♪クラシック音楽 さんぽみち♪〜第1楽章:CD&MUSIC BIRD

クラシック・ビギナーのCD及びCS-PCM放送のミュージック・バードを主とした音楽便りです。 敬愛する作曲家はベートーヴェン。 古典派〜ロマン派を中心に聴いています。 時には日常の雑感も。また、時には家族のコザクラインコの話も。ゆっくり、のんびりと。

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Op.252 シューベルト:歌曲「笑いと涙」 by D.F=ディースカウ;エーリッヒ・クンツ

久々に聴くシューベルト歌曲です。
気になりながらもじっくりと耳を傾けることがなかった「笑いと涙」D.777。

つい先日、エーリッヒ・クンツの歌で耳にした「笑いと涙」が印象に残るものでした。
いつもシューベルト歌曲では欠かすことのできないディースカウ
お二人の歌声で聴いてみました。
明るく屈託のないこの曲。
聴く毎に親しみが深まる歌のように思われます。

久し振りにディースカウの歌声を耳にして懐かしい気分になりました。
氏が逝去されたのが2012年5月18日でしたから
今年の5月で2年。
いつもディースカウは心の中に生き続けているものの
5月が訪れるとディースカウへの想いが募るようになってきました。
早いものですね、もう2年。

懐かしいクンツと
懐かしいディースカウで。
最近は 音楽=懐かしさ になってきたような気がしています。


詩はドイツの詩人で東洋学者でもあるフリードリヒ・リュッケルト。
シューベルトの作曲は1823年、26歳の時だそうです。

              252シューベルト;リュッケルト
                     Friedrich Rückert
                (1788年5月16日-1866年1月31日)

              252リュッケルト
            (バイエルン州ニューセスのゴルドベルクハウス
                   リュッケルトの仕事場だったようです)
         

リュッケルトの詩に付曲をしたシューべルトの歌曲
5曲(解説者によっては4曲)あるとのことです。
D番号順で
 「僕の挨拶を」D.741
 「愛と美がここにあったことを」D.775
 「君は憩い」D.776
 「笑いと涙」D.777
 「老年の歌」D.778

さて「笑いと涙」です。
曲は2節の有節歌曲
変イ長調 4分の2拍子 やや速く
初版は1826年9月21日、ウィーン、ザウアー・ウント・ライデスドルフ
とのことです。


             ディースカウ:シューベルト歌曲全集

               シューベルト歌曲全集byディスカウ

                  D.F=ディースカウ(Bar)
                  ジェラルド・ムーア(P)

                    (録音:1969年)

生き生きとしたピアノ・パート。
ディースカウの歌唱は感情の変化に富み
表現の微細さに改めて一人頷いてしまいます。
単に明るい歌としてではなくドラマティックさも感じさせられます。
抑揚にも富み一つの物語を聴く思いがするようです。
第2節の最後、6行目の “Muß ich dich fragen” の部分では
レチタティーヴォ風に。
とても印象に残ります。
物語を想起させる「笑いと涙」でしょうか。


              エーリッヒ・クンツ:ドイツ愛唱歌集より

               252シューベルト「笑いと涙」エーリッヒ・クンツ

                   エーリッヒ・クンツ(Bar.)
                   アントン・パウリク指揮
                   ウィーン国立歌劇場管弦楽団


オーケストラの伴奏に乗って歌うエーリッヒ・クンツ
細部に拘ることなく明るく生き生き、伸び伸びと。
それでいてとても素朴な歌声。
例えば歌の上手な知り合いのオジチャマが自分で楽しみつつ歌っているような。
人に聴かせるためにではなく歌いたくて歌っているような。
聴いていて親しみを感じるクンツの歌。
ホッとさせてくれる「笑いと涙」のように感じられます。

こちらのクンツのディスク・タイトル「ドイツ愛唱歌集」は
とてもお気に入りの一枚になりました。
この曲の他にもシューベルト歌曲では
「音楽に寄す」と「シルヴィアに」が収録されています。
他の作曲家の曲にも耳を奪われるものがあります。
素晴らしい曲ばかりなので
改めて後日、綴ってみたい・・・と思っています。


      わんぱぐさん

               笑いと涙:Lachen und Weinen D.777
                   (詩:フリードリヒ・リュッケルト)

         笑いと涙がどんな時にも
         愛の側で寛ぐのは本当にいろいんな理由があるものだ。
         朝には僕は喜んで笑ってたのに
         どうして今は
         夕日と共に泣いているのか
         それは僕自身にも解らない。

         笑いと涙がどんな時にも
         愛の側で寛ぐのは本当にいろんな理由があるものだ。
         夕方には僕は痛みで泣いていたのに
         どうして朝には
         笑いながら目覚めることができるのか
         それはお前に尋ねてみなければ、 おお心よ。 
                     
                                       (若林氏訳引用)


           (原詩引用)
               
          Lachen und Weinen zu jeglicher Stunde
          Ruht bei der Lieb auf so mancherlei Grunde.
          Morgens lacht ich vor Lust,
          Und warum ich nun weine
          Bei des Abends Scheine,
          Ist mir selb' nicht bewußt.

          Weinen und Lachen zu jeglicher Stunde
          Ruht bei der Lieb auf so mancherlei Grunde.
          Abends weint ich vor Schmerz;
          Und warum du erwachen
          Kannst am Morgen mit Lachen,
          Muß ich dich fragen, o Herz.


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