♪クラシック音楽 さんぽみち♪〜第1楽章:CD&MUSIC BIRD

クラシック・ビギナーのCD及びCS-PCM放送のミュージック・バードを主とした音楽便りです。 敬愛する作曲家はベートーヴェン。 古典派〜ロマン派を中心に聴いています。 時には日常の雑感も。また、時には家族のコザクラインコの話も。ゆっくり、のんびりと。

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Op.125 2012年のスタートはシューベルト:「音楽に寄す」D.547 by ディスカウ;ヴンダーリヒ;マティス

           今年も どうぞよろしくお願いいたします

             わんぱぐさん)



2012年のスタートはシューベルト歌曲の中で一番のお気に入り
音楽に寄せて」です。
余りにも有名な「音楽に寄せて」。

心を豊かにしてくれる音楽たち
音楽がなかったら きっと無味乾燥な日々
と、常日頃感じることですが
平穏な日常を逸脱した昨年は殊更にその思いを強く抱きました。

人生の応援歌には人それぞれの音楽、「歌」があるかと思います。
私にとっての応援歌は「音楽に寄せて」です。


作曲は1817年3月。
詩はシューベルトの親友のフランツ・フォン・ショーバー。
2節の有節歌曲、とのことです。


云十年前に初めて聴き お気に入りになった「音楽に寄せて」。
ディスカウ&ムーアでシューベルト歌曲のベスト作品を集めたLPでした。
云十年が経ちましても、この作品は私にとってシューベルト歌曲のベスト1です。
とても気に入っているショーバーの詩
そしてもちろん
シューベルトが この詩に与えた素晴らしい旋律も。
短いながらも音楽に対する感謝と畏敬の念が満ち溢れている歌でしょうか。


長年、ディスカウが愛聴盤でした。
詩を噛みしめるかのように歌いつつ
音楽に対する深い感謝の念が伝わって来るディスカウ

ヴンダーリヒの「音楽に寄せて」は
美しい歌そのものでしょうか。
とても伸びやかに歌われ
音楽への感謝と愛しみ また 明るい希望 など
多くのものが感じられるようです。
音楽に対する、ひた向きな祈りのような趣も。

エディット・マティス
ソプラノで聴くのは初めてです。
気品があり且つ、清楚に歌われ
恰も宗教曲の一節でも聴いているかのようです。
静かに心に染み入る「音楽に寄せて」でしょうか。

三人三様に素晴らしい「音楽に寄せて」を聴かせてくれました。

ショーバーの詩にように
悲しい時や辛い時、苦しい時
絶望の文字のみが心を占めてしまう時
人生の奈落などと思いたくなってしまうような時にも
人生の荒波に耐えられる力を与えてくれる音楽。
慰められ、力付けられ、励まされて
また、再び明日を歩み出す勇気を与えてくれる音楽。
幾多の思いを「音楽に寄せて」の中に見出します。

フランツ・フォン・ショーバーが詩に詠ったように

「優しき芸術よ、僕はおまえに感謝しよう」


今年も「音楽に寄せて」の詩のように 
音楽が持つ素晴らしさにありがとう、と呟きつつ
一日、一日を過ごすことができたら、と願わずにはいられません。


人生の応援歌になっている「歌」、音楽は何でしょうか。


   風と樹と空と


          音楽に寄せて: An die Musik D547 
               (詩:フランツ・フォン・ショーバー)


   君 優しい芸術よ、 どれだけ多くの悲しい時
   人生の激しさが僕を取り囲んだ時に
   おまえは僕の心に温かい愛を燃え立たせ
   僕をより良い世界へと連れ去ってくれたことか!
  
   しばしば おまえの竪琴から流れ出た溜め息
   おまえからの甘い 清らかな和音が
   より良い時である天国を僕に解き明かしてくれた
   君 優しき芸術よ、僕はおまえに感謝しよう!
            
                       (訳:若林氏引用)


   (原詩引用)

   Du holde Kunst, in wieviel grauen Stunden,
   Wo mich des Lebens wilder Kreis umstrickt,
   Hast du mein Herz zu warmer Lieb entzunden,
   Hast mich in eine bessre Welt entrückt!

   Oft hat ein Seufzer, deiner Harf entflossen,
   Ein süsser, heiliger Akkord von dir
   Den Himmel bessrer Zeiten mir erschlossen,
   Du holde Kunst, ich danke dir dafür!


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Comment

Re: あけましておめでとうございます

burleskeさま
明けましておめでとうございます。
私の方こそ、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

ディスカウもヴンダーリヒも本当に良いですよね。
歌手の持ち味があり声楽曲、歌曲って面白いですね。
このところシューベルトの歌曲を以前程には聴いていなかったのですが
また聴きたくなってきました。

「人生の応援歌」って「歌」だけではないですものね。
ショーバーも、きっとクラシック音楽全般を前提にして
音楽に対する感謝を詠ったのですよね。
因みに「応援歌」として私の中にはベートーヴェンの「三重協奏曲」や
「ラズモフスキー」特に第2番がありました。

モーツァルトの第23番、私も好きです。
毎度のことながら、ヒンデミットやウォルトンは・・・聴いたことがないのですが。
ストレス解消にはもってこい、とのことで威勢の良い作品でしょうか。

今年も素晴らしいCDに出合えると良いですね。
今年もいろいろな演奏のご紹介を楽しみにさせていただきます。
  • posted by lumino
  • URL
  • 2012.01/06 20:30分
  • [Edit]

あけましておめでとうございます

luminoさま、明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いいたします。

《音楽に寄せて》、じっくりと語りかけてくるようなディースカウ、美しく伸びやかなヴンダーリヒ、共に良いですねぇ。
改めて音楽に感謝ですね。

僕の「人生の応援歌」というか、聴くとリフレッシュする曲は、モーツァルトのピアノ協奏曲第23番、シベリウスの《カレリア》組曲、ヒンデミットの《ウェーバーの主題による交響的変容》、ウォルトンの管弦楽のための《パルティータ》といった曲でしょうか。ストレス解消にもってこいです。
どうもluminoさまの意図した「人生の応援歌」とはちょっとちがうようですが・・・
  • posted by burleske
  • URL
  • 2012.01/06 16:52分
  • [Edit]

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