♪クラシック音楽 さんぽみち♪〜第1楽章:CD&MUSIC BIRD

クラシック・ビギナーのCD及びCS-PCM放送のミュージック・バードを主とした音楽便りです。 敬愛する作曲家はベートーヴェン。 古典派〜ロマン派を中心に聴いています。 時には日常の雑感も。また、時には家族のコザクラインコの話も。ゆっくり、のんびりと。

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Op.126 ブルッフ:スコットランド幻想曲 by アッカルド;マズア&ライプツィヒ・ゲヴァントハウスOr.

お気に入りの作品でありながら何故か忘却の彼方に。
ふとした機会に思い出して聴いてみると新たな発見もあるようです。

そのような作品の一つがブルッフの
ヴァイオリン協奏曲であり「スコットランド幻想曲」。
数年前にブログ仲間の御方がブログにて
ブルッフのヴァイオリン協奏曲全曲をご紹介されていらっしゃいました。
その御方の記事がキッカケとなり数年が経ち
やっとCDを求め聴いている昨今になりました。

              ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲全集より
        ヴァイオリンとハープのためのスコットランド幻想曲 Op.46


               ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲全集 by アッカルド


               サルヴァトーレ・アッカルド(Vn)
               クルト・マズア(指揮)
               ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

                   (録音 : 1977年 ステレオ)



ブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番と「スコットランド幻想曲」には
懐かしい思い出があります。
クラシック音楽を聴き始めた頃は
関心のある作品をFM放送からカセット・テープに録音して
後から、ゆっくりと聴いていたものでした。
録音をしたテープを聴き気に入った作品の内から
レコード資金不足にて限られたものだけをLPで買い求めていました。

その中の一枚がブルッフです。
クリスティアン・フェラスのヴァイオリン
ジュスキント&フィルハーモニア管弦楽団の演奏でした。
ラロの「スペイン交響曲」とのカプリングの廉価盤。

ブルッフの作品はあまりにも美しすぎて
以前は聴いていて妙に悲しい気分になってしまったものです。

さて、念願のブルッフ:ヴァイオリン協奏曲全集のCDを手に
初めてヴァイオリン協奏曲第2番、3番を聴くことができました。
カセット・テープとのお付き合いだけでした「スコットランド幻想曲」。
改めて聴きとても印象に残りました。
今日は「スコットランド幻想曲」を。


作曲は1879-80年にかけての冬だそうです。
1880年9月、ハンブルクに於いて
ヴァイオリン独奏がサラサーテ(献呈も)で初演とのこと。
 
ブルッフが41歳の時に
スコットランド生まれの作家ウォールター・スコット(1771-1832)の
作品を読んで感動したことが作曲の直接的動機と言われているようです。
ブルッフはまた、イギリスに興味を持っていたそうで
自作の上演のために2回、訪れていたとのこと。
1880年にはりバプール交響楽団の指揮者にも就任したそうです。

各楽章に取り入れられたスコットランド民謡の旋律を併記をしつつ。

序:グラーヴェ 変ホ短調 4/4拍子
第1楽章:アンダンテ・カンタービレ 変ホ長調 3/4拍子
     (スコットランド民謡:“Auld Rob Morris”)

第2楽章:アレグロ 変ホ長調 2/3拍子
     (スコットランド民謡:“Dusty Miller")

第3楽章:アンダンテ・ソステヌート 変イ長調 4/4拍子
     (スコットランド民謡:“I'm a Doun for Lack O' Johnnie")

第4楽章:フィナーレ アレグロ・グェリエロ 変ホ長調 4/4拍子
     (スコットランド民謡:“Scots wha hae wi Wallace bled ”)



全体的に素朴で牧歌的な美しさや
懐かしさを漂わせた一篇のドラマでしょうか。

第1楽章の美しい旋律
そしてスコットランド民謡を基にしたヴァイオリンが奏でる穏やかな旋律。
シンフォニックな趣で始まる第2楽章。
舞曲風で楽し気に主題を歌うヴァイオリン。
第3楽章は深い川の流れのような趣を湛えつつも
スコットランド民謡を基にした主題を奏でるヴァイオリンの愛らしさ。
第4楽章では粗野な趣の中にも素朴さが感じられます。
主題はスコットランドの古い戦いの歌とのことで勇ましい限り。
力強く迎える終わりは恰も勝利を思わせるものがあるようです。

アッカルドのヴァイオリンの繊細さが
ブルッフ特有の哀愁美を際立たせているのでしょうか。
マズア&ゲヴァントハウスはベートーヴェンの三重協奏曲からも感じたのですが
悠とした落ち着きがあり
穏やかに包み込み、温もりを与えてくれる演奏に感じられます。
「スコットランド幻想曲」の愛聴盤になりました。

ブルッフは14歳で交響曲を作曲していたとのこと。
ヴァイオリン協奏曲(1~3番)や「スコットランド幻想曲」を聴き
交響曲や室内楽にもかなり関心が湧いてきました。

嘗ては「コル・ニドライ」を聴きましても全く心に響くものがなかったのですが
現在では愛聴曲の一つにもなりました。
「スコットランド幻想曲」、「コル・ニドライ」を始め
抗い難い魅力をブルッフの旋律に感じるこの頃です。

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Comment

Re: 「スコットランド幻想曲」は久しぶりに聴きました


burleskeさま、こんにちは。
コメントをありがとうございます。

コチラのCDを求めましたキッカケが、旧サイト(サロン時代)でburleskeさまの記事を拝読したことでした。
今頃になってしまいましたが・・・良いですね、ブルッフ。
「スコットランド幻想曲」の他の演奏のご感想を拝読し
ハイフェッツ&サージェントに惹かれるものを感じました。
この作品がとても気に入ってしまい、ちょうど他の演奏を探している最中でした。
ハイフェッツで是非、聴いてみたく思います。

交響曲全集もお挙げくださいましたマズア&ゲヴァントハウスと
コンロン&ケルン・ギュルツェニヒPO.(「2台のピアノと管弦楽のための協奏曲」他も収録されているようですので)どちらにするか迷っているところでした。
やはり、マズア・・・魅力ありますね。
どのCDにするか、迷うのも楽しみですので暫し迷ってみることに。
コメント、CD選びの指標になりました。ありがとうございます。
  • posted by lumino
  • URL
  • 2012.01/14 16:05分
  • [Edit]

「スコットランド幻想曲」は久しぶりに聴きました

luminoさま、こんばんは。
このアッカルド&マズアのディスクは僕がブルッフのVn協奏曲第2番と第3番が聴きたくて以前購入したものです。
長らく聴いていなかったのですが、こちらの記事を拝読して、久しぶりに「スコットランド幻想曲」を聴いてみました。
アッカルドのカンタービレのきいた美しい響きが良いですね。
「スコットランド幻想曲」を聴くのも久しぶりだったので、他の演奏も聴いてみました。
たっぷりと歌ったオイストラフ&ホーレンシュタイン、繊細で切れの良い諏訪内&マリナーも良かったのですが、表現力豊かで生命力あふれるハイフェッツ&サージェントに魅了されてしまいました。
改めて聴くとハイフェッツはやっぱり凄いです。

ブルッフの交響曲全集はマズア&ゲヴァントハウスが格調高く落ち着いた良い演奏だと思います。
こちらも改めて聴いてみたくなりました。
  • posted by burleske
  • URL
  • 2012.01/13 21:38分
  • [Edit]

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