♪クラシック音楽 さんぽみち♪〜第1楽章:CD&MUSIC BIRD

クラシック・ビギナーのCD及びCS-PCM放送のミュージック・バードを主とした音楽便りです。 敬愛する作曲家はベートーヴェン。 古典派〜ロマン派を中心に聴いています。 時には日常の雑感も。また、時には家族のコザクラインコの話も。ゆっくり、のんびりと。

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Op.347 ベートーヴェン:「弦楽三重奏曲第1番」 by グリュミオ―・トリオ

ベートーヴェンの『第1番』を聴くシリーズ」をスタートしたものの
「第1番」では、以前に弦楽四重奏曲、ピアノ・ソナタ そして 前回のヴァイオリン・ソナタが登場済みで
今回はどの「1番」を。
今回、第4弾は・・・目に付いた弦楽三重奏曲を。
ですが、早々に立ち往生をしてしまいました。

弦楽三重奏曲「第1番」は作品3なのか作品9-1なのか早々に迷い始めました。
ディスク、解説書等々により作品番号の記載のみで曲番の記載がないもの
或いは 曲番の記載があるとしても 作品3 または 作品9-1 が「第1番」になっているのです。
曲番については今回初めて気が付いたことです。

因みに今回、聴いた手持ちのディスクでは曲番の記載はありません。
曲番はあくまで便宜上と思って良いのでしょうか?
取り敢えず、作品3 を「第1番」として聴いてみることにしました。

昔求めたグリュミオ―・トリオの2枚組、ベートーヴェン弦楽三重奏曲全集からです。

現在グリュミオー・トリオのディスクは2枚の分売で1枚目がハイドンとの
カプリングでベートーヴェン弦楽三重奏曲作品3。(こちらの画像を参考として貼りました)
そして2枚目として作品9の3曲が収録され発売されているようです。


               ベートーヴェン弦楽三重奏曲第1番
              グリュミオ―・トリオ

             (347)ベートーヴェン:弦楽三重奏曲第1番 グリュミオ―・トリオ
                         (収録曲)

             ハイドン:3つの弦楽三重奏曲 作品53
                   第1番 ト長調 作品53の1 
                   第2番 変ロ長調 作品53の2
                   第3番 ニ長調 作品53の3
             ベートーヴェン:弦楽三重奏曲 第1番 変ホ長調 作品3

                     グリュミオー・トリオ
                  アルテュール・グリュミオー(Vn)
                  ジョルジュ・ヤンツェル(Vla)
                  エヴァ・ツァコ(チェロ)
                   (録音:1968年9月)

                第1楽章:Allegro con brio
                第2楽章:Andante
                第3楽章:Menuetto.Allegretto
                第4楽章:Adagio
                第5楽章:Menuetto.Moderato
                第6楽章:Finale.Allegro


作品3の作曲時期には決定的な見解がなく1792年説や1796年説があるそうです。
因みに次に書かれた作品9の3曲の弦楽三重奏曲はスケッチ帳からの推測で
1796年から着手し1798年始めに完成したそうです。

作品3は標題「ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのためのグランド・トリオ」として
1796年にウィーンのアルタリア社から出版されたそうです。
作品3の出版から2年後の1798年に作品9が出版されたとのこと。

ベートーヴェンは作品番号が付された弦楽三重奏曲を5曲作曲しているそうです。
作品3、作品8 そして作品9の3曲。

藤本一子氏によると作品3と作品8は性格的にディヴェルティメントやセレナードに属するもので厳正な室内楽作品は作品9のみとのことです。
確かに作品8は「セレナード」として嘗てこのブログにも綴っておりました。
藤本氏は弦楽三重奏曲の曲番については
作品9-1を第1番、作品9-2 第2番、作品9-3 第3番 として位置付けをしておられます。
となると・・・作品3には曲番がなし、ということ?。
弦楽三重奏曲第1番・・・作品3 を聴けば良いのか、作品9-1を聴けば良いのか?
分からず、迷い、考え、立ち往生をしていた今回です。



躍動感のある生き生きとした第1主題で始まる第1楽章。
すぐに軽やかな舞のような調べの第2主題に。
ヴァイオリンが奏する旋律の愛らしい趣。
第1主題と第2主題が織りなす躍動と叙情性。
爽やかな風を連想するような快い楽章。

ヴァイオリンとヴィオラの愛らしい語らいのように始まる第2楽章。
第1主題のヴァイオリンとヴィオラの微笑ましい語らい。
第2主題では主役のヴァイオリン、ヴィオラを支えるチェロ。
ゆったりと言葉を交じわせているような主題。
短いピッツィカートで静かに閉じられる楽章。
和やかな雰囲気が漂っている楽章。

優しい趣で始まる第3楽章。
ヴァイオリンが歌う調べに音階風の伴奏を添えるヴィオラ。
チェロが刻む規則的な一音一音が印象的。
静かに終わる第3楽章。

穏やかなヴァイオリンで始まる第4楽章。
調べは静かな歌に。
ヴァイオリンからヴィオラに引き継がれる静かな歌。
穏やかに語り合う3つの楽器たち。
じっと耳を傾けていると心に優しく入り込んでくるような調べ。
静かな歌を聴かせてくれるヴァイオリンの調べが印象的。
静かに静かに楽章の終わりに。

