♪クラシック音楽 さんぽみち♪〜第1楽章:CD&MUSIC BIRD

クラシック・ビギナーのCD及びCS-PCM放送のミュージック・バードを主とした音楽便りです。 敬愛する作曲家はベートーヴェン。 古典派〜ロマン派を中心に聴いています。 時には日常の雑感も。また、時には家族のコザクラインコの話も。ゆっくり、のんびりと。

Entries

Op.244  J.S.バッハ:「ブランデンブルク協奏曲」 by ボッセ&ゲヴァントハウス・バッハ管弦楽団

最近、またJ.S.バッハの曲が続いています。
今日は「ブランデンブルク協奏曲」。
有名作品でありながら今迄じっくりと耳を傾けることがなく
年月が過ぎてしまった曲の中の一つです。
演奏はボッセ指揮、ゲヴァントハウス・バッハ管弦楽団です。

               ブランデンブルク協奏曲:ボッセ&ゲヴァントハウス・バッハ
                       (収録曲)
          
           ブランデンブルク協奏曲第1番ヘ長調 BWV.1046
           ブランデンブルク協奏曲第2番ヘ長調 BWV.1047
           ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調 BWV.1048
           ブランデンブルク協奏曲第4番ト長調 BWV.1049
           ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調 BWV.1050
           ブランデンブルク協奏曲第6番変ロ長調 BWV.1051

               ゲルハルト・ボッセ指揮
               ライプツィヒ・ゲヴァントハウス・バッハ管弦楽団
 
          (録音:ライプツィヒ、パウル・ゲルハルト教会
              1981年10月19-22日;1983年5月10日-13日)

J.S.バッハが「幾つもの楽器のための協奏曲」と呼び
それぞれ違った独奏楽器の組み合わせによる6つの協奏曲から成っているそうです。
すでに書かれていた6つの曲を集めて
ブランデンブルク辺境伯のクリスティアン・ルードヴィヒに捧げた作品であることから
ブランデンブルク協奏曲と名付けられたそうです。
ブランデンブルク公は後にバッハが「音楽の捧げもの」を献呈したフリードリヒ2世の大伯父に当たるそうです。
1721年3月24日、この作品に添えられたブランデンブルク公への献呈の辞には
次のように書かれているそうです。

「2年前、殿下の御前で演奏させていただきました折、かたじけなくも殿下はいたく私の作品をお喜びくださり、新しい作品の御下命を賜りました。
その御下命に従い、各種の楽器のための協奏曲を取りそろえ、謹んで殿下に対する敬意を表わさせていただきます」


               244ブランデンブルクChristian Ludwig zu Brandenburg-Schwedt
            Christian Ludwig zu Brandenburg-Schwedt
                (1677年5月24日-1734年9月3日)


この作品の6曲はブランデンブルク公に献呈するために
新しく書き下ろしたものではなく
すでにケーテンの宮廷で演奏されていたものの中から
特に優れた作品を選び出してひとまとめにしたものであろうと
言われているとのことです。
因みにブランデンブルク公の逝去後に当時の習慣で
公の楽団は解散され、不要とみなされた楽譜は安価な価格で
売り払われてしまったとのことです。
それらの楽譜の中にはこの「ブランデンブルク協奏曲」も入っていたとのこと。
この楽譜はバッハの弟子の一人で
当時有数の作曲学の師範であったキルンベルガーの手に入り
彼はフリードリヒ2世の妹であり、弟子であったプロシアのアマーリエ公女に
楽譜を献じたそうです。
現在、自筆楽譜はベルリンの国立図書館所蔵とのこと。

「ブランデンブルク協奏曲」はバッハの生涯では最も恵まれ
バッハ自身が「わが生涯の最良の年」と言っていたケーテン時代に
書かれたものだそうです。
ケーテン時代の時期はレオポルト公の下で宮廷楽長として過ごした5年半
バッハ32歳から38歳の1717年12月から17223年5月末までの間とのことです。
ケーテン時代には
1720年に「無伴奏ヴァイオリンソナタ&パルティータ」「無伴奏チェロ組曲」
1722年、「フランス組曲」「イギリス組曲」「平均律クラヴィーア曲集第1巻」 等の
名作が一気に創作されたそうです。

