♪クラシック音楽 さんぽみち♪〜第1楽章:CD&MUSIC BIRD

クラシック・ビギナーのCD及びCS-PCM放送のミュージック・バードを主とした音楽便りです。 敬愛する作曲家はベートーヴェン。 古典派〜ロマン派を中心に聴いています。 時には日常の雑感も。また、時には家族のコザクラインコの話も。ゆっくり、のんびりと。

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Op.230 シューマン;「弦楽四重奏曲第2番」 by メロス四重奏団

今朝、窓の外を見ると見事な雪景色でした。
子どもたちは雪が降る中を喜び遊んでいました。
まぁ、そこまでは良かったのですが。
天気予報で停電に備えてとの勧告がありました。
夜になりパソコンの電源を入れ・・・停電にならないかと内心危惧をしつつ。
記事を書いているところに停電。
書いていた記事が途中で飛んでしまい
おやつを食べていたインコさんはビックリするし・・・。
停電になったり回復したり3度。
その都度、インコさんに「電気が点いているうちに食べて・・・」とつい声をかけたり。
懐中電灯は東日本大震災以来、いつでも手が届く決まった場所に置いておくのが習慣に。
あの震災発生直後から6-7時間の停電には学ぶこともありました。
いくつも買っておいた懐中電灯とロウソク。
ロウソクも灯してみると落ち着いた雰囲気になりました。
ロウソクを点けて手をかざすと暖かくなり一石二鳥でしょうか。
慌ただしく過ぎ行く日常ですが
今夜は停電のお陰で少し幻想的なひと時を過ごすことができました。
前置きが長くなりすぎました。

さて、気を取り直して。
ブラームス、シューマンの室内楽作品をできるだけ多く聴きたいと思っている昨今。
願っていたディスクに出合えました。
シューマンとブラームスの弦楽四重奏曲全集です。
演奏は聴いてみたかったメロス四重奏団でしたので嬉々として聴いている日々です。

先ず、シューマンの3曲の弦楽四重奏曲を聴き
3曲とも好感を抱くことのできる作品。
お気に入りに敢えて順番を付けるとすれば第2番、第1番、第3番になりそうです。


 
            シューマン、ブラームス弦楽四重奏曲全集より
          シューマン弦楽四重奏曲第2番 ヘ長調 Op.41-2
                          by
                      メロス四重奏団


                230シューマン弦楽四重奏曲第2番

                        (収録曲)

                        シューマン
                弦楽四重奏曲第1番イ短調op.41-1
                弦楽四重奏曲第2番ヘ長調op.41-2
                弦楽四重奏曲第3番イ長調op.41-3

                        ブラームス
                弦楽四重奏曲第3番変ロ長調op.67
                弦楽四重奏曲第1番ハ短調op.51-1
                弦楽四重奏曲第2番イ短調op.51-2

                    メロス四重奏団

               ヴィルヘルム・メルヒャー(1st.Vn)
               ゲルハルト・フォス(2nd.Vn)
               ヘルマン・フォス(Vla)
               ペーター・ブック(Vc)

              (録音:1986年5月;1987年6月
                  バンベルク、ツェントラルザール)


      第1楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ ヘ長調 4分の4拍子
      第2楽章 アンダンテ・クアジ・ヴァリアツィオー二 変ニ長調 8分の12拍子
      第3楽章 スケルツォ、プレスト ハ短調 8分の6拍子 
      第4楽章 アレグロ・モルト・ヴィヴァーチェ ヘ長調 4分の2拍子


シューマンは弦楽四重奏曲を3曲残しているそうです。
3曲とも友人のメンデルスゾーンに捧げられているとのこと。
これら3曲は1842年6月から7月にかけて書き上げられたとのことです。

1840年を歌曲の年、1841年を交響曲の年 とすれば
1842年は室内楽の年 になるそうです。
この年にシューマンが室内楽を書き出した動機として
門馬直美氏によると

