♪クラシック音楽 さんぽみち♪〜第1楽章:CD&MUSIC BIRD

クラシック・ビギナーのCD及びCS-PCM放送のミュージック・バードを主とした音楽便りです。 敬愛する作曲家はベートーヴェン。 古典派〜ロマン派を中心に聴いています。 時には日常の雑感も。また、時には家族のコザクラインコの話も。ゆっくり、のんびりと。

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Op.307 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲(ピアノ編曲版) by バレンボイム&イギリス室内管弦楽団

ブログで取り上げる作品は一回のみで
演奏者が違っても再び取り上げることがなかったのですが。
今回のベートーヴェンヴァイオリン協奏曲
3回目の登場になり、最多記録(?)になりました。

ベートーヴェンヴァイオリン協奏曲ピアノ編曲版になります。
先日、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」の
弦楽五重奏曲版にお寄せいただきましたコメントを拝読し
ベートーヴェンヴァイオリン協奏曲ピアノ編曲版があるとのことで
ショップ・サイトでディスクを探してみました。
このピアノ編曲版の発売されているディスクはかなり少ないというか
目に付いたのはバレンボイム&イギリス室内O.だけでした。
早速、求めて聴いてみました。


            ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲(ピアノ編曲版)
               

                 307:ヴァイオリン協奏曲(ピアノ編曲版)バレンボイ&イギリス室内管弦楽団

                         (収録曲)

              ベートーヴェン:ピアノ協奏曲ニ長調 Op.61a
                        (原曲:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.61)
                        ロマンス第1番Op.40
                        ロマンス第2番Op.50

                 ダニエル・バレンボイム P&指揮
                 イギリス室内管弦楽団

                    (録音:1973年 ロンドン)

            第1楽章 アレグロ・マ・ノン・トロッポ ニ長調 4/4拍子
            第2楽章 ラルゲット ト長調 4/4拍子
            第3楽章 ロンド・アレグロ ニ長調 6/8拍子


自分の備忘録として以前の記事から一部引用を含めて。
ヴァイオリン協奏曲はベートーヴェン36歳の時、1806年の作曲。
ベートーヴェンの創作活動が充実し軌道に乗っていた頃。
この時期の作品には、交響曲第4番、ピアノ協奏曲第4番、ピアノ・ソナタ「熱情」などが完成。
交響曲第5番に着手をした年でもあったとのこと。

ピアノ協奏曲への編曲についてはイタリア出身のピアニスト兼作曲家クレメンティが
提唱したそうです。
ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲が初演された翌年1807年に
ウィーンを訪れたクレメンティはベートーヴェンに会い編曲を勧めたそうです。

ベートーヴェンはヴァイオリン協奏曲にはカデンツァを書かなかったそうですが
ピアノ協奏曲編曲ではカデンツァを書いているとのこと。
このピアノ編曲はベートーヴェンの「ピアノ協奏曲第6番」と
呼ばれることもあるそうです。

献呈はヴァイオリン協奏曲が生涯ベートーヴェンと厚い親交があった
ボン時代からの友人シュテファン・フォン・ブロイニングに。
このピアノ編曲版はその妻で1808年にシュテファンと結婚をしたピアニストの
ユーリエに捧げられたそうです。


ピアノ編曲で聴くベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲。
お気に入りの曲のピアノ編曲とのことで興味津々です。
旋律の美しさが抒情的に伝わってくるのは原曲のヴァイオリン協奏曲の
方でしょうか。
ピアノ編曲では旋律の美しさよりも生き生きとした躍動が感じられるようです。
聴き慣れた原曲とは一味違う新鮮さで耳に伝わってくるようです。

バレンボイムのピアノからはモダンピアノとは思えないない趣が感じられます。
ヴァイオリン・パートの可憐な音色、素朴なタッチが印象的です。
カデンツァでの別人のようなピアニズムもまた魅力的。

原曲を「ヴァイオリン声部を助伴奏とした交響曲」と呼ぶ人がいるそうです。
今回聴いた演奏は室内オーケストラで小ぶりな所為でしょうか
原曲から伝わるオーケストラ・パートの雄大なスケール感には及ばないながらも
室内楽風の雰囲気もまた好ましく感じられます。

耳を傾けていて印象に残ったのは第1楽章のカデンツァです。
カデンツァなのにティンパ二が・・・?
ティンパ二を相棒とした面白いカデンツァ。
ティンパ二の弱い打音を伴いつつピアノは華麗に。
祝祭的な雰囲気が漂っているようにも感じられます。
ティンパ二の連打に続いて曲想に表れる劇的な変化には
息を呑む思いがします。
まるで独立した力強く華々しいピアノ曲が挿入されているような趣です。
再びティンパ二の弱い打音で曲想が元に。
このカデンツァは125小節とのことです。
確かに長いカデンツァですが聴き応えを感じます。

