♪クラシック音楽 さんぽみち♪〜第1楽章:CD&MUSIC BIRD

クラシック・ビギナーのCD及びCS-PCM放送のミュージック・バードを主とした音楽便りです。 敬愛する作曲家はベートーヴェン。 古典派〜ロマン派を中心に聴いています。 時には日常の雑感も。また、時には家族のコザクラインコの話も。ゆっくり、のんびりと。

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Op.225 シューベルト:歌曲「星」D.939 by ディースカウ&ムーア

             今年もどうぞよろしくお願いいたします わんぱぐ:年賀イラスト 羽つきの羽1 nenga_is3


さあ、新しい年のスタート。
やはりシューベルト歌曲でスタートをすることにしました。
初めて聴く「」(Die Sterne )D.939 です。
シューベルト歌曲ではいつも聴いているディースカウの歌です。



              ディースカウシューベルト歌曲全集より

                 シューベルト歌曲全集byディスカウ

                      D.F=ディースカウ(Br)  
                      ジェラルド・ムーア(P)        
                
                       (録音:1969年)


作曲されたのは1828年1月だそうです。
この年、11月19日に31歳で永眠をしたシューベルト
この曲が作曲された1月には離れていた友人全員が
シューベルトと時を共に過ごしたそうです。
また4年振りにショーバーの朗読会が再開され
ハイネの詩を知ることができたとのこと。
3月26日には最初で最後の自作演奏会が楽友協会のホール「赤い針鼠」で
催されたそうです。
その自作演奏会では弦楽四重奏曲D.887、ピアノ三重奏曲D.929 などと共に
歌曲4曲も演奏されたとのことです。
歌われた4曲の中の1曲は「」で
シューベルトのピアノ伴奏でフォーグルに依り歌われそうです。

詩はオーストリアの作家カール・ゴッドフリート・ライトナー。
変ホ長調 4分の2拍子 「急ぎ気味に」の指定
とのことです。


             225シューベルト「星」ライトナー
               Karl Gottfried Ritter von Leitner
              (1800年11月18日-1890年6月20日)


シューベルトの歌曲には「」のタイトル曲が3曲あるそうです。
1815年にコーゼガルテンの詩に付曲をしたもの
1820年のフリードリヒ・シュレーゲルの詩に付曲をしたもの
そして今回聴いた1828年のライトナーの詩への付曲。
前者の2曲に比べて歌われる機会が多いとのことです。

この曲はダクチュル音型である ♩♫ タン・タ・タ というリズムで
構成されているそうです。
シューベルトが好んだリズムとのこと。


ムーアのピアノ伴奏でディースカウの歌う「」。
「急ぎ気味に」の指定とのことですが軽やかな歌唱に感じられます。
詩と曲想の瑞々しさ。
ディースカウの歌声も伸び伸びとしているようです。
ピアノの伴奏の旋律に乗って伝わる歌声は
あくまでも自然に伝わってくる詩の心。
詩の第3節、ディースカウの歌声は印象に残るものでした。
涙する人の心を癒すかのように優しく語りかける歌唱のように感じられます。
たちへの感謝と願いが伝わってくるようです。
慈愛を感じさせる「星」でしょうか。


            You Tube より拝借したディースカウが歌う「星」
   

1978年、リヒテルのピアノ伴奏とのことですので
ディースカウが44歳頃の歌声でしょうか。

新年早々ですが。
すでにディースカウも世を去り
ディースカウの歌で「星」を聴きつつ脳裏に浮かぶのが
シューベルトの墓碑に刻まれたグリルバルツァ―の碑文です。

   「音芸術は豊な財宝を
    否 
    はるかに美しい希望の数々を
    ここに埋めた」

      わんぱぐさん:小鳥と

                 星:Die Sterne D.939
                (詩:カール・ゴットフリート・ライトナー)

       星々は何と明るく 夜通し煌めいていることだろう!
       僕はそのためにしばしば眠りから覚めてしまったものだ
       だけど 僕はそれで光るものたちを責めたりしない
       星々は静かに 多くの救いの務めに励んでいるんだ

       星々は空高くを天使の姿でさ迷い
       荒野や森を行く巡礼者を照らしてくれる
       星々は愛の使者として漂い流れ
       しばしば海を越えて口づけを遠くへ運んでくれる

       星々は耐え忍ぶ人の顔を優しく見つめて
       その銀色の光で涙を止めさせる。
       そして、墓場では黄金の指に慰めと労わりを込めて
       僕らに背後の青空を指し示してくれる。

       だから祝福あれ 光り射す群れよ!
       ずっと長く僕を親しげに明るく照らしてくれ!
       そしていつか僕が恋をしたら 結ばれた二人に優しくしてくれ!
       お前たちの煌めきで僕らを祝福してくれ!

                                (若林氏訳引用)

       (原詩引用)

       Wie blitzen die Sterne so hell durch die Nacht!
       Bin oft schon darüber vom Schlummer erwacht.
       Doch schelt' ich die lichten Gebilde drum nicht,
       Sie üben im Stillen manch heilsame Pflicht.

       Sie wallen hoch oben in Engelgestalt,
       Sie leuchten dem Pilger durch Heiden und Wald.
       Sie schweben als Boten der Liebe umher,
       Und tragen oft Küsse weit uber das Meer.

       Sie blicken dem Dulder recht mild ins Gesicht,、
       Und säumen die Tränen mit silbernem Licht.
       Und weisen von Gräbern gar tröstlich und hold
       Uns hinter das Blaue mit Fingern von Gold.

       So sei denn gesegnet, du strahlige Schar!
       Und leuchte mir lange noch freundlich und klar!
       Und wenn ich einst liebe, seid hold dem Verein,
       Und euer Geflimmer laßt Segen uns sein!


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Comment

Re: 今年もどうぞよろしくお願いいたします

burleskeさま
改めて 明けましておめでとうございます。

新年の最初・・・そうなんです、シューベルトの歌曲でないと
新しい年を迎えた気がしなくなってきたようです。

「星」のリズムのダクチュル音型はシューベルトの好みであったことを今回初めて知りました。
「星」のダックチュル音型の連続はベートーヴェンの交響曲第7番第2楽章のリズムと相似しているそうですね。
ベートーヴェンを敬愛していたシューベルトらしい・・・ですね。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。
  • posted by lumino
  • URL
  • 2014.01/05 20:04分
  • [Edit]

今年もどうぞよろしくお願いいたします

あらためまして、
明けましておめでとうございます。

やはり新年の最初はシューベルトの歌曲なんですねv-266
《星》のリズム、確かにシューベルトの他の作品でもよく耳にしますね。
luminoさまの素敵なシューベルトの歌曲の紹介、楽しみにしています。
今年もよろしくお願いいたします。
  • posted by burleske
  • URL
  • 2014.01/05 19:05分
  • [Edit]

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