♪クラシック音楽 さんぽみち♪〜第1楽章:CD&MUSIC BIRD

クラシック・ビギナーのCD及びCS-PCM放送のミュージック・バードを主とした音楽便りです。 敬愛する作曲家はベートーヴェン。 古典派〜ロマン派を中心に聴いています。 時には日常の雑感も。また、時には家族のコザクラインコの話も。ゆっくり、のんびりと。

Entries

Op.22 ヴェルディ:レクィエム 

                ヴェルディ:レクイエム

                 マリア・シュターダー(S)
                 マルガ・ヘフゲン(MS)
                 フリッツ・ヴンダーリヒ(T)
                 ゴットロープ・フリック(B)
                 ハンス・ミュラー=クライ
                 シュトゥットガルト放送SO.
                 1960年11月2日 モノラル・ライヴ録音


      bd

久し振りにミュージック・バードを聴いてみました。
ヴェルディの「レクィエム」です。
プログラムの中に、ヴンダーリヒの名前を発見!しまして、
ヴェルディヴンダーリヒとなりますと、聴かずにはいられません。

ヴェルディの「レクィエム」は、所有するLPの中でも大切な一枚でした。
LPでは、フリッツ・ライナー&VPO.が愛聴盤でした。
  レオンタイン・プライス(S)
  ロザリンド・エリアス(A)
  ユッシ・ビョルリンク(T)
  ジョルジオ・トゥッツイ(B)
  ウィーン楽友協会合唱団

こちらのLPは1960年、5,6月ウィーンのシンフォニー・ホールでの録音のようです。
ライナーの「レクィエム」がLPの初録音、との記載がありました。
また、心を掻き立てるのがテノールのビョルリンク。
彼にとって、この録音が最期となったそうです。
この録音の3ヵ月後に他界したとのこと。
ビョルリンクへの思いも含め、ヴェルディのこの作品には昔からとても魅了されるものがあります。
CDもリリースされているようですし・・・購入したい

三大レクィエムとしては、モーツァルト、フォーレそしてヴェルディだそうですが。
ヴェルディのレクィエムが私にはベストであり、
昔も今も、心のレクィエムです。

ヴェルディのレクイエムは、死者の安息を神に願う「願い」を感じさせないドラマティックさに救われます。
いかにもオペラの巨峰、ヴェルディらしい作品でしょうか。

ヴェルディが尊敬をしていたイタリアの文豪、詩人、アレッサンドロ・マンツォーニ。
その死が動機となり、作曲されたレクィエムとのこと。
「マンツォーニ・レクィエム」として知られているそうですね。

レクィエムの構成ですが。
第1曲:レクィエム(入祭唱:永遠の安息を与えたまえ)  
    キリエ(主よ、憐れみたまえ)
第2曲:ディス・イレエ(怒りの日)
第3曲:オフェルトリウム:ドミネ・イエズス(奉献文:主イエズス)
第4曲:サンクトゥス(聖なるかな)
第5曲:アニュス・デイ(神の小羊)
第6曲:ルックス・エテルナ(永遠の光)
第7曲:リベラ・メ(我を救いたまえ)

通常ミサのグロリア(栄光の賛歌)を除いては
ミサの典礼に則って粛々と奏でられるレクィエムですが、
ヴェルディのレクィエムの第2曲「怒りの日」を、
初めて聴きました時には、あまりの激しさ、ドラマティックさに対する驚愕でした。
それが、またこの作品の魅力ともなりました。

今回、かつての愛聴盤でしたLP、ライナー&VPO と
昨年、夏にリリースされましたCDでミュージック・バードでOAされましたクライ&シュトゥットガルト放送SO.ですが、
聴き比べてみますと、
やはりライナーの演奏は遅いテンポで緊張感を伴って始まり、
第2曲の開始と同時に、緊張感に加え劇的な旋律に心臓が止まる思いがします。

一方、クライの方は、ヴンダーリヒの歌唱に触れたいとの思いから聴き、
残念ながら、ライナー盤を超える感動は伝わってきませんでした。
ヴンダーリヒの顔写真がジャケットになっているクライ盤。
ラジオ放送からのヒストリカル・レコーディングだそうで、
ヴンダーリヒの存在ゆえに価値(?)があるだけのものでしょうか。


7つの曲から成る続誦の第2曲の初めの“怒りの日”の訳を引用しますと、
   
   かの日こそ 怒りの日なり
   世界を灰に帰せしめん
   ダヴィデとシビラの証の如し
   
   審判官がやがて来たりまして
   よろずの事 厳かに糾し給わん
   そは造られたるもの 審判官に
   答えんとて 蘇えればなり

宗教的にこの詩を詠むべく努力しましても、
ただ、空しい言葉の羅列としか伝わらず、
審判官?神? ややこしい事など考えたくはなし・・・で、
理解不能な内容は無視することにしまして、音楽だけに耳を。 

