♪クラシック音楽 さんぽみち♪〜第1楽章:CD&MUSIC BIRD

クラシック・ビギナーのCD及びCS-PCM放送のミュージック・バードを主とした音楽便りです。 敬愛する作曲家はベートーヴェン。 古典派〜ロマン派を中心に聴いています。 時には日常の雑感も。また、時には家族のコザクラインコの話も。ゆっくり、のんびりと。

Entries

Op.187 シューベルト:ピアノソナタ第13番 D.664(ピアノ・ソナタ全集第2巻より) by ワルター・クリーン

シューベルトの作品ではいろいろなジャンルを聴いてきたつもりですが
例外がピアノ・ソナタです。
シューベルト歌曲を聴いているうちに次第にピアノ・ソナタを聴いてみたくなりました。
ピアノ・ソナタでも「歌」を聴かせてくれるような期待感を胸に。

初めて聴くシューベルトピアノ・ソナタ
ワルター・クリーンで聴いてみました。
全3巻のピアノ・ソナタ全集のうちまだ第1・第2巻までしか入手していませんので
初期の第1、2番が収録されている第2巻から聴き始めています。
こちらの第2巻の収録曲の中で一番のお気に入りになったのが第13番です。


           シューベルトピアノ・ソナタ第13番 イ長調 D.664
                         by
                   ワルター・クリーン


                ピアノ・ソナタ全集第2巻 ワルター・クリーン

                 (ピアノソナタ全集第2巻 収録曲)

                 ピアノ・ソナタ第1番ホ長調 D.157
                 ピアノ・ソナタ第2番ハ長調 D.279
                 ピアノ・ソナタ第13番イ長調 D.664
                 ピアノ・ソナタ第14番イ短調 D.784
                 ピアノ・ソナタ第17番ニ長調 D.850
                 ピアノ・ソナタ第20番イ長調 D.959

                    ワルター・クリーン(P)
               
                 (録音:1971-73年 ステレオ)



期待感を抱いて聴き始めたピアノ・ソナタ。
シューベルトにとってピアノ音楽の師は
ハイドンやモーツァルトだったとのことです。
親しみを感じる旋律ばかりです。

第2巻に収録されている6曲の各々に魅力を感じます。
思っていた以上に
期待をしていた以上に 魅力的で心惹かれる作品たち。
最初にお気に入りになったのが第13番です。
関心を抱いていた第1,2番。
シューベルトが18歳を迎えたばかりの頃に初めて手掛けたピアノ・ソナタ第1番
そして第2番もお気に入りになりました。


先ず、第13番です。
シューベルトの23曲あるピアノ・ソナタのうち完成作品は15曲だそうです。
第13番ですが作曲は1819年7月頃とのことですが
自筆稿が失われているために異説として1825年に作曲の可能性もあるとのこと。
1819年の作曲とすればシューベルト22歳でしょうか。
異説の1825年の作曲とすればシューベルト28歳、死の3年前でしょうか。


初めて聴く作品の筈なのですが
冒頭から流れる第1主題に郷愁をそそられるようです。
昔から親しみ馴染んでいた調べのような気がします。
何かのテーマ曲だったのでしょうか。
シューベルトのリートをそのままピアノで紡ぎ出したような旋律。
調べは「歌」そのものとして響いてきます。

第1楽章:アレグロ・モデラート イ長調 4/4拍子
 冒頭から優しく美しい調べの第1主題に早くも虜になります。
 夢見るような想い、憧れのようなものを感じます。

第2楽章:アンダンテ ニ長調 3/4拍子
 終始、気品を感じさせる静かで美しい旋律。
 ピアノは時には朴訥とした語りかけをしているようにも感じられます。
 とてもお気に入りの楽章になりました。

第3楽章:アレグロ イ長調 6/8拍子
 軽快、明朗で躍動感が溢れる旋律。
 力強く響くピアノ、ときには愛らしい響きへと変身するピアノ。
 聴いていて楽しくなるようです。


さて、第1番と第2番です。
共に1815年の作曲とのことですからシューベルト18歳。
この年には、ドイチェ番号125から330までの約200曲あまりが作曲されたそうで
3日に2曲を作曲していた計算になるとのこと。
約200曲のうち145曲は歌曲だそうです。


第1番 ホ長調D.157 
1815年2月、18歳の誕生日を迎えたばかりの頃の作曲だそうです。
3楽章の未完の作品とのことです。

明快でリズミカルな第1楽章
次の第2楽章では瞑想的な抒情性が感じられる調べに心が釘付けです。
ピアノは静かに呟いているかのようです。
クリーンは素朴で美しく紡がれる歌を聴かせてくれるようです。
一転して快活さを取り戻す第3楽章。
楽しい気分になり口ずさみたくなります。