生き生きと始まる第5楽章。
軽快で優雅なメヌエット。
中間でヴァイオリンだけがひと際、音程を高め
自由な飛翔を想わせる旋律が印象的です。

溌剌とした趣で始まる第6楽章。
主題の軽快さ。
3つの楽器たちの弾むようなロンド主題。
ヴァイオリンが奏する速い旋律。
追いかけるようなヴィオラとチェロはカノン風のようにも。
3つの楽器たちが繰り広げる舞踏会のような楽章。


弦楽三重奏曲を最近はすっかり聴くことがなくなってしまいましたが
聴いていて懐かしい想いに浸っておりました。
久々振りに耳を傾けてみた弦楽三重奏曲第1番。
ベートーヴェンの初期の作品の生き生きと弾むような趣は
この作品にも感じられます。
例外的な第4楽章の静かで穏やかな調べには惹かれます。
また第1楽章冒頭の主題旋律は記憶に鮮明に刻まれており
懐かしく耳を傾けていました。
聴いていて心地良さを感じる曲です。
心地良すぎて単に旋律が耳を通過してしまうような感じも抱いてしまうのですが。

切れの良い演奏ながらも第4楽章に漂う抒情的な美しさや
優美に奏される第5楽章が印象に残ります。
グリュミオーのヴァイオリンには意外(?)にも渋味を感じるもの。
「滋味」とも言えるような趣を感じさせるヴァイオリン。

グリュミオー・トリオではヴィオラのジョルジュヤンツェル、チェロのエヴァ・ツァコは初めて耳にする名前です。
嘗ては何となく聴いていたこの曲ですが
3つの楽器のパートもハッキリと聴き取ることができ
懐かしみ楽しみつつ耳を傾けていました。

最後にまた一言。
弦楽三重奏曲第1番は作品3でよいのか
それとも作品9-1であるのか、まだ疑問を抱いています。
どうなのでしょうか?
ご教示をいただくことができれば幸いです。

                  
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Comment

Re: やっぱりOp.3が第1番?

burleskeさま
コメントをありがとうございます。
今回はいろいろお手数をおかけし、また改めてのコメントをいただき本当にありがとうございました。

弦楽三重奏曲も明朗な感じで魅力的ですね。
ベートーヴェンの中期後期の作品に馴染んでいると・・・少々、物足りなさはあるかも、ですね。

「第1番」の件でご教示をありがとうございました。
曲よりも、作品3 そして 作品9-1 についての疑問の方が最後まで頭にこびり付いてしまいました。
ショップで扱っているCD画像をブログに貼り付ける時に作品3が「第1番」であることに気付き・・・「?」のスタートになってしまいました。
私自身、「?」を抱きいろいろ調べるうちにますます混乱をしてしまいました。
最後にスコアではどうなっているのかと、サイトで調べてみると、やはり曲番号はナシ、でした。
burleskeさまがお持ちのクラシック音楽作品名辞典でも作品番号のみの表記とのことですね。
CDのみに曲番号がついているようで・・・今回聴いたグリュミー・トリオのCDジャケットには曲番号の記載がなかったのですが、たまたまそのCDをPCにいれてみたところMedia Playerに作品9の3曲が順に第2番、第3番、第4番と表示されていましたり。
もう、紛らわしく混乱するばかりで。
弦楽三重奏曲は曲番なしで、作品番号で考えた方が混乱せずに済むのかも知れませんね。
改めて、ありがとうございました。

曲がそっちのけになってしまいました。すみませんm(__)m
  • posted by lumino
  • URL
  • 2016.08/08 20:03分
  • [Edit]

やっぱりOp.3が第1番?

すいません、またお邪魔します。
グリュミオーの弦楽三重奏曲が気になったので、CDショップのサイトで調べていたら、Op.3を第1番、Op.9の3曲を第2,3,4番と表記してありました。
やっぱりOp3が第1番ということでよいのでしょうか?
でも手持ちのクラシック音楽作品名辞典でも弦楽三重奏曲は第1番、第2番という表記をしていないで作品番号だけなんですよね。
結局なんだかよくわかりませんでした。
すみません。
  • posted by burleske
  • URL
  • 2016.08/07 20:55分
  • [Edit]

ベートーヴェンの弦楽三重奏曲は・・・

ベートーヴェンの弦楽三重奏曲はあまり耳にする機会がありませんが、じっくりと聴いてみるとなかなか魅力的で良いですね。
Op.3、OP.8はトリオ・ツィマーマン、Op.9の3曲はトリオ・ツィマーマンとラルキブデッリで持っていますが、どちらも切れの良い演奏で気に入っています。グリュミオーでも聴いてみたいですね。

ちなみに、トリオ・ツィマーマン盤、ラルキブデッリ盤ともに作品の表記はOp.3、Op.9No1、Op9No2、Op9No3という具合で、第1番とかの番号表記はありません。
弦楽三重奏曲をまとめて第1番、第2番という言い方はしないんじゃないでしょうか?
  • posted by burleske
  • URL
  • 2016.08/07 20:26分
  • [Edit]

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