♪クラシック音楽 さんぽみち♪〜第1楽章:CD&MUSIC BIRD

クラシック・ビギナーのCD及びCS-PCM放送のミュージック・バードを主とした音楽便りです。 敬愛する作曲家はベートーヴェン。 古典派〜ロマン派を中心に聴いています。 時には日常の雑感も。また、時には家族のコザクラインコの話も。ゆっくり、のんびりと。

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Op.191 モーツァルト:ファゴット協奏曲 by シャロウ(Fg);トスカニーニ&NBC交響楽団

今日は「こどもの日」
「こどもの日」にはラムネ菓子が付いているミニ鯉のぼりを
家族のコザクラインコさんに求めるのが恒例行事(?)になっています。
今年も3本、先代のコザクラインコのルリ、そしてピー&チーに。
お星さまになってしまった子であっても
いつまでも家族として心の中で生き続けていることを強く感じる一日でもあります。


さて、今日は、好きな作曲家の一人の筈だったのですが
2011年秋以降はまったく登場しなかったモーツァルトです。
ファゴット協奏曲変ロ長調K.191 です。

前回、ハイドンの協奏交響曲にお寄せ下さいましたコメントを拝読させていただき
モーツァルトのファゴット協奏曲を聴いてみたくなりました。
前回同様、トスカニーニ・コンプリートRCAコレクションからCD10の収録曲です。


           トスカニーニ・コンプリートRCAコレクションより
          モーツァルト:ファゴット協奏曲 変ロ長調 K.191


               トスカニーニ・コンプリートRCAコレクション

                   レナード・シャロウ(Fg)
                   アルトゥール・トスカニーニ指揮
                   NBC交響楽団

                  (録音:1947年11月18日 
                      ニューヨーク Studio 8-H)


作曲の完成は自筆譜に 1774年6月4日ザルツブルク とあるそうです。
モーツァルトは18歳。
作曲が完成したこの年にモーツァルトはザルツブルクに定着し
宮廷音楽として生活を始めたとのことです。

モーツァルトはファゴット協奏曲を3曲、ハ長調1曲と変ロ長調2曲を作曲し
残っているのは当作品、一曲のみだそうです。
解説書の記述によると
 「ファゴットの特性を見事に織り込んだ作品として
 数少ないこの分野の最高傑作に数えられている」
とのことです。

このファゴット協奏曲と直接には関係がないかと思いますが、余談。
1775年、モーツァルトがミュンヘン滞在中に
ミュンヘンの音楽愛好家でピアノとファゴットの名手として知られていた
デュルニッツ伯爵(誕生年不明-1803年)と親交を結び伯爵のために
ピアノソナタニ長調K.284を作曲しているそうです。
伯爵はファゴットが好みの楽器だったそうで著名な作曲家に
ファゴットのために作曲を依頼し多くの曲を書いてもらったとのことです。
伯爵の音楽コレクションの中にモーツァルト作の
「ファゴットとチェロのためのソナタ」K.196 とともに
モーツァルトの名前で1775年初頭に作曲されたと推定される3曲の
協奏曲があるとのことです。
資料がないため、この3曲の協奏曲については現在は消失したものとされているそうです。

ファゴット協奏曲についての作曲事情は不明とのことですが
ザルツブルクの宮廷楽団員のために書かれたものと推測される、由。



第1楽章 アレグロ変ロ長調 4分の4拍子
明朗で活発なオーケストラで始まる開始から爽快な感じです。
ファゴットも伸び伸びとしてとても印象的。
ファゴットとオーケストラの応酬も楽しく耳を傾けています。
カデンツァからは現代風な趣が感じられるようです。
こうして耳を傾けているとファゴットも魅力ある楽器になってきました。

第2楽章 アンダンテ・マ・アダージョ ヘ長調 4/4拍子
第1主題を聴いて「どこかで聴いたことがあるような・・・」と。
解説書を読むとグルックのオペラ「オルフェオとエウディーチェ」の
有名なアリア≪エウディーチェを失って≫と類似した旋律とのこと。
このアリアはお気に入りのアリアです。
改めて耳を傾けると確かに≪エウディーチェを失って≫のあの美しい旋律。
美しさに愛らしさ加味されたようで魅力的です。
オーケストラからは流麗な美しさが
ファゴットからは素朴な美しい旋律として耳に届きます。
この第2楽章はとてもお気に入りになりました。
 
第3楽章 ロンド テンポ・ディ・メヌエット 変ロ長調 4分の3拍子
伸びやかに始まるオーケストラに乗せてファゴットが奏でる調べは
一度聴いたら忘れられないような親しみ易さ。
ファゴットの音色に楽し気な田園風景を連想してしまいます。


