♪クラシック音楽 さんぽみち♪〜第1楽章:CD&MUSIC BIRD

クラシック・ビギナーのCD及びCS-PCM放送のミュージック・バードを主とした音楽便りです。 敬愛する作曲家はベートーヴェン。 古典派〜ロマン派を中心に聴いています。 時には日常の雑感も。また、時には家族のコザクラインコの話も。ゆっくり、のんびりと。

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Op.165 J.S.バッハ:「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」全曲 by カール・ズスケ

初めて聴くJ.S.バッハの「無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ」。
最近、惹かれているカール・ズスケのヴァイオリンです。

バッハの作品はタイトルを見ると
取り付き難い印象を受けてしまいます。
昔々、「平均律クラヴィーア曲集」を聴き・・・全曲を聴くことなく挫折。
最近では少しだけは苦手意識も少しは薄れてきましたが
まだ全曲はどうも・・・と言う有様です。

以来、バッハの作品のタイトルには尻込みをしてしまっています。
「無伴奏チェロ組曲」然り。
今回聴いている「無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ」もまた然り、です。
実際に聴いてみると・・・魅了される作品であることに気付かされるのですが。

この調子で苦手な「平均律」にも
同様の思いを抱くことができる日が訪れると良いのですが。



       J.S.バッハ:「無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ」全曲
                J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ

         無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番ト短調BWV1001
         無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第1番ロ短調BWV1002
         無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番イ短調BWV1003
         無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調BWV1004
         無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番ハ長調BWV1005
         無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番ホ長調BWV1006

                  カール・ズスケ(ヴァイオリン)

               (録音:1983年1-1988年 ルカ教会)



「無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ」。
当時はパルティータ(組曲)もソナタの一種で室内ソナタだったとのことです。
解説を読み、この作品が「教会ソナタ」と「室内ソナタ」のことであると
初めて知ることができました。

パルティータについては舞曲を連続したもの
または、多少の変化を付けたものとのことです。
原型を成すのは
アレマンダ、コレンテ、サラバンド、ジーグだそうです。


これらの舞曲について正確に把握できていないので備忘録的にメモを。
アレマンダ:(伊:Allemanda;仏:Allemande)はドイツ舞曲。
       4/4拍子のあまり速くない舞曲
コレンテ:(伊:Corente;仏:Courante) 
       3拍子の速い舞曲
サラバンダ:(伊:Sarabanda;仏:Sarabande)
       スペインからヨーロッパに広まった舞曲
       3/4拍子の緩やかなもので一般的に重々しい
ジーガ:(伊:Giga;仏:Gigue)イギリスを起源とする速い舞曲
       6/8などの拍子



作曲時期に関しては不明だそうですが推測では
バッハがケーテンのレオポルド公の楽団に勤務していた頃のようです。
楽団所属のヴァイオリニストのクリスティアン・フェルディナント・アーベルのために
作曲したもの、との推測。

この作品は長い間顧みられることがなく
バッハの死後52年目の1802年に初めて楽譜として出版されたそうですが
それも広まらず1839年にダーヴィッドが再発見して
新たに出版され広く世に知られるようになったとのこと。



第1曲目のソナタから落ち着いた雰囲気に魅せられました。
特に関心を抱いたのが第5曲のソナタ第3番と
第6曲のパルティータ第3番です。
ソナタよりもパルティータに惹かれるものが多々あります。


気に入った曲を以下に。

●ソナタ第3番 ハ長調 BWV1005

第1楽章 アダージョ ハ長調 3/4拍子
第2楽章 フーガ ハ長調 2/2拍子
第3楽章 ラルゴ ヘ長調 4/4拍子 
第4楽章 アレグロ・アッサイ ハ長調 3/4拍子

このソナタでは第2楽章に耳を奪われました。
353小節の大フーガで無伴奏ソナタの3曲にあるフーガの中では最も長大
また最も入念な曲とのことです。
主題は讃歌によるもので「来よ、聖霊よ、主なる神よ」だそうで。
曲自体が多様性を極め、技巧的にも素晴らしいものとのことです。
ヴァイオリン1艇とは思えないほどの演奏です。
神業とも感じられる演奏ながら
丹念に一音一音を弾き込んでいられるように感じられました。



