♪クラシック音楽 さんぽみち♪〜第1楽章:CD&MUSIC BIRD

クラシック・ビギナーのCD及びCS-PCM放送のミュージック・バードを主とした音楽便りです。 敬愛する作曲家はベートーヴェン。 古典派〜ロマン派を中心に聴いています。 時には日常の雑感も。また、時には家族のコザクラインコの話も。ゆっくり、のんびりと。

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Op.150 シューベルト:交響曲第1番 by カラヤン&ベルリン・フィル

「トスカニーニ:コンプリートRCAコレクション」の不良CD交換で
今日、良品のCDが届きました。
ベートーヴェンの交響曲第3番がCD製造過程で、同じ音源が1枚目と29枚目のCDに収録されているとのことでした。
不良ディスクの交換を迷っていました。
ブログ仲間の御方の記事を拝読して交換をすることに。
気分的にもスッキリしました。
これから、ゆっくり耳を傾けてみたいと思います。



例え数日間であっても、シューベルトを聴いていない日々が続くと
大切なものが時間の中から消えてしまったかのような感じを抱くこの頃です。
シューベルトの旋律を無性に聴きたい思いが心を占めてしまいます。
今迄、あまり聴くことがなかった交響曲を聴くことに。

交響曲では長年、誰もが知る「未完成」「グレイト」を聴いておりました。
交響曲第1番はシューベルトがコンヴィクトを離れる1813年秋
その直前に作曲され
コンヴィクト時代の総仕上げの作品とのことで関心を抱きました。

第1番から順を追って聴き始めました。
シューベルトの交響曲全集では唯一、所有しているディスクで
カラヤン&ベルリン・フィルのシューベルト交響曲全集からです。

この全集からは第9番を1昨年取り挙げさせていただきました。
(当時の記事です↓)
シューベルト:交響曲第9番「グレイト」 カラヤン&ベルリン・フィル


         シューベルト:交響曲全集 カラヤン&ベルリン・フィルより
                 交響曲第1番 ニ長調 D.82

              シューベルト:交響曲全集 カラヤン&ベルリン・フィル

               (録音:1977年 ステレオ、セッション)



シューベルトは交響曲の作曲を試みることに対しては慎重だったそうです。
「ベートーヴェンの後に何ができるだろう」というのが
シューベルトの悩みであったとか。

シューベルトの完成された交響曲では現存する最初の作品とのこと。
この作品の書き始めはコンヴィクト在学中の1812年か1813年に入ってから
との推定だそうです。
完成したのはコンヴィクトを去った後の1813年10月28日とのことです。
コンヴィクト時代の総仕上げとも言える作品でもあるそうです。
シューベルト、16歳頃の作品でしょうか。

総譜の草稿には苦心の跡があまり見られないとのことで
シューベルトはかなり速い筆の運びで書き上げたと思われるそうです。

シューベルトが所属していたコンヴィクトのオーケストラのレパートリーは
ハイドンの30曲程の交響曲を中心として
モーツァルトやベートーヴェンの交響曲を演奏していたようです。

初演は全曲公開初演が1881年2月5日にクリスタル・パレス。
指揮はオーガスト・マンスによって行われたものと考えられるとのこと。



第1楽章 アダージョ(序奏) アレグロ・ヴィヴァーチェ ニ長調 2/2拍子
     荘重さを思わせる序奏
     度々、顔を出す第2主題の旋律には印象的なものを感じます。
     第2主題はベートーヴェンのピアノ・ソナタ「悲愴」第1楽章第2主題に
     似ているとか。
     
第2楽章 アンダンテ ト長調 6/8拍子
     穏やかでのんびりとした調べ、深い包容力も感じられるようです。
     豊かな叙情性の魅力は正に 魔力 となって心を掴みます。

第3楽章 メヌエット アレグレット ニ長調 3/4拍子
     快活に始まり、懐かしさを感じさせられたり
     穏やかさと雄大さの混合されたような旋律
     全体を覆うような、おおらかさに耳を奪われます。

