♪クラシック音楽 さんぽみち♪〜第1楽章:CD&MUSIC BIRD

クラシック・ビギナーのCD及びCS-PCM放送のミュージック・バードを主とした音楽便りです。 敬愛する作曲家はベートーヴェン。 古典派〜ロマン派を中心に聴いています。 時には日常の雑感も。また、時には家族のコザクラインコの話も。ゆっくり、のんびりと。

Entries

Op.23 ベッリーニ:歌劇「夢遊病の女」

               ベッリーニ:オペラ「夢遊病の女」



               ベッリーニ歌劇夢遊病の女』全曲
                
               アレッサンドロ・デ・マルキ指揮
               スキンティッラ管弦楽団
  
               アミーナ:チェチリア・バルトリ(Ms)
               エルヴィーノ:ファン・ディエゴ・フローレス(T)
               ロドルフォ伯爵:イルデブランド・ダルカンジェロ(B)
               テレサ:リリアーナ・ニキテアヌ(Ms)
               リーザ:ゲンマ・ベルタニョーリ(S)
               アレッシオ:ペーター・カルマン(B)
               公証人:ハビエル・カマレナ(T)
                (2007年録音)



            miho


レコード芸術誌「レコード・アカデミー賞」のノミネート作品や受賞作品を
ミュージック・バードでは年末恒例としてOAされています。
かと言って、殆んど聴くことがないのですが、
昨年末だけは、一つの作品を聴いてみました。
昨年2009年度の「レコード・アカデミー賞」の大賞受賞、
ベル・カント・オペラの大御所、ベッリーニのオペラ「夢遊病の女」。

こちらのディスク、メーカーでは
   2大スターの共演で贈る、演奏史上初の試み
   今日のベル・カント世界を代表する2大スーパースターの夢の共演

と何とも、誇大広告を思わせるような・・・?


夢遊病の女】 La sonnambla (全2幕)
  (以下、オペラの虎の巻からの引用です)
作曲年:1831年
初演:1831年3月6日、ミラノ・カルカーノ座
原作:ユージェーヌ・スクリーフ台本のバレエ・パントマイム「夢遊病の女
台本:フェリーチェ・ロマーニ
【主な登場人物】
ロドルフォ伯爵:領主(B)
アミーナ:村娘(S)
エルヴィーノ:若い地主(T)
【あらすじ】
村娘アミーナと若い地主エルヴィーノは婚約するが、
アミーナが夢遊病で別の男の部屋に入って行ったために、
エルヴィーノは怒り、婚約破棄を言い渡す。
しかし誤解は解け、二人は無事に結ばれる。
【ストーリー】
今日は村娘アミーナと若い地主エルヴィーノの婚約の日。
アミーナはアリア《私にとって今日という日は》(第1幕)で喜びを歌い、村人達は彼女を祝福する。
エルヴィーノが公証人と共に現れ、アミーナに指輪を贈り、二人は結婚証書に署名する。
領主ロドルフォの馬車が到着し、彼は身分を明かさないでリーザの宿屋に宿泊する。
ロドルフォが部屋で休んでいると、夢遊病状態のアミーナが彼の部屋に入ってくる。
寝言でエルヴィーノへの愛を呟くアミーナの姿を見て、ロドルフォはそっと部屋を出て行く。
エルヴィーノを諦めきれないリーザは、エルヴィーノに告げ口をし、ロドルフォの部屋で寝入るアミーナを見せる。
怒ったエルヴィーノはアミーナに婚約破棄を言い渡し、その後、指輪も奪い取ってしまう。
ロドルフォはエルヴィーノに彼女が夢遊病者であり、彼女の身の潔白を告げるが、エルヴィーノは信じず、リーザと結婚しようとする。
しかし、エルヴィーノはリーザの本性に気付く。
そして、夢遊病状態のアミーナが現れ、エルヴィーノの愛を失った悲しみと自らの潔白を歌う。
エルヴィーノは彼女の愛と身の潔白を悟り、指輪を彼女の指に戻す。
目を覚ましたアミーナは彼の誤解が解けたことを知り、喜びのアリア《ああ、今私を満たしている喜びは》(第2幕)を歌う。(以上、引用)