●パルティータ第3番 ホ長調 BWV1006
第1楽章 前奏曲 ホ長調 3/4拍子 
第2楽章 ルール ホ長調 6/4拍子
第3楽章 ガヴォットとロンド ホ長調 4/4拍子 
第4・5楽章 メヌエット第1、第2 ホ長調 3/4拍子
第6楽章 ブレー ホ長調 2/2拍子
第7楽章 ジーガ ホ長調 6/8拍子

パルティータ第2番とともに最もよく知られているとのこと。
明るい感じで親しみを感じられます。

お気に入りの第2、第3楽章を。
第2楽章のルール(Loure)はフランスを起源とする素朴な舞曲とのことです。
美しい旋律を引き立てるかのようなズスケのヴァイオリン。
華麗な美というより、質素で控えめな美しさを感じさせられます。

第3楽章は広く知られている楽章で独立して演奏されることもあるとのこと。
バッハのこの作品であるとは露知らずに
この旋律が耳に入る機会は多く快い音楽と感じたりしていました。

愛らしく親しみやすい旋律で思わず口ずさみたくなるような。
ズスケのヴァイオリンも愛らしく語りかけてくれるようです。
第4,5楽章の第1,2のメヌエットも同様の趣で
聴いていて心が和みます。


ズスケのヴァイオリンの音色を聴いていると穏やかな気分になります。
華やかさなど装飾的なものを感じることなく
朴訥としたような、落ち着いたヴァイオリンにホッとします。
いぶし銀のような・・・そのような音色でしょうか。
全曲に耳を傾けているこの数日来
幸せな気分にさせられています。
目下、お気に入りの作品、演奏です。

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Comment

Re: 無伴奏ソナタとパルティータは僕も好きです

burleskeさま、こんばんは。
コメントをいつもありがとうございます。

この作品も気に入り、尻込みをしていないでもっと早く聴いていれば、と思ったりしました。
「シャコンヌ」は編曲もあるそうですね。編曲の方も聴いてみたくなりました。
ルービンシュタインのBOXの収録曲を探しましたらCD-130にブゾーニ編の「シャコンヌ」がありました。
早速、聴いてみたいと思います。
burleskeさまがお気に入りの演奏者の中に寺神戸の演奏もあるそうで
またまた関心を抱いてしまいました・・・シェリング、ミルシュテイン、グリュミュオ―にも。

「無伴奏チェロ組曲」もいろいろな演奏で聴きたいと思いましたが
この「無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ」にも同じ思いを抱き始めました。
バッハって良い・・・と、やっとやっと感じられるこの頃になりました。
私にとっての難関、関所は「平均律」。
burleskeさまのお気に入りの「平均律」は以前、記事になさっていられた確かアンジェラ・ヒューイットでししたでしょうか。
全曲を一気に聴こうとするのではなく・・・そうですね、CD一枚から私も試してみます。
ありがとうございました。
  • posted by lumino
  • URL
  • 2012.10/21 19:54分
  • [Edit]

無伴奏ソナタとパルティータは僕も好きです

バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータは僕も好きです。
ソナタ第3番とパルティータ第3番は親しみやすい旋律で良いですね。
パルティータ第2番の第5楽章「シャコンヌ」も有名ですね。いろんな作曲家の編曲があって面白いですよ。

僕の無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータのお気に入りの演奏は、ヴィクトリア・ムローヴァ盤とイザベル・ファウスト盤です。寺神戸盤も良いですね。
 昔からの定盤のシェリング、ミルシティン、グリュミュオー盤も好きです。この作品は名演が多いですね。

ちなみに、「平均律」は全曲まとめて聴くと長いので、僕は一度にCD一枚分づつ聴くことにしてます。
  • posted by burleske
  • URL
  • 2012.10/20 21:15分
  • [Edit]

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