♪クラシック音楽 さんぽみち♪〜第1楽章:CD&MUSIC BIRD

クラシック・ビギナーのCD及びCS-PCM放送のミュージック・バードを主とした音楽便りです。 敬愛する作曲家はベートーヴェン。 古典派〜ロマン派を中心に聴いています。 時には日常の雑感も。また、時には家族のコザクラインコの話も。ゆっくり、のんびりと。

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Op.120 カラヤン:「ベートーヴェン・ボックス」より 三重協奏曲 Op.56 ムター;ヨーヨー・マ;ゼルツァー

共感する作曲家はシューベルト。
敬愛する作曲家はベートーヴェンだったのですが
今年1月を最後にベートーヴェンの作品を取り上げることがなく
月日が過ぎ去ってしまいました。

ベートーヴェンがお気に入りの作曲家になった契機は 三重協奏曲 でした。
この作品に対する世評は芳しくないようですが
大のお気に入りの作品です。

ショップ・サイトで目に付きました「カラヤンベートーヴェン・ボックス」。
カラヤンの名前が目に留まると、つい求めたくなってしまいます。
それに加えてベートーヴェンの名前。
CD購入に際しては滅多にない 即断 で求めました。

ベートーヴェンの交響曲全曲はカラヤン80年代の録音とのことで
まだ80年代の演奏を聴いていませんでしたので
この機会に是非聴いてみたくなりました。
いざ、届きまして一番先に聴きましたのは交響曲ではなく、三重協奏曲でした。


              カラヤン:ベートーヴェン・ボックスより
                三重協奏曲 ハ長調 Op.56


               カラヤン:ベートーヴェン・ボックス

               アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)
               マーク・ゼルツァー(ピアノ)
               ヨーヨー・マ(チェロ)

                   (録音:1979年9月)

              第1楽章:アレグロ ハ長調 4/4拍子
              第2楽章:ラルゴ 変イ長調 3/8拍子
              第3楽章:ロンド・アラ・ポラッカ ハ長調 3/4拍子




作曲は1803年にスケッチ、完成は翌1804年夏とのこと。
ベートーヴェンは1804年8月26日付けのブライトコプフに宛てた手紙の中で
オラトリオ「かんらん山のキリスト」、交響曲第3番、ピアノ・ソナタ「ワルトシュタイン」、第22番、「熱情」
の作品と共に、この三重協奏曲の出版を申し出たそうです。

初演は、非公式ではルドルフ大公邸との推定だそうです。
公開初演は1808年ライプツィヒ。


初めてベートーヴェンの三重協奏曲を聴きましたのは
○十年前で遥か昔のことです。
カラヤン&BPO 、リヒテル(P)、オイストラフ(Vn)、ロストロポーヴィチ(Vc)
の1969年9月録音のLPでした。

この作品の初版には
「ピアノ、ヴァイオリンそしてチェロのためのグランド・コンチェルト・コンチェルタンテ」
と記されているそうですが
カラヤンの前述の演奏は正に「大協奏曲」と言うべき演奏で
息をつかせない白熱の演奏に聴き入ったものでした。
私にとりましては、○十年を経た現在でも三重協奏曲のベスト盤は
カラヤン(EMI録音)です。
但し、CD時代を迎えCDを求めて聴いたのですが
LPから受けた感銘、感動は稀薄なものを感じてしまいました。

次にこの作品に出会いましたのが3年程前。
オイストラフ:EMI全録音集」に2種収録されていました。
一つは前述と同じ録音のカラヤン盤。

              オイストラフ:EMI全録音集

他の一種は
 マルコム・サージェント&フィルハーモニア管弦楽団 
 オイストラフ(Vn)
 レフ・オボーリン(P)
 スヴィヤトスラフ・クヌシェヴィツキー(Vc)
で、1958年のステレオ録音でした。
こちらもカラヤン盤に勝るとも劣らない心に残る演奏でした。