尚、このケーテン時代の1720年にバッハの最初の妻、マリア・バルバラが亡くなり
その2年後にアンナ・マグダレーナと再婚し好伴侶となったとのことです。

この作品についての辻荘一氏の記述が印象的でしたので引用させていただきます。

 「彼は神のごとき熟練をもって、動機を展開し、美し楽曲を作りだす。(略)
 彼は神の栄光のために、貴人を喜ばせるために或いは後進の指導のために、
 その技能を超人的な自由をもって発揮した。
 然し自己の心境を楽曲に託して他人に解らせようとはしなかった。
 もちろん、いくらかの例外があることは言うまでもなかろう。
 『ブランデンブルク協奏曲』は実に彼の技能が
 最も自由に発揮されている好適例であって
 この音楽は純粋な楽しみ以外のなにものも意図されていない。(以下略)」


この作品の6曲について
コレッリやヘンデルが作ったコンチェルト・グロッソの形式を守っているのは
第2番、第4番、第5番の3曲であり
他の3曲に関しては型外れとのことです。


第1番から明朗で陽気な雰囲気が伝わってきます。
独奏楽器はホルンとオーボエ。
楽しく、愛らしい響きを聴かせてくれます。
第2番、第3番も同様に明朗。
独奏楽器にヴァイオリンとリコーダーでの第4番。
ヴァイオリンの出番が多い第1楽章と第3楽章。
華麗さが漂う明るい趣にも惹かれるものがあります。
第5番では煌めくようなチェンバロが印象的です。
大活躍をするチェンバロ。
華やかさが散りばめられた調べ。
この第5番は後のチェンバロ協奏曲への道を切り開いた
記念すべきものとのことです。
また6曲中では最も人気のあるものとなっているそうですが。
最後の第6番が一番のお気に入りになりました。
第6番では独奏群と合奏群が区別されず
ヴァイオリンが姿を消しているのが特徴であり6曲中で異色とのことです。
落ち着いている中に優雅さも感じられ
6曲の中で最も親しみを感じられます。

演奏者をしているライプツィヒ・ゲヴァントハウス・バッハ管弦楽団は
1962年に結成されたそうです。
指揮をしているゲルハルト・ボッセはゲヴァントハウス管弦楽団の
第1コンサート・マスターとのことです。
J.S.バッハの管弦楽曲と協奏曲に演奏活動の中心を置いたことから
オーケストラ名が決まったそうです。

肩の凝らないリラックスをした演奏でしょうか。
楽しく耳を傾けることができホッとする寛ぎのひと時を与えてくれるようです。

                  にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ
関連記事

Comment

Re: 《ブランデンブルク協奏曲》には魅力的な演奏が多いですね

burleskeさま、こんばんは。
コメントをありがとございます。

「ブランデンブルク協奏曲」もじっくり傾聴してみると良い曲だったのですね。
始めの第1,2番を聴いてもあまり・・・だったのですが
第3番以降から惹かれ始めました。

いろいろな演奏があるのですね。
まだ、ボッセ&ライプツィヒ・ゲヴァントハウス・バッハでしか聴いていないのですが
コメントを拝読させていただき機会があれば多々の演奏を聴いてみたくなりました。
特にクイケン盤では趣向の違う演奏が聴くことができるようで興味が湧いてきます。
多くの演奏でお聴きになられていらっしゃるのですね。
  • posted by lumino
  • URL
  • 2014.06/02 20:00分
  • [Edit]

《ブランデンブルク協奏曲》には魅力的な演奏が多いですね

ブランデンブルク協奏曲はやはり第5番が一番馴染みがありますが、第6番も良いですね。
リヒター盤やレオンハルト盤が定評ある名盤ですが、クレンペラー盤も面白いです。
僕のお気に入りは、1パート一人で演奏しているクイケン盤です。第6番など弦楽合奏じゃなく、室内楽として聴けて、違った魅力が感じられるんじゃないでしょうか?
他にもイタリア系のアレッサンドリーニ盤なども面白いです。
さすがに有名曲なだけあって、魅力的な演奏に事欠きませんね。
  • posted by burleske
  • URL
  • 2014.06/01 20:17分
  • [Edit]

Comment_form

管理者のみ表示。 | 現在非公開コメント投稿不可です。

左サイドMenu

プロフィール

lumino

Author:lumino
音楽が日々の活力源になっています。
特に音楽知識のないクラシック・ビギナーに等しいのですが、「ただ、ひたすらに」をモットーに鑑賞をしています。
日々の生活に無くてはならないのが音楽と本です。
また2羽の小桜インコの兄弟は大切な家族です。

最新記事

lumino

右サイドメニュー

♪ こんにちは ♪

カレンダー

06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

ブログ内検索