第2番 ハ長調 D.279
3楽章からなる1915年9月の作曲とのことです。

躍動的な華やかさで始まる第1楽章
第1番と同じような美しく抒情的な第2楽章
耳に親しみ馴染んでいる旋律のようで気に入った第3楽章
18歳当時の作曲との思い込みがあるからでしょうか
青春の瑞々しく爽やかさが感じられるようです。


第1,2番が作曲された1815年にシューベルトは友人に恋心を告白したそうです。
相手はテレーゼ・グローブ。
前年の1814年にシューベルト作曲のミサ曲D.105が
リヒテンタール教会に於いて
シューベルト指揮、兄のフェルディナントのオルガンで初演されたそうです。
その際、ソプラノ独唱がテレーゼ・グローブだったとのこと。
1815年はシューベルトにとっては心の春だったのでしょうか。
その先入観故でしょうか、ピアノ・ソナタ第1、第2番に若い情熱を感じます。


遅まきながらシューベルトのピアノ・ソナタを初めて聴き
歌曲と同様に心から親しみを感じることができる作品たちに出合えた嬉しさ。
聴くことの喜び、楽しさを感じさせてくれる第2巻のシューベルトでした。

クリーンの演奏は誇示や虚飾がなく
自然に時には素朴にシューベルトの「歌」で包み込んでくれるようです。
時間をかけて聴き込んでみたくなる演奏です。
まだ入手に至っていない第3巻も早く聴いてみたくなりました。


                  にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ
関連記事

Comment

Re: お早うございます〜

rudolfさま、こんばんは~。
コメントをありがとうございます。

今頃になってシューベルトのピアノ・ソナタを初めて聴き
繰り返し聴いても飽きることなく虜になってしまっています。
rudolfさまもクリーンのピアノでの全集をお持ちとの事を
貴ブログで拝読しましたが、お聴きになられていらっしゃるのですね。
本当に良い曲ばかりですね・・・クリーンの演奏も。
クリーンでの全集の第3巻は入荷遅延でキャンセルをしてしまいましたが
次回は気長に入荷待ちをして、是非ともクリーンで全曲を聴いてみたいと思います(^^♪
  • posted by lumino
  • URL
  • 2013.04/05 19:37分
  • [Edit]

お早うございます〜

luminoさま お早うございます〜

お久しぶりです〜
シュベルトのピアノ・ソナタは良いですね〜 クリーンさんのCD買われたんですね、私も探し出して聴いています。
ケンプフの全集も持っていますが、クリーンさんのこの曲の演奏、本当に良いですね〜

▼・。・▼
  • posted by rudolf2006
  • URL
  • 2013.04/05 09:57分
  • [Edit]

Re: シューベルトのピアノ・ソナタは良いですね

burleskeさま、こんばんは。
コメントをありがとうございます。

シューベルトのピアノ・ソナタは本当に良いですね。
アラウもお気に入りのピアニストの一人ですので聴いてみたいと思い
ショップ・サイトでディスクを探してみたのですが廃盤、絶版の記載文字に・・・残念です。
リヒテルでも聴いてみたくなりました。

全集はパドゥラ=スコダとケンプでお持ちとのことで
クリーンも気に入っているのですが他のピアニストの全集も聴いてみたくなりました。
  • posted by lumino
  • URL
  • 2013.03/31 19:37分
  • [Edit]

シューベルトのピアノ・ソナタは良いですね

シューベルトのピアノ・ソナタは第16番と第19~21番はお気に入りなんですが、それ以外の作品はあまり印象にありませんでした。
第13番を改めて聴いてみましたが、良いですねぇ。
親しみやすい旋律が魅力的ですね。僕も気に入ってしまいました。
リヒテルとアラウの演奏が味わい深くじっくりと聴かせてくれて印象的です。
シューベルトのピアノ・ソナタはパドゥラ=スコダとケンプの全集を持っているのですが、改めて全曲聴いてみようと思います。
  • posted by burleske
  • URL
  • 2013.03/31 16:53分
  • [Edit]

Comment_form

管理者のみ表示。 | 現在非公開コメント投稿不可です。

左サイドMenu

プロフィール

lumino

Author:lumino
音楽が日々の活力源になっています。
特に音楽知識のないクラシック・ビギナーに等しいのですが、「ただ、ひたすらに」をモットーに鑑賞をしています。
日々の生活に無くてはならないのが音楽と本です。
また2羽の小桜インコの兄弟は大切な家族です。

最新記事

lumino

右サイドメニュー

♪ こんにちは ♪

カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

ブログ内検索