当時、シューマン家で弦楽四重奏を中心に室内楽の演奏が開かれていたことにより
シューマンが室内楽への意欲を燃やすようになったこと。
また、ドイツ音楽の伝統が誇る室内楽の弦楽四重奏に自信をもって取り組もうとした

と、推測されるようです。

弦楽四重奏曲が書き上げられた1842年以前にも
シューマンは弦楽四重奏曲に時々、着手しては中断をしたりしていたそうです。
1838年4月には友人でピアニストのジョーゼフ・フィッシュホーフへの書簡に
「単なる試作にすぎぬものだが、現在楽しんで書いている弦楽四重奏曲」について
記しているとのこと。

また翌年にはクララに次のように書き送っていたそうです。
「2つの四重奏曲を書き始めたが、ハイドンのものと同じくらいによいものだと
 お前に言うことができる」

そして1842年に入り、四重奏曲に対する情熱が本格的に燃えてきて
ベートーヴェンの後期弦楽四重奏曲の研究を始めたとのことです。
そして、書き上げられた3つの曲にシューマンは自信を持っていたそうです。


             214シューマン:ヴァイオリン協奏曲
              Ferdinand Ernst Victor Carl David
              (1810年1月20日-1873年7月19日)

3曲とも非公開の初演は1842年9月8日にシューマン宅で行われたそうです。
第1番、第2番の公開初演はゲヴァントハウス管弦楽団のコンサートマスターであった
お馴染みのフェルディナント・ダヴィドを中心とする四重奏団により
行われたとのことです。
第3番の公開初演は1848年1月18日に同じくゲヴァントハウスに於いて。


第1楽章は気品を感じさせる美しさで
流麗なヴァイオリンが奏でる旋律で始まる第1主題。
この主題の美麗な明るさは記憶に刻み込まれます。
ヴァイオリンが柔和に歌い上げているようです。
聴いていて幸せな気分にさせてくれる楽章でしょうか。

第2楽章は変奏曲形式とのことで5つの変奏からなっているそうです。
第1ヴァイオリンの柔和な主題の調べで始まるこの楽章。
各々の楽器がヴァイオリンに寄り添っているようです。
またゆったりと紡ぎ出される調べにホッとするものを感じたりします。
変奏に入って第2変奏でのヴァイオリンの調べに他の楽器のピツィカートが印象的。
第3変奏では速度がゆっくりとなり暗い趣が漂っているようです。
速度が再び早くなり明るさも戻り、親しみを感じる第4変奏。
第5変奏を経て・・・静かに終わるこの楽章。
瞑想的な趣も感じさせる楽章でしょうか。
他の楽章の明るさに比しこの第2楽章は異質なものを感じますが
それが魅力でもあり印象に残るようです。
4つの楽章のうちでは演奏時間が最も長く8分少々ですが
繰り返し聴いているうちに次第に愛着を感じる楽章になってきました。
この作品でのお気に入りの楽章になりました。

活き活きとした趣で始まる第3楽章。
活躍するヴァイオリンが明るさを醸し出し
また歯切れよく語りかけてくるようです。
チェロが重々しく旋律を奏でるのも束の間。
ヴァイオリンに耳を奪われているうちに明るく楽章が閉じられます。

第4楽章は軽快、明朗な旋律で始まり
第1主題を奏する第1ヴァイオリンは快速で楽しげでもあるようです。
歯切れよく刻まれる旋律は颯爽とした感じもします。
第2主題で速度が少し落ちて第1主題とは対照的に穏やかな趣。
リズミカルで歯切れがよく活気のある明るく楽しい楽章でしょうか。
勇壮な趣も感じさせられるようです。
曲の終わりも明るく、明るく・・・・。
全楽章を聴き終え爽やかな気持ちに満たされていました。


初めて耳にするシューマンの弦楽四重奏曲。
第2番を繰り返し聴いているうちに以前から耳に馴染んでいたような
懐かしさに似た想いをいだくようになりました。

旋律が踊っているかのような明るさ、軽快さ
そして颯爽とした趣も漂っているこの曲。
聴いていると気分も明るく爽やかになるようです。
幸せな気分にさせてくれる魅力を秘めた曲として感じられます。

