♪クラシック音楽 さんぽみち♪〜第1楽章:CD&MUSIC BIRD

クラシック・ビギナーのCD及びCS-PCM放送のミュージック・バードを主とした音楽便りです。 敬愛する作曲家はベートーヴェン。 古典派〜ロマン派を中心に聴いています。 時には日常の雑感も。また、時には家族のコザクラインコの話も。ゆっくり、のんびりと。

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Op.217 メンデルスゾーン:「ヴァイオリン協奏曲」二短調 by メニューイン&RCAビクター交響楽団

先日、メニューインでチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を
聴いていた時のことです。
カプリング曲がメンデルスゾーンヴァイオリン協奏曲二短調でした。
有名な「ホ短調」の方と思い込み聴いていて・・・頭の中は ???? の連なりに。
改めてジャケットの曲名を確認し二短調の方であることに気付きました。
試しにショップ・サイトの収録曲の記述を見てみると「ホ短調 作品64」に
なっていましたが。
思い込み、の悪戯なのでしょうか。
「ホ短調」も良いのですが、「二短調」の方も魅力的ですね。

          ユーディ・メニューイン~ヴァイオリン協奏曲録音集より

                 217メニューイン録音集

                 ユーディ・メニューイン(Vn弾き振り) 
                 RCAビクター交響楽団
           
                     (録音:1952年)

               第1楽章:アレグロ  二短調  8分の3拍子 
               第2楽章:アンダンテ  ニ長調  8分の3拍子
               第3楽章:アレグロ  二短調  4分の2拍子


1822年、メンデルスゾーンが13歳の時に作曲されたそうです。
楽器編成は独奏ヴァイオリンと弦5部。
当時のメンデルスゾーンの教師であり友人でもあったエデゥアルト・リーツの
ために作曲されたとのことです。
草稿が見つかり陽の目を見たのが1951年だそうです。
1951年春に、ユーディ・メニューインがロンドンにおいて
メンデルスゾーンの子孫から曲の草稿を見せられ
世に知られるようになったとのことです。

作曲した当時のメンデルスゾーンの動向は
前年の1821年11月にはメンデルスゾーンに作曲と理論を
教えていたツェルターに連れられてワイマールのゲーテを訪問したり
ウェーバーにも会っていたそうです。

そして1822年7月から8月にかけてメンデルスゾーン一家はスイスへの旅行や
ドイツ各地を回り、この時にもゲーテを訪問したそうです。
この旅行から帰って作曲されたとのことです。

初演の正確な年月は不明だそうですが
毎週、日曜日にメンデルスゾーン家で催されていた音楽の集いで初演されたと推定
されるようです。

この曲は1853年にメンデルスゾーンの未亡人が当時の優れたヴァイオリ二ストであり
メンデルスゾーン家にとっての親しい友人でもあった
フェルディナント・ダヴィッド(1810-1873)に贈られたものだったそうです。
草稿には次のように記されているとのこと。
「1853年5月24日チェチーレ・メンデルスゾーン=バルトルディ夫人から
贈呈された。F.ダヴィッド」
さらに別の筆跡で「E.リーツのために1822年作」とも記されているそうです。

因みにこのフェルディナント・ダヴィッドについては先日
シューマンのヴァイオリン協奏曲の時に触れたことと重複しますが。
かのヨーゼフ・ヨアヒムの師であり、またライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の
コンサート・マスターを務めたヴァイオリニスト兼作曲家とのこと。
メンデルスゾーンの「ホ短調 作品64」はこのダビッドのために書かれ
初演もダビッドだったそうです。


第1楽章の開始は交響曲を思わせるものが感じられます。
主題はモーツァルトの世界を想起させるかのように伝わってきます。
独奏ヴァイオリンの軽やかな調べ。
第2主題には愛らしさもあり親しみを感じます。
軽快さと力強さのコントラストが耳を楽しませてくれる楽章でしょうか。

第2楽章は自由な変奏曲形式だそうです。
抒情性豊かに歌い出されるヴァイオリンの調べ。
初めて聴いた時には穏やかな旋律に感じられました。
繰り返し聴くうちに夢見るようなとても優しい調べの虜に。
楽章を通して夢想的な第1ヴァイオリンと独奏ヴァイオリンの対話に
心が解されるようです。
メニューインのヴァイオリンは素朴な雰囲気を醸し出しているようです。
叙情味に彩られた素朴な楽章でお気に入りになりました。

第3楽章始まりの独奏ヴァイオリンが奏でる活き活きとした第1主題。
屈託のない明るく軽快な旋律は舞曲のようです。
口ずさみたくなる楽しい旋律。
明るく活気がある楽章なのですが
第2楽章と同じように何回か聴いているうちに受ける印象に変化もありました。


モーツァルトの作品を聴いているような気分になります。
モーツァルトの「明」の旋律のなかに「暗」や「哀」を感じるように。
モーツァルトやメンデルスゾーンに対する先入観の為せる技でしょうか。

録音は1952年とのことですので
メニューインが眠っていたこの曲の草稿に出合った翌年でしょうか。
初めて聴く演奏がメニューインで感慨深いものがあります。

初めて聴いた時には特に心に入り込む曲ではありませんでした。
何回か聴くうちに親しみが湧き上がってきました。
繰り返し聴くうちにはお気に入りに。
ヴァイオリン協奏曲の「ホ短調」のような華麗な雰囲気はないものの
聴いていてホッとさせてくれるものがあります。
「ホ短調」よりも繰り返し聴く毎に味わいが増してくるようです。


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Comment

Re: ニ短調協奏曲とは珍しいですね

burleskeさま、こんばんは。
コメントをありがとうございます。

クレーメル&オルフェウス室内管の演奏は新鮮で切れの良いもの、とのことですが
メニューインとは対照的(?)な演奏でしょうか。
「ホ短調」の方はお挙げくださいましたメニューイン&フルトヴェングラーとの演奏を是非、聴いてみたく思います。
今迄、メニューインは特別な存在ではなかったのですが
今回、「二短調」を聴いてメニューインの「音」にも惹かれるものがありました。
これからはできるだけ多くメニューインの演奏に触れたい望みを抱き始めました。
  • posted by lumino
  • URL
  • 2013.11/10 19:39分
  • [Edit]

ニ短調協奏曲とは珍しいですね

メンデルスゾーンのニ短調協奏曲とは、珍しいですね。
メニューインは聴いたことありませんが、クレーメル&オルフェウス室内管盤を持っています。
新鮮で切れの良い演奏で、なかなか良いですよ。
メニューインが発見した作品ということで、これはメニューインでも聴いてみたいですね。
ちなみに、メニューインのホ短調の協奏曲の方はフルトヴェングラーとの演奏が名演ですね。
  • posted by burleske
  • URL
  • 2013.11/09 20:29分
  • [Edit]

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