このカデンツァのことばかりになってしまいました。
聴く前までは興味と好奇心だったのですが
聴き終えてからはベートーヴェンの素晴らしい「ピアノ協奏曲第6番」に
出合うことができたように感じています。

                
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Comment

Re: お早うございます〜

rudolfさま、こんばんは。
ご訪問をしていただけるだけでも嬉しいです。
私こそいつも読み逃げばかりが多くすみません。

この「ピアノ協奏曲」は旧友の御方が大好きだったそうですね。
rudolfさまのコメントを拝読して、ピーター・ゼルキンの演奏だったとのこと・・・。
ピーター・ゼルキンの名前を目にして、「もしかしたら?」・・・LPのリストを見てみました。
P.ゼルキン、小沢征爾&ニュー・フィルハーモニアO.が、見つかりました。
見事すっかり忘れ去り、今回初めてこの「ピアノ協奏曲」を聴くものと思っていました。
演奏も全く記憶にない有様で・・・我ながら呆れてしまう忘却の天才ですね。
今回、カデンツァを耳にした時には衝撃的なものがありました。
P.ゼルキンの演奏も楽しみに聴き直してみたいと思います。

バレンボイムのディスクは先日HMVで求めたのですが、バレンボイム盤なら今も発売中のようです。
記事のディスク上の曲名のところからHMVにリンクできるように、只今、変更をしてみました。
  • posted by lumino
  • URL
  • 2015.10/28 20:08分
  • [Edit]

お早うございます〜

luminoさま お早うございます…

コメントが久し振りです
ブログは読ませてもらっているのですが… (^^ゞ

この「ピアノ協奏曲」は 旧友が大好きでよく聴かせられました、確か ピーター・ゼルキンの演奏だったと思うのですが、HMVで見てみると、ありませんでした…

カデンツでティンパニが出てくるところは秀逸ですね
ですが CDを持っていないのですよ
どこかで探してみますね〜

(ミ`w´)彡━━┛~~ ' ぷっくぷく~~~
  • posted by rudolf2006
  • URL
  • 2015.10/28 05:25分
  • [Edit]

Re: ピアノ協奏曲版、早速お聴きになられましたか

burleskeさま、こんばんは。
ピアノ編曲版と出合うことができて本当に良かったです。
ありがとうございました!
本当に第1楽章のカデンツァはとても面白いですね。
ベートーヴェン渾身の、そして斬新的(?)なカデンツァのように感じてしまいました。

>シュナイダーハン&ヨッフム盤とクレーメル&アーノンクール盤はこのピアノ協奏曲版のカデンツァを原曲のヴァイオリン協奏曲の演奏に取り入れていて面白いですよ。
早速、ショップでディスク探しをしてみますね。
できたらシュナイダーハンで聴きたいと・・・。

ヴァイオリン協奏曲のピアノ編曲版はまだ他にもあるのですね。
探し方が悪いせいかバレンボイム盤しか見つからなくて。
この曲の一番の聴きどころ(?)は第1楽章のカデンツァのように思うのですが
やはりベートーヴェン自身で書いたカデンツァでの演奏で聴きたいですよね。
この曲のフル・オーケストラでの演奏、私も是非聴いてみたいです。
  • posted by lumino
  • URL
  • 2015.10/26 19:50分
  • [Edit]

ピアノ協奏曲版、早速お聴きになられましたか

ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲のピアノ協奏曲版、早速お聴きになられましたか。
第1楽章のカデンツァ、ティンパニが印象的で面白いですよね。
シュナイダーハン&ヨッフム盤とクレーメル&アーノンクール盤はこのピアノ協奏曲版のカデンツァを原曲のヴァイオリン協奏曲の演奏に取り入れていて面白いですよ。

僕が持っているヴァイオリン協奏曲のピアノ版はムストネン、タピオラ・シンフォネッタ盤とスホーンデルヴィルト、アンサンブル・クリストフォリ盤です。
スホーンデルヴィルトはオリジナル楽器の演奏で、聴いていて面白いのですが、例のカデンツァを使っていないのが残念です。
どちらも室内オーケストラの演奏で魅力的なのですが、この曲のフル・オーケストラでの演奏も聴いてみたいですよね。
  • posted by burleske
  • URL
  • 2015.10/25 19:44分
  • [Edit]

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