♪クラシック音楽 さんぽみち♪〜第1楽章:CD&MUSIC BIRD

クラシック・ビギナーのCD及びCS-PCM放送のミュージック・バードを主とした音楽便りです。 敬愛する作曲家はベートーヴェン。 古典派〜ロマン派を中心に聴いています。 時には日常の雑感も。また、時には家族のコザクラインコの話も。ゆっくり、のんびりと。

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Op.181 フロトウ:歌劇「マルタ」 by ヘーガー&バイエルン国立歌劇場OR. ; ローテンベルガー、プライ、ゲッダ他

オペラ作品中のアリアがお気に入りになると
そのオペラ全曲を聴きたくなるのはいつものことです。
全曲を聴き、そのオペラがますますお気に入りになることも多々あります。

フロトウの「マルタ」もそのような経緯でお気に入りになった作品です。
第3幕のライオネルのアリア≪夢のように≫は3本の指に入る大好きなアリア。
以前、「マルタ」の全曲をワルベルク&ミュンヘン放送管弦楽団で聴き
お気に入りのオペラになりました。

嘗てのフロトウ「マルタ」の記事になります。
       ↓
フロトウ:「マルタ」ワルベルク&ミュンヘン放送管弦楽団、ポップ、イェルザレム


お気に入りのオペラですので再登場になります。
以前聴いたのはワルベルク指揮、ミュンヘン放送管弦楽団
歌手陣はポップ、イェルザレム、・リッダーブッシュ他でした。
今回はロベルト・ヘーガー指揮、 バイエルン国立歌劇場管弦楽団です。
ライオネルがニコライ・ゲッダ
プランケットがヘルマン・プライ
とのことで是非、ライオネルのアリア≪夢のように≫をゲッダで聴きたく
また、プライのプランケットも聴きたくこちらのディスクを求めてみました。

                フロトウ:歌劇「マルタ」全曲

           フロトウ:「マルタ」全曲 ヘーガー;バイエルン


          レディ・ハリエット・ダラム:アンネリーゼ・ローテンベルガー(S)
          ナンシー:ブリギッテ・ファスベンダー(Ms)
          ライオネル:ニコライ・ゲッダ(T)
          プランケット:ヘルマン・プライ(Br) 他
    
              ロベルト・ヘーガー(指揮)
              バイエルン国立歌劇場管弦楽団&合唱団

              (録音時期:1968年3月 ミュンヘン)
 
             

フロトウの名が知られるようになったのは
1844年12月30日にハンブルクで初演された「ストラデッラ」の成功だったそうです。
台本は「マルタ」と同じヴィルヘルム・フリードリヒ。
「ストラデッラ」の成功でウィーンの宮廷劇場の支配人から
劇場のための新作の依頼を受け作曲されたのが「マルタ」だったとのことです。

ドイツ生まれのフロトウは20年間をパリで過ごしたそうで
台本作家のフリードリヒとは1836年頃にパリで交友が始まったとのことです。

「マルタ」の台本ですが
サン・ジョルジュ作のバレエ「レディ・ハリエット」または「グリニッチの女官」を
ヴィルヘルム・フリードリヒが改作。
彼はフランス、イタリア、イギリスの100以上の作品をドイツの舞台に紹介し
多作で有名な台本作家だったそうです。


                  フリードリヒ・フォン・フロトウ
              Friedrich von Flotow
              Friedrich (Adolf Ferdinand) von Flotow
                (1812年4月27日-1883年1月24日)
 

解説書によると
ドイツ・ジング・シュピールの伝統を受け継いだドイツ・コミック・オペラは
作曲家、台本作家、俳優、歌手また指揮者でもあった
グスタフ・アルベルト・ロルツィングによってフランス的なものを織り交ぜ
飛躍を遂げたそうです。

                グスタフ・アルベルト・ロルツィング
              Albert Lortzing um 1830
                   Gustav Albert Lortzing
                 (1801年10月23日-1851年1月21日)


ドイツ・コミック・オペラの発展で決定的なものとなったのが
ロルツィングの後継者とされるフロトウ(「マルタ」)と
ニコライ(「ウィンザーの陽気な女房たち」)だったそうです。
この二人の作曲家の功績はドイツ・コミック・オペラを芸術的に高い位置に引き上げたとのこと。

「マルタ」の初演は 1847年11月25日にウィーン宮廷歌劇場に於いて
大成功を納めたそうです。
尚、フランツ・リストはワイマールでこのオペラを振り
オペラ指揮者としての活動を開始したとのこと。
またドレスデンに於いてはワーグナーが指揮していたそうです。

