2014.08/16(Sat)
Op.255 メンデルスゾーン:「ヴァイオリン協奏曲 ホ短調」 by ヨハンナ・マルツィ;サヴァリッシュ&フィルハーモニア管弦楽団
久しく気になる存在であったヴァイオリ二スト。ヨハンナ・マルツィ。
マルツィがEMI と DG に録音をした13枚組から
今日はメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲ホ短調です。
入荷までに日数がかかり心待ちにしていたものです。
やっと念願が叶いマルツィの演奏を聴くことができました。
Boxが届いて一番最初に聴いたのは大好きなブラームスのヴァイオリン協奏曲。
ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲も収録されていれば申し分ないのですが。
マルツィのベートーヴェンは別売りのディスクを求めることになりそうです。
メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲ホ短調に耳を傾けるのは
久方振りのこと。
真っ先に聴いたブラームスのヴァイオリン協奏曲を奏するマルツィ。
すっかりマルツィの演奏に惹き込まれてしまいました。
今まで聴いてきた演奏では2番目にお気に入りになりました。
メンデルスゾーンにも期待をしつつ。
ヨハンナ・マルツィ~EMI&DG録音全集より
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調
(収録曲)
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K.216
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64
ヨハンナ・マルツィ(Vn)
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮
フィルハーモニア管弦楽団
(録音:1954年6月9-10日 ロンドン
キングズウェイ・ホール)
第1楽章:アレグロ・モルト・アパッシォナートホ短調 2分の2拍子
第2楽章:アンダンテ ハ長調 8分の6拍子
第3楽章:(序奏)アレグレット・ノン・トロッポ ホ短調
(主部)アレグロ・モルト・ヴィヴァーチェ ホ長調
曲の着想は1838年、メンデルスゾーン28歳の時だそうです。
完成は6年後の1844年9月16日。
当時、ゲヴァントハウス管弦楽団の常任指揮者であったメンデルスゾーンが
同楽団のコンサート・マスターを務めていたフェルディナント・ダーフィットに
「来年の冬までにはホ短調のヴァイオリン協奏曲を書くつもりだ」と
書き送っていたとのことです。
それがこのヴァイオリン協奏曲ホ短調。
Ferdinand Ernst Victor Carl David
(1810年1月20日-1873年7月19日)
作曲中にメンデルスゾーンは
ヴァイオリンが弾き易いということに留意したそうで
ダーフィットに細かい点に至るまで相談をし
演奏者としての立場からの助言を得ていたとのこと。
着想から6年を経て完成。
全3楽章は中断することなく演奏され
当時としては新しい手法だったそうです。
この手法について大木正輿氏は次のように解説されています。
「爛熟したロマン的雰囲気の快い流動感を断ち切らないためにこのような形が取られたのであろうが、しかし、各楽章は素材で有機的に関連付けられているわけではなくて、各々独立してひとつのまとまりを持っている。
そういうところに古典派の伝統に足場を置いて、しかも新しい時代の息吹でそれを満たしていったメンデルスゾーンの作風が典型的にあらわれている。」
この曲が完成するまでの6年の間に作曲された主な作品には
交響曲第3番「スコットランド」、劇付随音楽「真夏の夜の夢」
弦楽四重奏曲第3番と第5番、ピアノ三重奏曲第1番
序曲「ルイ・ブラス」、「無言歌集第4集」などがあるとのことです。
初演は曲の完成した翌年3月13日。
ゲヴァントハウスの演奏会において
ダーフィットのヴァイオリン独奏で行われたそうです。
当時、健康を損ねていたメンデルスゾーンはフランクルトにおり
メンデルスゾーンに代わりゲヴァントハウス管弦楽団の
副指揮者であったデンマークの作曲家兼指揮者の二ール・ヴィルヘルム・ガーデが
指揮をしたとのことです。
Niels Wilhelm Gade
(1817年2月22日-1890年12月21日)
