♪クラシック音楽 さんぽみち♪〜第1楽章:CD&MUSIC BIRD

クラシック・ビギナーのCD及びCS-PCM放送のミュージック・バードを主とした音楽便りです。 敬愛する作曲家はベートーヴェン。 古典派〜ロマン派を中心に聴いています。 時には日常の雑感も。また、時には家族のコザクラインコの話も。ゆっくり、のんびりと。

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Op.79 バッハ:シェメッリ歌曲集 by シュライアー&コープマン

シュライアーのCDなら何でも・・・
と、かなり良い加減な動機で以前求めました。
シェメッリ歌曲集からの抜粋曲、
バッハ21のコラールからの抜粋が10曲
合計32曲が収録されています


                 J.S.バッハシェメッリ歌曲集
                      by
                シュライアーコープマン



               バッハ:シュメッリ歌曲集byシュライアー


                       J.S.バッハ
              シェメッリ歌曲集 BWV.439-507より22曲
              21のコラール BWV.669-689より10曲
 
      
                ペーター・シュライアー(テノール)
                トン・コープマン(オルガン)
                ヤープ・テル・リンデン(チェロ)




全曲を聴きまして・・・まるで子守唄。
シュライアーの歌う宗教歌曲は良いものですね。
シュライアーの澄み切った声が思う存分に味わえます。

シェメッリ歌曲集」とのタイトルでしたが宗教的アリアと歌曲集。
ということなど浅はか者ですので全く知りませんでした。
全部で954曲の宗教歌曲、そのうち69曲だけが通奏低音付きの旋律だそうです。

シェメッリ歌曲集」につきまして
門倉一朗氏の記述を参照しつつ。

バッハの時代には宗教歌曲を集めた「讃美歌集」が数多く出版されていたそうです。
敬虔主義的色彩が濃厚で内容にも偏りがあったものを
公平な立場から古今の優れた旋律を集めた讃美歌集の出版を計画したのが
ゲオルク・クリスティアン・シェメッリ(1676?-1762)だったそうです。
シェメッリはバッハに協力を求めたとのこと。
バッハの協力のもとに「シェメッリ讃美歌集」がブライトコプフにより
1736年に出版されたそうです。

バッハにはいくつかの新しい宗教歌曲を作曲することと
既存の曲の低音域に手を加えることが求められたそうです。
シェメッリ歌曲集」のすべてがバッハの作曲ではないとも。
いろいろな人たちの研究があったようですが、
1924年になりアーノルド・シェーリングの研究結果では
確実にバッハの作曲によるものは次の3曲だけ
との結論に至った由です。
     
     第32曲「エホバよ、汝に向かいて」(BWV452)
     第33曲「来たれ、甘き死よ」(BWV426)
     第59曲「我を忘れ給うことなかれ」(BWV505)

こちらのディスクには残念ながらバッハ作のものは
第32曲「エホバよ、汝に向かいて」しか収録されていませんでした。

シェメッリの讃美歌は教会ではなく
家庭で歌われる宗教歌曲、アリアだそうです。
独唱と通奏低音は鍵盤楽器での構成で、
演奏ではバスをチェロやヴィオラ・ダ・ガンバも使用されるとのこと。

初めに収録されている曲
シェメッリ讃美歌集の“Liebes Herz,bedenke doch"では
チェンバロの伴奏により歌われ1分24秒の短い歌です。
収録曲の伴奏を聴いているだけでも面白さが。

教会用の讃美歌ではなく、家庭で歌われる作品のためでしょうか
誰もが声を合わせて歌うことのできる親しみやすい旋律です。
家族が集まり歌われたであろうことに思いを馳せつつ耳を傾けますと
親しみ深い旋律の中に真の在るべき「信仰」の姿が思い浮かぶようです。

純朴な心で神に語りかける、祈り
シェメッリ讃美歌集第32曲「エホバよ、汝に向かいて」の大意を引用させていただきますと。
  
   エホバよ、汝に向かいて我は歌わん。
   汝のごとき神は他にあらねば
   汝に向かいて我が歌を捧げん。
   ああ、汝の霊の力を我にも与え給え。
   キリストの御名によりて
   聖心に叶いしことをなす力を。


現代では教会内ですら口語体に変わってしまいましたが、
文語体のこの訳は格調高さを感じます。
旋律は欺瞞的な敬虔さを連想させる祈りではなく
軽やかさを伴いつつも「真」を感じさせてくれるようです。

信仰の有無を問わず、
シュライアーの清明なリリック・テノールで歌われますと
すべて一曲一曲に芸術歌曲の趣が感じられるようです。


                          ぱたぱた:bird2すずめ(左)S
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Comment

コメントありがとうございます

clorkoさん、こんばんは〜。
いつもコメントをありがとうございます。

宗教とか信仰とか、苦手なのですよ、宗教音楽も・・・。
聴く音楽がなくなってしまいますね。
それでも、このシュメッリの歌曲集は虚飾的な宗教色をあまり感じさせず
好感を抱いて心と耳を潤わせてくれました。
クリスマスを控えて、このような歌もまた良いものですね。(^^♪
  • posted by lumino
  • URL
  • 2010.12/06 20:35分
  • [Edit]

NoTitle

こんにちは^^
>家族が集まり歌われたであろうことに思いを馳せつつ耳を傾けますと親しみ深い旋律の中に真の在るべき「信仰」の姿が思い浮かぶようです。
そんな風に感じとってもらえたなら
作った方も嬉しいんだろうなぁ
って思いました
そういう背景を考えながら聴くと良いですね^^
  • posted by colorko
  • URL
  • 2010.12/06 17:01分
  • [Edit]

Re: バッハの歌曲集ですか!?

burleskeさま、こんばんは。
コメントをありがとうございます。

私もシェメッリ歌曲集を知らなかったのですよ。
シュライアーのCDを探していまして、たまたま出合いました。
一般的な「歌曲」だと思っていましたので讃美歌集と知り、
少々がっかりしました。
が、シュライアーの声が好きですので魅了されつつ聴いております。(^^♪
  • posted by lumino
  • URL
  • 2010.12/02 19:37分
  • [Edit]

バッハの歌曲集ですか!?

こんばんは。
バッハにシエメッリ歌曲集があるというのは知りませんでした。相変わらず歌曲には疎いもんで・・・
カンタータ集なら持ってるのですが。
これは聴いてみたいですね。

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特に音楽知識のないクラシック・ビギナーに等しいのですが、「ただ、ひたすらに」をモットーに鑑賞をしています。
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