「マルタ」は愛好されていた作品のようで
1882年、フロトウが70歳の年にウィーン公演500回記念が行われたそうです。
広く世界に浸透していったオペラ・レパートリーとなっているようです。


いつ聴いても「マルタ」はホッとした気持ちにさせてくれるオペラ。
旋律の美しさ、親しみ易い調べ、聴いていて楽しさも満杯でしょうか。
作品全体を流れているような民謡風な趣にも和むものがあります。

ワルベルク盤と今回ヘーガー盤で聴いた「マルタ」ですが
どちらの演奏もお気に入りになりました。
ワルベルク盤ではコミック・オペラとの印象はあまり感じられませんでしたが
ヘーガー盤では正真正銘(?)のコミック・オペラと感じました。
歌手陣はヘーガー盤が充実しているようですが
どちらかと言えば個人的にはワルベルク盤の方に魅了されるものがあります。

さて、今回聴いたヘーガー盤の「マルタ」。
溌剌とした印象を強く受けました。
オーケストラも歌手陣、合唱からも活き活きとした息吹や
コミカルな感じも伝わってきます。

レディ・ハリエット役のソプラノ、ローテンベルガーには聴き惚れてしまいました。
お目当てのライオネルのアリア≪夢のように≫。
ゲッダが感情を込めて歌い上げるこのアリアに魅了されること、この上なしです。
プランケット役のヘルマン・プライは本来がお気に入りの歌手です。
プライにばかり気を取られて耳を傾けていた感も拭えませんが。

心から楽しんで聴くことができる「マルタ」が
今回、また一つ新しく加わりました。

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Comment

Re: お早うございます〜

rudolfさま、こんばんは。
いつも読み逃げをしてしまっているこの頃で・・・m(__)m
コメントをありがとうございます。

ブログをしていなければ出合うことがなかったディスクを求めることが多くなりました。
ヘーガー盤の「マルタ」はrudolfさまのブログを拝読させていただいたお陰で聴くことができました。
ありがとうございました!
大好きな「マルタ」を2種聴くことができてとても嬉しいです。

この作品は本当に録音が少ないのですね~。
≪夢のように≫が聴きたくて全曲盤を探していた際に
発売されているディスクの少なさに「?」になったほどでした。
今では輸入盤が短時間、且つ安価で入手できる時代になり有り難いですね。

レディ・ハリエットのローテンベルガーも素晴らしいと感じましたが
ワルベルク盤でのポップはとても気に入っています。
≪夏の名残りのバラ≫ではポップで耳、心ともに惹かれました。
是非、一度ワルベルク盤の方でもお耳を・・と願っています(^^♪
  • posted by lumino
  • URL
  • 2013.02/21 19:56分
  • [Edit]

お早うございます〜

luminoさま お早うございます〜

お久しぶりです
「マルタ」ヘーガー盤も聴かれたんですね
このオペラは本当にハッとするほど良いオペラなのに、録音が少ないですよね

luminoさんはいつも詳しい解説をしてくださり、参考になります
ポップさんの録音も聴いてみたいです〜

ミ(`w´彡)
  • posted by rudolf2006
  • URL
  • 2013.02/21 04:15分
  • [Edit]

Re: アリア「夢のように」って良いですね

burleskeさま、こんばんは。

ヴンダーリヒも≪夢のように≫を歌っているのですね。
またまた、ウッカリ気付かずでしたので手持ちのヴンダーリヒの
EMIボックス・セットの収録曲を探して聴いてみたく思います。
≪夢のように≫は初めて聴いたのもイタリア語でしたし
久しくイタリア語の方で愛聴していましたので本来のドイツ語で聴いた時には違和感がありました。
でも、本当に美しい曲ですよね。
合唱もとても気に入っています。
いつか機会に恵まれましたら是非、全曲をお聴きくださいね。
  • posted by lumino
  • URL
  • 2013.02/17 19:26分
  • [Edit]

アリア「夢のように」って良いですね

フロトーの《マルタ》は、ヴンダーリヒのEMIのボックス・セットに第3幕のアリア「夢のように」が収録されていたので、聴いてみました。
綺麗で親しみやすい旋律で、良いですね。ちょっと気に入ってしまいました。
機会があれば全曲聴いてみたいですね。
  • posted by burleske
  • URL
  • 2013.02/16 21:03分
  • [Edit]

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