♪クラシック音楽 さんぽみち♪〜第1楽章:CD&MUSIC BIRD

クラシック・ビギナーのCD及びCS-PCM放送のミュージック・バードを主とした音楽便りです。 敬愛する作曲家はベートーヴェン。 古典派〜ロマン派を中心に聴いています。 時には日常の雑感も。また、時には家族のコザクラインコの話も。ゆっくり、のんびりと。

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Op.215 J.S.バッハ:「オーボエとヴァイオリンのための二重協奏曲」 by カントロフ、ブルグ、バケルス&オランダ室内管弦楽団

過日、「J.S.バッハ:コンツェルト・アダージョ」に第2楽章のみ収録されていた
「オーボエとヴァイオリンのための二重協奏曲」BWV1060 を聴き
とてもお気に入りの曲になりました。
演奏はツィンマーマン(Vn)、二ール・ブラック(Ob)
テイト指揮イギリス室内管弦楽団でした。
このディスクを聴き気に入り過日、当拙ブログに綴らせていただきました。
               ↓
         バッハ:コンツェルト・アダージョ

第2楽章のみの収録でしたので全曲を聴きたく他の演奏のディスクを求め
やっと全楽章を聴くことができました。


       J.S.バッハ:オーボエとヴァイオリンのための二重協奏曲
                  二短調 BWV.1060


               215バッハ:オーボエとヴァイオリンのための二重協奏曲

                ジャン=ジャック・カントロフ(Vn)
                モーリス・ブルグ(Ob)
                ユゲット・ドレフェス(Cemb)

                  キース・バケルス指揮
                  オランダ室内管弦楽団

             (録音:1981年6月29日-7月2日
                 アムステルダム ヴァールス教会)


             第1楽章 アレグロ ハ短調 4分の4拍子
                 (原譜には速度記号は記されていないそうです) 
             第2楽章 アダージョ 変ホ長調 8分の12拍子
             第3楽章 アレグロ ハ短調 4分の2拍子


原曲は「2台のチェンバロのための協奏曲」ハ短調 BWV.1060 とのことです。
バッハのライプツィヒ時代である1736年頃に書き上げられたそうです。
原曲の自筆楽譜は失われ写本のみによって伝えられ
復元曲としては幾つか書かれているとのこと。
ヴァイオリンとオーボエにより二短調で演奏するものが
今日最も愛好されている演奏形態だそうです。

バッハはチェンバロ協奏曲を13曲作曲し
これらの作品は自作、或いは他の作曲家の作品の編曲がほとんどであったとのこと。


第1楽章冒頭の馴染み易い旋律。
よく耳にしていた旋律のようです。
オーボエの流れるような優美さが印象的です。
特に印象的なのがドレフェスのチェンバロです。
右上方から静かに舞い降りてくるかのようです。
恰も流れ星のように。
今迄、聴いたことがないような神秘的な趣さえ感じさせる音色です。
控え目な響きで存在感を誇示しないチェンバロには耳を奪われます。
オーケストラも明るい軽快さでありながらじっくりと聴かせてくれるようです。
明るく活き活きとした旋律でオーボエとオーケストラの掛け合いが楽し気な楽章。

第2楽章は大のお気に入りです。
この楽章で耳を奪われてしまうのがオーボエ。
オーケストラは息を潜めるかのように控え目に。
主役のオーボエとヴァイオリンのゆったりとした調べ。
穏やかで長閑・・・時間がゆったり、ゆったりと流れ行くようです。
静かにしみじみと語り合うかのようなオーボエとヴァイオリンがとても魅力的。
和みの美しい調べに心惹かれます。

軽快な第3楽章。
オーボエは明朗明快な趣で楽章を盛り上げているようです。
ヴァイオリンはオーボエを引き立てるかのように軽快に舞っているようです。
前楽章では控えめだったオーケストラも活き活きとした演奏。


