台、及び4台のチェンバロ協奏曲他が収録されています。
1990・92年、ライプツィヒ、パウル・ゲルハルト教会での録音とのことです。

第5番ですが、チェンバロはクリスティーネ・ショルンスハイムと記載がされています。
「愛らしい!」ラルゴの一言です。
指揮者もチェンバロ奏者も私には未知の演奏家ですが、
鍵盤を慈しむかのようなタッチ、優しい温もりを感じさせるチェンバロです。
全体的に室内楽風な趣の心地良さを感じます。
以前は特に印象に残ることなく耳を掠め、心を通り過ぎてしまった演奏です。
今、改めて聴き直してみますと印象に残らなかったことが不思議なくらいです。

バッハのチェンバロ協奏曲は断片を含めて8曲との説や、
9曲との説も・・・どうなのでしょうか。
1730年から33年の間に一台、乃至、四台のチェンバロと弦合奏のための協奏曲、
13作品を作曲したそうです。
当時、ライプツィヒに定住したバッハは、
ライプツィヒの市民や大学関係者の音楽愛好家の2つの合奏団を指導する仕事を引き受けたとのこと。
この合奏団は、自らの演奏に依って音楽を鑑賞するための合奏団(コレギウム・ムジクム)だったそうです。
バッハやその息子も合奏団に加わることもあったとのことです。
これらのチェンバロ協奏曲には自作、或いは他の作曲家の作品の編曲がほとんどであることの所以として、
辻荘一氏は、合奏団は毎週一回集まり演奏を原則としていたそうで、
楽曲を提供するバッハは作曲時間が足りなかった由を挙げられています。
尚、当時のチェンバロ奏者は楽譜がありながらも即興的に演奏することを常としていたそうですので、興味を駆り立てられるものがあります。


何気なく耳にした旋律に心を奪われましたことを契機として、
長い間、ラックで休眠させてしまっていましたCDとの再会。
以前、聴きました時とは全く違った印象を受けましたり、
楽しい発見もありましたり・・・。
今回は、シフのお陰で音楽との楽しい再会ができました。



                        ぱたぱた:bird2すずめ(左)S
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Comment

Re: 私も好きです

colorkoさん、こんばんは〜。
コメントをいつもありがとうございます。

チェンバロ、やはりお好きなのですね♪
そうなのです、あの音色・・・あの響きには魅了されますよね。

> アンティークな楽器自体のつくりにも
> 興味があります〜
colorkoさんらしい着眼点でしょうか。
調度品に限らず、アンティークな趣のものがお好きだったのですね。
チェンバロの作りはとても凝っていますよね。
眼と耳で鑑賞できる芸術品でしょうか。(*^_^*)
  • posted by lumino
  • URL
  • 2010.10/26 20:12分
  • [Edit]

私も好きです

チェンバロ好きです
あの何とも言えない優雅な音色が
私をまたまた妄想の世界へ(笑)
アンティークな楽器自体のつくりにも
興味があります〜
  • posted by colorko
  • URL
  • 2010.10/26 18:09分
  • [Edit]

Re: シフのバッハは良いですね

burleskeさま、こんにちは〜。
コメントをいつもありがとうございます。

> チェンバロ協奏曲ではエトヴィン・フィッシャーの演奏が好きです。なぜかバッハの鍵盤作品はチェンバロよりピアノで聴きたくなるんですよねぇ。
バッハはそうだったのですね。チェンバロよりもピアノの方がスムーズに心の中に入って来るようですね。
今までは、バッハの鍵盤作品に関しては音色が好きですのでチェンバロ優先でした。
「平均律」から「ゴルドベルク」も・・・ですが、シフのピアノで今回聴きまして、認識が変わってしまいました。

> ヒューイットのソロ鍵盤作品集もお気に入りです。これはなかなか素敵な演奏ですよ。
ヒューイットの名前を聞きますと、すぐに「平均律」に結び付きます。
burleskeさまが前サイトの「名盤レヴュー」でお取り上げになられていらっしゃいましたレヴューが、
今でもとても強い印象として残っています。
一度、是非ヒューイットの演奏を聞いてみたいと思います、とばかり言い続けて月日が経ってしまいました。

> 昔のCDを改めて聴くと、本当に新しい発見がありますよね。最近の聴き比べで痛感しております。思わぬ名演があったりすると嬉しくなりますよね。
そうなのですね〜。今回、リヒター盤が宝物になりました。
機会を見つけて、ラックに眠っているCDの発掘作業をこれからも心がけたいと思います。(^^♪
  • posted by lumino
  • URL
  • 2010.10/23 14:19分
  • [Edit]

シフのバッハは良いですね

luminoさま、こんばんは。
シフのバッハはパルティータしか持っていませんが、大好きな演奏です。チェンバロ協奏曲は聴いたことないですが、これも良さそうですね。
チェンバロ協奏曲ではエトヴィン・フィッシャーの演奏が好きです。なぜかバッハの鍵盤作品はチェンバロよりピアノで聴きたくなるんですよねぇ。
ヒューイットのソロ鍵盤作品集もお気に入りです。これはなかなか素敵な演奏ですよ。

昔のCDを改めて聴くと、本当に新しい発見がありますよね。最近の聴き比べで痛感しております。思わぬ名演があったりすると嬉しくなりますよね。

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