この初演は成功だったそうです。
過労のため健康を損ねていたメンデルスゾーンは
この初演頃から急速に衰え、2年後の11月4日、38歳で世を去ったとのこと。
このヴァイオリン協奏曲ホ短調は二人の音楽家
メンデルスゾーンとダーフィットの美しい友情の果実として誕生したそうです。
また、いつもの寄り道を。
ヒトラーはユダヤ系音楽家たちの作品の演奏を禁止していたそうです。
ヒトラーが特に敵視した音楽家がメンデルスゾーン、マイアーべーアと
マーラーだったとのことです。
このヴァイオリン協奏曲も演奏の差し止めを受けたとのことで
ドイツの音楽家や愛好家は反発をしたそうです。
作曲者、メンデルスゾーンの名前を伏せて
単に「ヴァイオリン協奏曲ホ短調」として演奏を続行したそうです。
この曲の演奏につきナチス政府は黙認せざるを得なかったと言われているそうです。
ヴァイオリン協奏曲の中でもメンデルスゾーンのホ短調は
あまり耳を傾けることがありませんでした。
ベートーヴェン、ブラームスのヴァイオリン協奏曲がお気に入りの私にとっては
メンデルスゾーンのこの曲だけは・・・・ちょと・・・。
今まで聴いてきた演奏では惹かれるものに出合うことがありませんでした。
マルツィの演奏で聴き初めてこの曲の真髄に触れることができたように思います。
こちらのBoxにはメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲ホ短調は
2種の録音が収録されていました。
1954年の録音は今回聴いたディスクでサヴァリッシュ&フィルハーモニア管弦楽団。
1955年録音のクレツキ指揮&フィルハーモニア管弦楽団
まだ1955年の録音の方は聴いていませんが楽しみです。
第1楽章、早々に独奏ヴァイオリンが歌い出す有名な第1主題。
今までは単に甘美な旋律としか感じられませんでした。
マルツィで聴いた今回は甘美さの裏に秘められた憂愁の趣が
伝わってくるようです。
第1主題よりも惹かれる第2主題。
第2主題の独奏ヴァイオリンが囁くかのように歌う調べ。
その調べに漂う憂愁が心の琴線に触れます。
心惹かれているのも束の間。
展開部で溌剌とした独奏ヴァイオリンとオーケストラ。
そしてカデンツァに。
落ち着いた響きのマルツィのヴァイオリンに暫し耳を奪われます。
滑らかに紡ぎ出される音。
カデンツァはメンデルスゾーン自身の作曲で展開部と再現部の間に
挿入されたことは新機軸であったとのことです。
迎えるコーダでオーケストラは勇壮さをも感じさせられます。
独奏ヴァイオリンの呟きのような調べを経て
次第に速度を上げ高揚しつつ楽章の終わり。
この楽章が終わると同時に出る溜め息。
穏やかに始まる第2楽章。
独奏ヴァイオリンの奏でるゆったりとした主題。
耳も心も奪われてしまいます。
この楽章に漂う憂愁、哀愁。
静かに語りかけるマルツィのヴァイオリン。
今までは聴き取れなかったメンデルスゾーンの声、心の翳を
初めて聞く想いがします。
この曲に初めて出合ってから云十年が経ち
やっとこの曲に好感を抱きました。
語り続けるヴァイオリンは憂愁的でもあり夢想的でもあり。
いつしか夢見心地の心境に。
ゆっくり静かにヴァイオリンとオーケストラの語りかけで終わる第2楽章。
第3楽章、始まりの序奏は悠として静かな趣。
転じて主部に入り現れるティンパ二にハッと我に帰るようです。
独奏ヴァオリンは軽快な動きで喜びを表すかのよう。
オーケストラの奏する第2主題の登場も華々しく高揚感を伴って。
展開部での独奏ヴァオリンは駆け抜けるかのような軽快さ。
おかしな表現ですが喜びにヴァイオリンが笑っているような気がします。
息をつかせないような楽章の進行。
コーダでの華々しさ、力強さから幸福感が伝わってくるようです。
力強い華麗さのうちに迎える終曲。
曲が終わり、ホッと溜め息が出てしまいました。
飲み込まれるような演奏でしょうか。
華麗な旋律の中にもメンデルスゾーンの心の翳りに触れるような演奏との
想いを強く抱きました。
ヨハンナ・マルツィ(Johanna Martzy 1924年10月26日 - 1979年8月13日)。
現在、心を占める2人のヴァイオリニストのうちの一人になりました。
とても繊細でありながら神経質なものではなく
高揚感のあるパートでも大らかに奏でているように感じます。
繊細で柔和、旋律を愛でるように音を紡ぎ出しているようです。
このような素晴らしいヴァイオリニストを今まで知ることなく過ぎてしまいましたが
