♪クラシック音楽 さんぽみち♪〜第1楽章:CD&MUSIC BIRD

クラシック・ビギナーのCD及びCS-PCM放送のミュージック・バードを主とした音楽便りです。 敬愛する作曲家はベートーヴェン。 古典派〜ロマン派を中心に聴いています。 時には日常の雑感も。また、時には家族のコザクラインコの話も。ゆっくり、のんびりと。

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Op.34 フロトー:歌劇「マルタ」 by ワルベルク、ポップ、イェルザレム

                 フロトー:歌劇「マルタ」
                     by
             ワルベルク、ポップ、イェルザレム

              
              フロトー「マルタ」ワルベルク


 
             レディ・ハリエット:ルチア・ポップ(S)
             ライオネル:ジークフリート・イェルザレム(T)
             ナンシー:ドリス・ゾッフェル(Ms)
             トリスタン:ジークムント・ニムスゲルン(Bs)
             プランケット:カール・リッダーブッシュ(Bs)
 
             ハインツ・ワルベルク(指揮)
             ミュンヘン放送管弦楽団
             バイエルン放送合唱団

             (録音:1977年10月1-9日 ミュンヘン)
                 

   
フロトーのオペラ「マルタ」(別名:リッチモンドの市場)の第3幕、
ライオネルのアリア《夢のように(夢の如く)》を数年前に聴き、とても気に入りました。
やっと「マルタ」全曲を聴くことができました。
発売されているCDは少ないようで、ハリエット役がルチア・ポップでしたので、こちらのCDを。

この作品につき、或る解説書には、
「平明で美しい旋律に満ちているために、作品としては二流だが」
と、書かれてしまっているのです。
反論は敢えて控えまして。

軽妙で美しさを纏った作品で、アリア《夢のように》だけではなく、
全曲を聴き、大のお気に入りになってしまいました。
これ程、楽しく聴くことができる作品は他には・・・?

フロトー(1812-1883年)はドイツ生まれ。
パリで主に歌劇作曲家として活動したそうです。

【作曲】1847年、ウィーン
【初演】1847年、ウィーン
【台本】フランスの脚本家、サン・ジョルジュ伯爵に依る。
    4幕のバレエ「ハリエット姫」に基づき、フロトーが作成。
【時】 アン女王の治世1710年頃
【場所】英国、リッチモンド付近
【登場人物】
    レディ・ハリエット(マルタ):アン女王に使える女官
    ナンシー:ハリエット姫の侍女
    ライオネネル:プランケットの義弟(ダービー伯の子息)
    プランケット:裕福な農家の主人     
    トリスタン卿:ハリエットの従兄
【物語】宮廷の女官、レディ・ハリエットは退屈しのぎに、ナンシーを誘い
    リッチモンドの市場に出かける。
    農家の主であるプランケットと、その義弟ライオネルに雇われる羽目に。
    レディ・ハリエットはマルタと名を変える。
    雇い主ライオネルから求愛をされたハリエットは惹かれながらも、
    身分の違いを考え、ナンシーと共に宮廷に逃げ帰る。
    狩猟に来た女王の一行の中に、ライオネルはハリエットの姿を見つける。
    一行と悶着があり、ライオネルは亡き父から
    「窮地に陥ったら女王に見せるように」と渡されていた指輪を見せる。
    指環からダービー伯の子息と判明する。
    ハリエットとライオネルは晴れて結婚。ハッピー・エンド。
    
