♪クラシック音楽 さんぽみち♪〜第1楽章:CD&MUSIC BIRD

クラシック・ビギナーのCD及びCS-PCM放送のミュージック・バードを主とした音楽便りです。 敬愛する作曲家はベートーヴェン。 古典派〜ロマン派を中心に聴いています。 時には日常の雑感も。また、時には家族のコザクラインコの話も。ゆっくり、のんびりと。

Entries

Op.192 モーツァルト:ディヴェルティメント第15番 K.287  by  トスカニーニ&NBC交響楽団 

今日もまた最近、聴き続けているトスカニーニ・コンプリートRCAコレクションからです。

モーツァルトのディヴェルティメント第15番
変ロ長調「第2ロードゥロン・セレナード」です。
前回と同じディスクでモーツァルトのファゴット協奏曲の次に収録されていました。
もし、別のディスクに収録をされていたら聴く機会はまだまだ先だったかとも思います。


           トスカニーニ・コンプリートRCAコレクションより
            モーツァルト:ディヴェルティメント第15番
                   変ロ長調 K.287


               トスカニーニ・コンプリートRCAコレクション

                 アルトゥール・トスカニーニ指揮
                 NBC交響楽団

              (録音:1947年11月18日
                   ニューヨーク NBCスタジオ 8-H)



            第1楽章:アレグロ 変ロ長調 4分の3拍子 
            第2楽章:アンダンテ・グラツィオーソ・コン・ヴァリアツィオー二
                 ヘ長調 4分の2拍子(主題と6つの変奏曲)
            第3楽章:メヌエット 変ロ長調 4分の3拍子 
            第4楽章:アダージョ 変ホ長調 4分の4拍子
            第5楽章:メヌエット 変ロ長調 4分の3拍子
            第6楽章:(序奏)アンダンテ 変ホ長調 4分の4拍子
                  (主部)アレグロ・モルト 変ロ長調 8分の3拍子



モーツァルトはミュンヘン旅行から帰郷した1775年から
マンハイム、パリ旅行を経てウィーンに定住するまでの数年間に
セレナードやディヴェルティメントの名作を次々と作曲した時期だそうです。
管楽器と弦楽器のためにディヴェルティメントは4曲あるとのことです。
その内の3曲、この作品K.287を始め K.247、K.334 には
次のような共通の特徴があるそうです。

  弦の重奏に管楽器としてホルンだけを加えた室内楽的な編成
  メヌエットと緩徐楽章が2つずつの6楽章構成
  第1ヴァイオリンの協奏楽曲的な扱い
  モーツァルトと親交があったザルツブルクの貴族の家庭的な祝事のために作曲


作曲は1777年6月頃との推定だそうです。
1777年にザルツブルクのロードゥロン伯爵夫人アントニアの依頼で
作曲された2番目のディヴェルティメントになるとのことです。
先に作曲された ディヴェルティメント ヘ長調 K.247 と共に
この2曲の通称は依頼主の伯爵夫人の名前から「ロードゥロン・セレナード」とのこと。
K.247が「第1ロードゥロン・セレナード」
そして今回聴いたK.287は「第2ロードゥロン・セレナード」」になるそうです。
ロードゥロン伯爵夫人と二人の令嬢アロイージアとジョゼッピーナは
音楽的な素養が高かったとのことで
モーツァルトは彼女たちのために作品「3台のピアノのための協奏曲」ヘ長調 k.242
も作曲したとのことです。


さて、K.287ですが作曲の日付けについては
自筆譜のタイトルが切り取られており不明だそうですが
伯爵夫人の霊名の祝日6月13日に合わせて6月頃に作曲されたと推定されるとのこと。

この作品にはドイツ民謡が取り入れられているそうで
第2楽章での主題には
ドイツ民謡「さあ、早く、私はハンスだ、心配ない」
また第6楽章では南ドイツの民謡「百姓娘が猫を失くした」という曲だそうです。
一度、原曲の民謡の方も聴いてみたくなりました。