第4楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ ニ長調 2/2拍子
     颯爽とした活力の漲りを感じさせられます。
     華やかさにも似た漲る力強さにも圧倒させられるようです。


カラヤンの演奏を聴いていると安心できるものがあります。
この演奏でも、シューベルトの爽やかな若さや
瑞々しさが伝わって来るように感じました。
録音当時、カラヤンは70歳目前でしょうか。
若いシューベルトの息吹が伝わってくるようです。

過日、聴きましたシューベルトの序曲全集の第1集に共通する
10代のシューベルトの清々しさ、爽やかさを感じつつ耳を傾けていました。


いつもの余談になります。


シューベルトのコンヴィクト時代から生涯を通じての親友の
ヨーゼフ・フォン・シュパウンが1958年に綴った回想録で
目に留まった文章があります。
コンヴィクト時代のシューベルトが、とても身近に感じられる記述でしたので
引用をさせていただきます。


            Joseph Freiherr von Spaun
               Joseph Freiherr von Spaun
               (1788.11.11-1865.11.25)

「わたしは1808年の11月、フランツ・シューベルトが11歳の宮廷合唱児童として
 帝立コンヴィクトに入って来た時に彼と知り合った。
 少年シューベルトにとってこの寄宿舎は、あまり快適ではなかったらしい。
 何故ならシューベルトはいつも生真面目で、
 あまり交際家ではなかったからである。
 彼はヴァイオリンをかなり巧く弾けたので、すぐに小さなオーケストラの
 メンバーになった。
 このオーケストラは毎晩、夕食後に集まって序曲やシンフォニーを演奏し、
 少年たちの合奏としてはなかなかのものだった。
 私は第2ヴァイオリンの首席に座り、小さいシューベルトは私のすぐ後ろで、
 立ったまま同じ譜を覗き込んで演奏したのだが、
 間もなく私にはこの小さな音楽家が
 リズムの正確さでは私より上であることが分かった。
 こうして彼に注意を引かれてみると、いつもは無口で消極的な少年が、
 私たちの演奏するシンフォニーに対しては、実に生き生きと我を忘れて
 反応を示すことに気が付いた。
 彼はハイドンの交響曲のアダージョ楽章には深く心を動かされ、
 モーツァルトの『ト短調長交響曲』については、
 何故か全身が震えてくるよ、と言った。
 この曲のメヌエット楽章は素晴らしく、中間部のトリオでは
 天使が歌うようだ、とも言った。
 ベートーヴェンのニ長調とイ長調の交響曲に対しては、
 もう最高に夢中になっていたが、のちには『ハ短調交響曲』の方が一層優れている、
 とも言った」



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Comment

Re: シューベルトは良いですね

burleskeさま、こんばんは。
コメントをありがとうございます。

私もシューベルトの交響曲第1番(「未完成」「グレイト」以外は)やはり印象が薄いものでした。
ですが、こうして第1番から聴いてみると、良いなぁ~ と感じるようになりました。
ベーム&ベルリン・フィルも気になっているのですが・・・。

第1-第4番もお気に入りになりました。
第3番はクライバーをお挙げくださり、聴いてみたいと思い手持ちの
「クライバー:コンプリートDGレコーディングンス」の中に収録されていました。
収録曲を記憶しておりませんでしたので、コメントをいただくことがなければ気付かないままでした。
ありがとうございました。
早速、聴いてみますね。
  • posted by lumino
  • URL
  • 2012.07/08 19:23分
  • [Edit]

シューベルトは良いですね

luminoさま、こんにちは。

シューベルトの交響曲第1番は、昔は印象がなかったのですが、最近になって気に入っています。
ベーム&ベルリン・フィル、ケルテス&ウィーン・フィルがお気に入りですが、カラヤンも魅力的ですね。
古楽系の演奏では、インマゼールとブリュッヘンが良いです。
ちなみに、シューベルトの初期の交響曲ではクライバー&ウィーン・フィルの第3番が素敵な演奏で、気に入ってます。
  • posted by burleske
  • URL
  • 2012.07/08 14:46分
  • [Edit]

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