♪クラシック音楽 さんぽみち♪〜第1楽章:CD&MUSIC BIRD

クラシック・ビギナーのCD及びCS-PCM放送のミュージック・バードを主とした音楽便りです。 敬愛する作曲家はベートーヴェン。 古典派〜ロマン派を中心に聴いています。 時には日常の雑感も。また、時には家族のコザクラインコの話も。ゆっくり、のんびりと。

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Op.303 メンデルスゾーン:「ピアノ協奏曲第2番」 by デレク・ハン;ガンゼンハウザー&イスラエル室内O.

先週の土曜日にブログを更新するべくいつもと同じ手順で。
ですが不具合が生じてしまい驚きました。更新ができない!?
ブログ運営サイトに問い合わせをし「障害が発生した」とのことでした。
今日は大丈夫そうですが、ちょっぴりハラハラしています。大丈夫かな?

時々、無性に聴きたく作曲家の一人がメンデルスゾーンです。
メンデルスゾーンピアノ協奏曲第1番を聴いたのは今年の4月。
第1番を聴き、耳に入ってきた第2番も気に入った作品でしたが
ブログに登場していませんでした。
今日はメンデルスゾーンピアノ協奏曲第2番を徹底的?に聴いてみました。
第1番と同じ演奏者で
ピアノはデレク・ハン、ガンゼンハウザー&イスラエル室内管弦楽団です。

              メンデルスゾーンピアノ協奏曲第2番
               メンデルスゾーン・ポートレートより


                 281:メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲

                         (収録曲)

                 ピアノ協奏曲第1番 ト短調 Op.25
                 ピアノ協奏曲第2番 ニ短調 Op.40
                 華麗なカプリッチョ Op.22

                 デレク・ハン(P)
                 スティーヴン・ガンゼンハウザー指揮
                 イスラエル室内管弦楽団


          第1楽章:アレグロ・アッパシオナート ニ短調 4/4拍子
          第2楽章:アダージョ・モルト・ソステヌート 変ロ長調 2/4拍子
          第3楽章:プレスト・スケルツァンド ニ長調 3/4拍子


作曲はピアノ協奏曲第1番が書き上げれてから6年後の1837年だそうです。
第1番と同様に3楽章構成、楽章間は切れ目なく演奏されるとのことです。
この曲が書かれたのは愛する女性セシル・シャルロット・ゾフィ・ジャンルノーと
結婚をした直後の幸福な時期だったそうです。

                  303メンデルスゾーンCécile Charlotte Sophie Jeanrenaud
             Cécile Charlotte Sophie Jeanrenaud 
             (1817年10月10日 - 1853年3月28日)

彼女はフランスのプロテスタンの聖職者の娘で
1837年3月28日にメンデルスゾーンと結婚をしたとのこと。

この曲に対して門馬直美氏の次のような記述がありました。
 「この幸福な時期に作曲された作品でありながら
  孤独な暗さや物思いに沈んだような雰囲気がある」
曲を聴いていて特に第2楽章に氏が指摘される雰囲気が顕著に感じらる
ようでした。

さて、作曲をすることになった経緯ですが
1837年のバーミンガム音楽祭で
この年の8月終わり頃に完成(前年に完成との説も)したオラトリオ「聖パウロ」
が取り上げられることになったそうです。
その際にピアノ協奏曲の依頼を受けこの夏に作曲されたのが
ピアノ協奏曲第2番だったとのことです。

蛇足ですが自分のメモとして。
バーミンガム音楽祭について。
イギリス、バーミンガムに於いて1784年に創始された音楽祭で
市民病院の資金集めを目的とし3年ごとに開催されていた。
最後の開催は1912年。
その後1914年に第1次世界大戦が始まり戦後も音楽祭が再開することは
なかった。

初演は1837年9月21日にバーミンガム音楽祭において
メンデルスゾーン自身のピアノによって行われたそうです。
メンデルスゾーンはバーミンガム音楽祭で指揮するため5回目の訪英。
音楽祭は9月19日から22日までだったそうです。
音楽祭の2日目に「聖パウロ」を指揮
3日目に自作のピアノ協奏曲第2番が演奏されたそうです。
どの演奏会も拍手喝采で熱狂的な称賛だったとのこと。
この当時のメンデルスゾーンは超多忙人間だったとか。