今、出会うことができとても嬉しいこと。
最後になりましたがマルツィについて、ショップ・サイトで次のように紹介されています。
以下、引用を。
「ハンガリー出身で戦後はスイスを拠点に活躍した名ヴァイオリニスト、
ヨハンナ・マルツィ[1924-1979]は、現在でも人気の高い女性奏者。
マルツィは6歳からヴァイオリンを始め、10歳でフランツ・リスト音楽院に入学、
高名なフバイに師事し、13歳でデビューを果たすものの、第2次世界大戦のため
演奏活動の中断を余儀なくされてしまいます。
戦後、1947年に開催されたジュネーヴ国際音楽コンクールで入賞すると、
その後はスイスを拠点とし、国際的な活動を展開したほか、
レコーディングにも積極的に取り組みます。
気品あるたたずまいと美しいロマンティシズムを湛えたマルツィの演奏・・・」
マルツィがEMI と DG に録音をした13枚組から
今日はメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲ホ短調です。
入荷までに日数がかかり心待ちにしていたものです。
やっと念願が叶いマルツィの演奏を聴くことができました。
Boxが届いて一番最初に聴いたのは大好きなブラームスのヴァイオリン協奏曲。
ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲も収録されていれば申し分ないのですが。
マルツィのベートーヴェンは別売りのディスクを求めることになりそうです。
メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲ホ短調に耳を傾けるのは
久方振りのこと。
真っ先に聴いたブラームスのヴァイオリン協奏曲を奏するマルツィ。
すっかりマルツィの演奏に惹き込まれてしまいました。
今まで聴いてきた演奏では2番目にお気に入りになりました。
メンデルスゾーンにも期待をしつつ。
ヨハンナ・マルツィ~EMI&DG録音全集より
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調
(収録曲)
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K.216
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64
ヨハンナ・マルツィ(Vn)
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮
フィルハーモニア管弦楽団
(録音:1954年6月9-10日 ロンドン
キングズウェイ・ホール)
第1楽章:アレグロ・モルト・アパッシォナートホ短調 2分の2拍子
第2楽章:アンダンテ ハ長調 8分の6拍子
第3楽章:(序奏)アレグレット・ノン・トロッポ ホ短調
(主部)アレグロ・モルト・ヴィヴァーチェ ホ長調
曲の着想は1838年、メンデルスゾーン28歳の時だそうです。
完成は6年後の1844年9月16日。
当時、ゲヴァントハウス管弦楽団の常任指揮者であったメンデルスゾーンが
同楽団のコンサート・マスターを務めていたフェルディナント・ダーフィットに
「来年の冬までにはホ短調のヴァイオリン協奏曲を書くつもりだ」と
書き送っていたとのことです。
それがこのヴァイオリン協奏曲ホ短調。
Ferdinand Ernst Victor Carl David
(1810年1月20日-1873年7月19日)
作曲中にメンデルスゾーンは
ヴァイオリンが弾き易いということに留意したそうで
ダーフィットに細かい点に至るまで相談をし
演奏者としての立場からの助言を得ていたとのこと。
着想から6年を経て完成。
全3楽章は中断することなく演奏され
当時としては新しい手法だったそうです。
この手法について大木正輿氏は次のように解説されています。
「爛熟したロマン的雰囲気の快い流動感を断ち切らないためにこのような形が取られたのであろうが、しかし、各楽章は素材で有機的に関連付けられているわけではなくて、各々独立してひとつのまとまりを持っている。
そういうところに古典派の伝統に足場を置いて、しかも新しい時代の息吹でそれを満たしていったメンデルスゾーンの作風が典型的にあらわれている。」
この曲が完成するまでの6年の間に作曲された主な作品には
交響曲第3番「スコットランド」、劇付随音楽「真夏の夜の夢」
弦楽四重奏曲第3番と第5番、ピアノ三重奏曲第1番
