♪クラシック音楽 さんぽみち♪〜第1楽章:CD&MUSIC BIRD

クラシック・ビギナーのCD及びCS-PCM放送のミュージック・バードを主とした音楽便りです。 敬愛する作曲家はベートーヴェン。 古典派〜ロマン派を中心に聴いています。 時には日常の雑感も。また、時には家族のコザクラインコの話も。ゆっくり、のんびりと。

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Op.122 ルービンシュタイン名演奏集~ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番&シューベルト:即興曲D.899(Op.90-3)第3番

過日、シューベルトのピアノ三重奏曲にお寄せいただきましたコメントを拝読し
第1番をルービンシュタインで聴きたくなりCD探しをしていました。   
目に付いたものが Membran の10枚組「ルービンシュタイン名演奏集」。
収録曲を見ると聴いてみたい作品がズラリとあります。
質より量(CDレーベルに失礼)を優先+廉価盤。
こちらのBOXにしてみました。

届きましてから気が付きましたのは間違えて注文をしたことです。
 ルービンシュタイン、ハイフェッツ&フォイアマン との演奏。

コメントを拝読しまして聴きたいと思いましたのは
 ルービンシュタイン、シェリング&フルニエ の演奏でした。

ルービンシュタインの名前を頭に刻み込み
ルービンシュタインが違うメンバーとの録音も残していられたことなど
全く考えもせずに注文を。
如何にも私らしいソソッカシサです。
同時に届きました第2番(シューベルト:ピアノ三重奏曲)の方も思わず確認を。
こちらはA・ブッシュ、H・ブッシュ&ゼルキンで大丈夫。
ホッとしました。


          
           アルトゥール・ルービンシュタイン名演奏集

              アルトゥール・ルービンシュタイン名演奏集

             ●ベートーヴェンピアノ協奏曲第3番 op.37
              アルトゥーロ・トスカニーニ&NBC交響楽団
                      (録音 1944年)

             ●シューベルト:即興曲 D.899 op.90-3
             ●シューベルト:即興曲   〃   op.90-4
                     (録音 1949,1950年)



さて、どの作品から聴こうかと迷いつつ。

このBOXに惹かれたお気に入りの作品の一つに
ベートーヴェンピアノ協奏曲第3番が収録されていました。
トスカニーニ&NBCでしたので是非、聴きたい思いがありました。
寄り道をしまして、ベートーヴェンを先に。

ライヴ録音のようです。
オーケストラに音の古さを感じましたのも束の間で
切れ味の、メリハリのある鋭い演奏の世界に入り込んでしまいました。
一方のルービンシュタインのピアノの音には
「何故、こんなに音が良い?」と録音年を確かめたくなるほどです。
第3楽章のルービンシュタインの運指に「???」になりましたものの
これもライヴ故の醍醐味を損なうものはまったく感じませんでした。
久々振りに生き生きとしたベートーヴェンを体験することができました。

こちらの演奏を聴きつつ・・・
遅ればせながら音楽の本質的なものは音質で決まるものではないと痛感しました。
嘗ては、「もう少し音が良かったら」 etc.etc.
と望みを抱いたものでしたが。


さて、今日の主人公はシューベルト
前述のベートーヴェンの次にピアノ小品が2曲収録されていました。
ピアノ独奏曲は今も変わらず苦手なジャンルですので
聴くとの意識を持たずに聞いていました。
作曲者、作品名を知らないままに。

が、未だ嘗てピアノ独奏曲を耳にしても覚えることがなかった心の琴線に強く触れるものがありました。
CDジャケットを見ました。

  シューベルト、即興曲D.899 Op.90-3 第3番

何回か聴くうちに、有名な曲だった?

