♪クラシック音楽 さんぽみち♪〜第1楽章:CD&MUSIC BIRD

クラシック・ビギナーのCD及びCS-PCM放送のミュージック・バードを主とした音楽便りです。 敬愛する作曲家はベートーヴェン。 古典派〜ロマン派を中心に聴いています。 時には日常の雑感も。また、時には家族のコザクラインコの話も。ゆっくり、のんびりと。

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「モーツァルト99の謎」~近藤昭二 著

          モーツァルト99の謎


音楽鑑賞のブログ・・・の筈なのですが、
読書鑑賞ブログの様相を呈してきたこの頃です。

現在、読んでいる本です。
   モーツァルト99の謎」
近藤昭二著(二見書房)です。
300ページ程の、文庫本です。
面白そうなタイトルでしたので、入手動機はいつものことながら、好奇心。

気楽な気分で読むつもりだったのですが、
内容はズシリ、重量級の充実したものと思います。
参考文献のリストを一見するだけ眩暈を起しそうです。

目からウロコのお話も多く・・・それは、ただ単に私自身の無知に起因するものなのですが。

この本の「99の謎」、一つ一つの「謎」を解き明かしています。
本を手にし読み始めました、序章~天才モーツァルトに秘められた意外な事実。
「99の謎」の謎のうち、初めの「謎」の1と2を読み始めた時には、
読み進めるのを止めようかとも思いました。
投げ出さなくて良かったです。

その80番目の「謎」として、面白いものがありました。
これもまた、ただ私の無知故で初めて知りましたことで・・・。

80番目の「謎」のタイトルは、
  *作曲年が即座に割り出せる「ケッヒェル番号」の不思議

ケッヒェル番号から、その曲を書いた時のモーツァルトの年齢を割り出せるそうですね。
但し、ケッヒェル番号100番以前のものには使えないそうです。
数字を見るだけで頭が痛くなる性質なのですが、これは面白そう!
 
  数式:Y= X ÷ 25 + 10  なのだそうです。
      Y:作曲年(年齢) 
      X:曲のケッヒェル番号
      25で割り切れない場合、小数点以下、四捨五入
  
このような難しい!計算は一生かかってもできません~。
間違えそうですので、例を書いてくださっていますので、そちらを。

 (例1)「音楽の冗談」K.522
      522 を 25 で割り、20.88 四捨五入して 21
      これに 10 を足すと、Yは 31
      この作品の作曲は1787年6月14日、31歳 の時。

電卓とニラメッコ・・・確かに。
たまたま、偶然では?などと疑いを抱きましたら、もう一つの例が。

 (例2)「ピアノ協奏曲第27番」K.595 
      595 を 25 で割り、23.8 四捨五入して 24
      これに 10 を足し Yは 34
      1791年1月5日完成、35歳になる3週間前

この二つの例に面白い びっくり しました。
但し、ということで、注意点は
ケッヒェル番号にも誤りがありすべてに当てはまるわけではない、
とのことで・・・少々がっかり。

この計算については、アメリカの音楽学者二ール・ザスラウという人が、
モーツァルトのシンフォニー』の中で紹介しているそうです。
誰がどんな時に見つけたのか、とは著者自身にも疑問のままのようですが。

この本を読みつつ、いろいろと興味、好奇心が掻き立てられてしまいました。
今まで聴いていなかった作品の登場で次から次と鑑賞をしてみたくなり・・・。
その中の一つに、
「謎」の66番目。
 *モーツァルトの使った、一番低い声は?

この項で登場するのが、オペラ『後宮からの逃走』です。
モーツァルトの使った一番低い声は、この作品の中に登場するそうです。
第3幕、第19番のオスミンのアリア「おお、わしは勝どきを上げるのだ」の中に
[D・・・]が出てくるとの指摘。
このアリアについては、
  バス歌手の歌唱力にコミカルな演劇的表現力も要求される独特のもの
だそうですので、バッソ・ブッファでしょうか。
幸いCDがありましたので、『後宮からの逃走』から、このオスミンのアリアを。
ロバート・ロイドのバス(デイヴィス&アカデミー室内O)です。

この本に出会うことがなければ、『後宮からの逃走』をまだまだ聴くこともなかったようです。
オスミンのアリアを含む第3幕だけを聴いたのですが、今まで聴かず、を後悔。
ということで、目下『後宮からの逃走』を聴く日々です。

「謎」の86番目に、
  * 「フィガロの結婚」の後日談がオペラになっている?

