♪クラシック音楽 さんぽみち♪〜第1楽章:CD&MUSIC BIRD

クラシック・ビギナーのCD及びCS-PCM放送のミュージック・バードを主とした音楽便りです。 敬愛する作曲家はベートーヴェン。 古典派〜ロマン派を中心に聴いています。 時には日常の雑感も。また、時には家族のコザクラインコの話も。ゆっくり、のんびりと。

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Op.129 メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」 by カラヤン&BPO

今更ながらになりますが・・・。
メンデルスゾーンの「フィンガルの洞窟」を聴き初めて惹かれるものを感じました。

初めて聴いたのは昔々のことです。
初めて入手をしたカラヤン&BPOのLPでした。
フィンガルの洞窟」他全5曲が収録されていました。
当時は喧しい曲にしか感じることがなく
苦手な作品のまま年月が過ぎ去って行きました。

先日、ブルッフの「スコットランド幻想曲」に魅了をされ
他の演奏でも聴きたく思い、CD探しをしていた折に出合ったのが
スコットランドをテーマにした3曲が収録されている一枚です。
驚くほどの超廉価盤。


         メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」Op.26
                       by
                   カラヤン&BPO


               メンデルスゾーン:「フィンガルの洞窟」カラヤン&BPO

            収録曲:
            ●メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」 op.26
                      カラヤン&BPO(1960年録音)

            ●ブルッフスコットランド幻想曲 op.46
                      ウルフ・ヘルシャー(Vn)
                      ブルーノ・ヴァイル&
                      バンベルク交響楽団

            ●メンデルスゾーン:交響曲第3番「スコットランド」
                      フランツ・ヴェルザー=メスト&
                      ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
                                (1991,2年録音)




カラヤンのLPに話が戻りますが
当時のライナーノーツに志鳥栄八郎氏が、このLPに寄せられた「ひとこと」を。

 「ヨーロッパ音楽界の〈帝王〉と言われるカラヤンとベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の世紀の名コンビによる、この“ゴールデン・コンサート”は、ドイツとチェコの大作曲家たちの作曲した〈河〉〈森〉〈海〉に因んだ名曲を集めたものです。
この中では、、ニコライの歌劇〈ウィンザーの陽気な女房たち〉序曲以外は、すべて文部省の指定した中学校の学習要領の音楽鑑賞教材曲ですから、すくなくとも中学校卒業以上の社会人は、必ず聴いておかなければならない音楽なのです。
さぁ、お父さんも、お母さんも、お兄さんも、みんなスピーカーの前にお集まりください。」
良き時代を感じさせられる文章です。

カラヤン&BPOのLPの収録曲ですが
●ヘンデル(ハーティー編):組曲「水上の音楽」
●スメタナ:交響詩「モルダウ」
●ウェーバー:「魔弾の射手」序曲
メンデルスゾーン:「フィンガルの洞窟」序曲
●ニコライ:「ウィンザーの陽気な女房たち」
以上です。

このLPを聴き初めて耳にしたニコライの「ウィンザーの陽気な女房たち」が
気に入り全曲盤を求めましたのも懐かしい思い出です。
一枚のLPから昔の幾多の思い出が浮かんできてしまいます。


さて、肝心の「フィンガルの洞窟」を。
この作品の自分への覚書として。

作曲はメンデルスゾーン20歳の
1829年4月に初めてロンドンへの演奏旅行をし
8月にスコットランドに旅してこの洞窟を見たとのこと。
この時に主題のスケッチを書き
翌年1830年、イタリア旅行中にこの作品の完成。
初演は、二度目のイギリス旅行の際に
ロンドン、コヴェント・ガーデン王立劇場でのフィルハーモニー協会の演奏会で。
指揮はメンデルスゾーン自身。
献呈はプロイセン皇太子に、とのこと。

題名の「フィンガルの洞窟」
スコットランド北西沖、大西洋上のヘブリディース群島の
スタッファ島にある洞窟だそうで
その地方の伝説上の国王フィンガルの名前から
「フィンガルの洞窟」と付けられたとのことです。


      スタファ島の洞窟内部
                   (スタファ島の洞窟の内部)


