♪クラシック音楽 さんぽみち♪〜第1楽章:CD&MUSIC BIRD

クラシック・ビギナーのCD及びCS-PCM放送のミュージック・バードを主とした音楽便りです。 敬愛する作曲家はベートーヴェン。 古典派〜ロマン派を中心に聴いています。 時には日常の雑感も。また、時には家族のコザクラインコの話も。ゆっくり、のんびりと。

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Op.298 サン=サーンス:「チェロ協奏曲」 by デュ・プレ;バレンボイム&ニュー・フィルハーモニアO.

前回、サン=サーンスのヴァイオリン協奏曲に続いて
チェロ協奏曲を聴いてみました。

デュ・プレバレンボイムニュー・フィルハーモニアO.(1968年)
シュタルケルジュリーニ&フィルハーモニアO.(1957年録音) の
2種の演奏です。

デュ・プレシュタルケルの各ブックレットに記載をされている収録時間に
「???」になってしまい聴く前から気分的に脱線。
取り敢えずデュ・プレを主として聴いてみました。


               サン=サーンスチェロ協奏曲第1番
             The sound of Jacline du Pre より


                   291:ハイドン:チェロ協奏曲第1番デュ・プレ

                         (収録曲)
    
          エルガー:チェロ協奏曲 ホ短調 Op.85
          カミーユ・サン=サーンスチェロ協奏曲第1番 ニ短調 Op.33
          シューマン:チェロ協奏曲 Op.129

               (録音:1968年4月24日 ロンドン
                    アビー・ロード・スタジオ)

             第1部:アレグロ・ノン・トロッポ 2/2拍子
             第2部:アレグレット・コン・モート 変ロ長調 3/4拍子
             第3部:アレグロ・ノン・トロッポ


作曲されたのは1872年だそうです。
サン=サーンスはチェロ協奏曲を2曲残したそうですが
第2番は今日、ほとんど演奏されることがないとのことです。
曲は3つの部分からなり単一楽章の形式で各部分は続けて
演奏されるそうです。
私自身は演奏技術についてはまったくの無知なのですが
この曲の演奏は小規模な曲だけに美しさを表現することが難しいそうです。
また運弓の技巧に熟達していないと綺麗に演奏ができないとのことです。


                  298サン=サーンスチェロ協奏曲Auguste Tolbecque
                   Auguste Tolbecque
               (1830年3月30日-1919年3月8日)


初演は1873年1月18日(19日との記載もあり)にパリ音楽院に於いて。
ヴァイオリン独奏はパリ音楽院のチェロ教授オーギュスト・トルべック
指揮はエドゥアール・デルドヴェーズ、パリ音楽院定期演奏会にて
行われたそうです。
パリ音楽院管弦楽団の慣例として生存中の作曲家の作品を
取り上げることがなかったそうです。
然し、当時の院長ドルドヴェスの好意により慣例を破って演奏されたとのこと。
曲の献呈は初演時のチェロ独奏者のトルべックに。

この初演は好評だったそうです。
曲についての評価は
「美しく優れた作品で、素晴らしい情感、完璧な首尾一貫性を備えており
いつもながら、形式は非常に興味深い」
と称賛されたとのことです。


曲を聴きつつの感想はデュ・プレの演奏になってしまいました。

第1部は力強い強奏での始まり。
早々と独奏チェロが奏する第1主題からは熱情のような趣。
次に現れる第2主題は対照的に美しい調べ。
展開部での独奏チェロは躍動的で活気が感じられます。
再び第2主題の登場で独奏チェロがゆっくりと静かに奏する調べ。
しみじみと独白をするかのようにも聴こえます。
静かなチェロに耳を奪われていて気が付くと第2部に。

弦楽器たちが軽やかに奏する主題旋律で始まる第2部。
愛らしい軽快さで主題が奏され現れる独奏チェロ。
軽やかな弦楽器たちの伴奏に乗って優雅に美しく歌い紡ぐ独奏チェロ。
夢幻的な雰囲気も漂っているようです。
一転して活気のある独奏チェロの調べに乗り
愛らしい木管のスタッカートが印象的です。
独奏チェロの低音の響きと
全合奏になり跳躍的に高揚し第3部に。

