♪クラシック音楽 さんぽみち♪〜第1楽章:CD&MUSIC BIRD

クラシック・ビギナーのCD及びCS-PCM放送のミュージック・バードを主とした音楽便りです。 敬愛する作曲家はベートーヴェン。 古典派〜ロマン派を中心に聴いています。 時には日常の雑感も。また、時には家族のコザクラインコの話も。ゆっくり、のんびりと。

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Op.179 ハイドン:ピアノ三重奏曲全集より by ファン・スヴィーテン・トリオ

先ず、お詫び、お断りの一言からになります。
ハイドンのピアノ三重奏曲につきまして
Hob.ⅩⅤの番号と、曲名番号の違いのコメントをいただきました。
早速、調べましたところ幸いWikipediaに詳細の記載がありました。
                  ↓
       ハイドン:ピアノ三重奏曲全曲の番号

投稿時の記事中、作品75の3曲(Hob.ⅩⅤ-27~29)他につき
曲名番号はランドン版を考慮していないものでしたので削除いたしました。
ご指摘のコメントを誠にありがとうございました。


久しく気になっていたハイドンの ピアノ三重奏曲全集をやっと入手することができました。
ショップでは在庫切れの時が多くこの全集の入手を諦めていましたが
いつも気になり在庫チェックをしておりました。
ファン・スヴィーテン・トリオの演奏です。
BRILLIANTの超廉価盤の10枚組です。
愛すべき作品ばかり。
初めて聴くファン・スヴィーテン・トリオ。
このメンバーの中ではチェロのヤープ・テル・リンデンの演奏しか知りませんでしたが
他のメンバーの御方々の演奏も爽やかでお気に入りになりました。

ハイドンのピアノ三重奏曲では以前に作品73の3曲の中から
第25番(ト長調Hob.ⅩⅤ-25)だけは カザルス・トリオで聴いておりました。
当時の記事になります→ハイドン:ピアノ三重奏曲第25番 by カザルス・トリオ

今回は10枚目のディスクに収録されている作品75の3曲(Hob.ⅩⅤ-27~29)より
ホ長調 作品75(Hob.ⅩⅤ-28)を中心に聴いてみました。
第25番以外は初めて聴く作品ばかりです。

どの作品も親しみ易く明朗な趣が漂い
旋律の中に心は安住の地を見出したかのようです。
ただひたすらに調べに耳を
心を委ねつつピアノ三重奏曲の一曲一曲に和む気持ちです。
ピアノ三重奏曲はどの作品も変化に富み魅力ある旋律に
飽かずに聴き続けられます。



                ハイドン:ピアノ三重奏曲全集
                       by
               ファン・スヴィーテン・トリオ

     
                ホ長調 作品75(Hob.ⅩⅤ-28)

               ハイドン:ピアノ三重奏曲全集


                  バルト・ファン・オールト(Fp)
                  レミ・ボーデ(Vn)
                  ヤープ・テル・リンデン(Vc)

                  (録音:2004年6月2-3日)


             第1楽章:アレグロ・モデラート ホ長調 4/4拍子
             第2楽章:アレグレット ホ短調 3/4拍子
             第3楽章:アレグロ ホ長調 3/4拍子


作曲されたのは1794年2月4日から翌年95年8月15日の第2回ロンドン滞在中で
自筆譜は不明だそうです。
初版楽譜の表題は
「ヴァイオリンとチェロの伴奏をともなったピアノフォルテのソナタ」。
後期クラヴィーア三重奏曲の中核をなすのは1794年から97年に
作曲された4つの曲集(Hob.ⅩⅤ18-29の12曲)とのことで
1797年にロンドンで出版されたそうです。
作品75の3曲(Hob.ⅩⅤ-27~29)ハイドンの最後のピアノ三重奏曲とのこと。

ハイドンが契約を結んだ複数の出版社から
当時人気のあったクラヴィーア三重奏曲の創作依頼を受けたそうです。
作品75の3曲はクレメンティに師事したピアニストの
テレーゼ・ジャンセン=バルトロッツィ夫人(1770年頃-1843年)に献呈されたそうです。
ハイドンは彼女の演奏を高く評価していたようです。
ハイドンはロンドン滞在中に彼女と親交を結び
他にもクラヴィーアソナタ2曲を献呈しているとのことです。


CD10に収録されているハイドンの最後のピアノ三重奏曲である
作品75の3曲(ⅩⅤ-27,28,29)から聴いてみました。

作品73の3曲に共通する軽快な明朗さに比べ
作品75の3曲では曲想が豊かになっているように思われます。
また素朴な調べで全体的に落ち着きや穏やかさが感じられるようです。