悲劇的で厳格な趣を感じさせる序奏で始まる第1楽章。
序奏を経てオーケストラが奏する情熱的な第1主題。
主題はピアノに移り華麗さも漂うようです。
駆け巡るようなピアノ。
一転してピアノに哀愁を秘めたような暗鬱さを感じさせる調べ。
第2主題が現れると仄かな明るさや穏やかさも感じられるようです。
曲が進みオーケストラとピアノの力強い応答。
音量を落とした弦楽器が奏されるとピアノの登場。
最後にカデンツァで幻想的な趣を漂わせつつ第2楽章に。

第2楽章に入り清楚で優しい旋律を奏するオーケストラ。
この調べに耳を傾けているとクリスマス・キャロルや聖歌を連想してしまいます。
胸に染み入るしっとりとした旋律です。
静かに回想をするように呟くピアノ。
暫し続くピアノの独り言。
幻想的な雰囲気を漂わせるオーケストラの調べ。
ピアノとオーケストラの旋律に耳を傾けていると
懐かしさのような感情が湧き上がってくるようです。
淡々と呟き続けるピアノは物思いに浸っているかのように。
心に残り、また惹かれる楽章です。
静かにゆったりと第3楽章に。

オーケストラの勇壮で覇気を感じさせる演奏で始まる第3楽章。
生き生きと軽やかな主題を歌うピアノ。
オーケストラからは躍動感、ピアノからは生き生きとした趣。
第1楽章の序奏に漂っていた暗さや
第2楽章の回想するような幻想的な趣を打ち消すかのように感じられます。
この楽章になり物思いに耽っていた気分が一転して晴れやかな気分が
取り戻されるようにも感じます。
力強く迎える曲の終わり。


聴き始めたら途中で止めることができなってしまいました。
惹きつける魅力を感じます。
過日聴いたピアノ協奏曲第1番そして今回の第2番。
どちらの協奏曲も活気があり、生き生きとして
交響曲のようなスケールの大きさを感じます。

ピアノのデレク・ハンは1957年生まれで中国系アメリカ人だそうです。
今回、ピアノ協奏曲第2番を聴きつつ・・・「粒立ちの良さ」とは反対の
「粒立ちの悪さ」?とでも表現すればよいのでしょうか。
ピアノの一音一音が薄いベールで覆われているような
靄でもかかっているように感じる部分がありました。
ともあれ、響きを抑え切れ味の良い演奏で好感を抱きました。
第1番より第2番のハンのピアニズムは気に入りました。
ガンゼンハウザー&イスラエル室内O.は美しさを前面に出すのを
控え第1番と同様にダイナミックなエネルギーを感じます。
爽快な聴き応えのある演奏であり曲のように思います。

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Comment

Re: 正直、メンデルスゾーンのピアノ協奏曲は・・・

burleskeさま、こんばんは。
コメントをいつもありがとうございます。

メンデルスゾーンのピアノ協奏曲を知ったのは近年のことで
それまでメンデルスゾーンのピアノ協奏曲の存在すら知らない有様でした。
聴いてみてお気に入りになったものの、そうなんですよね~、すぐにメロディが浮かぶことがなくて。
本当に第1番も第2番も惹かれる魅力がありますよね。
ディスクは未だにこの一枚しか持っていないので機会があれば
他の演奏者でも聴いてみたい・・・とは思っているのですが。
確かに、ヴァイオリン協奏曲に比べて録音は少ないようですね。
ヴァイオリン協奏曲は迷うほどに多種の録音があるのに・・・。
素敵な作品でありながら、陽の目をあまり浴びることのない曲のうちの一つなのでしょうかね。
残念に思ってしまいます。
  • posted by lumino
  • URL
  • 2015.09/28 20:03分
  • [Edit]

正直、メンデルスゾーンのピアノ協奏曲は・・・

正直、メンデルスゾーンのピアノ協奏曲といっても、すぐにはメロディーが思い浮かばないのですが、聴くと魅力的で良いんですよねぇ。
第2番も、第1番同様アシュカール&シャイーの演奏がお気に入りです。
他には、ペライア&マリナーも良いですね。
それにしても、メンデルスゾーンのピアノ協奏曲はヴァイオリン協奏曲と比べると録音の数が少ないですよね。
もう少し人気が出てもよさそうな作品だと思いますよね。
  • posted by burleske
  • URL
  • 2015.09/27 20:11分
  • [Edit]

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