今迄、トスカニーニとハイドン、モーツァルトは私の中ではあまり結び付きませんでした。
前回のハイドン、そして今回のモーツァルトを通して
トスカニーニに抱いていた認識が新たになったように思います。
こちらのディスクに収録されているモーツァルトのハフナ―交響曲と
ディヴェルティメント第15番K.287 にも開眼の思いを強くしました。

足が遠のいていたモーツァルトの世界に
トスカニーニが引き戻してくれたように感じています。


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Comment

Re: お早うございます〜

rudolfさま、こんばんは~。
コメントをいつもありがとうございます。

先日、お寄せいただきましたコメントを拝読させていただき
この作品を初めて聴くことができました。
素敵な作品、演奏に出合うことができ、ありがとうございました。
とてもお気に入りの作品になりました。

レナード・シャロウ(rudolfさまはいつも奏者、歌手に敬称をお付けになられていらっしゃいますのに敬称を付けず、すみません)については何も分からずでしたが80歳過ぎまで現役だったのですね。
また、トスカニーニは団員に慕われていたのですね。

ファゴットに関心が湧いてきてネットで調べていましたら
「日本バソンの会」を初めて知りました。
モーリス・アラールとポール・オンニュ、両名のお名前もコメントを拝読して
初めて知りました。
「日本バソンの会」のサイトに両氏のディスクが数多く紹介されていましたので
ディスクを求めて聴いてみたいと思います。
楽器についても全く無知ですが、これを機会に音楽鑑賞の世界が広がりそうです。
いろいろ、ありがとうございます。
  • posted by lumino
  • URL
  • 2013.05/07 20:25分
  • [Edit]

Re: ファゴット協奏曲、良いですね

burleskeさま、こんばんは。
いつもコメントをありがとうございます。

モーツァルトのクラリネット協奏曲やフルート協奏曲はお気に入りでした。
ファゴット協奏曲は今回初めて聴く機会が与えられ、本当に素敵な曲だったのですね。
この作品に出合えて良かったです。

第2楽章、グルックのオペラ・アリアに似ていますよね、確かに。
グルックの「オルフェオとエウディーチェ」は全曲を聴くことなく今日に至ってしまいましたが、この第2楽章を聴いて全曲を聴いてみたくなりました。
このような気持ちにさせてくれたファゴットに関心が湧いてきました。

同ディスクに収録されているディヴェルティメント第15番もお気に入りになりました。
聴いて心に響くものがないとブログを書けなくて悶々(?)としてしまうのですが
次回は、このモーツァルトのディヴェルティメント第15番になりそうです。
暫くの間、眠っていたトスカニーニのこちらのBOXばかりを聴く日々になってきました。
  • posted by lumino
  • URL
  • 2013.05/07 19:55分
  • [Edit]

お早うございます〜

luminoさま お早うございます〜

シャロウさんのモツアルト、取り上げてくださりありがとうございます。
シャロウさんは、確か80歳過ぎまで現役でオケで演奏されていたと〜。
マエストロ・トスカニーニについて語る番組で、涙ながらにその思い出を語っておられますよ。

この時代のバスーン奏者としては、相当に上手い方だったようですね
バスーン、バソン関係では、フランス系の方が圧倒的に上手いので、もし機会があれば、モーリス・アラールさん、ポール・オンニュさんの演奏も聴いてみてくださいね、バスーンに対する認識が変わるかと思います
  • posted by rudolf2006
  • URL
  • 2013.05/07 04:51分
  • [Edit]

ファゴット協奏曲、良いですね

モーツァルトの木管楽器のための協奏曲の中でも、クラリネット協奏曲やフルート協奏曲に比べると、ファゴット協奏曲は聴く機会が少ないように思えますが、素敵な作品ですよね。
第2楽章が「オルフェウスの嘆き」に似ているというのは知りませんでした。聴き比べてみると、確かに似てますね。
トスカニーニ盤は明朗で引き締まった表現が良いですね。
他の演奏では、味わい深くてウィーン情緒溢れるエールベルガー&ロジンスキ盤もお気に入りです。
このトスカニーニのディスクでは、カップリングのディヴェルティメント第15番も美しいカンタービレが魅力的で素敵な演奏てすね。
  • posted by burleske
  • URL
  • 2013.05/06 20:29分
  • [Edit]

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特に音楽知識のないクラシック・ビギナーに等しいのですが、「ただ、ひたすらに」をモットーに鑑賞をしています。
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