♪クラシック音楽 さんぽみち♪〜第1楽章:CD&MUSIC BIRD

クラシック・ビギナーのCD及びCS-PCM放送のミュージック・バードを主とした音楽便りです。 敬愛する作曲家はベートーヴェン。 古典派〜ロマン派を中心に聴いています。 時には日常の雑感も。また、時には家族のコザクラインコの話も。ゆっくり、のんびりと。

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Op.219 ブラームス:「ヴァイオリン・ソナタ第2番」 by シュンク&シュミット;シェリング&ルービンシュタイン

今日はブログの更新ができないかと思いました。
この2-3日来、パソコン本体の具合が悪いものとばかり思っていましたが。
キーボードが・・・「どうなっちゃったの?!」ドキリです。
右のShiftキーが押されたままの状態になっていました。
あの手この手で何とかShiftキーを持ち上げ紙を挟みの応急処置です。
入力はできるものの・・・不便なものですね。
パソコン自体の故障でなくホッとしました。

気を取り直して。
前回に続いてブラームスヴァイオリン・ソナタを聴いています。
今日は第2番。
演奏は前回と同じく、シェリングのヴァイオリン
ピアノがルービンシュタインです。
録音は1960年12月30日と1961年1月3日のようです。

今回は他の演奏も聴きたくなりました。
一昔前頃に初めて聴いたブラームスヴァイオリン・ソナタ全集は
シュンクのヴァイオリン、ピアノがアンネローゼ・シュミットでした。
こちらの演奏を久々振りに聴き直してみました。
改めて聴き現在は一番お気に入りの演奏になりました。
こちらのディスクはすでに廃盤になっているようです。


            ブラームスヴァイオリン・ソナタ第2番 作品100
                        by
             ハインツ・シュンク&アンネローゼ・シュミット


                 219ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全集 シュンク&シュミット

                    ハインツ・シュンク(Vn)
                    アンネローゼ・シュミット(P)

                 (録音:1987年 ドレスデン、ルカ教会)



           第1楽章 アレグロ・アマービレ イ長調 4分の3拍子
           第2楽章 アンダンテ・トランクィロ ヘ長調 4分の2拍子
           第3楽章 アレグレット・グラツィオーソ(クアジ・アンダンテ)
                          イ長調2分の2拍子


ブラームスは1886年から89年の3年間の夏をスイスのトゥーンで過ごしたそうです。
ヴァイオリン・ソナタ第2番は1886年5月から秋まで
トゥーン滞在中に書き上げられたとのことです。


         219トゥーン1830
                    (1830年代のトゥーン) 


トゥーンは雄大な風景に囲まれたスイスのトゥーン湖畔の町だそうです。
トゥーン滞在の1年目にはブラームスには多くの新しい友人ができ
また旧友を招待したりして明るく楽しい日々を過ごしたそうです。


               219Hermine Spies-Hardtmuth
                    Hermine Spies-Hardtmuth
                 (1857年2月25日-1893年2月26日)

また、優れたドイツ・リートの歌手ヘルミーネ・シュピースと
恋愛にちかい交際もあったとか。


               219ヘルメスベルガー
                     Josef Hellmesberger sen.
                 (1828年11月3日-1893年10月24日)

私的初演はトゥーン近郊のベルンの文筆家ヴィットマンのサロンで
催されたそうです。
ピアノはブラームス。ヴァイオリン演奏者は不明とのこと。
公開初演は1886年12月2日にブラームスの友人でヴァイオリニスト兼作曲家の
ヘルメスベルガーが主宰する四重奏団とブラームスによって行われたそうです。


