♪クラシック音楽 さんぽみち♪〜第1楽章:CD&MUSIC BIRD

クラシック・ビギナーのCD及びCS-PCM放送のミュージック・バードを主とした音楽便りです。 敬愛する作曲家はベートーヴェン。 古典派〜ロマン派を中心に聴いています。 時には日常の雑感も。また、時には家族のコザクラインコの話も。ゆっくり、のんびりと。

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Op.305 ベートーヴェン:「クロイツェル」弦楽五重奏版 by ラルキブデッリ

ベートーヴェンヴァイオリン・ソナタクロイツェル」の弦楽五重奏版が
あることを遅まきながら知り興味津々になりました。
早速、聴いてみました。
前回と同じく Beethoven complete Masterpieces からの一枚です。
演奏も前回同様でラルキブデッリ

            ベートーヴェン:「クロイツェル弦楽五重奏
           (Beethoven complete Masterpieces より)


              304ベートーヴェン:セレナードOP.8Beethoven: Complete Masterpieces

                         (収録曲)

         弦楽四重奏とホルン2本ための六重奏曲 変ホ長調 Op.81b
         ヴイオラとチェロのための二重奏曲WoO 32
         「クロイツェル・ソナタ」弦楽五重奏
 
                        ラルキブデッリ 
                Vera Beths(Vn);Lucy van Dael(Vn)
                Jlirgen Kussmaul(Vla) ;Anner Bylsma (Vc)
                Lidewej Sheifes(Vc)
                        (録音:1991年)
              
         第1楽章 アダージョ・ソステヌート プレスト イ長調 4分の3拍子 
         第2楽章 アンダンテ・コン・ヴァリアツィーニ 4分の2拍子
         第3楽章 フィナーレ プレスト 変イ長調 8分の6拍子 



いつものように備忘録として以前の記事「クロイツェル・ソナタ」からの引用を。

作曲は1802年から3年にかけて。
交響曲第3番が書かれた同じ年の1803年に完成。
クロイツェル・ソナタ」が書き始められた1802年、ベートーヴェン32歳頃でしょうか。
この年にハイリゲンシュタットで静養し、5月から作曲に専念。
10月6日、10日付けでハイリゲンシュタットの遺書が書かれる。
翌1803年にはアン・デア・ウィーン劇場と契約。
ベートーヴェンが運命を克服し第二の人生へと力強い第一歩を踏み出した頃とのこと。

曲の名称「クロイツェル」はベートーヴェンが敬愛していたフランスの
名ヴァイオリニストのルドルフ・クロイツェルに捧げられたことに由来。

初演は1803年5月24日(5月17日との説もあり)
ウィーンのアウガルテンにてヴァイオリンがブリッジタワー
ベートーヴェン自身のピアノにより行われた。

さて、今日の主人公「クロイツェル」の弦楽五重奏版。
ジムロック社から1830年に出版されたそうですが
編曲者は不明とのことです。
ベートーヴェンの弟子のうちの一人ではないかと推定されるようです。
楽器編成はヴァイオリン2、ヴォオラ、チェロ2。


長年、ピアノとヴァイオリンで耳に馴染んでいた「クロイツェル」。
弦楽五重奏で聴き、始めは少々、戸惑い気味にもなりましたが
聴き進むうちに好感を抱く編曲になりました。


第1楽章序奏の静かで穏やか調べ。
第1主題の軽やかな明るさ。
第2主題の情緒溢れる調べを奏する5つの弦楽器。
原曲のようなドラマテッィクな変化はあまり感じられないものの
それが至って落ち着いた印象を与えられるようです。
特にこの編曲での第2主題の抒情的な趣には惹かれます。

主題と4つの変奏そしてコーダで構成される第2楽章。
4つの変奏では各変奏で主役が代わる様子に興味をそそられます。
軽快な第1変奏。
穏和な第2変奏。
親しみを感じる第3変奏。
愉しげな趣の第4変奏。
原曲の曲調が生き生きと伝わってくるようです。

第3楽章は5つの楽器が織りなす生き生きとした楽章。
生気があり、軽快な躍動感。
原曲でのピアノからは溌剌とした華麗な趣が感じられたものですが
この編曲では曲調が落ち着いたものとして感じられます。


聴き終えてすっかりこの編曲版がお気に入りになりました。
楽想は生き生きと伝わってくるようです。
新しい息吹を吹き込まれ味わいのある曲として
生まれ変わったようにも感じられます。

ヴァイオリンには肩を張ったような力みがなく
丁寧に音を刻み奏されているように感じられました。
他の楽器も同様で過度な表現ではなく
聴いていて安堵感を抱く演奏のように感じます。
冷静に淡々とした演奏に耳を傾けつつ
弦楽五重奏曲版はとても嬉しい出合いになりました。
印象に残る「クロイツェル」です。

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Comment

Re: クロイツェル・ソナタの編曲版、僕も好きです

burleskeさま、こんばんは。
いつもコメントをありがとうございます。

burleskeさまがこの編曲版に出合われた経緯を興味深く、また楽しく拝読させていただきました。
編曲版を聴き進むうちに原曲に気が付くことってありますよね。
「クロイツェル」の編曲版、本当に 普通の弦楽五重奏曲のように感じてしまいますね。
ラルキブデッリのディスクをお持ちだったのですね。
ラルキブデッリの演奏を続けて聴いているうちに好感を抱くようになりました。
この編曲版に興味を抱きディスクを探してみたらチェロ編曲版もあるようですね。
いつか聴いてみたくなってきました。

編曲もの(ベートーヴェンの作品に限らず)には関心が大なのです。
ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲のピアノ編曲版!
お気に入りの作品の編曲版となると関心、好奇心も最高潮になってしまいます。
魅力を感じる編曲版をいろいろと聴いてみたくなってきました。
  • posted by lumino
  • URL
  • 2015.10/12 19:51分
  • [Edit]

クロイツェル・ソナタの編曲版、僕も好きです

クロイツェル・ソナタの弦楽五重奏版を最初に聴いたのは、東京カルテットの弦楽四重奏曲全集に収録されていたものでした。
そのときはクロイツェル・ソナタの編曲だというのを知らず、聴くまでは普通の弦楽五重奏曲だと思っていました。
で、初めて聴く曲のはずなのに、なんか聴いたことあるなと思いながら聴きすすみ、途中でやっとクロイツェル・ソナタの編曲だということに気付いたのでした。

ラルキブデッリのクロイツェル・ソナタの編曲版は僕も持っていますが、躍動感がありながらも落ち着いた雰囲気があって、良いですよね。僕もお気に入りの演奏です。

ベートーヴェンの編曲ものでは、ヴァイオリン協奏曲をピアノ協奏曲に編曲したものもあって、これも面白いですよ。
  • posted by burleske
  • URL
  • 2015.10/11 19:52分
  • [Edit]

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