昔は何故、この作品が苦手だったのかと不可思議な思いを抱きつつ・・。
再生装置もアナログ・プレイヤー以外はすべて当時とは入れ替わり
その影響もあるのかもしれませんが。
今回、繰り返しこの作品を聴いていました。
共感し素晴らしいとの思いを初めて抱きました。

第1主題の不気味な印象。
未知のものに対する恐怖心に似たような思いも。
今でも、この不気味さはチョッピリ苦手・・・ですが。

第2主題の盛り上がりの激しい部分では
昔、聴いた時には喧しく感じていたような気がします。
今は、この第2主題の盛り上がりに惹かれるのですが。
やはり、一番ホッとした気分で耳を傾けられるのは
親しみを感じさせる第3主題でしょうか。

この作品に漂う不気味さと神秘的な印象とは異種のような
親和力も感じ耳を傾けていました。
それにしても、とても重厚な音。
当時のBPOの音の魔力にも捕らわれてしまいました。

初めて聴きました演奏がカラヤン&BPOであり
以来、云十年を経た今、初めてこの作品に惹かれるものを感じたのも
カラヤン&BPOの演奏。
作品に対する苦手意識が先行してしまい
他の演奏家で聴いたことがないのですが
関心を呼ぶ作品として心の中で生き始めました。

こちらのCDを入手した本命のブルッフの「スコットランド幻想曲」。
ウルフ・ヘルシャ―(Vn)とブルーノ・ヴァイル&バンベルクSOです。

ベートーヴェンの三重協奏曲でお気に入りの演奏の
一つでもあるマズア&ライプツィヒ・ゲヴァントハウス
ヴァイオリンがヘルシャーでしたので期待をして。

予想をはるかに上回る演奏ですっかりお気に入りになりました。
逞しさを感じさせる骨太のヴァイオリン
ヴァイル&バンベルクSOの叙情性に活力が加味されたような
豪壮さを抱かせる作品として耳に響きます。
ハープはヴァイオリンの蔭になることもなく
生き生きとした表情を見せてくれるようです。
リズムの刻みが鮮明に感じられとても新鮮な響き。
第3楽章ではジーンと心に響くものがあり涙腺が緩みかけるほどでした。

一枚のCDの収録曲、全作品の演奏が
お気に入りになるということは
多々あることではないのですが。
こちらのCDは例外のようです。


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Comment

Re: カラヤン&ベルリン・フィルの《フィンガルの洞窟》といえば・・・


burleskeさま、こんばんは。
いつもコメントをありがとうございます。

カラヤンは「フィンガルの洞窟」をDGにも録音していたのを知りませんでした。
LPの方(EMI)は録音年月日の記載がなかったのですが
CDと同じ1960年の録音ですよね?
1971年、DG録音の方も関心が湧いてきました。
やはり聴いてみたいですね1971年の演奏。

3種のお気に入りの演奏をお挙げくださいまして、どれも興味が。
特にフルトヴェングラーの演奏を聴いてみたく思いました。

ヘルシャーは初めて耳にした時には印象に残らなかったのですが
何回か聴くうちに、味わい深さ(スルメみたい?!)が感じられてきました。
ヘルシャーのヴァイオリンで他の作品も聴いてみたいと思い始めました。
  • posted by lumino
  • URL
  • 2012.02/03 19:52分
  • [Edit]

カラヤン&ベルリン・フィルの《フィンガルの洞窟》といえば・・・

luminoさま、こくばんは。
カラヤン&ベルリン・フィルの《フィンガルの洞窟》ということで、てっきり71年録音のDG盤かと思ったのですが、60年にもEMIに録音してたんですね。これは知りませんでした。ちょっと聴いてみたいです。
ちなみに、僕のお気に入りの《フィンガルの洞窟》はクレンペラー&フィルハーモニアo、シューリヒト&ウィーンpoとフルトヴェングラー&ウィーンpoです。

ヴァイオリンのヘルシャーはサン・サーンスのヴァイオリン協奏曲全集のCDを持っているのですが、あまり印象にありません。改めて聴いてみたいと思います。
  • posted by burleske
  • URL
  • 2012.02/02 21:35分
  • [Edit]

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