序曲「ルイ・ブラス」、「無言歌集第4集」などがあるとのことです。
初演は曲の完成した翌年3月13日。
ゲヴァントハウスの演奏会において
ダーフィットのヴァイオリン独奏で行われたそうです。
当時、健康を損ねていたメンデルスゾーンはフランクルトにおり
メンデルスゾーンに代わりゲヴァントハウス管弦楽団の
副指揮者であったデンマークの作曲家兼指揮者の二ール・ヴィルヘルム・ガーデが
指揮をしたとのことです。
Niels Wilhelm Gade
(1817年2月22日-1890年12月21日)
この初演は成功だったそうです。
過労のため健康を損ねていたメンデルスゾーンは
この初演頃から急速に衰え、2年後の11月4日、38歳で世を去ったとのこと。
このヴァイオリン協奏曲ホ短調は二人の音楽家
メンデルスゾーンとダーフィットの美しい友情の果実として誕生したそうです。
また、いつもの寄り道を。
ヒトラーはユダヤ系音楽家たちの作品の演奏を禁止していたそうです。
ヒトラーが特に敵視した音楽家がメンデルスゾーン、マイアーべーアと
マーラーだったとのことです。
このヴァイオリン協奏曲も演奏の差し止めを受けたとのことで
ドイツの音楽家や愛好家は反発をしたそうです。
作曲者、メンデルスゾーンの名前を伏せて
単に「ヴァイオリン協奏曲ホ短調」として演奏を続行したそうです。
この曲の演奏につきナチス政府は黙認せざるを得なかったと言われているそうです。
ヴァイオリン協奏曲の中でもメンデルスゾーンのホ短調は
あまり耳を傾けることがありませんでした。
ベートーヴェン、ブラームスのヴァイオリン協奏曲がお気に入りの私にとっては
メンデルスゾーンのこの曲だけは・・・・ちょと・・・。
今まで聴いてきた演奏では惹かれるものに出合うことがありませんでした。
マルツィの演奏で聴き初めてこの曲の真髄に触れることができたように思います。
こちらのBoxにはメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲ホ短調は
2種の録音が収録されていました。
1954年の録音は今回聴いたディスクでサヴァリッシュ&フィルハーモニア管弦楽団。
1955年録音のクレツキ指揮&フィルハーモニア管弦楽団
まだ1955年の録音の方は聴いていませんが楽しみです。
第1楽章、早々に独奏ヴァイオリンが歌い出す有名な第1主題。
今までは単に甘美な旋律としか感じられませんでした。
マルツィで聴いた今回は甘美さの裏に秘められた憂愁の趣が
伝わってくるようです。
第1主題よりも惹かれる第2主題。
第2主題の独奏ヴァイオリンが囁くかのように歌う調べ。
その調べに漂う憂愁が心の琴線に触れます。
心惹かれているのも束の間。
展開部で溌剌とした独奏ヴァイオリンとオーケストラ。
そしてカデンツァに。
落ち着いた響きのマルツィのヴァイオリンに暫し耳を奪われます。
滑らかに紡ぎ出される音。
カデンツァはメンデルスゾーン自身の作曲で展開部と再現部の間に
挿入されたことは新機軸であったとのことです。
迎えるコーダでオーケストラは勇壮さをも感じさせられます。
独奏ヴァイオリンの呟きのような調べを経て
次第に速度を上げ高揚しつつ楽章の終わり。
この楽章が終わると同時に出る溜め息。
穏やかに始まる第2楽章。
独奏ヴァイオリンの奏でるゆったりとした主題。
耳も心も奪われてしまいます。
この楽章に漂う憂愁、哀愁。
静かに語りかけるマルツィのヴァイオリン。
今までは聴き取れなかったメンデルスゾーンの声、心の翳を
初めて聞く想いがします。
この曲に初めて出合ってから云十年が経ち
やっとこの曲に好感を抱きました。
語り続けるヴァイオリンは憂愁的でもあり夢想的でもあり。
いつしか夢見心地の心境に。
ゆっくり静かにヴァイオリンとオーケストラの語りかけで終わる第2楽章。
第3楽章、始まりの序奏は悠として静かな趣。
転じて主部に入り現れるティンパ二にハッと我に帰るようです。
独奏ヴァオリンは軽快な動きで喜びを表すかのよう。
オーケストラの奏する第2主題の登場も華々しく高揚感を伴って。
展開部での独奏ヴァオリンは駆け抜けるかのような軽快さ。
おかしな表現ですが喜びにヴァイオリンが笑っているような気がします。
息をつかせないような楽章の進行。
コーダでの華々しさ、力強さから幸福感が伝わってくるようです。
力強い華麗さのうちに迎える終曲。
曲が終わり、ホッと溜め息が出てしまいました。
飲み込まれるような演奏でしょうか。