ヴェルディの「レクィエム」、第2曲「怒りの日」
終曲の第7曲の他にも、何回か再現される“怒りの日”を聴きつつ・・・。
勝手な思いを胸に聴いているのですが。
この曲が、劇的な激しさで表現されるのは
死は 生易しい静かな心の思いではなく
死のもたらす悲しみの極限は 悔しさ 憎さ だからではないでしょうか。
最愛の者と冷酷に引き離す、憎悪以外の何ものでもない 死(少なくとも自分にとっては)を思いますと
ヴェルディの「レクィエム」だけが 真のレクィエムとして心に響き渡るようです。

1995年1月17日、阪神大震災から今日で15年。
この日には、シューベルトの第9番「グレイト」のCDを聴くようになりました。
1995年1月22日、東京劇術劇場での 朝比奈氏&都響 のライヴ です。




にほんブログ村 クラシックブログ クラシックCD鑑賞へ
関連記事

Comment

rudolf2006さま、コメントありがとうございます!

rudolfさま、こんばんは。
コメントをありがとうございます〜。

ついつい、テノールにばかり耳を奪われてしまい、後半のソロ・ソプラノに注意をして改めて聴いてみたいと思います。
ロッシーニ「スターバト・マーテル」・・・テノールのソロで面白いもの、と伺いますと興味がそそられます。是非、一度。(^^♪

rudolfさまの愛聴盤にも、トスカニーニのお名前が。
丁度、トスカニーニでお気に入りの作品を聴いてみたいとCD探しを始めましたので、ライナー盤でのCD買い替えを諦めて、トスカニーニに決めました。
無性にトスカニーニで聴きたくなってまいりました。(*^_^*)
  • posted by lumino
  • URL
  • 2010.01/18 19:41分
  • [Edit]

burleskeさま、コメントありがとうございます!

burleskeさまは、同じ日に「レクィエム」をコンサートで!?(@_@)
佐渡裕氏のヴェルディのコンサートの記事を心待ちにしております。

トスカニーニ・・・そうですね!
やはりイタリア人作曲家の作品は・・・トスカニーニ!にピッタリかも知れませんね。
ただ今、CD調べてきました〜。
トスカニーニの1951年でしたでしょうか、「怒りの日」のバス・ドラム、是非聴きたくなりました。ありがとうございました!

ベルリオーズの「レクィエム」を聴いたことがないのですが、ヴェルディとは対照的?なようですね。
機会がありましたら、聴いてみることにしたいと思います。(*^_^*)
  • posted by lumino
  • URL
  • 2010.01/18 19:23分
  • [Edit]

お早うございます〜

luminoさま お早うございます〜

ヴェルディの「レクイエム」本当に良い曲だと思います。私は後半のソプラノのソロの曲が好きですね〜。テノールのソロで面白いものに、ロッシーニの「スタバト・マーテル」がありますよ、ヴンダーリッヒさんが歌っているものがあると良いですが〜。

ライナー盤のヴェルディは未聴です。ようやくライナーを聴き出しているところですが〜。ヴェルディの「レクイエム」、マエストロ・トスカニーニ盤、オーマンディ師・フィラデルフィア盤を愛聴しています〜。

ミ(`w´彡)
  • posted by rudolf2006
  • URL
  • 2010.01/18 09:59分
  • [Edit]

これは単なる偶然ですか?

実は今日1月17日、芸文センターで佐渡裕指揮のヴェルディ「レクイエム」を聴いてきたところなんです。阪神・淡路大震災追憶コンサートで、開始前に1分間の黙祷がありました。このコンサートについては、またブログで記事にしますね。

ヴェルディのレクイエムはLP時代に聴いたアバド指揮スカラ座管が印象深いです。でもこれまだCD持ってないんです。
CDだったらトスカニーニが良いですかね。残念ながらライナーは聴いていません。イタリア系の指揮者で聴きたいと思ってしまうもので...
ちなみに僕はベルリオーズのレクイエムが好きです。このレクイエムが一番美しいと思うのですが。

Comment_form

管理者のみ表示。 | 現在非公開コメント投稿不可です。

左サイドMenu

プロフィール

lumino

Author:lumino
音楽が日々の活力源になっています。
特に音楽知識のないクラシック・ビギナーに等しいのですが、「ただ、ひたすらに」をモットーに鑑賞をしています。
日々の生活に無くてはならないのが音楽と本です。
また2羽の小桜インコの兄弟は大切な家族です。

最新記事

lumino

右サイドメニュー

♪ こんにちは ♪

カレンダー

05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

ブログ内検索

*翻訳*