♪クラシック音楽 さんぽみち♪〜第1楽章:CD&MUSIC BIRD

クラシック・ビギナーのCD及びCS-PCM放送のミュージック・バードを主とした音楽便りです。 敬愛する作曲家はベートーヴェン。 古典派〜ロマン派を中心に聴いています。 時には日常の雑感も。また、時には家族のコザクラインコの話も。ゆっくり、のんびりと。

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Op.239 ブラームス:「セレナード第2番」 by アバド&ベルリン・フィル

ブラームスが、こんなに好きだった?」と自分で訝るほどに
気が付けば、いつしかブラームス好きになってしまったようです。

先日、ブラームスセレナード第1番を
マズア&ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団で聴き
カプリング曲のセレナード第2番もお気に入りになっていました。

今回は第2番をじっくりと聴いてみました。
アバドベルリン・フィルも名演とのコメントをお寄せいただきました。
セレナード第2番はアバド盤で。
DGのブラームスのコンプリート・エディションに収録されている1枚からです。

             ブラームス・コンプリート・エディションより
                    セレナード第2番


               239:ブラームス・コンプリート・エディション

                       (収録曲)

                 交響曲第2番二長調Op.73
                       (カラヤン&ベルリンフィル)
                 セレナード第2番イ長調Op.16

                   クラウディオ・アバド指揮
                   ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

                  (録音:1967年11月
                      ベルリン Ufa-Studio )


          第1楽章 アレグロ・モデラート イ長調 2分の2拍子
          第2楽章 スケルツォ ヴィヴァーチェ ハ長調 4分の3拍子
          第3楽章 アダージョ・ノン・トロッポ イ短調 8分の12拍子
          第4楽章 クァジ・メヌエットニ長調 4分の6拍子
          第5楽章 ロンド・アレグロ イ長調 4分の3拍子


作曲されたのは第1番と同じくデトモルトで
第1番より少し遅れて着手されたそうです。
1858年10月より、翌年7月にはほぼ完成をしていたそうです。
その折にブラームスはこの作品についてクララ・シューマンに報告したとのこと。
そしてクララの誕生日である9月13日に全曲の原稿を送ったそうです。

       239Detmold um 1875
                  1875年当時のデトモルト


同じ時期に作曲されたセレナード第1番と第2番ですが
性格は異なっているとのことです。
ブラムスは同じ種類で性格の違った2つの作品を同時に
或いは相次いで作曲する癖があったとのことです。

第2番では柔和でしんみりした喜ばしさを表すために
オーケストラを小編成にし
ヴァイオリンはまったく用いていないとのことです。

因みにセレナード第1番と第2番の楽器編成

第1番:フルート2、オーボエ2、クラリネット2、バス―ン2、ホルン2
    トランペット2、ティンパ二、弦合奏

第2番:ピッコロ、フルート2、オーボエ2、クラリネット2、バス―ン2
    ホルン2、ヴァイオリンを含まない弦合奏


初演は1860年1月にハノーヴァーで行われたそうですが
公開初演は翌1861年2月10日にハンブルクのヴェルマー・ホールで
フィルハーモニーの私的演奏においてブラームスの指揮で行われたとのことです。
この作品は初演後の7月にボンで多少の訂正をしたとのこと。



第1楽章は大らかで穏やかな感じで始まる旋律。
抒情的な美しい調べの第1主題を奏でる木管楽器。
フルートとクラリネットが印象に残ります。
寂寥感が漂うような第2主題。
時々、現れる第1主題に親しみと懐かしさを感じたり。
旋律がゆったりと、穏やかに進みホッとする楽章でしょうか。

明朗で軽やかに始まる第2楽章。
快活で元気溌剌な旋律が爽快です。
歯切れのよいリズムが記憶に残り
また心をウキウキとさせてくれるようです。
ユーモラスでもあり、メリハリのある楽章。
心機一転の気分にもなるようです。

物憂げな調べで始まる第3楽章。
束の間、堰を切るような高揚の後に再び戻る穏やかさ。
木管楽器たちの語りかけも穏やかに。
侘しげな旋律を歌うオーボエ。
楽章の終わりも穏やかに。
耳を傾けていると心が落ち着くような楽章。