華麗な旋律の中にもメンデルスゾーンの心の翳りに触れるような演奏との
想いを強く抱きました。
ヨハンナ・マルツィ(Johanna Martzy 1924年10月26日 - 1979年8月13日)。
現在、心を占める2人のヴァイオリニストのうちの一人になりました。
とても繊細でありながら神経質なものではなく
高揚感のあるパートでも大らかに奏でているように感じます。
繊細で柔和、旋律を愛でるように音を紡ぎ出しているようです。
このような素晴らしいヴァイオリニストを今まで知ることなく過ぎてしまいましたが
今、出会うことができとても嬉しいこと。
最後になりましたがマルツィについて、ショップ・サイトで次のように紹介されています。
以下、引用を。
「ハンガリー出身で戦後はスイスを拠点に活躍した名ヴァイオリニスト、
ヨハンナ・マルツィ[1924-1979]は、現在でも人気の高い女性奏者。
マルツィは6歳からヴァイオリンを始め、10歳でフランツ・リスト音楽院に入学、
高名なフバイに師事し、13歳でデビューを果たすものの、第2次世界大戦のため
演奏活動の中断を余儀なくされてしまいます。
戦後、1947年に開催されたジュネーヴ国際音楽コンクールで入賞すると、
その後はスイスを拠点とし、国際的な活動を展開したほか、
レコーディングにも積極的に取り組みます。
気品あるたたずまいと美しいロマンティシズムを湛えたマルツィの演奏・・・」
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●Re: マルツィは良いですねぇ
lumino | 2014.08.18(月) 19:49 | URL | コメント編集
●マルツィは良いですねぇ
マルツィ、良いですねぇ。
僕もマルツィのメンデルスゾーンはサヴァッシュ盤とクレツキ盤の2種類持っていますが、どちらも聴き惚れてしまって、あまり違いがわかりません。
サヴァリッシュ盤の方がバックのオケが若々しいような気がしますが、今度改めてじっくりと聴き比べしたいと思います。
マルツィの演奏ではシューベルトの幻想曲がお気に入りなんですが、バッハの無伴奏ソナタとパルティータと、ドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲も良かったです。
メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲はハイフェッツとメニューインも良いですね。
やはり、こういう有名曲は往年の巨匠の演奏の方が安心して聴けて良いように思われます。
僕もマルツィのメンデルスゾーンはサヴァッシュ盤とクレツキ盤の2種類持っていますが、どちらも聴き惚れてしまって、あまり違いがわかりません。
サヴァリッシュ盤の方がバックのオケが若々しいような気がしますが、今度改めてじっくりと聴き比べしたいと思います。
マルツィの演奏ではシューベルトの幻想曲がお気に入りなんですが、バッハの無伴奏ソナタとパルティータと、ドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲も良かったです。
メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲はハイフェッツとメニューインも良いですね。
やはり、こういう有名曲は往年の巨匠の演奏の方が安心して聴けて良いように思われます。
burleske | 2014.08.17(日) 19:33 | URL | コメント編集
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コメントをありがとうございます。
マルツィの演奏をディスクが届く前から期待していましたが、期待以上でした。
本当に良いヴァイオリン演奏を聴かせてくれますね。
メンデルスゾーンのこの曲をサヴァリッシュ盤とクレツキ盤でお持ちとのこと。
まだ、クレツキ盤の方は聴いていないのですが、やはり素晴らしい演奏のようですね。
シューベルトの幻想曲も聴いてみて、私も気に入りました。
マルツィの演奏でバッハ「無伴奏ソナタとパルティータ」もお目当てでした。
ドヴォルザークもバッハもこれからになりますが楽しみにしつつ耳を傾けてみようかと思います。
あと、メニューインのディスクは持っているのですが・・・つい、ついメンデルスゾーンのこのホ短調の方だけは聴いていないままでした。
少しづつ聴いてみることにしますね。