序曲から、活気があり変化に富み、そのまま引き込まれてしまいます。
第1幕での娘たちの合唱《朗らかに、若人よ》、
農民たちの合唱《健気で、真面目な娘たち》は何と陽気で楽しいこと。
第2幕では、「歌を聞かせておくれ」と頼むライオネルにハリエットが歌う《夏の名残りのバラ》。
良く知っている曲と思いつつ耳を傾け・・・「庭の千草」で有名なアイルランド民謡とのこと。
ルチア・ポップが歌う《夏の名残りのバラ》、しっとりと、また清々しく染み入ります。
改めて、ポップの歌声に魅せられてしまいました。
そして、田舎の人々の合唱《聞け、狩のファンファーレが響く》で始まる第3幕。
逃げてしまったハリエットを追慕してライオネル役のイェルザレムが歌うアリア《夢のように》。
このCDが、ジクフリート・イェルザレムのデビュー盤だそうです。
好きなオペラ・アリアでは三本の指に入る《夢のように》ですので、
アリア集などでは、いろいろなテノールで聴いてきました。
イタリア語で歌われることも多いそうで、シラグーザ、パヴァロッティの歌が思い出されます。
切々とした思いを込めて歌う、アントニーノ・シラグーザ。
彼の伴奏はピアノで、悲しみを湛えたピアノとシラグーザの透明な声で情感に満ちた歌は、心に突き刺さるようです。
初めて耳にする、こちらのCDでのイェルザレム。
感情移入が余り感じらないのですが、この作品全体から受ける軽快な感じには相応しい《夢のように》でしょうか。
フィナーレはレディ・ハリエットが
 春が来ました バラは花咲き・・・と歌い、めでたし、めでたし。

終始、音楽が途切れることのない作品で、オーケストラ、歌手たちが一つになり、楽しませてくれます。
聴き終えたあとも、清々しい気分です。
我が身とは雲泥の差の貴族の世界のお話にも拘らず、
旋律の数々に懐かしさすら感じてしまう「マルタ」。
大好きな作品になりました。



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Comment

コメントをありがとうございます

colorkoさま、こんばんは〜。
コメントを、感謝しています、ありがとうございます。

colorkoさまと、まろんちゃんがまた一緒に幸せなお時間を共に出来るようになり本当によかったですね。(*^_^*)

ハッピー・エンド・・・良いですよね〜。
私自身、このオペラの内容を把握していなくて慌てて虎の巻をひっくり返しておりました。
とても気に入ってしまい、他のCDでも聴いてみたくなりました。
音楽としてもとても楽しめましたし、いつかお聴きくださると嬉しいです。(*^_^*)
  • posted by lumino
  • URL
  • 2010.03/26 20:48分
  • [Edit]

楽しそうですね

ご無沙汰しておりました
こんにちは^^
いつもまろんのことを応援してくださり
有難うございます

物語を拝見していたらとても興味を持ちました
オペラにあかるいluminoさんのお気に入りとくれば
機会があれば是非観てみたいなぁって思います
ハッピーエンドが良いですね^^
  • posted by colorko
  • URL
  • 2010.03/26 14:51分
  • [Edit]

コメントありがとうございます

burleskeさま、こんにちは〜。
いつもコメントを本当にありがとうございます。

また、声楽というかオペラになってしまいました。
クラシック音楽の先輩、先生に対しておこがましいのですが。
小学校でしたでしょうか、音楽の教科書に「庭の千草」とのタイトルで習いましたよね、あの懐かしい歌です。
「夏の名残りのバラ」=「庭の千草」に《マルタ》の中で出会うとは思いもせずで、懐かしかったです。第3幕でも、この旋律がありました。
あと、「夢のように」もいつかお聴きいただけると・・・押し付けがましいですね。m(__)m
毎日のように、このオペラを聴くようになってしまいました〜。(^^♪

追伸で、アンスネスのグリーグ、ピアノ協奏曲、明日再放送がありました。
名演とのお言葉でしたので、録音をして聴いてみます〜お気に入りの協奏曲の一つですので。
ありがとうございました!
  • posted by lumino
  • URL
  • 2010.03/22 15:18分
  • [Edit]

こんなオペラがあるんですね

こんばんは、フロトーは初めて聞く名前です。もちろん《マルタ》も聴いたことありません。「夏の名残のばら」、良く知っているメロディということですが、僕にもわかるでしょうか?
全曲とまではいかなくても、このアリアくらいは聴いてみたいものです。
オペラと声楽曲にはまだまだ僕の聴いたこと無い有名曲がいっぱいあるみたいですね。また勉強させてもらいます。

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特に音楽知識のないクラシック・ビギナーに等しいのですが、「ただ、ひたすらに」をモットーに鑑賞をしています。
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また2羽の小桜インコの兄弟は大切な家族です。

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