一度耳にしたら忘れられない簡潔で素朴な趣を湛えた第3番。
一日中聴いていても決して飽きることがないかも知れません。
毎夜、リピートして3時間程聴いている有様です。
呟きのようにも耳に伝わる調べ
何か物寂しさも伝わってくるような調べ。
この旋律を聴いていると多々の想念が心を過ぎります。
留まることを知らずに、いつまでもどこまでも流れ続ける調べのように感じられます。


D.889、作品90の「4つの即興曲」は1827年に作曲されたそうです。
蛇足ながら、作品90の4つの曲ですが

第1番:アレグロ・モルト・モデラート ハ短調 4/4拍子
第2番:アレグロ 変ホ長調 3/4拍子
第3番:アンダンテ 変ト長調 2/4拍子
第4番:アレグレット 変イ短調 3/4拍子


「即興曲」との名称については
この、作品90を出版したハスリンガーの案であったとのこと。
シューベルト自身も「即興曲」という名称を気に入ったそうです。

シューベルトをピアノ音楽史上で捉えることについて
虎の巻から平野昭氏の文章を長くなりますが引用させていただきます。

  「重要視されるのは『即興曲』や『楽興の時』等の小品分野である。
  確かにソナタ分野にも傑出した作品は残されている。
  しかし、そこでは彼の目前に立ち聳える3人の巨匠の作品の影響が強く、
  その生涯に20曲以上のソナタを残してはいるが、
  そこには彼がソナタ形式を自己のものにするための闘争の歴史を
  垣間見ることができる。
  
  ベートーヴェンのように、わずかな音から成る主題音型(動機)だけを用いて
  大曲を作り上げることは、彼の音楽的天分とは別世界のものであった。
  彼の主題はどれをとっても歌が内在しており
  それ自体で一つの自立した世界を形成している。
  それは部分的音型に分割するなどは自殺行為に等しいものであったろう。
  だからこそ、ソナタ創作に伴う強迫観念に囚われないですむ小品分野に
  生気に満ちた作品が生まれたのではないだろうか。
  そこにおいて彼は、自らの裡に湧き出る豊富な案出に任せ
  自由な言葉を発言するのである。
  その結果は音楽市場に大きな役割を果たすことになり
  ロマン派の一大産物である性格小品の先駆をなすのである。」


作品90の3番に心を打たれ
また、平野氏の記述を拝読し
シューベルトのピアノ小品に対する認識が変わってきました。
シューベルトのピアノ小品では誰もが知る「楽興の時」第3曲目しか耳にしたことがない有様です。
これを機会に他のピアノ小品にも耳を傾けたく思いました。


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Comment

Re: まさか《ルービンシュタイン・コンプリート・アルバム・コレクション》では?

burleskeさま、こんばんは。
コメントをいつもありがとうございます。


>まさかのRCAのルービンシュタイン・コンプリート・アルバム・コレクション142枚組を購入されたのかと思ったのですが、違ったんですね。

このコレクションを求めることができれば嬉しいのですが。
お値段を見て、即退散でしたが、コメントをいただきまして気になるセットに。
収録曲は、やはりショパンが多いですね。
シューベルトの即興曲D899が1961年の録音が収録されているのですね。
ピアノ三重奏曲もシェリング、フルニエの方も収録されているようで
これだけでも求めたくなってしまいました(当分、他のCDを購入できなくなりますが)。

ルービンシュタイン、ハイフェッツ&フォイアマンはゴージャスな演奏とのこと
シェリング、フルニエと聴き比べもしたくなりました。

即興曲の方のCD探しをしているのですが
ブレンデルはお気に入りの演奏に入っているのですね。
ブレンデルの収録曲が充実(聴きたい曲がほとんど入っているので)どうしようかと思っていたところです。
今更ながらなのですが、ピアノ・・・聴いていると良いものですね。
  • posted by lumino
  • URL
  • 2011.12/12 20:13分
  • [Edit]

まさか《ルービンシュタイン・コンプリート・アルバム・コレクション》では?

luminoさま、こんばんは。

ルービンシュタイン名演奏集というタイトルを拝見して、まさかのRCAのルービンシュタイン・コンプリート・アルバム・コレクション142枚組を購入されたのかと思ったのですが、違ったんですね。あぁ、びっくりした。
よく考えたら、このセットは発売日まだでしたね。

ルービンシュタイン、ハイフェッツ&フォイアマンの三重奏は「100万ドル・トリオ」として有名な演奏ですね。ゴージャスな名演ですよ。
トスカニーニとのベートーヴェンはCD持っているのですが、長らく聴いていません。久しぶりに聴いてみたくなりました。

シューベルトの即興曲は好きですが、ルービンシュタインでは聴いたことがありません。内田、ブレンデル、ピリスの演奏がお気に入りです。ルービンシュタインでも聴いてみたいですね。
  • posted by burleske
  • URL
  • 2011.12/11 20:15分
  • [Edit]

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