♪クラシック音楽 さんぽみち♪〜第1楽章:CD&MUSIC BIRD

クラシック・ビギナーのCD及びCS-PCM放送のミュージック・バードを主とした音楽便りです。 敬愛する作曲家はベートーヴェン。 古典派〜ロマン派を中心に聴いています。 時には日常の雑感も。また、時には家族のコザクラインコの話も。ゆっくり、のんびりと。

Entries

Op.304 ベートーヴェン:「弦楽三重奏のためのセレナード」 by ラルキブデッリ

昔、LP時代に聴いたベートーヴェンの作品が懐かしくなり
いろいろと聴き直し始めている昨今になりました。

クラシック音楽に魅了される契機となったのがベートーヴェン
三重協奏曲」。今でも大好きな曲です。
以来、求めるディスクはベートーヴェンがほとんどでした。
昔々、云十年も前のことです。

誰もがクラシック音楽に魅せられる契機になった曲があるかと思います。
この曲に出合ってクラシック愛好家になったというキッカケになった曲は
ありますでしょうか?

私にとっては特別の存在のベートーヴェン
LP時代に求めた作品をCDで買い替えをしたいと思いつつも
懐と相談しては諦めの年月でした。
いっその事、ベートーヴェン全集を。
数種の全集から楽しく迷いつつ数か月前に求めたのが  
Beethoven complete Masterpieces  でした。
以来、しばしばこのBOXからディスクを取り出しては聴くのが
楽しみになっています。

今日はベートーヴェンの初期の作品で
Op.8 の「セレナード」を聴いてみました。
この曲も昔はよく聴いたものです。

               ベートーヴェン:弦楽のためのセレナード
            (Beethoven complete Masterpieces より)


               304ベートーヴェン:セレナードOP.8Beethoven: Complete Masterpieces

                         (収録曲)

               弦楽三重奏曲第1番変ホ長調Op.3
               弦楽三重奏のためのセレナードニ長調Op.8

                       ラルキブデッリ
               ヴェラ・ベス(vn);ユルゲン・クスマウル(vla)
               アンナー・ビルスマ(vc)

                       (録音:1992年)


         第1楽章:行進曲 アレグロ ニ長調 4/4拍子 
         第2楽章:アダージョ
         第3楽章:メヌエット アレグレット ニ長調 3/4拍子 
         第4楽章:アダージョ ニ短調 2/4拍子
               スケルツォ アレグロ・モルト ニ長調 2/4拍子  
         第5楽章:アレグレット・アラ:ポラッカ ヘ長調 3/4拍子 
         第6楽章:アンダンテ・クアジ・アレグレット ニ長調 2/4拍子
               フィナーレ 行進曲


作曲の正確な年代は不明だそうですが
1796年或いは97年に完成、と推定されるとのことです。

ベートーヴェンはセレナードの器楽曲を2曲残したそうです。
この作品8のヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための三重奏
そして作品25のフルート、ヴァイオリン、チェロのための三重奏。
2曲とも当時ウィーンで流行していた多楽章のセレナードの形をとりつつも
在来のセレナードに新風を吹き込もうとしていたとのことです。

1797年の出版時、曲にはイタリア語で “ Serenata ” と
題されていたそうです。
人気を得た曲のようで1810年代だけでも各種の編曲が出回ったとのこと。


さて、このディスクなのですが
第1楽章は行進曲とアダージョが一般的(?)なようですが
このディスクでは第1楽章の行進曲とアダージョを別々に扱い
アダージョが第2楽章になっています。
第2楽章のメヌエットは第3楽章として扱われているようですし・・・。
楽章については手持ちのディスクに準じて記述しています。
楽章の表記に戸惑いつつ、また少なからずの違和感を抱きつつ
懐かしく耳を傾けてみました。


第1楽章は軽快で躍動感のある旋律での始まり。
この主題は親しみやすく記憶に残る旋律です。
明朗で屈託のないお気に入りの主題。
聴いていて心が弾むような楽章。

穏やかで美しい旋律で始まる第2楽章。
柔和で安らぎの調べを聴いているようです。
主人公のヴァイオリンが静かに歌い続ける美しく安らぎの調べ。
静かに後ろ髪を引かれるかのような趣で閉じられるこの楽章。
今回、耳を傾けて魅了される楽章になりました。