とても素晴らしい演奏に出合えたように感じています。
カントロフのヴァイオリン
オーボエのブルグには特に聴き惚れてしまいました。
指揮者のケース・バケレスの名前は初めて知りました。
繊細さを感じさせる演奏のように感じられます。

カプリング曲の「フルート、ヴァイオリン、ハープシコードのための三重協奏曲」イ短調 BWV.1044 もまた素晴らしい作品であり演奏で耳を奪われます。
この曲についてお寄せいただきましたコメントを拝読しまして
間違いがありましたことに気付きましたので
以下、訂正を兼ねまして補足をさせていただきます。

この作品はライプツィヒ時代、バッハ自身の編曲と推定されているそうです。
原型となったのは1717年頃に作曲された「クラヴィーアのためのプレリュードとフーガ イ短調 」BWV.894を第1、第3楽章に改作。
また、第2楽章にはやはりライプツィヒ時代に書かれた「オルガンのためのソナタ 二短調」BWV.527のアダージョ楽章を挿入しているとのことです。

バッハの作品中で編曲やら改作、復元などの作品については
書いている本人も混乱してまいりました。
「フルート、ヴァイオリン、ハープシコードのための三重協奏曲」につき
改めて以下に、まとめてみることにします。
第1楽章 アレグロ は「クラヴィーアのためのプレリュード」からの改作。
第2楽章 アダージョ・マ・ノン・タント・エ・ドルチェ は
「オルガンのためのソナタ 二短調」BWV527のアダージョ楽章を挿入。
第3楽章 アラ・ブレーヴェ は「クラヴィーアのためのフーガ」からの改作。
になるそうです。

今回聴いた2作品
「オーボエとヴァイオリンのための二重協奏曲」二短調 BWV.1060
「フルート、ヴァイオリン、ハープシコードのための三重協奏曲」イ短調 BWV.1044

いずれも肩の凝らない親しみやすいバッハの旋律。
気持ちに潤いを与えてくれる快い調べ。
バッハの 微笑み を感じさせてくれるような2曲のように思えました。



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Comment

Re: BWV1060、良いですね

burleskeさま、こんばんは。
コメントをありがとうございます。

嘗てburleskeさまのバッハの記事を拝読しつつ編曲が多々あり「混乱してしまいそう」などと思っていました。
コメントを拝読させていただきまして・・・ドキリ!また、ミステイク!
今、記事の訂正を兼ねて補足をしました。
「フルート、ヴァィオリン、ハープシコードのための三重協奏曲」の方ですが、BWV番号を間違えていました。
BWV.1041 と記事に書いてしまいましたが、正確にはBWV.1044 でした。
1041は調べてみましたら確かにヴァイオリン協奏曲第1番・・・ドキリとしました。
burleskeさまを「????」状態にさせてしまい、すみません。
誤字脱字はいつものミスながらBWV番号の間違いはエライことになってしまいますね。
ご指摘をいただき本当にありがとうございました。

BWV1060、本当に良い曲ですね。
ヴァイオリンとチェンバロのための協奏曲に編曲をされた方も聴いてみたいです。
  • posted by lumino
  • URL
  • 2013.10/28 20:09分
  • [Edit]

BWV1060、良いですね

BWV1060は、以前ブログで紹介した、ポッジャー盤と、ヴァイオリンとチェンバロのための協奏曲に編曲したムローヴァ盤がお気に入りです。
他にはピノック&スタンデイジ盤も良いですね。
ピノックは2台のチェンバロのための協奏曲版も録音していて、これも良いです。

カプリング曲の「フルート、ヴァィオリン、ハープシコードのための三重協奏曲」なのですが、BWV1041というとヴァィオリン協奏曲第1番と同じなのですが、同じ曲の編曲版なのでしょうか?
バッハの協奏曲はいろんな編成のバージョンがあって、ややこしいですね。
  • posted by burleske
  • URL
  • 2013.10/27 20:51分
  • [Edit]

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