♪クラシック音楽 さんぽみち♪〜第1楽章:CD&MUSIC BIRD

クラシック・ビギナーのCD及びCS-PCM放送のミュージック・バードを主とした音楽便りです。 敬愛する作曲家はベートーヴェン。 古典派〜ロマン派を中心に聴いています。 時には日常の雑感も。また、時には家族のコザクラインコの話も。ゆっくり、のんびりと。

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Op.136 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番 by ルービンシュタイン;クリップス;シンフォニー・オブ・ジ・エア

ベートーヴェンピアノ協奏曲第1番。
今迄、いろいろな演奏を聴いてきましたが
特にお気に入りの作品ということもなく年月が過ぎました。
昨秋頃にエッシェンバッハ、カラヤン&BPOの演奏で聴いて以来
初めて心に響くものがありました。
特に第2楽章。

云十年と長きに渡りベートーヴェンのお気に入りのピアノ協奏曲
第3番と第5番「皇帝」だったのですが
どうも最近、好みに変化が出てきたようにも思います。

また一番のお気に入りのピアニストになりましたルービンシュタイン
ルービンシュタイン・コンプリート・アルバムの収録曲の中でも
ベートーヴェンピアノ協奏曲はとても楽しみにしていました。

コンプリート・アルバムよりベートーヴェンピアノ協奏曲第1番。
2種の録音で聴くことができるので嬉々と耳を傾けておりました。
クリップス指揮、シンフォニー・オブ・ジ・エア(1956年録音、CD58に収録)と
バレンボイム指揮、ロンドン・フィルハーモニックO.(1975年録音、CD132に収録)です。

ところで、ルービンシュタインのアルバムですが
紙ジャケットとCD盤は見ているだけで楽しくなります。
CD盤はLPのミニチュアという感じで何とも可愛らしいです。


         ベートーヴェンピアノ協奏曲第1番 ハ長調 作品15 


               ルービンシュタイン・コンプリート・アルバム・コレクション

                  ヨゼフ・クリップス指揮
                  シンフォニー・オブ・ジ・エア

                     (録音 1956年)


         第1楽章:アレグロ・コン・ブリオ ハ長調 4/4拍子
         第2楽章:ラールゴ 変イ長調 2/2拍子 
         第3楽章:ロンド アレグロ・スケルツァンド ハ長調 2/4拍子



作曲は1794-5年。
作品のスケッチはベートーヴェンがウィーンに出て暫くしてからの1794年頃だそうです。
完成したのが1795年。

作曲は第2番より後だったそうで、第2番の方は補筆されたりし
楽譜の出版が遅れたために、第1番が先に出版されたとのこと。
第1番の楽譜は「大協奏曲」として出版。
バルバラ・オデスカルキ侯爵夫人に献呈。

初演は1798年12月18日に
プラハのコンヴィクトザールに於いてベートーヴェン自身の独奏で。
この初演については1798年の第3回目のプラハ旅行の際
ベートーヴェンがプラハのコンヴィクトザールで開いた演奏会の時に
取り上げたのが初演、との推定だそうです。
この頃にはベートーヴェンはピアノ演奏の大家として認められ
ウィーンの社交界で演奏する他に、各地にも演奏旅行に出かけていたとのことです。

べートーーヴェンがこの第1番を献呈したバルバラ・オデスカルキ侯爵夫人は
ハンガリアのケグレヴィチ伯爵家の出とのことです。
1802年2月20日にオデスカルキ侯と結婚。
ピアノ演奏にかけて並々ならぬ腕を持ち
1800年頃にベートーヴェンの指導も受けていたそうです。
作品7のピアノ・ソナタもベートーヴェンから献呈されていた由。


さて、楽しみにしていたルービンシュタインの演奏。

1956年の録音、ルービンシュタイン69歳頃でしょうか。
全体的に爽やかな印象を受けます。
オーケストラのシンフォニー・オブ・ジ・エアは
重厚さよりも各楽器の音色がクリア―に聴こえるようです。
期待をしていた第2楽章。
初々しさを感じさせるような美しさとでも言うのでしょうか。
流れるようなピアニズム
控えめなオーケストラ。
魅せられる旋律です。

打って変わって第3楽章。
オーケストラ、ピアノ共に激しい気迫を感じさせられます。
気迫の中にも軽快さと愛らしさが入り混じっているようで
引き込まれてしまう演奏です。
ピアノ・パートを反復するオーケストラとの掛け合いは
聴いていて楽しさを感じるほどです。
こちらの作品の楽譜は「大協奏曲」として出版されたとのことですが
スケールの大きなシンフォニックさは正に「大協奏曲」の趣を感じます。
ルービンシュタインも闊達な演奏を聴かせてくれ
活き活きとしたものが伝わってくるようです。


追記的に
ルービンシュタイン、バレンボイム&ロンドン・フィルハーモニックO.は
とにかく重厚。
こちらの第2楽章は 穏やかで美しいピアニズムとして耳に、心に響きます。
しっとりと語りかけてくれるようなピアノが紡ぎ出す音色。
夢幻的な世界に誘われるようです。
第3楽章ではオーケストラの低音域が大きなうねりを伴い轟き渡るようです。

ルービンシュタインの演奏には
クリップスバレンボイム、指揮者を問わず強く惹かれるものがあります。

(加筆・訂正
 ルービンシュタイン・コンプリート・アルバムに収録されているベートーヴェンの
 ピアノ協奏曲第1番につきまして2種の演奏と記述しましたが
 他にラインスドルフ&ボストン響の演奏がCD105に収録されておりました。
 コメントをいただきまして初めて気が付きました。
 訂正をさせていただきます)


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Comment

Re: ベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番は僕も大好きです

burleskeさま、こんばんは。
コメントをいつもありがとうございます。

第1番は、やはり大好きなのですね。
第3楽章・・・「あのリズムがたまりません」とのこと。
本当にとても!良いですよね。
聴いていて、元気溌剌の気分になってしまいます。

バレンボイム盤ですけれど
バレンボイムの「皇帝」に関してのburleskeさまのお言葉で
フルトヴェングラーの偽物のような・・・ご感想を思い出しつつ第1番を聴いていました。

ラインスドルフ&ボストン響の第1番ですが・・・。
本当にありがとうございました!
クリップス盤とバレンボイム盤の2種だけだと思っていたのです。
ラインスドルフ盤があることを全く気が付かなかったのです。
コメントを拝読し、急いで探してみました。
CD1からの収録作品を・・・CD105だったのですね。
コメントをいただきましたお陰で助かりました。
早速、聴いてみますね。
ご指摘をいただき本当にありがとうございました!
  • posted by lumino
  • URL
  • 2012.03/23 19:38分
  • [Edit]

ベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番は僕も大好きです

luminoさま、こんばんは。

ベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番は僕も大好きです。
僕のお気に入りは第3楽章で、あのリズムがたまりません。
ルービンシュタイン&クリップスは生き生きとして健康的な、実に気持ちの良い演奏ですね。
バレンボイム盤はまだ聴いていません。早速聴いてみたいと思います。

ところでluminoさま、ひょっとしてラインスドルフ&ボストン響との演奏をお忘れなのでは?
クリップス盤よりは落ち着いた雰囲気ですが覇気があり、これも名演だと思いますよ。
  • posted by burleske
  • URL
  • 2012.03/22 21:29分
  • [Edit]

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