ヴァイオリンとヴィオラの調べで始まる第3楽章。
快活な旋律に溌剌さを感じます。
静かに奏されるピッツィカートの短いコーダが印象的。

物憂げな暗さ、重々しさを漂わせつつ始まる第4楽章。
懐古的、感傷的な趣の調べに耳を傾けつつ
葬送の情景を連想してしまいました。
しっとりと歌われる調べが心に響きます。
スケルツォになり曲調が一転して忙しく活動的に。
それも束の間。
再び始めの旋律に戻り静かに迎える楽章の終わり。

軽やかなポロネーズの旋律で始まる第5楽章。
愛らしい印象を受けます。
軽やかに舞い続ける調べに親しみを感じる楽章。

優しく優雅な趣を湛えた旋律で始まる第6楽章。
変奏曲になっているそうです。
5つの変奏曲ではヴァイオリンの主役が交代したり
関心を引く各変奏を経て
第1楽章の行進曲が現れて生気を感じさせつつ閉じられる曲。


改めて聴き直して感じるのは
軽やかで親しみを感じると同時に味わい深い曲ということでしょうか。
長年、軽やかな部分のみが記憶に残っていたようです。

記憶の中では当時聴いたグリュミオ―・トリオの演奏が残っていました。
今回、ラルキブデッリの演奏で聴いてみて
曲の愛らしさ、生気のある趣や味わい深さなど
いろいろと気付かされ新鮮な気持ちで聴くことができました。
演奏も爽やかに感じられました。

いつもの蛇足になりますが。
演奏のラルキブデッリの名称を初めて目にした時に
変わった名称と思いました。
L'ARCHIBUDELLI  という名前はイタリア語の 
弓=ARCHI と ガット弦の複数形=BUDELLI が由来になっていることを
初めて知りました。

さて、このBOXから次は何を聴いてみようかと・・・
楽しく迷っています。

                  にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ
関連記事

Comment

Re: 僕がクラシックに魅了される契機になったのは・・・

burleskeさま、こんばんは。
コメントをありがとうございます。

burleskeさまがクラシック音楽に魅了されるキッカケになったのはチャイコフスキーの「序曲1812年」だったのですね。
私など、ベートーヴェンの「三重協奏曲」に出合っていなければ、クラシック音楽との縁がなく過ごしていたかも。
大袈裟の言い方になってしまいますが、一つの作品との出合いには人生を変える力があるのかも、ですね。
いろいろな意味で音楽が持つ力って大きいですね。

「セレナード」はトリオ・ツィンマーマンの演奏が切れの良い爽やかな演奏、とのことですね。
ラルキブデッリでも似たような演奏のようにも・・・。
ラルキブデッリで弦楽三重奏曲は全3曲をお持ちなのですね。
このセレナードとのカプリングが弦楽三重奏曲第1番でしたが・・・「セレナード」を聴き第2,3番もラルキブデッリで聴いてみたくなりました。
  • posted by lumino
  • URL
  • 2015.10/05 19:55分
  • [Edit]

僕がクラシックに魅了される契機になったのは・・・

僕がクラシックに魅了される契機になった作品というと、チャイコフスキーの序曲1812年でしょうか。クライマックスで鳴り響く大砲が面白くて聴いていたのですが、そこからクラシック音楽にハマってしまいました。

ベートーヴェンのセレナードはトリオ・ツィンマーマンのディスクを持っています。切れの良い爽やかな演奏で、気に入っています。
ラルキブデッリのベートーヴェンの弦楽三重奏曲第1~3番は持っているのですが、セレナードの方は持っていません。
ラルキブデッリは僕も好きなので、セレナードも聴いてみたいですね。
  • posted by burleske
  • URL
  • 2015.10/04 19:40分
  • [Edit]

Comment_form

管理者のみ表示。 | 現在非公開コメント投稿不可です。

左サイドMenu

プロフィール

lumino

Author:lumino
音楽が日々の活力源になっています。
特に音楽知識のないクラシック・ビギナーに等しいのですが、「ただ、ひたすらに」をモットーに鑑賞をしています。
日々の生活に無くてはならないのが音楽と本です。
また2羽の小桜インコの兄弟は大切な家族です。

最新記事

lumino

右サイドメニュー

♪ こんにちは ♪

カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

ブログ内検索