♪クラシック音楽 さんぽみち♪〜第1楽章:CD&MUSIC BIRD

クラシック・ビギナーのCD及びCS-PCM放送のミュージック・バードを主とした音楽便りです。 敬愛する作曲家はベートーヴェン。 古典派〜ロマン派を中心に聴いています。 時には日常の雑感も。また、時には家族のコザクラインコの話も。ゆっくり、のんびりと。

Entries

Op.149 ベートーヴェン:モーツァルトの『魔笛』の主題による7つの変奏曲 by カザルス&コルトー

モーツァルト歌劇作品の中では『魔笛』が一番のお気に入りです。
ベートーヴェンの『魔笛』の主題による7つの変奏曲 は初めて聴きました。

前回に続いて、カザルスのコンプリートEMIレコーディングスからです。
そもそも、この作品はCD の取り間違えで聴くことになったのですが。
もし、CDを取り違えることがなければ
この作品を聴くのは後々のことになっていたかと思います。


           カザルス:コンプリートEMIレコーディングスより
          ベートーヴェンモーツァルトの『魔笛』の主題による
                    7つの変奏曲 変ホ長調 WoO46

              カザルス.コンプリートEMIレコーディングス

                   パブロ・カザルス(Vc)
                   アルフレッド・コルトー(P)

                (録音:1927年6月21日 ロンドン)


お気に入りのジングシュピール『魔笛』ではあるのですが
ベートーヴェン変奏曲として作曲をした
パミーナとパパゲーナの二重唱は記憶にない有様です。
先ずは『魔笛』第1幕第14場、第7番のパミーナとパパゲーナの
二重唱<愛を感じる男たちは>を聴いてみました。


パミーナはマリア・シュターダー
パパゲーノがD.F=ディースカウです。
フリッチャイ指揮 RIAS交響楽団&RIAS室内合唱団で
1954年の録音です。


<愛を感じる男たちは>アンダンティーノ 変ホ長調 6/8拍子。
「愛を感じる男たちには、優しい心も備わっているもの」と歌い出すパミーナ。
応えて「甘い愛の情けにともに感ずるは女の務め」と歌うパパゲーノ。

素敵な二重唱。
明るく、愛らしく、そして口ずさみたくなるような親しみ易い旋律。
魔笛』では第1幕のタミーノのアリア<何と美しい絵姿>が大のお気に入りでしたが
こちらの二重唱もベートーヴェンのお蔭でお気に入りになりました。

ディースカウのパパゲーノ役というものはイメージに程遠いものを感じていました。
ですが、聴いてみると違和感を抱かせないディースカウ。
こちらの二重唱では、生真面目すぎる印象も受けますが。

録音が1954年とのことですから
デヴューをし駆け出しの頃のディースカウ。
歌曲でディースカウの歌声に馴れ親しんでいましたので
パパゲーノ役からは別人のような印象も受けました。
シュターダーとも、とても息の合った二重唱と感じました。

二重唱だけを取り敢えず聴くつもりでしたが
もう少し聴いてから…結局、終幕まで聴いてしまいました。
声楽陣もフリッチャイも素晴らしい『魔笛』を堪能させてくれました。


肝心のベートーヴェンによる『魔笛』の主題による7つの変奏曲
初版譜には「クラブサンのための変奏曲」と記されているそうです。
作曲は1801年と推定されているようです。
ブラウン伯爵に献呈とのこと。

愛らしく親しみ易い主題で貫かれているので聴いていて楽しくなります。
印象的だったのは第4と第6変奏です。
第4変奏になり哀調を帯びた旋律には思わず耳を奪われました。
調性がホ短調に変わっているそうで
ベートーヴェンがこの調性を使うのは珍しいとのこと。
また第6変奏のアダージョでの優雅な調べも印象的なものでした。
この第6変奏は全曲の中心をなすものとのこと。
解説によると、第7変奏への導入の役割も果たしているそうで
アタッカで第7変奏に続くようにとの指示とのことです。
アタッカで変奏曲の各楽章を繋いでゆくのもベートーヴェンの性格変奏の特徴の
一つだそうです。

また、各変奏はテーマを構造的に保持しながら性格変奏を展開してゆくもので
第1変奏から第5変奏までを一つのグループ。
第6変奏と第7変奏をひとつのグループとして捉えることができる、とのことです。

無知な自分は理屈抜きに旋律を楽しみつつ聴いているだけですが。

演奏時間は約10分ほどの短いものですが
心が和むひと時でした。
ノイズが少々入っているようで始めは気になっておりましたが
いつしかノイズを忘れてしまう演奏です。
音質も古色蒼然としたものですが至って趣があり
ホッとした気分にもさせてくれました。

ベートーヴェンはモーツァルトの『魔笛』の主題による12の変奏曲も
作曲しているとのことで
機会がありましたら聴いてみたい作品になりました。

一つの作品を聴く毎に
カザルスの新たな魅力を感じさせてくれるBoxセットになっています。


                 にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ
関連記事

Comment

Re: カザルス&コルトー、聴いてみたいですね

burleskeさま、こんばんは。
コメントをいつもありがとうございます。

ブルッフの「コル・ニドライ」を聴くつもりでCDをかけましたら
流れてきた旋律に「?」に・・・「魔笛の主題による7つの変奏曲」でした。
カザルスの「コル・ニドライ」も良いですね。
静寂の中にチェロの音色が浮かび上がるようで。

カザルスはゼルキンとも「魔笛の主題による7つの変奏曲」を録音しているのですね。
また、そのCDですと「魔笛の主題による12の変奏曲」も併録されているとのことで
やはり、聴いてみたく思います。
情報をありがとうございました!
  • posted by lumino
  • URL
  • 2012.07/01 19:27分
  • [Edit]

カザルス&コルトー、聴いてみたいですね

カザルス&コルトーの《魔笛の主題による7つの変奏曲》は聴いたことありませんが、カザルス&ゼルキンのSONY盤なら持っています。
こちらも素敵な演奏だと思いますよ。
ちなみにカザルス&ゼルキン盤には《魔笛の主題による12の変奏曲》も収録されています。
  • posted by burleske
  • URL
  • 2012.06/30 20:51分
  • [Edit]

Comment_form

管理者のみ表示。 | 現在非公開コメント投稿不可です。

左サイドMenu

プロフィール

lumino

Author:lumino
音楽が日々の活力源になっています。
特に音楽知識のないクラシック・ビギナーに等しいのですが、「ただ、ひたすらに」をモットーに鑑賞をしています。
日々の生活に無くてはならないのが音楽と本です。
また2羽の小桜インコの兄弟は大切な家族です。

最新記事

lumino

右サイドメニュー

♪ こんにちは ♪

カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

ブログ内検索