♪クラシック音楽 さんぽみち♪〜第1楽章:CD&MUSIC BIRD

クラシック・ビギナーのCD及びCS-PCM放送のミュージック・バードを主とした音楽便りです。 敬愛する作曲家はベートーヴェン。 古典派〜ロマン派を中心に聴いています。 時には日常の雑感も。また、時には家族のコザクラインコの話も。ゆっくり、のんびりと。

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Op.196 J.S.バッハ:「コーヒー・カンタータ」 by ディースカウ;ヴァラディ;マリナー&アカデミー・オヴ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ

昔々、私にとってはFM放送がクラシック音楽情報源だった頃に
初めて耳にしたJ.S.バッハの楽しい作品。
コーヒー・カンタータ」でした。
J.S.バッハの作品にはどのようなものがあるかも分からなかった当時。
ましてや 「カンタータって一体、何?」 という当時でした。

以来、長い間敢えて耳を傾けることなく年月が経ってしまいました。
今でも、バッハの楽しい曲・・・として心に残っています。
但し、当時聴いた演奏家の名前等はまったく記憶にないのですが。

この大好きな「コーヒー・カンタータ」のディスクを求めてみました。
他には「農民カンタータ」と「結婚カンタータ」の代表的な世俗カンタータ3曲が収録されています。

収録曲の3曲より「コーヒー・カンタータ」と「農民カンタータ」を。
今日は「コーヒー・カンタータ」だけになります。


              (HMV)バッハ:コーヒー.カンタータ;農民カンタータ ディースカウ

               『コーヒー・カンタータ』BWV211:
               Schweigt stille,plaudert nicht
       

            リースヒェン:ジュリア・ヴァラディ(s)
            シュレンドリアン(旧弊居士):D.F=ディースカウ(Br)
            語り:アルド・バルダン(T)

            ネヴィル・マリナー指揮
            アカデミー・オヴ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ

                   (録音:1981年11月)


作曲は1734年暮れから翌年1735年の初めと推定されるそうです。
作詞は当時のライプツィヒの流行詩人であったピカンダー
本名はクリスティアン・フリードリヒ・ヘンリーキ。
ピカンダーの詩は当時、評判となったようです。

17世紀にアラビア方面から輸入されたコーヒーはヨーロッパ各地に急速に普及し
バッハの時代にライプツィヒではコーヒーを飲むことが大流行だったとのこと。
コーヒーハウスは8軒あったそうで、大繁盛だった由。
市民の社交の場でもあり、コーヒーだけではなく音楽を提供する店も出現したそうです。
その中のツィンマン・コーヒー店でバッハはテレマンが創設したコレギウム・ムジクムの
大学生を主体とするメンバーとともに演奏をしたそうです。
コーヒー・カンタータ」も然り。

時勢を反映したピカンダーの詩。
ピカンダーの詩のアイデアは
コーヒーを止めないと夫を見つけてやらないという父親に
娘も折れるという父親の勝利の第8曲で終わっているそうです。
バッハはこの物語を変更し追加された最後の2曲、第9曲と第10曲で
父親は娘に結婚後も断固としてコーヒーを飲み続けようという決意をさせ
理解を示すものになっているとのことです。

ドイツの音楽学者でJ.S.バッハ全集の第2版の主な編集者であった​​
アルフレッド・デュル(1918年3月3日-2011年4月7日)によると
この詩にはバッハ以外にも2、3の作曲家が付曲をしているそうです。


                       ピカンダー
              (Wikiドイツ)ピカンダーGedenktafel für Christian Friedrich Henrici auf dem Leipziger Burgplatz (2000
               Christian Friedrich Henrici(Picander)
                (1700年1月14日-1764年5月10日)
               ライプチヒ広場のピカンダーの追悼プラーク



「コーヒー・カンタータ」のあらすじは
流行しているコーヒーにうつつを抜かすリースヒェンと
それが気に入らない父親のシュレンドリアンとの他愛のないやり取りの話だそうです。

リースヒェン役がディースカウ夫人のジュリア・ヴァラディ。
父親のシュレンドリアンがディースカウ
語りはイタリア系ブラジル人テノールのアルド・バルダン。

ヴァラディの美声には聴き惚れるものがあるのですが
残念ながら歌詞がまったく聴き取れません。
聴き取ることができるのは・・・“Kaffe”だけです。
辛口の表現になりますが美声の披露だけ・・・とも感じられてしまいました。

昔々、初めて耳にした当時はとても楽しい曲として心に刻まれていた筈でしたが
改めて今回聴いてみて・・・当時の印象は影を潜めてしまっているかのようで。

リースヒェンと父親のコミカルさのようなものは期待していたほど感じられませんでした。
ディースカウの父親からは困惑する父としての姿や心根は伝わってきます。
語りのテノール、アルド・バルダンですが第1曲目の前口上と
最後の三重唱だけでしたので残念に思いました。

こちらのディスクで楽しく聴くことができたのは
最後の第10曲、登場人物3人による三重唱でした。
和気藹々と楽しげな歌声です。

 猫は ネズミがやめられない
 娘たちは いつでもコーヒー党
 母さんも コーヒー好きで
 おばあちゃんも やっぱり飲んでいた
 それなら だれが娘を叱れよう。


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Comment

Re: コーヒー・カンタータを聴くと・・・・

burleskeさま、こんばんは。
コメントをありがとうございます。

burleskeさまがお持ちのディスクはリースヒェンがバーバラ・ボ二―なのですね。
とても良さそう、ボ二―にピッタリかもしれませんね。
楽しい内容の「コーヒー・カンタータ」に相応しい演奏者たちのようですし機会があったら聴いてみたくなりました。

大昔、クラシック音楽愛好家の駆け出し時代にFM放送で聴いたこの曲の指揮者と独唱者たち。
そもそも、放送される作品のどれもが、指揮者の名前もオーケストラ、歌手の名前も
すべてが「初」の時代で名前を聞いても覚えられず、記憶になくて残念です。
もう一度、あの演奏を聴いてみたいと思うのですが。
  • posted by lumino
  • URL
  • 2013.06/09 19:35分
  • [Edit]

コーヒー・カンタータを聴くと・・・・

《コーヒー・カンタータ》は楽しい内容の作品ですね。
僕はレオンハルト&エイジ・オブ・インライトゥンメント管弦楽団のディスクしか持っていませんが、これはなかなか楽しい演奏だと思います。
ソプラノのバーバラ・ポニーが素敵な歌声を聴かせてくれます。
レオンハルトの指揮は特に面白く聴かそうというわけではないのですが、生き生きとして味わいがあります。
この演奏をきくと、なんかコーヒーが飲みたくなってきますね。

luminoさまがFM放送で耳にされたとても楽しい演奏って、誰が指揮してたんでしょうね?
  • posted by burleske
  • URL
  • 2013.06/09 16:27分
  • [Edit]

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