♪クラシック音楽 さんぽみち♪〜第1楽章:CD&MUSIC BIRD

クラシック・ビギナーのCD及びCS-PCM放送のミュージック・バードを主とした音楽便りです。 敬愛する作曲家はベートーヴェン。 古典派〜ロマン派を中心に聴いています。 時には日常の雑感も。また、時には家族のコザクラインコの話も。ゆっくり、のんびりと。

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Op.113モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲K.364 by フランコ・グッリ;ブルーノ・ジュランナ&ミラノ・アンジェクリム管弦楽団

時として,無性に聴きたくなる一つの作品があります。
日常は滅多に思い出すこともなく忘れている旋律。
或る時、急に心に浮かび上がる旋律。
聴きたくて居ても立ってもいられなくなります。
モーツァルトの「ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲」の第2楽章です。

この作品を聴くのは本当に久し振り、10数年振りになるでしょうか。

そう言えば、今年になってモーツァルトを聴くのは初めてのようです。
オペラのアリア以外は。

今回聴いているCDは15年程前に求めたものです。
演奏者の名前を読みつつ懐かしい思いを抱きつつ手にしています。

モーツァルト
「ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲」変ホ長調 K.364
カプリング曲は
「ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲第2番」変ロ長調K.424

演奏者は
フランコ・グッリ(Vn)
ブルーノ・ジュランナ(Vla)
アルチェオ・ガリエラ指揮
ミラノ・アンジェクリム管弦楽団

モーツァルトの作品では2曲共お気に入りですが
「VnとVlaのための協奏交響曲」の第2楽章は前述しましたように
急に、無性に聴きたくなります。
映画の挿入曲として有名だった?ような・・・・。
映画にはまったく疎くて分からないのですが。


グッリのヴァイオリンは美しい音色というよりも
朴訥とも言えるようで、虚飾がなく真摯な響きとして心に伝わります。
それでいて素直な歌心に満ちた調べ。
ヴィオラのジュランナとも呼吸がピッタリのようです。
オーケストラも室内楽風な趣で、こじんまりとし
華麗で美しいモーツァルトではなく質実剛健とも言えるような演奏でお気に入りです。

余談ながら
この作品を他の演奏者で聴いてみたく思いまして探しました。
以前ミュージック・バードで放送されました時の
録音がありましたので聴いてみました。

マキシム・ヴェンゲーロフの弾き&振り
ヴィオラは ローレンス・パワー
UBSヴェルビエ・フェスティバル・チェンバー・オーケストラです。

前述しましたグッリのCDとの違いに驚くほどでした。
かなり作り上げられた感情移入の強い演奏のように感じてしまいます。
演奏にスケールの大きさは感じます。
また各楽器の分離がはっきりしていて音質も良いようです。
申し分はないようなのです。
少なくとも、以前の自分でしたらこのような演奏に惹かれるものを感じた筈なのですが。
音楽の流れに抵抗感を抱いてしまいました。
グッリは余計な意気込みを感じさせない自然な音楽の流れ。

それともグッリの演奏が耳慣れたものになっている所為でしょうか。
ヴェンゲーロフで聴きましてからは
グッリで聴いていますとホッとするものがある、と感じるようになりました。
グッリは2001年にご逝去されているとのことで
魅力を秘めたヴァイオリニストでしたのでとても寂しく思います。


モーツァルト協奏交響曲というジャンルに関心があったようで
3作品を手がけたようです。
第1作目はパリで作曲されたものの演奏されずに終わり。

こちらのK.364 はモーツァルトの協奏交響曲の第2作目になるそうです。
マンハイム、パリ旅行から帰郷して半年程後の1779年夏頃に作曲。
この協奏交響曲の姉妹作になる「ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための協奏交響曲」イ長調K.Anh.104の作曲も始めたそうですが、放棄されたとのこと。
これらの幾つかある「協奏交響曲」の中で唯一完成された作品が
こちらの第2作目だそうです。


第1楽章:アレグロ・マエストーソ 変ホ長調 4/4拍子
第2楽章:アンダンテ ハ短調 4/3拍子 
第3楽章:プレスト 変ホ長調 4/2拍子 

この作品を聴いていますと各楽章毎に一つのシーンを思い浮かべてしまいます。

第1楽章は、楽しさに、喜びに満たされていた心晴れやかな日々。
笑顔と笑い声があった心和む幸せな日々。 

第2楽章になり、失われた明るい日々の幸せは「思い出」の中に閉じ込められて。
「思い出」が心を慰めるものに移り変わるまでの深い愁いに閉ざされた慟哭する胸の内でしょうか。

第3楽章では、「思い出」の一つの要素でもある「酷」が心を慰めるものに変貌をし
そして「思い出」はやっと優しい光となり心を照らし出す・・・。

そのような勝手な想像をしつつこの作品を聴いています。

楽しい喜びに満ち溢れた幸せな日々であればこそ
「思い出」は言葉にならないほど辛く悲しいのでは?
時の流れと共に
いつしか懐かしい「思い出」となり
心を慰めるものに変わることを願いつつ耳を傾けています。

無性に聴きたくなる音楽はありますか?

   
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Comment

Re: モーツァルトの協奏交響曲は僕も大好きです

burleskeさま、こんばんは。
コメントをありがとうございます。

ヴィスコンティの「家族の肖像」と言う映画で使われていたのですね。
探してみました。このような映画は関心があります。
バート・ランカスター・・・懐かしいですし、とても好きな俳優です。
映画のどのようなシーンでモーツァルトが流れるのか一度観てみたいと思います。
ありがとうございました。

やはり、クイケン&寺神戸は良さそうですね。
CDを探しましたら目に入りましたので、入手したいと思っていました。
寺神戸のモーツァルトはどの作品も私にはお気に入りになる運命のようですし。
グッリの演奏も素朴で暖かさがありますし、似ているかもしれませんね。

burleskeさまが無性にお聴きになりたくなる作品に
シューベルトが2曲もあるのですね。
弦楽五重奏曲は私も好きです。改めて早速聴いてみます。
ピアノ三重奏曲第2番はCDを持っていませんので求めて是非聴きたいと思います。
シベリウスの第3番はもう一度聴き直しを。
無性に聴きたくなる作品・・・何か不思議なものがありますね。

確か10月12日、明日開講ですね。近ければ受講をさせていただきたかったです。
頑張ってくださいね!
  • posted by lumino
  • URL
  • 2011.10/11 19:51分
  • [Edit]

モーツァルトの協奏交響曲は僕も大好きです

モーツァルトの協奏交響曲は僕も大好きです。
第2楽章はヴィスコンティの映画「家族の肖像」に使われていたのが印象に残っています。

演奏は、ジギスヴァルト・クイケン&寺神戸亮が素朴で軽やかで、しかも暖かな響きで気に入ってます。
グッリは聴いたことがありません。一度聴いてみたいですね。

ちなみに、僕はシューベルトの弦楽五重奏曲とピアノ三重奏曲第2番、それからなぜかシベリウスの交響曲第3番を無性に聴きたくなるときがあります。
  • posted by burleske
  • URL
  • 2011.10/11 15:13分
  • [Edit]

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