エルヴィーノがファン・ディエゴ・フローレスでしたので、
興ざめ(何と失礼な)をしてしまい、関心を抱くことができませんでした。
ですが、ベッリーニですから「聴かなければ」と・・・。
義務感のようなもので聴いたのですが・・・。
ところが、何と! チェチリア・バルトリの素晴らしさ!
メゾ・ソプラノでこれほど耳を奪われたのは初めてのことでした。

レコード芸術誌ではフローレスをも褒め称えているのですが、
どうも、この人には最近、拒絶反応を起しています。
一昨年、2008年「レコード・アカデミー賞」のオペラ部門では、
フローレスの「究極のベル・カント」を「史上空前のテノール」と絶賛、受賞していましたが・・・。
デヴュー時からリリースされる彼のCDは必ず購入をしていたのですが、
どうも、この人・・・確かに美声で、確かに凄い!レッジェロなのでしょうが・・・。
ですが、それだけ・・・表面的で空々しく、歌から伝わるものがないのです。
絶賛された昨年オペラ部門受賞作の「究極のベル・カント」は購買意欲を失いました。
という訳で・・・幻滅の覚悟をしつつ聴いた「夢遊病の女」でした。

主役のアミーナはレッジェロを求められるソプラノが通例だそうですが、
メゾ・ソプラノのチェチリア・バルトリ
初演時にはアミーナ役はメゾ・ソプラノだったそうですし。
ですが、ソプラノのCDばかりが目に付きます。
バルトリは落ち着いた気品が漂う歌唱、その声の柔軟さ、魅力溢れるばかりです。
エルヴィーノ役のフローレスの存在は影のように。
バルトリを聴きましたら他の歌手では、アミーナを聴く気がしなくなるほどです。
アミーナにメゾのバルトリを起用したことは大成功でしょうか。
声そのものを中心としたベッリーニらしく、バルトリがグイグイとこの作品を引っ張っているようです。
オーケストラはオペラ作品の中では地味(?)に活躍というところでしょうか。


それにしましても、フローレスは 引っ張りだこ のご時世のようです。
《夢遊病の女》は、ナタリー・デセイとの共演でDVDが今月末にはリリースされるようですし。

アミーナはデセイより、バルトリ!
フローレス・・・やはり、素晴らしいスーパー・スター? なのでしょうか。



   にほんブログ村 クラシックブログ クラシックCD鑑賞へ
関連記事

Comment

コメント ありがとうございます!

burleskeさま、こんにちは〜。
いつもコメントをありがとうございます。

また、記事が声楽に戻ってしまいました〜。
私の方は今年はバッハに目覚めたいと・・・burleskeさまが昨年12月、マイ・ベスト10ディスクに挙げられていらっしゃいましたバッハ、平均律でポリーニの方を幸いエア・チェックしまして、「平均律にこんなに綺麗な旋律が?!」と感じつつも、まだまだ目覚めたとは言えないようです。

《夢遊病の女》のオーケストラ・パートは、何か声楽の合いの手?だけのようで、burleskeさまには物足りなさがあるかも知れませんね。
ブルックナー、ベートーヴェンの交響曲から受ける高揚感はないですよね〜。
  • posted by lumino
  • URL
  • 2010.01/23 14:50分
  • [Edit]

声楽はやっぱり苦手です

今晩は~。バルトリはやっぱり素晴らしいようで。まだちゃんと聴いたことないんですよね。
今年は声楽に目覚める筈だったんですが、今の所ブルックナーとベートーヴェンの交響曲ばかり聴いています。
このCD、レコードアカデミー大賞ですよね。一度は聴いてみたいと思っているのですが.....

Comment_form

管理者のみ表示。 | 現在非公開コメント投稿不可です。

左サイドMenu

プロフィール

lumino

Author:lumino
音楽が日々の活力源になっています。
特に音楽知識のないクラシック・ビギナーに等しいのですが、「ただ、ひたすらに」をモットーに鑑賞をしています。
日々の生活に無くてはならないのが音楽と本です。
また2羽の小桜インコの兄弟は大切な家族です。

最新記事

lumino

右サイドメニュー

♪ こんにちは ♪

カレンダー

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

ブログ内検索