♪クラシック音楽 さんぽみち♪〜第1楽章:CD&MUSIC BIRD

クラシック・ビギナーのCD及びCS-PCM放送のミュージック・バードを主とした音楽便りです。 敬愛する作曲家はベートーヴェン。 古典派〜ロマン派を中心に聴いています。 時には日常の雑感も。また、時には家族のコザクラインコの話も。ゆっくり、のんびりと。

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Op291 ハイドン:「チェロ協奏曲第1番」 by デュ・プレ;バレンボイム&イギリス室内O.

前回、ハイドンチェロ協奏曲第2番を聴きとても気に入りました。
続いて第1番を聴いてみることにしました。

デュ・プレのチェロ、バレンボイム、イギリス室内O. の演奏です。


               The sound of Jacline du Pre より
                 ハイドンチェロ協奏曲第1番


                  291:ハイドン:チェロ協奏曲第1番デュ・プレ

                        (収録曲)

              ハイドンチェロ協奏曲第1番ハ長調
              ゲオルグ・マティアス・モン:チェロ協奏曲ト短調
              ボッケリーニ:チェロ協奏曲変ロ長調~第1楽章  他

                  ジャクリーヌ・デュ・プレ(Vc)
                  ダニエル・バレンボイム指揮
                  イギリス室内管弦楽団

                 (録音:1967年4月17日 ロンドン
                     アビーロード・スタジオ)


               第1楽章:モデラート ハ長調 4/4拍子
               第2楽章:アダージョ ヘ長調 2/4拍子
               第3楽章:アレグロ・モルト ハ長調 4/4拍子


作曲されたのは1765年から67年だそうです。
この第1番は貴族の文庫で200年近く眠っていた作品とのことです。
陽の目を見たのは、1961年。
チェコの音楽学者O.プルケルトがプラハ国立博物館でハイドン時代の
筆写パート譜を発見したそうです。
ケルンのハイドン研究所が信憑性の高い筆写楽譜であると判定したとのこと。
また、冒頭主題をハイドン自身が「草案作品目録」に記載をしていることから
ハイドンの真作のチェロ協奏曲であると実証されたそうです。

作曲年については、「草案作品目録」によりハイドンの初期にあたる1760年代の
作品と推定されるそうです。
円熟期に作曲された第2番に比べ
この第1番はハイドンの初期の協奏曲を代表する作品とのこと。

曲は1761年から69年にかけてエステルハージ侯爵家のオーケストラで
活躍したチェロ奏者のヨーゼフ・フランツ・ヴァイグルのために作曲されたそうです。

出版は1962年に前述のチェコの音楽学者プルケルトの校訂により
プラハのSHV社より。

この第1番が脚光を浴びるようになったのは
1962年5月19日、「プラハの春音楽祭」において復活初演されたことが契機に
なったそうです。
チェロはミロシュ・サードロ、チャールズ・マッケラス指揮
チェコスロヴァキア放送交響楽団の演奏。



第1楽章は明快な旋律での始まり。
オーケストラでの全合奏で奏されるリズミカルで明るいこの第1主題。
第2主題での優美な歌のような旋律。
親しみを感じさせる第1主題と第2主題。
オーケストラが奏する第1主題、第2主題を経て独奏チェロの登場。
チェロが弾力を感じさせつつ奏する第1主題。
展開部での弦楽器とチェロの伸び伸びとした応答。
オーケストラの愛らしい調べが印象的。
カデンツァでは独奏チェロの独りごとに耳を傾けつつ
楽章は終わりに。

優美な旋律に始まる第2楽章。
この楽章は独奏チェロと弦楽のみによる演奏とのことです。
優雅に歌う弦楽の後に続く独奏チェロ。
チェロと弦楽器が歌う調べに漂う抒情性に惹かれるばかりです。
ゆったりと流れ行く調べ。
中間部での厳かな趣も魅力的です。
穏やかさが漂うカデンツァ。
そして静かに閉じられる楽章。
日常の喧騒を忘れさせてくれる魅力的な楽章のように感じます。
お気に入りの楽章になりました。

快活に始まる第3楽章。
生気が漲っているようです。
独奏チェロも躍動するような活き活きとした趣。
躍動感があり溌剌と進む旋律。
曲の終わりは快活に。


こちらのデュ・プレの4枚組は全曲収録されているものと
抜粋が混じっている廉価盤です。
デュ・プレの演奏を意識をして耳を傾けるのは初めてです。
お目当てはシューマンのチェロ協奏曲でしたが・・・。
ハイドンのチェロ協奏曲第1番は幸い全曲が収録されていました。

デュ・プレのチェロ、初めは少々、受け入れ難い感じがしてしまいました。
じっくりと耳を傾けているうちに次第に好感を抱き始めました。
このハイドンの曲では力強さを感じさせられるようで
また、伸び伸びとした演奏も快いものがあるように思います。

ハイドンの2曲のチェロ協奏曲を聴き、どちらも親しみ易く
お気に入りになりました。

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Comment

Re: デュ・プレは個性的ですが・・・

burleskeさま
いつもコメントをありがとうございます。

前回burleskeさまがお寄せくださったコメントを拝読して第1番を早速聴いてみました。
ハイドンのチェロ協奏曲は2曲ともとてもお気に入りになりました。
出合うキッカケを与えてくださいまして本当にありがとうございました。

デュ・プレでエルガーのチェロ協奏曲を聴き始めているのです。
ですが・・・まだ、曲が掴みきれなくて・・・チェロの重厚(過ぎる)響きに圧倒されています。
もっと繰り返し聴いてみることにしますね。
  • posted by lumino
  • URL
  • 2015.07/06 19:59分
  • [Edit]

デュ・プレは個性的ですが・・・

ハイドンのチェロ協奏曲は第1番も親しみやすい作品ですよね。
デュ・プレのハイドンは個性的ですが、ハマると魅力的で良いですよね。
デュ・プレはエルガーのチェロ協奏曲が名演として有名なので、気が向いたら聴いてみてください。
  • posted by burleske
  • URL
  • 2015.07/05 20:01分
  • [Edit]

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