♪クラシック音楽 さんぽみち♪〜第1楽章:CD&MUSIC BIRD

クラシック・ビギナーのCD及びCS-PCM放送のミュージック・バードを主とした音楽便りです。 敬愛する作曲家はベートーヴェン。 古典派〜ロマン派を中心に聴いています。 時には日常の雑感も。また、時には家族のコザクラインコの話も。ゆっくり、のんびりと。

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Op.203 ブラームス:「弦楽六重奏曲 第1番」 by ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団

以前はブラームスは苦手な作曲家の一人のはずでした。
自問をしたいくらいにブラームスの作品を聴く昨今になりました。
気が付けばお気に入りの作曲家の一人に。

ブラームスの作品の中で
もしも、この曲に初めて出合っていたら・・・ブラームスに対するイメージが
変わっていたようにも思います。
弦楽六重奏曲第1番です。

初めてこの作品を聴いたのは5年程前と記憶しています。
ベルリン弦楽六重奏団の演奏でした。
当時は特に印象に残るものがなかったのですが。

この作品は目下、お気に入りのBoxセットで
ウェストミンスター・レガシーの室内楽コレクションに収録されて
いましたので聴いてみました。
ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団の演奏です。

活き活きとしていて溌剌
軽快で楽しい気分
そのような言葉がピッタリのような曲。
ブラームスに抱いていたイメージからは程遠いものを感じますが
今回、聴いてとても気に入った作品になりました。



            ブラームス弦楽六重奏曲第1番 変ロ長調 作品18                

                 ブラームス:弦楽六重奏曲 第1番 変ロ長調 作品18(1)

                ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団
                フェルディナント・シュタングラー(第2Vla)
                ギュンター・ヴァイス(第2Vc)

              (録音:1951年 ウィーン、コンツェルトハウス
                        モーツァルト・ザール)


        第1楽章 アレグロ・マ・ノン・トロッポ 変ロ長調 4分の3拍子
        第2楽章 アンダンテ・マ・モデラート 二短調 4分の2拍子
        第3楽章 スケルツォ・アレグロ・モルト ヘ長調 4分の3拍子
        第4楽章 ポーコ・アレグロ・エ・グラツィオーソ 変ロ長調 4分の2拍子



この作品の全曲が書き上げられたのはブラームスのメモによると
1860年の夏だそうです。
ブラームス、27歳の時でしょうか。
この「弦楽六重奏曲第1番」で室内楽の作曲が本格的に始まったとのことです。


1859年12月にブラームスの友人で
ゲッティンゲンの音楽監督を務めていたユリウス・オットー・グリムは
ブラームスから「弦楽六重奏曲」の第1・2楽章の草案を送られたそうです。

              (Wikiドイツ)203:JuliusOttoGrimm ブラームス
                     Julius Otto Grimm
                   (1827年-1903年12月7日)          



第2楽章を9月11日にブラームスはクララ・シューマンの誕生日(9月13日)を祝い
ピアノ用に編曲し書簡とともにクララに送ったとのことです。
書簡には

  「僕の作品について長い手紙をください。
   汚い音のところ、退屈なところ、芸術的に偏頗なところ、
   感情の冷たい処などについて、どうかたくさん書いてください」

と記されていたそうです。
このピアノ用編曲の楽譜は1927年に至ってブラームス全集の中で
初めて公表されたとのことです。

初演は1860年10月20日にハノーヴァーでヨアヒムを中心に行われたそうです。
ピアノ4手用の編曲の初演は1861年5月7日のブラームスの誕生日に
ハンブルクでクララとブラームスの二人にて行われたとのことです。

ブラームスはまた完成した全楽章を友人のヨアヒムにも送り
批評を求めたそうです。
そして書き上げられた曲に多々手が加えられたとのこと。



第1楽章の第1主題、曲の開始から親しみを感じる旋律です。
今迄聴いてきたブラームスの曲の趣と異なるものを感じます。
時にはリズミカルに、時には活気を感じさせられます。
ブラームスの作品からこのように楽しく感じられる旋律を耳にするのは
初めてのように思います。

第2楽章は主題と6つの変奏で構成されている変奏曲形式だそうです。
繰り返し聴いているお気に入りの楽章です。
強固な意思、決意を感じさせられたりしつつも
なにか、儚い憧れのような趣や抒情性も感じます。

第3楽章のなんと活き活きとしていること。
明るく軽快。
聴いていて楽しい気分になります。

第4楽章もまた楽しく耳を傾けられます。
屈託のない伸びやかさを感じさせてくれる楽章でしょうか。


ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団および
第2ヴィオラ、第2チェロとして加わっている各6名の演奏は
曲想を生き生きと伝えているように感じられました。


伸びやかで明るいこの作品を聴きつつ思いを馳せてしまうのは
作曲当時のブラームス。
1858年にブラームスがグリムの紹介で知り合い
婚約までしたアガーテ・フォン・ジーボルトの存在も無視できないようで。
彼女に関連する弦楽六重奏曲第2番も聴いてみたくなりました。

尚、第2楽章のピアノ用編曲を聴いたことがありません。
録音が少ないようで残念ですが
とてもお気に入りになりましたのでいずれ是非、聴きたく思います。

ブラームス・・・聴いてみたい作品が目白押しになってきました。


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Comment

Re: すっかりブラームスにハマってしまったようで・・・

burleskeさま、こんばんは。
コメントをありがとうございます。

第2楽章は映画に使われていたのですね。
「恋人たち」という映画はタイトルしか知らなくて観たことがないのですが、どのようなシーンで第2楽章の旋律が流れるのか興味津々になってきました。

そうなんです。すっかりブラームスにハマり込んでしまったようで。
長い間苦手だった作曲家、私にとってはJ.S.バッハであり
ブラームスであったりetc.が多いのですが・・・。
ハマり込んでしまう自分に不思議なものを感じてしまいます。
往々にして精神的要因もあるのでしょうかね。

burleskeさまの愛聴盤の中でアルバン・ベルクSQに関心が。
この作品もいろいろと聴いてみたいと思います。
  • posted by lumino
  • URL
  • 2013.08/05 19:38分
  • [Edit]

すっかりブラームスにハマってしまったようで・・・

ブラームスの弦楽六重奏曲第1番の第2楽章は映画「恋人たち」に使われて有名ですね。
ピアノ編曲版は僕も聴いてみたいです。

アルバン・ベルクSQとアマデウスSQの団員による演奏と、アマデウスSQにヴィオラのアロノウィツとチェロのプリースが加わった演奏を愛聴しています。
ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団盤は持っていないのですが、是非聴いてみたいですね。
  • posted by burleske
  • URL
  • 2013.08/04 21:00分
  • [Edit]

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