♪クラシック音楽 さんぽみち♪〜第1楽章:CD&MUSIC BIRD

クラシック・ビギナーのCD及びCS-PCM放送のミュージック・バードを主とした音楽便りです。 敬愛する作曲家はベートーヴェン。 古典派〜ロマン派を中心に聴いています。 時には日常の雑感も。また、時には家族のコザクラインコの話も。ゆっくり、のんびりと。

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Op.237 シューマン:「交響曲第1番 春」 by クレンペラー& ニュー・フィルハーモニーOR.

シューマンの室内楽作品を聴いては、お気に入りになっている昨今です。
今迄、身を入れて聴くことがなかったシューマン交響曲
交響曲も聴きたくなってまいりました。
シューマン交響曲のディスクを求めることも初めてです。
いつものように迷った末に全交響曲が収録されている
クレンペラー&フィルハーモニーOR.&ニュー・フィルハーモニーOR.の
「ロマン派交響曲集&序曲集」を入手してみました。

いざ、ディスクを求めたものの・・・放置したまま経過した数ヶ月。
聴いてみると「良いなぁ~」と感じるシューマン交響曲
先ずは、この時期ズバリの第1番「」から聴き始めました。


          クレンペラー:ロマン派交響曲集&序曲集より
                    シューマン:交響曲第1番


                237:クレンペラー:シューマン交響曲第1番

                        (収録曲)

           シューマン:交響曲第1番変ロ長調 op.38『
                  交響曲第2番ハ長調 op.61

                 オットー・クレンペラー指揮
                 ニュー・フィルハーモニー管弦楽団

                  (録音:1965年10月 ステレオ)
 


  第1楽章 導入部:アンダンテ・ウン・ポーコ・マエストーソ 変ロ長調 4分の4拍子
         主部:アレグロ・モルト・ヴィヴァーチェ 変ロ長調 4分の2拍子
  第2楽章 ラルゲット 変ホ長調 8分の3拍子
  第3楽章 モルト・ヴィヴァーチェ 二短調 4分の3拍子
  第4楽章 アレグロ・アニマート・エ・グラツィオーソ 2分の2拍子


作曲の動機となったのは
シューマンがドイツの詩人、劇作家兼翻訳家のアドルフ・べドガーの詩に
刺激を受けて書いたものと言われているそうです。
曲の名称は「」と名付けられているとのことです。
初稿には各楽章に標題が付けられていたそうです。

因みに
 第1楽章「の始め」
 第2楽章「黄昏」
 第3楽章「美しい遊び」
 第4楽章「たけなわ」



              237:シューマン交響曲第1番Adolf Böttger
                      Adolf Böttger
               (1815年5月21日-1870年11月16日)


作曲されたのは1841年。
前年の1840年にクララと結婚をしたシューマンは
結婚以降は多くの分野に手を付け始めたとのことです。
クララと結婚をした1840年には歌曲ばかり百十数曲が書かれたそうです。
有名な「詩人の恋」「女の愛と生涯」などもこの年に書かれたとのこと。
この曲が書かれた1841年にはオーケストラ作品ばかりが作曲されたそうです。
ザクセン王フロードリヒ・アウグスト二世に献呈されたとのこと。

第1番の作曲の正確な日時は不明だそうですが
スケッチは1841年1月下旬に約4日間で完成したとか。
オーケストレーションはすぐ引き続き行われたと推定されるようです。

初演は1841年3月31日にライプツィヒのゲヴァントハウスでの
クララ・シューマンの演奏会に於いて
メンデルスゾーンの指揮で行われたとのことです。


トランペットとホルンの導入で輝がやかしく始まる第1楽章。
リズミカルでありつつも緊張感を伴った第1主題。
聴いていて爽快な気分にもなります。
小躍りをするような木管楽器の軽快さ。
時々現れるティンパ二の強靭さ。
対照的な第2主題の穏やかなな旋律。
展開部とコーダで登場するトライアングルが印象的であり彩りを添えているようです。
華々しく力強く終わるこの楽章。

