2009.10/02(Fri)

OP.7 ジョゼッペ・ディ・ステーファノ~ナポリ民謡集

明日、10月3日は中秋の名月。
童謡の「十五夜」の歌が思い浮かび、「十五夜」との呼び名に趣が感じられます。
この時期に収穫をした農作物でサトイモやサツマイモを供える事から「芋月」の別名もあるのですね。
月見行事には、十五夜、十三夜、十夜があり
この3日間が晴れると良いことがあるとか。
子供の頃には、野原でススキを採り、月見饅頭で迎えた十五夜が懐かしい思い出。
ススキもすっかり見かけることがなくなりました。

「秋」にまったく相応しくない(?)ナポリ民謡
四季に関係なく、お気に入りのナポリ民謡はカンツォーネと共にしばしば聴いています。

  ジョゼッペ・ディ・ステーファノナポリ民謡集。


    ディ・ステーファノ:ナポリ民謡集


ディノ・オリヴィエリ指揮
スタジオ・オーケストラ
1953年4月ー1957年5月 録音
収録曲は以下の21曲。
ナポリターノの定番ばかりです。


   1. ディ・カプア:オー・ソレ・ミオ
   2. トスティ:マレキアーレ
   3. ファルヴォ:彼女に告げて
   4. デ・クルティス:泣かないおまえ
   5. ディ・カプア:あなたの口づけを
   6. カルディッロ:カタリ・カタリ
   7. デ・クルティス:帰れ、ソレントへ
   8. ラマ:静けさに歌う
   9. ナルデッラ:キオーヴェ
  10. ダンニバーレ:太陽の土地
  11. マリオ:遥かなるサンタ・ルチア
  12. ディ・カプア:マリア・マリ
  13. ペルシコ:鳩
  14. 作者不詳(ベルリーニ編):光さす窓辺
  15. チオフィ:五月の一夜
  16. デ・クルティス:夜の声
  17. デ・クルティス:秋
  18. テオドーロ:サンタ・ルチア
  19. ヴァレンテ:情熱
  20. デ・クルティス:孤独
  21. タリアフェッリ:プジレコの漁夫

ディ・ステーファノを聴くのは初めてでした。
ステーファノと言えば、マリア・カラス。
この図式が、ステーファノに対しての抵抗感にもなっていました。
それはさて置き、とにかく聴いてみました。
1回聴いても・・・数回聴くうちに
歌い方、発音に惹かれ始めました。
「甘ったるい歌い方」との評もあるようですが・・・。
一音一音、テヌートで。 
ステーファノにとっては母国語であることは当たり前なのですが、
”l”(エッレ)の発音は決して真似のできない独特で聞き惚れてしまうもの。
”d” や ”t” についても純粋な発音です。
   「これぞ、イタリアーノ!!」
と久し振り? 否、初めて聞き惚れてしまうイタリアーノに出会いました。

大のお気に入りのトスティマレキアーレ
多くのカンツォーネ歌手も歌っているこの曲
切れ味の良い歌い方に、また一つ好きな「マレキアーレ」が増えました。
ファルヴォ「彼女に告げて」は、とてもドラマティック。
まるでオペラ・アリアを聴いているようです。
そして、このディスクで一番聴きたかったガエタノ・ラマ「静けさに歌う」は
叙情豊かな曲が更に叙情性を深め、絶品の作品に。
この21曲をベルカントで朗々と歌われるのですから、
ディスクが終了し・・・現実の世界に引き戻され・・・。


オペラであれ、ナポリ民謡であれ
何でも歌いこなしてしまう天性の素質は
フリッツ・ヴンダーリヒと共通するもののような気がしています。
最近のテノール界にはこのような人は・・・思い浮かびません。
すべてに於いて 「昔は良かった」 と痛感する日々です。



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タグ : ディ・ステーファノ ナポリ民謡 トスティ マレキアーレ 静けさに歌う テノール ヴンダーリヒ オペラ・アリア 十五夜

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