ⅩⅤ-28 の第1楽章で開始されるピアノと弦楽器のピツィカートが印象的です。
曲の中に繰り返し現れ、親しみ易く口ずさみたくなる旋律です。
第2楽章も惹かれる調べです。
第3楽章では壮麗さも感じられるようです。

前後しますがⅩⅤ-27 ではフォルテピアノはリズミカルに弾けるような躍動的な明るさ。
第3楽章のプレストでは息を呑む思いです。
躍動的で且つ華麗な作品との印象を受けました。

ⅩⅤ-29 では特に第2楽章が素朴に歌われるような旋律でお気に入りです。
第3楽章は舞曲風とのことで聴いていても心から楽しめる楽章です。


ショップのディスク紹介記事に
  フォルテピアノは1785~1800年アントン・ヴァルター製のコピーを
  3種類使い分けている。

との記載がありました。
聴いていて私には区別が付かないのですが
時としてハープの音色のように聞こえることも。
ヴァイオリンはとても透明な響きで清々しく感じられ好感を抱きます。



尚、CD6に収録されている Hob.10 ⅩⅤ-16~18 に関して
ショップの紹介記事にヴァイオリン・パートをフルートで演奏をしているとのことで
関心を抱きつつ聴いてみました。

       バルト・ファン・オールト(Fp)
       マリオン・モーネン(Fl)
       ヤープ・テル・リンデン(Vc)
       (録音:2004年10月3-4日)


ⅩⅤ-16、17 は1790年にロンドンで
出版された作品59(ⅩⅤ-15~17)の3曲中の2曲だそうです。
ⅩⅤ-18 は1794年ロンドンで
作品70の3曲集(ⅩⅤ-18~20)として出版された中の1曲だそうです。
マリア・テレーズ・エステルハージ侯爵夫人に献呈されたとのこと。

収録されている3曲とも
明朗でハイドンらしい(?)親しみ易い旋律です。
初めて聴く曲なのですがヴァイオリン・パートをフルートでの演奏に
違和感はなく耳を傾けつつ楽しい気分になります。
ですが、やはり本来のヴァイオリンでの演奏も聴く機会があると良いのですが。


10枚組のうちどの一枚を取り上げ聴いても魅力溢れる曲。
変化に富む曲が目白押しで楽しく聴いております。
寛ぎのひと時を与えてくれるハイドンのピアノ三重奏曲の数々。
これからは、いつでも手が届くところに置き
折に触れて聴いてみたくなるお気に入りの全集になりました。


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Comment

Re: ハイドンのピアノ三重奏曲、良いですね

burleskeさま、こんにちは。
コメントをありがとうございます。
また、この度は曲番号とHob.番号の違いをご指摘くださいまして
本当にありがとうございました。
ビックリしまして早速調べてみました。(記事の上部に書き加えました)

>Hob.XV:27~29は第43~45番のはすなのですが、リンデンの全集では第27~29番になっているのでしょうか?
全集ではHob.番号のみの記載でした。
調べてみましたところ確かにランドン版ではHob.XV:27~29は第43~45番になっておりました。
まったく気付かないまま綴ってしまいましたので
ご指摘をいただき助かりました。ありがとうございました。

ⅩⅤ-27~30をお聴きになられたのですね。
ⅩⅤ-30もお気に入りになりました。
ホッとした気分になることができ飽きもせずに聴いています。
  • posted by lumino
  • URL
  • 2013.02/03 16:22分
  • [Edit]

ハイドンのピアノ三重奏曲、良いですね

ハイドンのピアノ三重奏曲は、僕もカザルス・トリオのHob.XV:25くらいしか聴いた覚えがなかったのですが、探してみたらSONYのVIVARTE・BOXの中にレヴィン、ベス、ビルスマの演奏で、最後の4つのピアノ・トリオがありました。
さすがにハイドン晩年の作だけあって、聴き応えのある素敵な作品ですね。
ところで、差し出がましいとは思うのですが、
ハイドンのピアノ三重奏曲は、第◯番というのと、Hobの番号が違っていて、op.75.Hob.XV:27~29は第43~45番のはすなのですが、リンデンの全集では第27~29番になっているのでしょうか?
第27番はop.61.Hob.XV:14、第28番はop.59.Hob.XV:16で、こちらの記事とは別の作品になってしまうのですが・・・
申し訳ありませんが、確かめてみてください。
  • posted by burleske
  • URL
  • 2013.02/02 22:03分
  • [Edit]

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