♪クラシック音楽 さんぽみち♪〜第1楽章:CD&MUSIC BIRD

クラシック・ビギナーのCD及びCS-PCM放送のミュージック・バードを主とした音楽便りです。 敬愛する作曲家はベートーヴェン。 古典派〜ロマン派を中心に聴いています。 時には日常の雑感も。また、時には家族のコザクラインコの話も。ゆっくり、のんびりと。

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Op.270 シューベルト:「夜咲きすみれ」D.752 by ディースカウ&ムーア

新年を迎え早くも10日になってしまいました。
 
  今年もどうぞよろしくお願いいたします

今年こそは気になっていたCDを整理するつもりで一発奮起。
ですが、なかなか捗りません。
「こんなCDを買った?」
「探しても見つからなかったCDが、こんな所に」。
「このディスクはまだ聴いていなかったので」
「これは聴き直しをしてみたい」等々、独りごとをしつつ
再び新たなCDの山ができる始末です。
そのようにできた新しいCDの山の中から
シューベルトマイアホーファーの詩に付曲をしたディスクに出合いました。
マイアホーファーの詩による歌曲集」で25曲収録されている中の一曲。
“Nachatviolen” D. 725  邦題「夜咲きすみれ」或いは「花だいこん」です。
初めて聴く歌曲です。
コルネリウス・ハウプトマンのバスです。
未聴でしたので聴いてみたところ・・・どうも…ハウプトマンの歌では・・・。
改めて、ディースカウで聴いてみました。
やはり歌手が違うと素敵な曲。
ディースカウで繰り返し繰り返し聴いておりました。
繰り返し聴く毎に魅力を感じてくる曲。
新年は例年のようにシューベルト歌曲でのスタートになりました。

               シューベルト歌曲全集byディスカウ

                   D.F=ディースカウ(Br)  
                   ジェラルド・ムーア(P)  

                  (録音:1969年 ベルリン)

詩は1814年にシューベルトと知り合い
シューベルトのために多くの詩を書いているオーストリアの詩人
ヨハン・バプティスト・マイアホーファー

             270Johann Baptist Mayrhofer
                Johann Baptist Mayrhofer
             (1787年10月22日-1836年2月5日)


原題“Nachtviolen”、邦題は「花だいこん」及び
ディスクのブックレットでは「夜咲きすみれ」と訳されているので
曲名は「夜咲きすみれ」で統一を。
この花は夜になるととても芳しい香りを漂わせるそうです。
花についてもっと知りたくなりましたので、いつもの寄り道を。

             大根の花
                       花だいこん

和名の花だいこんという名は
花の形と淡紫色が大根に似ていることに由来するそうですが
大根とは別属になるとのこと。
属名はギリシャ語の"Hesperis" 「夕方」の意味だそうです。
種名はラテン語 "matronalis" で「婦人」の意味とのこと。

Nachtviolen の原題の通りすみれの花に似ているように想いました。
気候の寒いヨーロッパ北部、ドイツやイギリスなどでは親しまれているとのことで
中世から庭園などに植えられていたそうです。
耐寒性の多年草とのことですが耐暑性がないために
日本では一年草として扱われているとのことです。

肝心の「夜咲きすみれ」。
この曲には作品番号は与えられていないそうです。
ハ長調、4分の4拍子、ゆっくりと。

静かにゆっくりと始まるピアノ。
音符の一音一音を慈しむかのように紡ぎ出すピアノのムーア。
デイースカウもまた単語の一つ一つを優しく語りかけるかのようです。
慈愛を感じさせるような歌唱で歌い紡いでゆくようで。
曲全体に漂う素朴な抒情性。
愛らしい旋律は優しい夢を見ているかのようです。
終わりにはそっと消え入るかのようにリピートして
静かに閉じるこの歌。
優しく美しく、聴くほどに親しみが増してゆくようです。
繰り返し聴いていても飽きることなく
耳を傾け続けてしまう「夜咲きすみれ」。
お気に入りの歌曲がまた一つ増えました。

新しいこの年が
ディースカウが歌う「夜咲きすみれ」のような
年であることを願いつつ。

     わんぱぐさん:小鳥と

          シューベルト:Nachatviolen 「夜咲きすみれ」 D.752
                (詩:ヨハン・バプティスト・マイアホーファー


            夜のすみれよ、夜のすみれよ!
            魂に満ちた黒い瞳、
            このビロードのような青の中に身を沈め
            気高い風情を示す。

            緑の葉たちはおまえたちを喜々として
            照らし、飾ろうと手を差し伸べている、
            だが、おまえたちは真摯に黙したまま
            暖かい春の空に見入っている。

            気高い憂愁の光によって
            おまえたちは私の誠実な心を捉えた。
            聖なる結びつきは、いまこの静かな夜に
            咲き続けている。
                                   (訳:原田茂生)

            (歌詞)
            Nachatviolen, Nachatviolen!
            Dunkle Augen, seelenvolle,
            Selig ist es,sich versenken
            In dem samtnen Blau.

            Grüne Blatter streben freudig,
            Euch zu hellen,euch zu schmücken;
            Doch ihr blicket ernst und schweigend
            In die laue Frühlingslaft.

            Mit erhabnen Wehmutsstrahlen
            Trafet ihr mein treues Hertz,
            Und nun blühtIn stummen Nächten
            Fort die heilige Verbindung.

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Comment

Re: 今年も宜しくお願いいたします

burleskeさま、私の方こそ
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

それぞれに好みのジャンルがありますものね。
あまり好きなジャンルでないと、そうなんですよね~、なかなか聴く気になれなくて。
自分の好きな作品を聴きたいときに聴くのが一番ですよね。
と言いつつ好きな作品ばかりを聴いてしまうことが多いので
他の作品に出合う機会を自ら逃してしまっているような・・・。
私などブログを拝読させていただいて「聴いてみよう」との気が起こり
音楽鑑賞の世界が広くなっているようなものです。

新しく購入したディスクはやはり興味津々で鑑賞の最優先になってしまいますよね。
burleskeさまは資格取得(音楽の)のためにも数多くの作品に接したり
多々、知識も必要でしょうし・・・音楽鑑賞の目標があるので素晴らしいことかと思います。

今年はどのような演奏に出合うことができるのでしょうね。
お互いに楽しみですね。
  • posted by lumino
  • URL
  • 2015.01/12 20:24分
  • [Edit]

今年も宜しくお願いいたします

luminoさま、あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いいたします。

新年の最初は、やはりシューベルトの歌曲ですか。
luminoさまらしくて良いですね。
ディースカウのシューベルトは聴くと素晴らしくて聴き惚れてしまうのですが・・・
どうもなかなか聴く気になれなくて。
ディースカウのシューベルトの他にも眠っている名演が多々あるのですが、どうしても新しく購入したディスクに耳がいってしまうのですよね。
今年こそは、今までに購入したディスクを改めてじっくりと聴いていきたいと思っています。

今年も素敵な演奏が多く聴けるといいですね。
  • posted by burleske
  • URL
  • 2015.01/11 19:59分
  • [Edit]

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