メロス四重奏団の演奏も明るく爽やかでホッとさせてくれるようです。
特に伸びやかに明るい第1ヴァイオリンに好感を抱きました。
落ち着いた演奏でお気に入りになりました。
因みにこの四重奏団の名称の由来については知らなかったのですが
Wikipediaに次のような説明がありました。
 
  第1ヴァイオリンのMelcherのMelと
  第2ヴァイオリンとヴィオラのVoss兄弟のosを組み合わせ
  ラテン語で「歌」「音楽」「旋律」を意味する言葉にかけたものである。

とのことです。
1965年に結成されたこの四重奏団は
ヴィルヘルム・メルヒャーの逝去により2005年に解散したとのことです。

メロス四重奏団の演奏はあまり聴いたことがなかったのですが
シューマンの3つの弦楽四重奏曲を聴きつつ
メンバーが意気投合し演奏している姿を思い描いておりました。
第2番を中心に聴いていましたが3曲とも明るく耳に心地良く響いてきました。
改めて第1番、第3番も時間をかけて聴き直したいと思います。


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Comment

Re: タイトルなし

satomiさま、初めまして。
コメントをありがとうございます。

シューマンの弦楽四重奏曲はメロス四重奏団が愛聴盤になってしまったようです。
メンデルスゾーンの弦楽四重奏曲も聴いてみたいと思っています。
  • posted by lumino
  • URL
  • 2014.03/12 20:03分
  • [Edit]

シューマンのカルテット素敵ですよね
わたしのオススメはヴィアノヴァ四重奏団のCDです。
わたしもメロスのCD持ってますよ
メンデルスゾーンやケルビーニの全集も素敵なのでぜひ見つけて聴いてみてください
  • posted by satomi
  • URL
  • 2014.03/12 19:19分
  • [Edit]

burleskeさま、こんにちは

burleskeさま、こんにちは。
コメントをありがとうございます。

45年振りの大雪だったとのことで、いまでもまだ雪が残っています。
本当に、程々に降ってくれると良いのですけれどね。
この位の雪で閉口してしまっているのですが、雪国にお住まいの方々は大変ですよね。

嘗てburleskeさまよりいただいたコメントでシューマンの弦楽四重奏曲全集ではライプツィヒ、メロス、タカーチ各四重奏団をお挙げくださり、幸いメロス四重奏団でシューマンとブラームスの弦楽四重奏曲全曲のディスクに出合うことができました。
シューマンの曲も良いですし、メロス四重奏団の演奏にも惹かれるものがありました。
メンデルスゾーンの弦楽四重奏曲もいつか聴いてみたく思っておりました。
早速、ショップ・サイトを見ましたらメロス四重奏団は限定盤で現在取り扱いがないようで残念・・・他の演奏で探してみることにしました。
シューベルトの弦楽四重奏曲「ロザムンデ」「死と乙女」・・・是非、メロス四重奏団で聴きたくなってきました。
  • posted by lumino
  • URL
  • 2014.02/11 16:11分
  • [Edit]

ごめんなさい、burleskeです

ごめんなさい、burleskeです。
今、コメントを書いたのですが、名前が「ご訪問者さま」のままになっていました。
うっかりしてました。申し訳ありません。
ちなみに、メロスQのシューベルトの《ロザムンデ》と《死と乙女》も良い演奏ですよ。
  • posted by burleske
  • URL
  • 2014.02/10 20:03分
  • [Edit]

大雪大変だったみたいですね

そちらは大雪大変だったみたいですね。
こちらは天気予報では雪だったのですが、実際は雨でした。
程々の雪だったら楽しいんですけどね・・・

シューマンの弦楽四重奏曲はライプツィヒSQがお気に入りですが、メロスQも良いですね。
明るく伸びやかで、聴いていて安心できますね。
メロスQはメンデルスゾーンの弦楽四重奏曲全集も持っていますが、こちらも良いですよ。
  • posted by ご訪問者さま
  • URL
  • 2014.02/10 19:53分
  • [Edit]

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