爽やかなピアノの旋律で始まる第1楽章。
加わるヴァイオリンの穏やかな調べ。
とても魅了される旋律です。
解説によると第1主題の有名な話として
最初の3つの音の動きがワグナーの楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」の
『ワルターの賞歌』と一致しているそうです。
それ故に、『賞歌のソナタ』とも呼ばれているとのことです。
ワグナーと一致しているのは偶然だったらしいのですが。
第1主題の温和で親しみを感じる旋律に聴き入っていると
ヴァイオリンとピアノが束の間リズミカルに変身を。
再び穏やかな調べに。
とてもお気に入りの楽章です。


第2楽章は長閑で抒情的な旋律と情熱的な旋律が交互に現れ
変化があるものの聴いていて気分的には・・・落ち着かない、のです。
始まりはヴァイオリンとピアノが静かに抒情性を湛えて語りかけるように。
田園風な長閑さに心が和らぐようです。
一転して軽快になるヴァイオリンとピアノ。
ピアノは愛嬌、コミカルさを感じさせるように弾むようです。
ルービンシュタインでは力強くヴァイオリンを掻き消してしまうようで・・・。


ヴァイオリンの穏やかで優美な調べで始まる第3楽章。
ピアノも優美な旋律を紡ぎつつ。
穏やかに歌い続けるヴァイオリン。
時には華麗に、時には感傷的に語りかけるヴァイオリン。
いつまでもヴァイオリンとピアノとの対話を聴き続けていたい思いに。
終わりは力強く。


この作品を聴きつつ
作曲時にトゥーンに滞在していたブラームスの楽しい日々が
垣間見られるような思いを抱きました。
ヴァイオリンとピアノの明るくのびのびとした調べ。


シェリングルービンシュタイン、及びシュンクシュミットで聴き
対極的な演奏のように感じました。
シュンクシュミットを聴き直したのはルービンシュタインのピアノに
少々、疲れるものを感じましたので。

シュンク&シュミットの演奏は刺激的な感じがなく温もりがあり好感を抱きます。
渋い音色、いぶし銀のようなシュンクのヴァイオリンにも魅了されます。
因みにシュンクはヘンリク・シェリングの薫陶も受けたとのこと。
ソリストとしての活動よりもコンサート・マスター他の活動をしたそうです。

シュミットのピアノも前面に出ることなく
ヴァイオリンに寄り添いつつも存在感が伝わってくるようです。
ほのぼのとして温もりのある演奏で聴き疲れは皆無です。
個人的に、この曲に対して抱いているイメージにピッタリの演奏のように思われます。
穏やかでおおらかな田園風の長閑さ。
明るく伸び伸びとした調べもしみじみと伝わってきます。
終始、淀みなく流れるかのように「歌」を聴かせてくれるようです。

他の演奏を聴いていないのですが
現在の愛聴盤はシュンク&シュミット盤になりました。
ブラームスのヴァイオリン・ソナタの連載になってきていますが
次はお気に入りになってきた第3番になりそうです。


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Comment

Re: 第1番より第2番の方が・・・

burleskeさま、こんばんは。
コメントをありがとうございます。

第2番の第1楽章の冒頭のワーグナーとの一致は聴いていても気付かずで
解説を読んで初めて知りました。
「マイスタージンガー」はワーグナーでは一番のお気に入りなのですが
『ワルターの賞歌』が浮かんでこないのですよ。

そうですよね、一貫して「歌」のような旋律の第2番の方が
第1番よりも親しみやすいようにも感じられますね。
デュメイ&ピリス盤は「綺麗に旋律を歌った演奏」とのことで
そのような演奏も聴いてみたいですね。
  • posted by lumino
  • URL
  • 2013.11/25 19:55分
  • [Edit]

第1番より第2番の方が・・・

第2番のソナタの冒頭が「ワルターの賞歌」に一致しているというのは知りませんでした。
第2番は旋律が綺麗で、第1番よりも親しみやすいような気がします。
前回紹介したディスクの他には、デュメイ&ピリス盤も、綺麗に旋律を歌った演奏で、お気に入りです。

  • posted by burleske
  • URL
  • 2013.11/24 20:42分
  • [Edit]

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