ゆったりと柔和な趣が終始漂う第2楽章。
穏やかに静かに始まるこの楽章。
優しげな調べの主題。
現れるホルン、続いてオーボエが奏でる旋律も柔和に。
伸びやかで穏やかな調べのオーケストラ。
美しくもあり瞑想的な趣も漂っているようにも感じられます。
淡々と続く旋律には平和な印象も受けます。
惹かれる楽章。
いつまでも聴いていたくなる楽章です。

前楽章からアタッカで入る第3楽章。
この楽章は2つのトリオを持つスケルツォとのことです。
活力を感じさせるオーケストラでの始まり。
口ずさみたくなるような主題の簡潔さ。
快活な親しみやすさを感じるようです。
聴いているうちに楽しさも。
速度を速めてのコーダでは第1トリオも再び現れ
静かに迎える楽章の終わり。
簡潔な旋律ながら印象に残る楽章です。

活気漲る序奏で始まる第4楽章。
何と明るくリズミカルな楽章。
第1ヴァイオリンが奏する第1主題は愛らしく無邪気に戯れるかのようです。
第2主題は木管の弱奏と弦の強奏との
相反する2つの部分からなるそうです。
この楽章で印象深いのは第1主題の悪戯っぽい愛らしさでしょうか。
活気のある晴々とした力強さもあり
明るく軽快で聴いていて愛おしさを感じる楽章になりました。
最初に付けられた標題は「たけなわ」とのことですが
「春の戯れ」を感じる楽章です。


音楽を聴き始めてから長い(?)年月が経過しているにも関わらず
初めて身を入れて聴いたシューマンの交響曲第1番。
繰り返し聴くうちに
愛らしく楽しい交響曲の筆頭になったようにも思います。
当時のシューマンの幸せ(?)な気分が曲に込められているのでしょうか。
聴いていても幸福な気分になります。

今迄、耳を傾けてきたシューマンの室内楽から受けた印象と同じで
交響曲からも「初夏」の息吹を感じるようです。
色彩豊かな初夏でしょうか。

この作品を聴いて初めて 愛しい曲 との感情が芽生えてきました。
いつものパターンで
作品のみならずシューマンの人となり、について
多くを知りたい思いが強くなりました。

クレンペラーニュー・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で耳にしたこの作品。
録音をされた当時クレンペラーは80歳だったとのこと。
作品から受ける印象と同様に
若さが漲るような、そしてまた気迫に圧倒されるような演奏に感じられます。


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Comment

Re: シューマンの交響曲には名演が多いですね

burleskeさま、こんばんは。
コメントをありがとうございます。

シューマンの交響曲第1番は一番馴染みやすいとのことで
第1番から聴き始めて良かったのかもしれませんね。
取っ付きにくい作品を初めに聴いていたとしたら後の交響曲を聴くのを躊躇していたかも。

シューマンの交響曲には名演が多いそうですね。
クーべリックでブラームスの交響曲全集でウィーン・フィルとバイエルン放送響2種のご感想を拝読させていただき関心が強くなってきました。
縁が深いシューマンとブラームスですし
クーべリックでシューマンの交響曲全集の方も機会があれば・・・ブラームスの次になってしまいますが聴いてみたいと思い始めました。
  • posted by lumino
  • URL
  • 2014.04/15 20:03分
  • [Edit]

シューマンの交響曲には名演が多いですね

シューマンの交響曲は、第2番以外は室内楽より馴染みやすいかも知れませんね。
第2番は他の交響曲よりも少し渋いと思います。
やはり第1番《春》が一番馴染みやすいみたいですね。

クレンペラー盤はいかにもドイツ音楽っぽくて良いですね。僕もお気に入りです。
以前紹介した演奏以外では、セル&クリーブランド管盤、ハイティンク&コンセルトヘボウ管盤も良いですよ。
クーベリックはシューマンの交響曲全集もベルリン・フィルとバイエルン放送響の2種類録音していて、これもブラームスの交響曲全集同様どちらも魅力的です。
他にも、カラヤンやバーンスタイン等、シューマンの交響曲には名演が多いですね。
  • posted by burleske
  • URL
  • 2014.04/14 20:07分
  • [Edit]

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