「フィガロ」の後日談のオペラは、マスネの「シェリュバン(ケルビーノ)」とのこと。
是非、聴いてみたいオペラに。

「謎」の98番目に、
  * モーツァルティアンによるモーツァルト・ベスト5
24年前(因みにこの本の執筆は2006年だそうです)、のアンケート結果が掲載されていました。

 1位 「レクィエム」
 2位 交響曲第40番
 3位 「魔笛」
 4位 ピアノ協奏曲第20番
 5位 「フィガロの結婚」
 6位 ピアノ協奏曲第27番
 7位 「ドン・ジョバンニ」
 8位 クラリネット五重奏曲 K595
 9位 クラリネット協奏曲 K622
10位 交響曲第41番
(以下、22位まで掲載されていました)

モーツァルトが身近に感じられる本でした。
モーツァルトに関する面白い雑学?でしょうか。

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Comment

コメントありがとうございます

burleskeさま、こんばんは〜。
コメントをいつもありがとうございます。

「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」!
初めて聴いたモーツァルト(ワルターのLP)でした、懐かしいです。
何回も何回も聴いていたものでした〜。良いですよね〜。

本を読んでも、私の特技で読む先から忘れてしまうので・・・もう読まなくても同じかと思いつつ、好奇心に駆られております。
私も同じで、buleskeさまがブログでお取り挙げになられる作品を聴いてみたい、と言いつつ頑張っても実際に鑑賞できるのは、少なくて・・・私も、ゴメンナサイ。
burleskeさまには、とても追いつけない有様です〜。
  • posted by lumino
  • URL
  • 2010.04/01 20:04分
  • [Edit]

はじめまして。ありがとうございます

ライトさま、はじめまして。
拙ブログに、ご訪問ありがとうございます。
コメント、とても嬉しく拝読させていただきました。

実は、私もburleskeさまのブログでスヴェンセンのお名前を初めて知りまして即、ライトさまのブログに。
読み逃げをしてきてしまい、すみませんでした。m(__)m

面白い本だったのですが、私が余りにも知らないことばかりなので・・・それでも、やはり面白かったです。

クラシック音楽は下手の横好きですが、これからもどうぞよろしくお願いいたします。(*^_^*)
  • posted by lumino
  • URL
  • 2010.04/01 19:36分
  • [Edit]

まいどです

こんばんは、モーツァルト・ベスト5の上位が短調の曲ばかりなのが面白いですね。僕なら一番はアイネ・クライネ・ナハトムジークかな。これだけすぐ覚えられるメロディは他に無いと思うんですけど。これこそモーツァルトの真骨頂だと思うのは僕だけですかね?

冗談はさておき、これも面白そうな内容の書籍ですね。読んでみたいです。(と、言いつつ今までの書籍も読んでません。ゴメンナサイ)

はじめまして

はじめまして、burleske様のブログから飛んで参りました、ライトと言います。

メンデルスゾーンは苦手だからどこでご挨拶(コメント)していいものかと思ったら更新が!(笑)

というわけでこのタイミングで初コメントさせていただきますm(__)m
今後ともよろしくお願いいたします。

さて、モーツァルトの様々な謎に斬り込む一冊、面白そうな内容ですね。
是非読んでみようかと思います。

まずは図書館と古本屋を調べに行ってみます!(笑)

  • posted by ライト
  • URL
  • 2010.03/31 21:58分
  • [Edit]

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特に音楽知識のないクラシック・ビギナーに等しいのですが、「ただ、ひたすらに」をモットーに鑑賞をしています。
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