田園風な長閑さを感じさせる旋律で始まる第4楽章。
前楽章に似た趣が漂っているように感じられます。
トリオでの悲哀を込めたオーボエの調べが心に染み入るようです。
静かに消え入るように終わるこの楽章。

第5楽章の軽快さ、リズミカルさは喜びを分け与えられるようです。
第1主題を奏するクラリネット、続くオーボエの軽快さ。
第2主題のオーボエとチェロの柔和な調べ。
生き生きとして幸福感を湛えた趣も感じられます。
また、天真爛漫な印象も受けます。
物語のハッピー・エンドでもあるかのように迎える終曲。


セレナード第1番の祝祭的な明るさ、快活さも気に入っていましたが
第2番は聴く毎にお気に入り度数(?)が上昇してくるようです。
今では第2番を聴くことが多くなりました。

今迄、アバドの演奏を意識してじっくり耳を傾けることがありませんでした。
この曲の演奏を聴き楽想が表情豊かに感じられるようです。
ブラームスのお陰でアバドにも関心を抱き始めました。

アバドがお好きなブログ仲間の御方がいらっしゃいます。
惜しくもご逝去をされて間もないアバド。
これから、少しづつアバドの軌跡を辿ってみたいと思い始めました。

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Comment

Re: アバドのセレナード、実は・・・

burleskeさま、こんばんは。
コメントをありがうとございます。

アバド&ベルリン・フィルのセレナードを聴くことができて本当に良かったです。
ありがとうございました。
burleskeさまがお持ちでいらっしゃるアバド&マーラー・チェンバー・オーケストラの第1番の方も聴きたくなりました。
こちらは、アバドのシンフォニー・エディションBOX(購入を迷っていましたが、ブラームスのセレナード第2番を聴いてアバドに惹かれれ求め、届いたばかりで)に収録されていました。
早速、聴いてみました。こちらはライヴなのですね。
演奏の切れの良さのような・・・スッキリしているような・・・。
ベルリン・フィルとの演奏の方は肩肘を張らず・・・とも感じましたが、どうなのでしょうね?
アバド&ベルリン・フィルをご注文されたとのことで、お聴きになられてどのようなご感想を受けられるでしょうか。

ブラームスの交響曲全集ですが
> ちなみに、アバド&ベルリン・フィルのブラームスの交響曲全集なら持っているのですが、こちらもなかなの良い演奏だと思いますよ。
とのことで、前述に重複しますが、アバドのシンフォニー・エディションを迷いに迷って購入して良かったです。
ベルリン・フィルとのブラームスの交響曲全集も収録されていましたし
聴くのがとても楽しみになってきました。
アバドの世界に遅ればせながら一歩を踏み出しました。
あと、クーべリック&ウィーン・フィルのブラームス交響曲全集なのですが求めてみました。
第1番&2番しか聴いていないのですが、第2番もお気に入りになりました。
バイエルンとの全集も聴きたくなってしまいますね。
クーべリックのブラームス交響曲全集に出合えましたのもburleskeさまの記事のお陰です。
ありがとうございました。

  • posted by lumino
  • URL
  • 2014.04/28 20:24分
  • [Edit]

アバドのセレナード、実は・・・

アバド&ベルリン・フィルのセレナードが名演だとお薦めしたものの、実はアバド&ベルリン・フィルのセレナードの演奏は聴いたことないのです。
アバド&マーラー・チェンバーoの第1番なら持っているのですが。
こちらの演奏はオケの表現が少々硬いような気がするので、多分ベルリン・フィルとの演奏の方が良いのではないでしょうか?
実は先日アバド&ベルリン・フィルの演奏も聴いてみたくなり、注文したところです。
届いたら早速聴いてみますね。
ちなみに、アバド&ベルリン・フィルのブラームスの交響曲全集なら持っているのですが、こちらもなかなの良い演奏だと思いますよ。
  • posted by burleske
  • URL
  • 2014.04/27 20:14分
  • [Edit]

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