独奏チェロが穏やかに奏しつつ始まる第3部。
流麗に奏される独奏チェロ。
曲に力強さが現れ早急に奏されるチェロ。
そして高揚するオーケストラ。
流れが穏やかになり悠々とした美しい調べが独奏チェロに。
再び跳躍する旋律。
独奏チェロとオーケストラがで高揚しつ曲の終わりに。


さて、上述をしたブックレットに収録時間についてですが。
3部構成で各部の収録時間は
デュ・プレが  5分46秒;6分40秒;7分45秒
シュタルケル 11分49秒;4分55秒;3分19秒

時間があまりにも違い過ぎて別の曲かと思い、曲名を確認したほどでした。
それとも記載のミス? 等々の「?」が。
デュ・プレとシュタルケルの演奏を聴き
各部に多少のズレがあるようです。
曲が3つの部分から成るということですが
厳密は分け方ではなく演奏者により異なるように思われるのですが
ご教示いただけると幸いです。


デュ・プレの演奏は各部の構成が分かり易く収録されているようです。
一直線に進むような渾身的な演奏でしょうか。
盲目、驀進的な演奏のようにも感じられてしまいました。

シュタルケル盤では独奏チェロもオーケストラも表情豊かに感じられます。
シュタルケルは一音一音が克明に聴き取れるようです。
大らかな余裕も感じられるようです。
オーケストラも各パートが聴き取り易くメリハリを感じます。
軽快なパートでは弾むようなリズム感。
均衡がとれた美しい調べと躍動的な旋律。
爽やかさも漂う演奏のように感じられました。
「良い曲」と認識を新たにされるシュタルケル盤。
改めて繰り返し耳を傾けてみたくなる演奏になりました。

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Comment

Re: 今度はサン=サーンスのシリーズですか?

burleskeさま、こんばんは。
コメントをありがとうございます。

親しみやすい曲とお勧めいただいた中からチェロ協奏曲を改めて聴き直してみました。
ヴァイオリン協奏曲と同じく、聴いてみると良い曲で気に入りました。
「サン=サーンスの作品を聴くシリーズ」、できれば始めてみたいですね・・・。
挫折中の交響曲第3番他もまだ再挑戦していなくて・・・。
ゆっくり、じっくり、これからもサン=サーンスの曲を聴いてゆきたいと思っています。

曲の演奏時間についてありがとうございました!
>シュタルケル&ジュリーニの57年盤の演奏時間が間違っているみたいですね
そうだったのですね。
いつもは収録時間を見ることもなないので「あ~、見なければよかった」と思ったり。
シュタルケル&ジュリーニの演奏は第1部が第2部の中半くらいまでズレ込んで収録されているようで・・・。
デュ・プレの方も第2部後半が第3部に少しズレ込んでいるようでしたし・・・。
ブックレットの演奏時間とニラメッコをしては考え込んでしまっていました。
疑問が解決してスッキリしました。ありがとうございましたm(__)m

サン=サーンスのチェロ協奏曲でburleskeさまのお気に入りはフルニエ&マルティノンなのですね。
フルニエも良さそう、と思い手持ちのディスクを探してみました。
フルニエ&ジュスキント(1947年、またまた古い録音で)がありました。
指揮者が違いますが、フルニエのチェロを楽しみに早速聴いてみたいと思います。
  • posted by lumino
  • URL
  • 2015.08/24 19:47分
  • [Edit]

今度はサン=サーンスのシリーズですか?

サン=サーンスのチェロ協奏曲は短いですが、親しみやすくて良い曲ですよね。
デュ・プレ盤も好きですが、僕のお気に入りはフルニエ&マルティノン盤です。
ちなみに、フルニエ盤の演奏時間は、5分49秒、5分58秒、7分33秒です。
それから、シュタルケル&ドラティの64年盤を持っているのですが、こちらの演奏時間は5分36秒、5分35秒、7分27秒です。
どうもシュタルケル&ジュリーニの57年盤の演奏時間が間違っているみたいですね。
  • posted by burleske
  • URL
  • 2015.08/23 19:33分
  • [Edit]

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