そして今回、「ベートーヴェン・ボックス」に収録されていましたものは
ムター、ゼルツァーそしてヨーヨー・マ

1979年9月の録音だそうですから
初めて聴きましたカラヤン、1969年録音の「三重協奏曲」から丁度10年後の録音。

1976年、13歳の時にカラヤンに見出されたムターですから
三重協奏曲では、まだ「アンネちゃん」とお呼びしたい16歳頃の演奏でしょうか。

特に期待感を抱かずに耳を傾け・・・ですが
聴いていまして今まで耳にしていた演奏とは違うものを感じました。
嘗て聴きました時には 一気呵成 とか 息をつかせない白熱の演奏 
との印象が強いものばかりでした。
ですが、今回聴きました演奏では、とても柔軟で余裕を感じさせられました。

「アンネちゃんが弾いている」との先入観でしょうか
とにかくヴァイオリンの柔らかく繊細さや
主張のない素直さ(?)に初めは物足りないものがありました。
チェロもピアノも・・・何か物足りませんでした。
ですが、聴く回数が増えるに従い新たな魅力に目覚めてきました。

特に第2楽章が、これ程美しく叙情的だったことを
○十年を経まして初めて気付かされました。
優美に流れつつも、悠々とした大河を思わされるようです。
聴く前の 期待感を抱かずに との思いは何処へやら
すっかりお気に入りの演奏になりました。

尚、第2楽章については、つい最近聴きました
 マズア&ライプツィヒ・ゲヴァントハウス
 ウルフ・ヘルシャー(Vn)
 クリスティアン・ツァハリアス(P)
 ハインリヒ・シフ(Vc)

こちらの演奏は、イージー・リスニング風(?)の感を拭えませんが
心に残るものがあります。


さて、カラヤンの「ベートーヴェン・ボックス」ですが
鑑賞がなかなか進まないながらも三重協奏曲の他に
ヴァイオリン協奏曲(ムター
ピアノ協奏曲第1番(エッシェンバッハ)
交響曲第9番
お気に入りの作品ばかりを先に聴いてみました。

一言で・・・満悦の至りです。
私にとりましては素晴らしい「ベートーヴェン・ボックス」になりそうです。


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Comment

Re: ムター、マ、ゼルツァー&カラヤン盤、良いですね

burleskeさま、こんばんは。
いつもコメントをありがとうございます。

この作品、やはり人気がないみたいなのですよね。
作品に対する批評を読んでも手厳しいですし・・・。

カラヤン盤(リヒテル、オイストラフ、ロストロポーヴィチ)は
burleskeさまもお持ちだったのですね。
随分、前になりますがCDで買い替えて聴いてみました時に
LPで聴いた時のような感動がなく
音まで、演奏までコンパクトになった??? と思ってしまいました。

ムター、ヨーヨー・マ、ゼルツァーのカラヤン盤も所有されていらっしゃったのですね。
ピアノのゼルツァーに対してのご感想・・・やはり、ソリスト3人の力量も重要なようですね。
古楽器演奏ではまだ目ぼしい録音はないとのことで
お気に入りの作品はいろいろな演奏で聴いてみたいですし
多くの演奏家が録音をしてくれることを望みたいと思います。
  • posted by lumino
  • URL
  • 2011.11/29 19:53分
  • [Edit]

ムター、マ、ゼルツァー&カラヤン盤、良いですね

三重協奏曲はリヒテル、オイストラフ、ロストロポーヴィチ&カラヤン盤くらいしか聴いたことがなくて、あまり印象に残っていませんでした。
luminoさまの記事を拝読して、改めて聴いてみようとCDを探してみると、なんとこのムター、マ、ゼルツァー&カラヤン盤のCDを発見してしまいました。ムター&カラヤンのブラームスのVn協奏曲のカップリングだったんですね。
ピアノはちょっと物足りない感じもしますが、さすがにムターとヨー・ヨー・マはのびのびとしたしなやかな歌で、爽やかな印象を受けました。
巨匠たちがガップリ四つに組んだような演奏よりも、この方が作品に合っているように思えますね。
これは僕も気に入りました。

この三重協奏曲、古楽器で演奏しても面白いと思うんですが、まだ目ぼしい録音は無いみたいですね。
これからこの作品、注目したいと思います。
  • posted by burleske
  • URL
  • 2011.11/29 14:25分
  • [Edit]

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