CDジャケットの収録曲の記載についてなのですが・・・「?」が。
6楽章構成のはずなのですがCDジャケットには全5楽章の記載に「???」です。
本来の第5楽章のメヌエットがない・・・??
どうなっているの?? になってしまいました。
第5楽章をカットしているのでしょうか?
それとも印刷ミス?
いまだに「???」のままです。
楽しく聴くことができればそれで良いのかもしれません。
が、どうも釈然としないものがあります。
どなたかお分かりなられましたらご教示をくださいませんでしょうか。


この作品で耳を奪われたのが第2楽章の主題と第4変奏です。
初めて聴く作品ですので特に想い出に結び付くものはない筈なのですが
ファゴット協奏曲の第3楽章から受ける懐かしさに似たものを感じます。
どうしてこんなに懐かしい想いに囚われるてしまうのかと思います。
ディヴェルティメントを聴きつつ不釣り合いにも
何故か大昔、小学生だった頃の楽しい運動会の光景が思い出されてしまいました。

第4楽章の第1主題のヴァイオリンの美しく優しい旋律。
この旋律は何か番組のテーマ曲だったのでしょうか。
耳に馴染んでいる旋律です。
またまた、懐かしい!

この作品に耳を傾けている時間は
心を解してくれる楽しさや、懐かしさに浸ってしまうひと時でした。
今迄、モーツァルトのディヴェルティメントを意識して
聴いたことがなかったのですが・・・素敵な作品との思いを抱きました。
親しみやすい幾多の旋律にも出合うことができ
他のディヴェルティメントにも関心が湧いてきました。

この作品でのヴァイオリン群の美しい音色はとても印象的でした。
こちらのトスカニーニのBOXセットを聴き続けているうちに
トスカニーニに抱いていたイメージが良い意味で
最近少しづつ変わってきたように感じられます。


                  にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ
関連記事

Comment

Re: ディヴェルティメント第15番、良いですね

burleskeさま、こんばんは。
コメントをありがとうございます。

ディヴェルティメントの第17番、聴いたことがないのですが
第15番を聴いてすっかり魅了されてしまいましたので
機会がありましたら第17番も聴いてみたくなりました。

疑問を抱いていましたトスカニーニの演奏ですが
第5楽章をカットしているとのことだったのですね。
> こういう楽章のカットは、昔の演奏ではたまに見受けられるみたいですね。
そういうことがあったのですか。
楽章のカットがない演奏を聴きたいと思ったら先ず調べてから購入した方が良いかも、ですね。
できれば第15番を楽章カットなしで聴いてみたく思います。
コメントを拝読させていただき疑問が解決しました。
いつも、本当にありがとうございます。
  • posted by lumino
  • URL
  • 2013.05/12 19:46分
  • [Edit]

ディヴェルティメント第15番、良いですね

モーツァルトのディヴェルティメントは第17番が有名ですが、この第15番も良いですよね。
第2,4楽章の美しい旋律が魅力的ですね。
最終楽章のアンダンテの部分がオペラのレチタティーヴォみたいに聴こえるのも面白いですよね。

トスカニーニ盤が全5楽章なのは、第5楽章のメヌエットをカットしているからです。
ちなみに、カラヤンの来日ライヴの演奏も第5楽章をカットしてます。
こういう楽章のカットは、昔の演奏ではたまに見受けられるみたいですね。
カットなしの全6楽章の演奏ではヴェーグ&カメラータ・アカデミア・モーツァルテウム・ザルツブルグ盤がお気に入りです。
  • posted by burleske
  • URL
  • 2013.05/11 21:07分
  • [Edit]

Comment_form

管理者のみ表示。 | 現在非公開コメント投稿不可です。

左サイドMenu

プロフィール

lumino

Author:lumino
音楽が日々の活力源になっています。
特に音楽知識のないクラシック・ビギナーに等しいのですが、「ただ、ひたすらに」をモットーに鑑賞をしています。
日々の生活に無くてはならないのが音楽と本です。
また2羽の小桜インコの兄弟は大切な家族です。

最新記事

lumino

右サイドメニュー

♪ こんにちは ♪

カレンダー

05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

ブログ内検索

*翻訳*